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piece6 サプライズ作戦開始!
サプライズ失敗?
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――パン、パン!
軽快な破裂音が響き渡った。
目の前に、色とりどりのペーパーリボンが飛んでくる。
「ハッピーバースデー!!」
扉の両サイドに控えていた友人たちの暖かい笑顔が、剛士を迎えた。
「おお」
剛士が柔らかく微笑んだ。
「ありがとう」
そして皆をねぎらうように、拍手をしてみせる。
「……あ、あれ?」
拓真と彩奈が、顔を見合わせる。
「リアクション……薄くない?」
「そんなことねえよ。嬉しいぞ?」
「いや、じゃなくて。これ、サプライズなんだけど」
「ああ。まあ、そうだよな」
剛士が楽しそうに笑い出す。
悠里たち3人は、ますます首を捻った。
「だって、お前らがあまりに不自然だから」
どうやら、勘付かれていたらしい。
「う……不自然、だった?」
赤縁メガネの奥の瞳を歪ませ、彩奈が問う。
「どの辺が?」
「どの辺が、といわれると……まあ全部だけど」
笑いながら、剛士が首を傾げる。
「今日で言うなら、宅配ピザ食べたいから悠里ん家に行くって、皆で騒ぎ出したとこかな」
「なにぃ~!?オレたちの名演技が、見破られただと!?」
拓真が大袈裟に叫びながら、金髪頭を抱える。
「いやだって、そこにピザ食えるレストランがあるのに、拓真は宅配ピザがいいとか言うし」
「うっ」
拓真が上目遣いに剛士を見る。
「彩奈は絶叫系にもう一度乗るとか騒いでたのに、急に、もう全部乗ったから2次会しようとか言うし」
「ううっ」
彩奈が赤メガネの下の目を歪める。
「悠里は、いつもゆっくり話すのに、あん時だけめちゃめちゃ早口で、ウチ来る?とか言ってるし」
「うう……」
恥ずかしさに耐えかね、悠里は両手を頬に当てた。
剛士は楽しそうに口元に笑みを浮かべ、傍らにある悠里の頭を撫でる。
「本当、面白かった」
悠里は、遊園地を後にしたときの彼を思い返す。
勇んで出口に向かって歩き始めた拓真と彩奈の後を追っていたとき、剛士は小さく吹き出していた。
あれは、サプライズを仕掛けるために右往左往する自分たちが、可笑しくて仕方なかったのだろう。
3人の顔を順番に見て、剛士は笑った。
「そもそも、俺の誕生日に遊園地をぶつけてくる時点で、おかしいよな」
「もうそれ、始めからじゃん!」
拓真と彩奈が、ガックリとうな垂れた。
「まさか、計画段階からバレていたなんて……」
「サプライズ、失敗だああ!」
「そんなことねえよ」
剛士が、2人の傍に歩み寄る。
「みんなが、俺のためにがんばってくれたんだから。サプライズに気づいたかなんて関係なしに、本当に嬉しいぞ」
ありがとな、と言いながら、剛士は2人の頭をクシャクシャと撫でた。
軽快な破裂音が響き渡った。
目の前に、色とりどりのペーパーリボンが飛んでくる。
「ハッピーバースデー!!」
扉の両サイドに控えていた友人たちの暖かい笑顔が、剛士を迎えた。
「おお」
剛士が柔らかく微笑んだ。
「ありがとう」
そして皆をねぎらうように、拍手をしてみせる。
「……あ、あれ?」
拓真と彩奈が、顔を見合わせる。
「リアクション……薄くない?」
「そんなことねえよ。嬉しいぞ?」
「いや、じゃなくて。これ、サプライズなんだけど」
「ああ。まあ、そうだよな」
剛士が楽しそうに笑い出す。
悠里たち3人は、ますます首を捻った。
「だって、お前らがあまりに不自然だから」
どうやら、勘付かれていたらしい。
「う……不自然、だった?」
赤縁メガネの奥の瞳を歪ませ、彩奈が問う。
「どの辺が?」
「どの辺が、といわれると……まあ全部だけど」
笑いながら、剛士が首を傾げる。
「今日で言うなら、宅配ピザ食べたいから悠里ん家に行くって、皆で騒ぎ出したとこかな」
「なにぃ~!?オレたちの名演技が、見破られただと!?」
拓真が大袈裟に叫びながら、金髪頭を抱える。
「いやだって、そこにピザ食えるレストランがあるのに、拓真は宅配ピザがいいとか言うし」
「うっ」
拓真が上目遣いに剛士を見る。
「彩奈は絶叫系にもう一度乗るとか騒いでたのに、急に、もう全部乗ったから2次会しようとか言うし」
「ううっ」
彩奈が赤メガネの下の目を歪める。
「悠里は、いつもゆっくり話すのに、あん時だけめちゃめちゃ早口で、ウチ来る?とか言ってるし」
「うう……」
恥ずかしさに耐えかね、悠里は両手を頬に当てた。
剛士は楽しそうに口元に笑みを浮かべ、傍らにある悠里の頭を撫でる。
「本当、面白かった」
悠里は、遊園地を後にしたときの彼を思い返す。
勇んで出口に向かって歩き始めた拓真と彩奈の後を追っていたとき、剛士は小さく吹き出していた。
あれは、サプライズを仕掛けるために右往左往する自分たちが、可笑しくて仕方なかったのだろう。
3人の顔を順番に見て、剛士は笑った。
「そもそも、俺の誕生日に遊園地をぶつけてくる時点で、おかしいよな」
「もうそれ、始めからじゃん!」
拓真と彩奈が、ガックリとうな垂れた。
「まさか、計画段階からバレていたなんて……」
「サプライズ、失敗だああ!」
「そんなことねえよ」
剛士が、2人の傍に歩み寄る。
「みんなが、俺のためにがんばってくれたんだから。サプライズに気づいたかなんて関係なしに、本当に嬉しいぞ」
ありがとな、と言いながら、剛士は2人の頭をクシャクシャと撫でた。
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