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ムーンライト・ホーリースライム編
支配層の支配
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一日経ってサリーが戻ってくる。
「マックスは落としたよ?…まあ、なんか親を誘惑した気分でちょっとアガったけど…彼の男自身はシェル様と比較にならないくらい…まあ、控えめかな…次は誰を犯るの?あ、えっと…領主は私はちょっと難しそう」
マックスと穴兄弟は…ちょっと萎えるなぁ…とか思いながら結局ヤルことはヤル…
「これが欲しかったのです…」と言われて長くなった舌を這わされたらね。
サキュバスに変化したサリーに何が起きているのか少し気になったが、雫の変化を考えれば種族を跨いで変化したと考えるのが筋というものだろう。
人を人ならざるものに変化させる…何という背徳感だろうか…いや、そうじゃないそれは洗脳した相手と言え赦されざる禁忌なのでは…と葛藤が起きる。
だが、彼女の中の纏わりつく襞の痙攣に導かれて欲望の丈を弾けさせて果てた時に忘却の彼方に消えていた。
翌日、雫と冒険者ギルドに顔を出す。マックスが待っていた。
「よう、兄弟!」特に変わった様子はないが…まてまて、その兄弟笑えないからやめてくれないか?
受付ではデコ眼鏡のサリーが澄まして座っている。蛇の様に舌がチロリと見えた。
「まあ、奥で話そうじゃないか」マックスに従って二人で中に入る。
事務所の奥のマックスの書斎に通されると、扉を閉めてマックスが少しかしこまった感じになる。ナルホド…ちゃんとサリーは言った仕事はしてくれたようだ。
「偉大なる『月下の雫』ホーリースライムスレイン様の分身雫様とその主シェル様…このマックス、全身全霊をもってお仕えいたします」
男に頭を下げさせるのは初めてだったが、案外悪い気はしない。
悪い気がしないどころか割と気分が良い。自分よりガタイのいい男を従わせる…という欲望は、考えてもいなかったが思った以上に悪くなかった。
「今回マックスにお願いしたいのは…ホーリースライムの主として、オレは力をつけなければならない」
「既に先日王都から派遣されたケルベロスは既に懐柔したと聞きやしたが?」ニヤリと笑うマックスは服従を誓っても根本から変わるわけでは無い様だ…それも含めて悪くない。
「はは…あの経験は得難いものがあった。いきなりだったが上手くいったのは…まあ、オレの手柄じゃなくてスレインの罠のお陰だけどな…」
「それで、どうするつもりなんですかい?」「うん、先ずはこの都市を落としたい」
「街丸ごとですか?」「全員結合するのは避けたいからな…要職を押さえて傀儡にするで良いかな」
「さらっと恐ろしいこと言いますね…分かりました。ギルドの組織も上手く使って掌握して行きましょう」
「うん、サリーに領主を垂らしこんで来いって言ったら、いきなりは無理って言われたんだけど…どうすれば手っ取り早く済ませられるかな?」
「そうですね…」マックスは少しだけ腕を組んで悩んだかと思うと、幾つかの案を出してきた。
「何といっても領主を落としちゃうのは確かに早いんですが…まあ、サリーにはサキュバスでも無理ですぜ…むしろ旦那にお願いしたいところです…」
「ってことは領主は女なのか?」
「そうです…エレノア・ヴァルティア…女性、30代半ばですが、貴族出身で見た目は美しさを保っていますね。クールで知的だと評判です。性格は冷静沈着で部下の忠誠を重視しているとか…」まあ、安定して領地運営をしている優秀な人物ということか。
「彼女が盤石たる所以が戦略魔法(未来予知の断片視)と剣術に腕に覚えがあるとか…。王の信頼厚く、都市全体の危機管理を担うと…まあ、ケルベロスのエルト団長とも親交は深いみたいですぜ」
「それは話が早そうだな…」
「それが意外と用心深いみたいで…危機管理能力の高さは未来予知も含む能力ですからね…噂じゃ昔王都で裏切りに遭って深く警戒しているという話ですぜ」
ナルホド…いきなり面会とかも難しそうだ「他はどういった方法がある?」
「教会側から切り崩す方法はありますね…主教はイザベラ・ルミナス。まあ女性で40代前半です。慈悲深い聖女としてこの街の守り神みたいな扱いをされてます。性格も優しく包容力あり、信者の信任は厚い。能力も高く、聖女って言われるくらいですからね…神聖奇跡(大規模癒し)と洗礼儀式(神の恵み付与)を二つ使えます。魔法取得の指導者ですから、街の魔法使いで彼女のことを知らない人はいませんぜ…」
