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ぶつけ合う想い
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「声が震えてる」
「震えてない!」
「ごめん、俺が嫌いなのは分かってる…でもあんな表情見てたら放っておけなくて」
「俺は好きじゃないって言ったのに、なんで俺に構うんだよ!俺がどうなろうとゼロには関係ないだろ!!」
「ツカサ、俺はずっとツカサが好きだよ…俺の事を嫌いでも俺は笑っていてほしい…いつもみたいに…」
なんでこんなに胸が苦しくて、涙が流れるのか分からない。
ゼロになんて言われても、俺は気にしなきゃいいのに…
ゼロが俺に構わなくなるほど、俺が幸せになればいいんだ。
そしたら、きっとゼロは俺から離れていく。
ゼロは勘違いしてる、俺…今幸せなんだよ。
優しい師匠や仲間達がいて、レイチェルちゃんがいて…他にも友達がいて…そんな俺が幸せに見えないのは可笑しい。
ドアノブを掴んだ、きっとこれで最後だ…俺が幸せだって分かったらゼロは俺を心配しなくなる。
口元に笑みを浮かべて、俺はドアを開いた。
「幸せに決まってるだろ!バーカ…」
ゼロに向かってそう言い終わる前に、ゼロに抱きしめられた。
ギュッと強く、抱きしめられて…俺は我慢していたなにかが溢れてきた。
震える声で「離せよ、バカ」と言っても離してくれない。
そんな事されたくてドアを開いたわけじゃない。
俺はゼロに諦めてもらおうってそう思っただけだ。
ゼロの息遣いが耳元に響く、それほどまでに俺達の距離は近い。
「笑って、ツカサ」
「だから、笑ってんじゃん」
「自分の顔、鏡で見たことある?」
「失礼な奴だな」
「そんな顔して笑うのが幸せなら、俺がぶち壊してやる」
物騒な事を言っているが、ゼロの俺を抱きしめる手が震えていた。
一度俺に本気で拒絶されたから、自然の流れでやっているように見えてゼロも怖いのだろう。
今度こそ、俺に拒絶させる事を覚悟でやってるんだろう。
本当にバカだよ、そこまでして俺を慰めてゼロに何のメリットがあるんだよ。
一番のバカは、そんな事をされても嫌いになれない俺自身だ。
そんな優柔不断な事をしてるからゼロが諦められないんだ。
「俺、分かんないんだよ…ゼロは友人で俺には好きな女の子がいた…でも、ゼロがいない世界は俺にとってなにか足りないんだ」
「……」
「フったのは俺だし、わがままだし…優柔不断なのは分かってる!けど…」
「俺がツカサを触った時、嫌だった?」
「正直嫌だ」
「あの時言ってくれたら良かったのに、それでも一緒にいてくれた」
「それは……」
ゼロに何度もセクハラされた事があったけど、俺は変わらずバカな事をやったり笑ったり確かにゼロからしたらワケが分からないよな。
ゼロは「俺だったら友人でも殺したいほど嫌だ」と声が低くなって本当に嫌なんだと分かる。
俺だって嫌だ…そう口にするが、俺はゼロを本気で拒絶しなかった。
そして、俺がブライトとゼロを見て抱いた気持ち…その気持ちは…
心の奥底では本当は気付いていたんじゃないのか?
でも、それを見て見ぬふりをして墓場まで持っていこうとした。
認めたくなかった、変態でストーカーのゼロの事が好きだなんて…
そう思うと、自分の不可解な気持ちに納得がいく。
俺の傍にいつもいたのは、レイチェルちゃんでも師匠でもない…ゼロだった。
自分が危ない目に遭っても俺を助けてくれる。
俺を一番に考えてくれる、俺には勿体なさすぎるだろ。
難攻不落な男にいつの間にか俺が落とされていたなんて…
「ツカサの優しさに甘えてた、俺が悪いな…俺にはツカサを幸せにする資格はない…だけど、ツカサが幸せになるまで見届けさせてくれ」
「……分かった」
ゼロは俺から離れと、指先で俺の涙を拭った。
ゼロの手を握る権利は俺にはない、俺とゼロの恋は終わったんだから…
ゼロが俺に背を向けるから、最後に「ありがとう」と伝えた。
俺より大きな手で頭を撫でられて、そのまま行ってしまった。
机に置いていた瓶を掴んで、弟子に返そうと弟子の家に向かった。
弟子はなにがあったのか不安そうにしていたが、俺は大丈夫だと笑った。
今度はちゃんと笑えたかな、鏡がないから分からない。
弟子は変に思ってないようで良かった、俺に興味がないだけだと思うけど…
俺は家に帰って、荷物を持って外に出た。
しばらく家に帰らないから、食べられるものを用意した。
魔法陣を出して、森から離れた。
恋愛イベントなのに、まさか俺の恋を自覚するとは思わなかった。
