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piece6 密室の恐怖
行って
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あとには勇誠の2人と、カンナ、そして悠里が残った。
周りの部屋から聴こえて来る楽しげなカラオケの音が、まるで別世界のようだ。
「……私の顔、潰しやがって」
今にも悠里の胸ぐらでも掴みそうなカンナの言葉を押さえるように、勇誠の1人が明るく話しかける。
「カンナ先輩! オレたちも、出ましょ」
カンナと悠里を2人きりにするわけにはいかないと、思っているのだろう。
勇誠の生徒は笑みを浮かべながらも、カンナの顔色を注視している。
彼らの緊張を感じ取ったのか、カンナはギリっと口元を歪め、勇誠の2人を睨みつけた。
「アンタら、このビッチにすっかり抱き込まれちゃったんだね。……ウッザ」
そして、怒りに燃える目を悠里に向ける。
「お前、これで済むと思うなよ」
「あーあー。もーわかった!」
勇誠の男子が、ポンと手を打った。
「何か知んないけど、溜まってるっぽいすね、先輩!」
「もーオレたち、今日はとことん付き合いますよ! カラオケしましょ、カラオケ!ね、3人で」
1人がインターホンを上げ、店員にやっぱり延長3人で!と告げる。
その隙に、もう1人の生徒が悠里をドアの方にそっと押した。
「……行って」
悠里を見つめ、にこりと微笑んだ。
カンナの怒りが飛んでくるかと危惧したが、彼女はチラリと悠里を見ただけだった。
咄嗟に言葉が出せないまま、悠里はただ深々と、勇誠の2人に頭を下げる。
彼らは、バイバイ、と悠里に小さく手を振ると、悠里とカンナを隔てるように、性急にドアを閉めた。
周りの部屋から聴こえて来る楽しげなカラオケの音が、まるで別世界のようだ。
「……私の顔、潰しやがって」
今にも悠里の胸ぐらでも掴みそうなカンナの言葉を押さえるように、勇誠の1人が明るく話しかける。
「カンナ先輩! オレたちも、出ましょ」
カンナと悠里を2人きりにするわけにはいかないと、思っているのだろう。
勇誠の生徒は笑みを浮かべながらも、カンナの顔色を注視している。
彼らの緊張を感じ取ったのか、カンナはギリっと口元を歪め、勇誠の2人を睨みつけた。
「アンタら、このビッチにすっかり抱き込まれちゃったんだね。……ウッザ」
そして、怒りに燃える目を悠里に向ける。
「お前、これで済むと思うなよ」
「あーあー。もーわかった!」
勇誠の男子が、ポンと手を打った。
「何か知んないけど、溜まってるっぽいすね、先輩!」
「もーオレたち、今日はとことん付き合いますよ! カラオケしましょ、カラオケ!ね、3人で」
1人がインターホンを上げ、店員にやっぱり延長3人で!と告げる。
その隙に、もう1人の生徒が悠里をドアの方にそっと押した。
「……行って」
悠里を見つめ、にこりと微笑んだ。
カンナの怒りが飛んでくるかと危惧したが、彼女はチラリと悠里を見ただけだった。
咄嗟に言葉が出せないまま、悠里はただ深々と、勇誠の2人に頭を下げる。
彼らは、バイバイ、と悠里に小さく手を振ると、悠里とカンナを隔てるように、性急にドアを閉めた。
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