闇鴉 ~私を一人にしないで束縛して~

水無月

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 第1章 

目的地に到着

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「命………!」
っ!止めて…!
「命…!…命…!」
もう、止めて…許して…!お願い…!!

「命ちゃーん?着いたから起きてー?…このまま襲っちゃうよー?」
「そんなことしたら髪の毛全部むしって口に詰め込んであげる」
はー、嫌な夢みちゃったな…てか、何か『チャラ男』がドン引きしてるし
「命ちゃん…凄い毒舌だね」
そうかな…?別に普段思っていることだけど…
「…それよりここ何処」
車内なのは変わらないけど外の景色が違う
どこかの倉庫…?でも倉庫にしては凄い大きいんだけど…
「あ!ここは僕ら『闇鴉』の溜まり場だよ!」
「…いくつか聞きたいことがあるんだけど…いい?」
「うん!いいよー」


まずは…
「闇鴉ってなに?」
「………え?」
…何故か目を丸くすると私をマジマジと見つめ返しもう一度私を見て呆れた様にため息をつく
「…何」
地味にイラッとするんだけど…
「確かに初対面であれ?って思ったけどまさか知らなかったとは…いやー、無知とは恐ろしいね、うん」
「だから、何」
呆れたかと思ったら今度は一人で何か納得しているんだけど…
「ああ、いや馬鹿にした訳じゃないんだけど、ごめんもう一回聞くけど…
「知らない…だから聞いたんじゃん」
さっき言ったのに…
「…『闇鴉』っていうのは全国NO,1の族…ここらへんといわず結構名の知れた族だよ」
………………………………………………
「…まじ?」
「まじだね…まあ、知らない人もいるみたいだからそんなに有名じゃないのかなー」
「ぐ…」


でも…
「じゃあ、何でそんな凄い族が私を呼んだの?」
おかげで、こんな早くに起きるはめになった
「あー…それは後からのお楽しみって事でいいかなー?」
全くよくないけど…どうせ教えてくれないんだろうね
「分かった……あのさ…」
「うん、何ー?」
「最初会った時から思ってたんだけど…」
「え!?最初!?何だろう?気になるなー」


「………何でをしてるの」

「………………………」


直後、『チャラ男』の顔がニコニコ顔から無表情になる
そして荒々しく髪をかくと舌打ちをうちながら睨みつける
「どうして分かった」
「…何となく」
「……ふーん…何となく…ねぇ…」
「…っ!…」
いきなり男が私に飛びのると首を片手で締める
「そんなんで騙せると思った?残念だけど俺は短気だから早く教えないと…」
分かってるよな?と紫の瞳で言うとグッと私の首にかけている手の力を強める
「…残念だけど本当に何となくだよ…まあ、補足するなら幼少期からそういう人達を見てきたからかな」
これで満足?と肩をすくめると男は目を細めて私をじっと見つめると数秒で離れる
ていうか…
「今は何?」
「は?」
うわ、何言ってんのこいつって目で見られても
「今は何のをしているのかってこと」
「……………………」
?いきなり下を向いたかと思ったら肩が震えてる
……こいつ笑ってる…?…
「ハハハッ!普通、今殺されそうだったのに聞けるか!?凄い神経してるな!ハハハッ!腹痛い…」
いや、爆笑してる

「これが、俺の素だよ」
あの後やっと落ち着いた男はたばこを付けて一息つくと不意にポツリと呟いた
「でも、どんな俺でも普通に清って呼んでもいいから」
「…清って誰」
何となく分かるけど…
「俺のことだよ、何なら清様って呼んでも…」
「清、倉庫に行かなくていいの?」
「チッ、話遮んな…行くぞ」
舌打ちすると清は私を車から降ろして倉庫に入る
はあ…眠いしだるい


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感想 6

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みんなの感想(6件)

みかづきも
2021.01.04 みかづきも

すっごいおもしろいです!続きが気になるけど2年以上前だから更新されないのかな〜(´・_・`)待ってます!!

解除
クロウ
2018.06.10 クロウ

敵地で主人公が暴れるとか?

次話、楽しみです!!

解除
クロウ
2018.06.06 クロウ

主人公の過去を知りたい。

解除

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