本当に、俺って…自分に関して鈍感だと思った。
こうして、初めての恋愛イベントは終わった。
「震えてない!」
「ごめん、俺が嫌いなのは分かってる…でもあんな表情見てたら放っておけなくて」
「俺は好きじゃないって言ったのに、なんで俺に構うんだよ!俺がどうなろうとゼロには関係ないだろ!!」
「ツカサ、俺はずっとツカサが好きだよ…俺の事を嫌いでも俺は笑っていてほしい…いつもみたいに…」
なんでこんなに胸が苦しくて、涙が流れるのか分からない。
ゼロになんて言われても、俺は気にしなきゃいいのに…
ゼロが俺に構わなくなるほど、俺が幸せになればいいんだ。
そしたら、きっとゼロは俺から離れていく。
ゼロは勘違いしてる、俺…今幸せなんだよ。
優しい師匠や仲間達がいて、レイチェルちゃんがいて…他にも友達がいて…そんな俺が幸せに見えないのは可笑しい。
ドアノブを掴んだ、きっとこれで最後だ…俺が幸せだって分かったらゼロは俺を心配しなくなる。
口元に笑みを浮かべて、俺はドアを開いた。
「幸せに決まってるだろ!バーカ…」
ゼロに向かってそう言い終わる前に、ゼロに抱きしめられた。
ギュッと強く、抱きしめられて…俺は我慢していたなにかが溢れてきた。
震える声で「離せよ、バカ」と言っても離してくれない。
そんな事されたくてドアを開いたわけじゃない。
俺はゼロに諦めてもらおうってそう思っただけだ。
ゼロの息遣いが耳元に響く、それほどまでに俺達の距離は近い。
「笑って、ツカサ」
「だから、笑ってんじゃん」
「自分の顔、鏡で見たことある?」
「失礼な奴だな」
「そんな顔して笑うのが幸せなら、俺がぶち壊してやる」
物騒な事を言っているが、ゼロの俺を抱きしめる手が震えていた。
一度俺に本気で拒絶されたから、自然の流れでやっているように見えてゼロも怖いのだろう。
今度こそ、俺に拒絶させる事を覚悟でやってるんだろう。
本当にバカだよ、そこまでして俺を慰めてゼロに何のメリットがあるんだよ。
一番のバカは、そんな事をされても嫌いになれない俺自身だ。
そんな優柔不断な事をしてるからゼロが諦められないんだ。
「俺、分かんないんだよ…ゼロは友人で俺には好きな女の子がいた…でも、ゼロがいない世界は俺にとってなにか足りないんだ」
「……」
「フったのは俺だし、わがままだし…優柔不断なのは分かってる!けど…」
「俺がツカサを触った時、嫌だった?」
「正直嫌だ」
「あの時言ってくれたら良かったのに、それでも一緒にいてくれた」
「それは……」
ゼロに何度もセクハラされた事があったけど、俺は変わらずバカな事をやったり笑ったり確かにゼロからしたらワケが分からないよな。
ゼロは「俺だったら友人でも殺したいほど嫌だ」と声が低くなって本当に嫌なんだと分かる。
俺だって嫌だ…そう口にするが、俺はゼロを本気で拒絶しなかった。
そして、俺がブライトとゼロを見て抱いた気持ち…その気持ちは…
心の奥底では本当は気付いていたんじゃないのか?
でも、それを見て見ぬふりをして墓場まで持っていこうとした。
認めたくなかった、変態でストーカーのゼロの事が好きだなんて…
そう思うと、自分の不可解な気持ちに納得がいく。
俺の傍にいつもいたのは、レイチェルちゃんでも師匠でもない…ゼロだった。
自分が危ない目に遭っても俺を助けてくれる。
俺を一番に考えてくれる、俺には勿体なさすぎるだろ。
難攻不落な男にいつの間にか俺が落とされていたなんて…
「ツカサの優しさに甘えてた、俺が悪いな…俺にはツカサを幸せにする資格はない…だけど、ツカサが幸せになるまで見届けさせてくれ」
「……分かった」
ゼロは俺から離れと、指先で俺の涙を拭った。
ゼロの手を握る権利は俺にはない、俺とゼロの恋は終わったんだから…
ゼロが俺に背を向けるから、最後に「ありがとう」と伝えた。
俺より大きな手で頭を撫でられて、そのまま行ってしまった。
机に置いていた瓶を掴んで、弟子に返そうと弟子の家に向かった。
弟子はなにがあったのか不安そうにしていたが、俺は大丈夫だと笑った。
今度はちゃんと笑えたかな、鏡がないから分からない。
弟子は変に思ってないようで良かった、俺に興味がないだけだと思うけど…
俺は家に帰って、荷物を持って外に出た。
しばらく家に帰らないから、食べられるものを用意した。
魔法陣を出して、森から離れた。
恋愛イベントなのに、まさか俺の恋を自覚するとは思わなかった。
本当に、俺って…自分に関して鈍感だと思った。
こうして、初めての恋愛イベントは終わった。
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