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piece5 カレーパーティー
4人の楽しい時間
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ウキウキとカートを押す拓真。
金髪頭がぴょこぴょこ跳ねるので、どこにいるか、遠く離れてもすぐにわかった。
彼は嬉しそうに、お菓子やジュースなど、カレーに全く関係のないものをカゴに入れている。
悠里は苦笑しながらも、OKサインを出した。
「うん、これで大丈夫!」
「……悠里、カレーのルーは要らないのか?」
剛士が不思議そうな顔をするのを見て、悠里は微笑んだ。
「うん!ルーは作るから」
「え!悠里ちゃん、自作できんの!?」
拓真が目を丸くする。
「そう、悠里のカレー、めちゃめちゃ美味しいよ!」
彩奈が自慢げに胸を張った。
「悠里ちゃん、かっけー」
尊敬の眼差しを向ける拓真。
「楽しみ」
小さな微笑を浮かべる剛士。
皆の笑顔を一身に受け取め、悠里は頬を染めて笑った。
「がんばります!」
「おっじゃましまーす!」
嬉しそうに拓真が大声を出し、リビングダイニングを見渡す。
「すっごい!広い! ライブできそう!」
その感想に思わず吹き出しながら、悠里は答えた。
「うちの両親、ホームパーティーが好きな人たちでね。お友だちを呼びやすいように、こういう家にしたみたい」
小さい頃から、よくパーティーのお手伝いしたんだ、と彼女はにっこり微笑む。
「だから悠里も、お料理得意になったんだよねー」
彩奈もニコニコしながら、あとを受けた。
「お、バスケのゴールがある」
リビングから見える庭に気づき、剛士が言う。
「弟が、バスケ部なの」
悠里は微笑んだ。
「良かったら使って」
「さんきゅ。拓真、勝負だ」
「うええ、ハンデくれよ?」
笑いながら、2人は庭に出て行った。
「お、なんかいい光景。写真撮りたいわ」
彩奈が、野菜の皮を剥きながら笑う。
「あの2人、仲いいよね」
「ほんと。何だか微笑ましい」
悠里もにっこりと頷いた。
庭の2人は、笑いながらボールを投げ合っていた。
「あれじゃドッジボールじゃん」
彩奈が笑いだす。
「私、観戦してきてもいい?写真撮りたい!」
皮剥きを終わらせた彩奈が、悠里を見る。
「うん!皮剥きありがとう」
「また、何か手伝えることあったら、呼んでね!」
カメラを片手に、彩奈がいそいそと庭に向かった。
悠里は皆の様子に笑みを浮かべ、玉ねぎを炒め始める。
友だちの笑い声を聴きながらの料理は、いつもの何倍も楽しかった。
ひとしきり庭で対決を繰り返した後、剛士たちが笑いながら戻ってきた。
日頃の落ち着いた彼とは違う、無邪気な明るい笑顔に、悠里の胸はときめき、暖かい鼓動を打つ。
手を洗った剛士が、悠里の元にやってきた。
「さんきゅ。楽しかった」
剛士は庭のバスケットゴールを指す。
「いいな、家でシュート練習できるなんて羨ましい。弟、何歳?」
「14歳、中学2年生なの。今日も朝から部活に行ってるんだ」
「そっか。熱心にやってるんだな」
同じスポーツの先輩だからだろうか。どこか嬉しそうに剛士は頷いた。
それから、ふっと悠里の手元に目を落とし、微笑む。
「いい匂い」
そうして、もの珍しそうに沢山のスパイスを見つめた。
「家にこんなのがあるなんて、すごいな」
「母がカレー大好きでね。いろいろチャレンジしているのをお手伝いするうちに、私も好きになっちゃったの」
「へぇ、いいお母さんだな」
剛士に、家族のことを知ってもらえることが嬉しい。
剛士が質問してくれることが、嬉しい。
