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piece3 パーティー前日
パーティー準備開始!
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「はーっ。久しぶりに悠里ママとお喋りできて、楽しかったあ」
ソファに腰掛け、彩奈が満足そうに笑った。
「彩奈とお母さんって、もう友だちみたいな感じだよね」
悠里も隣りに座り、声を立てて笑う。
「だって私、悠里ママのこと大好きだもん」
彩奈がにっこりと微笑んだ。
「悠里に、似てるから」
「え……?」
「ちょっ、ヤダ悠里!赤くならないでよー。私まで照れちゃうじゃん!」
ふわっと色づいた悠里の顔を見て、彩奈が笑いながら、バシバシと彼女の背を叩く。
「だ、だって、」
悠里は俯き、もじもじと自分のスカートを掴んだり離したりを繰り返した。
「嬉しくて……」
「もーう、悠里ってば、可愛いんだから!」
クシャクシャと悠里の柔らかな髪を撫で、彩奈は言った。
「シバさんに、その顔見せてみな。一発で落とせるよ?」
「もう、彩奈!からかわないで」
真っ赤な頬のまま、悠里はむくれた。
彩奈は、よしよしと悠里を宥める。
「さあ悠里!準備を始めよう!」
彩奈が喜々として、パーティーグッズの買い物の成果をテーブルに並べる。
クラッカーや風船、『happy birthday』と描かれたウォールステッカー。
それから、「本日の主役」のたすきと、バースデーケーキを模したメガネ。
思わず悠里は吹き出す。
「やっぱりコレは必要でしょー!」
彩奈も笑いながら、自慢げに胸を張った。
「あはは、ゴウさん、付けてくれるかなあ」
「悠里が可愛くお願いしたら、絶対付けるって!」
「やだあ」
可笑しくなり、2人で思い切り笑った。
「そうそう。あと、これ!」
ひとしきり笑った後、彩奈が大切そうにひとつの箱を開ける。
「……わあ、綺麗!」
そこには、色とりどりの花をモチーフにした小さなキャンドルが詰まっていた。
目を輝かせた悠里を見て、彩奈がにっこりと温かい笑みを浮かべる。
「誕生日に、ろうそくは必須アイテムだけどさ。悠里の力作ケーキに、ろうそく刺すのは勿体ないじゃん? だから、ケーキの前にこのキャンドルを置いたらどうかなって」
「彩奈……」
自分の作るケーキのことを思って、こんなに素敵なものを用意してくれた親友。
悠里は胸がいっぱいになり、彩奈を抱きしめた。
「ありがと……大好き」
「わあ、やったー!」
彩奈が笑いながら、優しく悠里の背を叩いた。
「悠里が、こんなにがんばってるんだから、私は応援する」
力強く彩奈が言った。
「うん。うん……ありがと。私、がんばる!」
「うん、その意気だ! シバさんの胃袋を掴め!」
「あはは。おー!」
悠里は戯けたように、拳を上げた。
ソファに腰掛け、彩奈が満足そうに笑った。
「彩奈とお母さんって、もう友だちみたいな感じだよね」
悠里も隣りに座り、声を立てて笑う。
「だって私、悠里ママのこと大好きだもん」
彩奈がにっこりと微笑んだ。
「悠里に、似てるから」
「え……?」
「ちょっ、ヤダ悠里!赤くならないでよー。私まで照れちゃうじゃん!」
ふわっと色づいた悠里の顔を見て、彩奈が笑いながら、バシバシと彼女の背を叩く。
「だ、だって、」
悠里は俯き、もじもじと自分のスカートを掴んだり離したりを繰り返した。
「嬉しくて……」
「もーう、悠里ってば、可愛いんだから!」
クシャクシャと悠里の柔らかな髪を撫で、彩奈は言った。
「シバさんに、その顔見せてみな。一発で落とせるよ?」
「もう、彩奈!からかわないで」
真っ赤な頬のまま、悠里はむくれた。
彩奈は、よしよしと悠里を宥める。
「さあ悠里!準備を始めよう!」
彩奈が喜々として、パーティーグッズの買い物の成果をテーブルに並べる。
クラッカーや風船、『happy birthday』と描かれたウォールステッカー。
それから、「本日の主役」のたすきと、バースデーケーキを模したメガネ。
思わず悠里は吹き出す。
「やっぱりコレは必要でしょー!」
彩奈も笑いながら、自慢げに胸を張った。
「あはは、ゴウさん、付けてくれるかなあ」
「悠里が可愛くお願いしたら、絶対付けるって!」
「やだあ」
可笑しくなり、2人で思い切り笑った。
「そうそう。あと、これ!」
ひとしきり笑った後、彩奈が大切そうにひとつの箱を開ける。
「……わあ、綺麗!」
そこには、色とりどりの花をモチーフにした小さなキャンドルが詰まっていた。
目を輝かせた悠里を見て、彩奈がにっこりと温かい笑みを浮かべる。
「誕生日に、ろうそくは必須アイテムだけどさ。悠里の力作ケーキに、ろうそく刺すのは勿体ないじゃん? だから、ケーキの前にこのキャンドルを置いたらどうかなって」
「彩奈……」
自分の作るケーキのことを思って、こんなに素敵なものを用意してくれた親友。
悠里は胸がいっぱいになり、彩奈を抱きしめた。
「ありがと……大好き」
「わあ、やったー!」
彩奈が笑いながら、優しく悠里の背を叩いた。
「悠里が、こんなにがんばってるんだから、私は応援する」
力強く彩奈が言った。
「うん。うん……ありがと。私、がんばる!」
「うん、その意気だ! シバさんの胃袋を掴め!」
「あはは。おー!」
悠里は戯けたように、拳を上げた。
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