神々に認められた元大天使

五十嵐 彩月

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幼少期

神託

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レインの朝はレイン付きの侍女が起こしに来て始まる。起こされたらまずは自分で顔を洗う。そうしたらレインは目が覚める。その後は侍女に着替えを手伝ってもらい、髪も整えてもらう。そしてお母様とお父様が待っているので食堂へ急いで向かい朝ごはんを食べ、家族団らんとしながらその時間を楽しむ。そしてそれぞれの仕事をする。しかしレインは幼いので仕事がない。だから遊ぶ。それがいつもの流れだ。

しかし、今日は違った。家族団らんの時間を楽しむまではいつも通りだったが、家族でご飯を食べている時にルーティーンが崩れた。何故なら先程お父様が、

「今日は、お前の適性を知るために教会に行く。だからちゃんと準備しておけよ。」

と。だからいつもは遊んでいるのに、今は服装を整えている。いつも以上に侍女が頑張っている。

「もういい?」

「もうちょっと待ってくださいね。……はい!いいですよ。わぁ、レイン様天使です!」

レインの見た目は、侍女が言ったように天使のようだった。何故ならキレイな銀髪に整った顔、そして角度によって色が違って見える瞳。今は髪と同じ色、つまり銀色に見えていた。なので人間味がなく、幼かったので、天使に見えたわけだ。

「ミランしゃん、ミランしゃん。」

「え、あっ!すみません。行きましょうか。」

「うん!」

レインは馬車に乗るため、御者がいるところへ向かった。するとそこには両親がいた。

「なぜここにおとーしゃまとおかーしゃまが?」

「なぜ?それはお前のステータスが気になるからだ!」

と、何故か得意気の父。

「国王様、王妃様、王子様お時間ですので、教会に行きましょう。」

「わかった~。」

お父様の執事に言われ馬車に乗った。馬車の中でレインは聞いた。

「しぉーいえばおとーしゃま。しゅてーたしゅってなんでしゅか?」

「ステータスか、『ステータス』これがステータスだぞ。」

お父様のステータスを見てみた。


カヴァランス=フォン=アーゼンルシア
〈年〉 29
〈職業〉 国王・勇者
〈レベル〉 73
〈能力〉 S+
〈魔力〉15092/15092
〈体力〉957250/957260
〈魔法〉身体強化魔法レベル8・火魔法レベル4・水魔法レベル5・風魔法レベル4・土魔法レベル3・アイテムボックスレベル4・生活魔法
〈加護〉武神の加護
〈称号〉国民に愛されし国王・選ばれし勇者・愛妻家・最強剣士

と、言った感じだ。

「レイン、私のも見ますか?」

「はい!」

お母様のステータスも見せてもらった。

ルーシェ=フォン=アーゼンルシア
〈年〉25
〈職業〉王妃・聖女
〈レベル〉67
〈能力〉S+
〈魔力〉982063/982063
〈体力〉17069/17050
〈魔法〉火魔法レベル6・水魔法レベル7・風魔法レベル7・精霊魔法『治癒』レベル9・精霊魔法『光』レベル8・アイテムボックスレベル4・生活魔法
〈加護〉魔法神の加護・生命神の加護
〈称号〉国民に愛されし王妃・聖なる聖女・精霊に愛されし者・夫を愛し者

と、言う感じだ。

「おとーしゃま、ぼくのはみれるんでしゅか?」

「ステータスか?それは教会で神託を受け取らないと無理だぞ。」

「そーでしゅか……」

「そうガッカリするな!すぐ見れるようになるからな!」

「そうですよ。ほら、もう着きましたよ。」

教会はとても大きく、白い所だった。そこから白い服を着た人が出てきた。

「ようこそお越しくださいました。国王様、王妃様王子様。どうぞこちらへ。」

僕たちは教会の中へ入った。教会の中には6体の像があった。

「おとーしゃま、これはなんでしゅか?」

「この像は俺たちが崇めている神様たちだ。左から生命神、魔法神、創造神、武神、自然神、商業神という感じだ。」

「そーなんでしゅか。」

「失礼します。王子様こちらへ。ここに膝をついて祈って下さい。」

僕は神々の像の前に膝をつき祈った。

「我らを見守る神々よ、この者に神託を授けてください。」

僕の体が光った。

「王子様、もういいですよ。神託をもらえましたね。」

「レイン!終わったか!」

「はい!」

「では、急いで城に帰ってステータスを見せてくれ!」

「そうですね。早く見たいので帰りましょう。大司祭様ありがとうこざいました。では、失礼致します。」

お父様とお母様は僕を連れせかせかと馬車に乗った。馬車の中でも『早く見たい!』という顔だった。城に着いたら、急いで中に入っていき着替えずにお父様の執務室に連れていかれた。

「さっ!早く見せてくれ!」

「はい!『しゅてーたしゅ!』」

そして僕はお父様とお母様にステータスを見せた。
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