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第1章
ばれた…
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あー、やっと外せる…
あの後、急ぎ足でマンションに帰るとすぐにウィッグを外す
本当はベッドに入りたいんだけどさっきのことで汗を掻いてしまった
それにカラコンも外さないと…
シャー…
「…あっつ」
少しイライラしているせいで勢いよく回してしまった…
おかげでまたイライラしてきた
シャー…
「…冷たい」
…今度は冷たすぎる
でも、冷静になれた
「はあ…私、何熱くなってるんだろ…」
私の声がシャワーの音と重なり響く
「……………クシュンッ」
気が付くと体が冷えてしまった
あー、やばい…早く出なきゃ風邪ひく…でも眠い
浴室をさっさと出て適当に服を取って着てベッドにダイブ
おやすみー
ピンポーン
…………………
ピンポーン
……………………
ピンポー…
…………?
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン!!!
…………イラッ
「ねー?いるんでしょー?命ちゃー…ブッ」
勢いよくドアを開けると『チャラ男』が鼻を抑えてる
…ざまー
「………うざい、何」
ていうか、近所迷惑だし
「もー、いるんなら最初からで…て…」
「………何」
私の顔を見て『チャラ男』は眼を見開く
…本当に何…?別に変な所は何も…あれ?何か忘れてる気がする…何だっけ…
「み、命ちゃん…その眼…しかも髪…」
……?……あっっ!!
やばい、カラコンとウィッグ付けるの忘れてた!!
「え、っと…これは、カラコンとウィッグで…」
「嘘」
ズイッと私の瞳を覗きこむと男はニヤッと笑う
「眼も髪も…こっちが本物でしょ?」
………はあー
「…そうよ、こっちが本物」
もう、開き直ろう…何か面倒になってきた
「ふーん…」
「それで…用は何?」
まだ何か聞きたそうだったけど無視
「あー、そうそう実は僕達の倉庫に来て欲しいんだけどー」
「無理、じゃ」
ガシッ
「いいのー?命ちゃんのその髪と眼…ばらしちゃうよー?」
………腹立つ
「えー?あのままで良かったのにー」
あの後、ウィッグとカラコンを付けて服を余所行きに着替えマンションを出ると目の前にはベンツに腰掛けてる『チャラ男』がいて口を尖らしている
…どこから、突っ込めばいいんだろう?
いや、スルーしよう
「それで、倉庫に行ってどうするの?」
「それは、着いてからのお楽しみー」
車に乗ってシーツに体を沈める
あー、早く起き過ぎてだるい…
「ねー?命ちゃんって…」
何か『チャラ男』が言ってる気がするけど…無理、眠い
~清side~
竜達に頼まれて昨日の女…命ちゃんの住んでいるマンションに入る
ふあ~面倒くさい…
命ちゃんが住んでいる部屋に着くとチャイムを押す
ピンポーン
………?
ピンポーン
…………?
ピンポー…
これは、居留守かなー…じゃあ…
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン!!!
これでもう居留守は使えな…ガンッ!
っつ…いてぇ…
目の前にドアがあると思ったら思いっきり鼻をぶつけた
「………うざい、何」
そこは、謝ってほしかったなー
ていうか…
「もー、いるんなら最初からで…て…」
命ちゃんの顔を見て多分俺は固まっていたと思う
血の様に赤い瞳、白い肌、長く柔らかそうな黒髪…
美しいという言葉はこの子のためにある…一瞬、そう思った
てか、何見惚れてるんだ…俺…
「み、命ちゃん…その眼…しかも髪…」
くそ、変にテンパってしまった
命ちゃんはあっ、となると突然弁明し始める
可愛いーでも…
「嘘」
顔を近づけて赤い瞳をじっと見る
…うん、本物だ
でも…何で隠してんだ…?
こんなに、綺麗なのに…?
本当に不思議な女
あの後、急ぎ足でマンションに帰るとすぐにウィッグを外す
本当はベッドに入りたいんだけどさっきのことで汗を掻いてしまった
それにカラコンも外さないと…
シャー…
「…あっつ」
少しイライラしているせいで勢いよく回してしまった…
おかげでまたイライラしてきた
シャー…
「…冷たい」
…今度は冷たすぎる
でも、冷静になれた
「はあ…私、何熱くなってるんだろ…」
私の声がシャワーの音と重なり響く
「……………クシュンッ」
気が付くと体が冷えてしまった
あー、やばい…早く出なきゃ風邪ひく…でも眠い
浴室をさっさと出て適当に服を取って着てベッドにダイブ
おやすみー
ピンポーン
…………………
ピンポーン
……………………
ピンポー…
…………?
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン!!!
…………イラッ
「ねー?いるんでしょー?命ちゃー…ブッ」
勢いよくドアを開けると『チャラ男』が鼻を抑えてる
…ざまー
「………うざい、何」
ていうか、近所迷惑だし
「もー、いるんなら最初からで…て…」
「………何」
私の顔を見て『チャラ男』は眼を見開く
…本当に何…?別に変な所は何も…あれ?何か忘れてる気がする…何だっけ…
「み、命ちゃん…その眼…しかも髪…」
……?……あっっ!!
やばい、カラコンとウィッグ付けるの忘れてた!!
「え、っと…これは、カラコンとウィッグで…」
「嘘」
ズイッと私の瞳を覗きこむと男はニヤッと笑う
「眼も髪も…こっちが本物でしょ?」
………はあー
「…そうよ、こっちが本物」
もう、開き直ろう…何か面倒になってきた
「ふーん…」
「それで…用は何?」
まだ何か聞きたそうだったけど無視
「あー、そうそう実は僕達の倉庫に来て欲しいんだけどー」
「無理、じゃ」
ガシッ
「いいのー?命ちゃんのその髪と眼…ばらしちゃうよー?」
………腹立つ
「えー?あのままで良かったのにー」
あの後、ウィッグとカラコンを付けて服を余所行きに着替えマンションを出ると目の前にはベンツに腰掛けてる『チャラ男』がいて口を尖らしている
…どこから、突っ込めばいいんだろう?
いや、スルーしよう
「それで、倉庫に行ってどうするの?」
「それは、着いてからのお楽しみー」
車に乗ってシーツに体を沈める
あー、早く起き過ぎてだるい…
「ねー?命ちゃんって…」
何か『チャラ男』が言ってる気がするけど…無理、眠い
~清side~
竜達に頼まれて昨日の女…命ちゃんの住んでいるマンションに入る
ふあ~面倒くさい…
命ちゃんが住んでいる部屋に着くとチャイムを押す
ピンポーン
………?
ピンポーン
…………?
ピンポー…
これは、居留守かなー…じゃあ…
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン!!!
これでもう居留守は使えな…ガンッ!
っつ…いてぇ…
目の前にドアがあると思ったら思いっきり鼻をぶつけた
「………うざい、何」
そこは、謝ってほしかったなー
ていうか…
「もー、いるんなら最初からで…て…」
命ちゃんの顔を見て多分俺は固まっていたと思う
血の様に赤い瞳、白い肌、長く柔らかそうな黒髪…
美しいという言葉はこの子のためにある…一瞬、そう思った
てか、何見惚れてるんだ…俺…
「み、命ちゃん…その眼…しかも髪…」
くそ、変にテンパってしまった
命ちゃんはあっ、となると突然弁明し始める
可愛いーでも…
「嘘」
顔を近づけて赤い瞳をじっと見る
…うん、本物だ
でも…何で隠してんだ…?
こんなに、綺麗なのに…?
本当に不思議な女
応援ありがとうございます!
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