話は尽きることがなく、悠里は彼の声と笑顔を傍に感じながら、暖かい気持ちで料理を進めた。
金髪頭がぴょこぴょこ跳ねるので、どこにいるか、遠く離れてもすぐにわかった。
彼は嬉しそうに、お菓子やジュースなど、カレーに全く関係のないものをカゴに入れている。
悠里は苦笑しながらも、OKサインを出した。
「うん、これで大丈夫!」
「……悠里、カレーのルーは要らないのか?」
剛士が不思議そうな顔をするのを見て、悠里は微笑んだ。
「うん!ルーは作るから」
「え!悠里ちゃん、自作できんの!?」
拓真が目を丸くする。
「そう、悠里のカレー、めちゃめちゃ美味しいよ!」
彩奈が自慢げに胸を張った。
「悠里ちゃん、かっけー」
尊敬の眼差しを向ける拓真。
「楽しみ」
小さな微笑を浮かべる剛士。
皆の笑顔を一身に受け取め、悠里は頬を染めて笑った。
「がんばります!」
「おっじゃましまーす!」
嬉しそうに拓真が大声を出し、リビングダイニングを見渡す。
「すっごい!広い! ライブできそう!」
その感想に思わず吹き出しながら、悠里は答えた。
「うちの両親、ホームパーティーが好きな人たちでね。お友だちを呼びやすいように、こういう家にしたみたい」
小さい頃から、よくパーティーのお手伝いしたんだ、と彼女はにっこり微笑む。
「だから悠里も、お料理得意になったんだよねー」
彩奈もニコニコしながら、あとを受けた。
「お、バスケのゴールがある」
リビングから見える庭に気づき、剛士が言う。
「弟が、バスケ部なの」
悠里は微笑んだ。
「良かったら使って」
「さんきゅ。拓真、勝負だ」
「うええ、ハンデくれよ?」
笑いながら、2人は庭に出て行った。
「お、なんかいい光景。写真撮りたいわ」
彩奈が、野菜の皮を剥きながら笑う。
「あの2人、仲いいよね」
「ほんと。何だか微笑ましい」
悠里もにっこりと頷いた。
庭の2人は、笑いながらボールを投げ合っていた。
「あれじゃドッジボールじゃん」
彩奈が笑いだす。
「私、観戦してきてもいい?写真撮りたい!」
皮剥きを終わらせた彩奈が、悠里を見る。
「うん!皮剥きありがとう」
「また、何か手伝えることあったら、呼んでね!」
カメラを片手に、彩奈がいそいそと庭に向かった。
悠里は皆の様子に笑みを浮かべ、玉ねぎを炒め始める。
友だちの笑い声を聴きながらの料理は、いつもの何倍も楽しかった。
ひとしきり庭で対決を繰り返した後、剛士たちが笑いながら戻ってきた。
日頃の落ち着いた彼とは違う、無邪気な明るい笑顔に、悠里の胸はときめき、暖かい鼓動を打つ。
手を洗った剛士が、悠里の元にやってきた。
「さんきゅ。楽しかった」
剛士は庭のバスケットゴールを指す。
「いいな、家でシュート練習できるなんて羨ましい。弟、何歳?」
「14歳、中学2年生なの。今日も朝から部活に行ってるんだ」
「そっか。熱心にやってるんだな」
同じスポーツの先輩だからだろうか。どこか嬉しそうに剛士は頷いた。
それから、ふっと悠里の手元に目を落とし、微笑む。
「いい匂い」
そうして、もの珍しそうに沢山のスパイスを見つめた。
「家にこんなのがあるなんて、すごいな」
「母がカレー大好きでね。いろいろチャレンジしているのをお手伝いするうちに、私も好きになっちゃったの」
「へぇ、いいお母さんだな」
剛士に、家族のことを知ってもらえることが嬉しい。
剛士が質問してくれることが、嬉しい。
話は尽きることがなく、悠里は彼の声と笑顔を傍に感じながら、暖かい気持ちで料理を進めた。
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