更にマックスは続ける。
「配下で司祭代表にソフィア・エターナルという女性もいます。30代…だったかな?神秘的な予言者として有名です。性格が静かで内省的ですが時折ユーモアを交える素敵な女性ですね。予言魔法と小奇跡(病治し)が使えます。日常の洗礼と信者教育を担う有能な部下ですね…」
「聞くだけで、なんか厳格な感じでホントに近づけるのか?て感じだな…トコロで教会って何を信仰してるんだ?」
「月光の女神『スレイン』ですね…あれ?」
「え?」オレも驚いて雫を見る。
「何?…」雫はすっとぼけているが…
「つまり?」
「この土地の宗教はそもそも雫の本体を信仰しているってことか?…雫が教会行ったらどうなるんだろうな?」
伝説の女神がこの土地の地面の下に巣食う巨大スライムって知ったらさぞかし驚くだろう…余りに長い時間を人に触れずにいたから神話になってるって笑える話である。
「よし、じゃあ早速教会目指すか…」善は急げである。…ん?善?また頭の中でチリチリと何かが警告を告げる…
「どうしやしたか?」マックスの心配顔をヨソに雫を抱き寄せる。彼女の温かい肌の温もりを感じると少し落ち着く。
とりあえず、コッチには信仰の祖である女神そのモノがいるのだ。どうにでもなるだろうとその日の内に教会に向かう。
雫がスレインの分身と知ったら教会がパニックになったりして…それは避けないとかな。
「マックスは落としたよ?…まあ、なんか親を誘惑した気分でちょっとアガったけど…彼の男自身はシェル様と比較にならないくらい…まあ、控えめかな…次は誰を犯るの?あ、えっと…領主は私はちょっと難しそう」
マックスと穴兄弟は…ちょっと萎えるなぁ…とか思いながら結局ヤルことはヤル…
「これが欲しかったのです…」と言われて長くなった舌を這わされたらね。
サキュバスに変化したサリーに何が起きているのか少し気になったが、雫の変化を考えれば種族を跨いで変化したと考えるのが筋というものだろう。
人を人ならざるものに変化させる…何という背徳感だろうか…いや、そうじゃないそれは洗脳した相手と言え赦されざる禁忌なのでは…と葛藤が起きる。
だが、彼女の中の纏わりつく襞の痙攣に導かれて欲望の丈を弾けさせて果てた時に忘却の彼方に消えていた。
翌日、雫と冒険者ギルドに顔を出す。マックスが待っていた。
「よう、兄弟!」特に変わった様子はないが…まてまて、その兄弟笑えないからやめてくれないか?
受付ではデコ眼鏡のサリーが澄まして座っている。蛇の様に舌がチロリと見えた。
「まあ、奥で話そうじゃないか」マックスに従って二人で中に入る。
事務所の奥のマックスの書斎に通されると、扉を閉めてマックスが少しかしこまった感じになる。ナルホド…ちゃんとサリーは言った仕事はしてくれたようだ。
「偉大なる『月下の雫』ホーリースライムスレイン様の分身雫様とその主シェル様…このマックス、全身全霊をもってお仕えいたします」
男に頭を下げさせるのは初めてだったが、案外悪い気はしない。
悪い気がしないどころか割と気分が良い。自分よりガタイのいい男を従わせる…という欲望は、考えてもいなかったが思った以上に悪くなかった。
「今回マックスにお願いしたいのは…ホーリースライムの主として、オレは力をつけなければならない」
「既に先日王都から派遣されたケルベロスは既に懐柔したと聞きやしたが?」ニヤリと笑うマックスは服従を誓っても根本から変わるわけでは無い様だ…それも含めて悪くない。
「はは…あの経験は得難いものがあった。いきなりだったが上手くいったのは…まあ、オレの手柄じゃなくてスレインの罠のお陰だけどな…」
「それで、どうするつもりなんですかい?」「うん、先ずはこの都市を落としたい」
「街丸ごとですか?」「全員結合するのは避けたいからな…要職を押さえて傀儡にするで良いかな」
「さらっと恐ろしいこと言いますね…分かりました。ギルドの組織も上手く使って掌握して行きましょう」
「うん、サリーに領主を垂らしこんで来いって言ったら、いきなりは無理って言われたんだけど…どうすれば手っ取り早く済ませられるかな?」
「そうですね…」マックスは少しだけ腕を組んで悩んだかと思うと、幾つかの案を出してきた。
「何といっても領主を落としちゃうのは確かに早いんですが…まあ、サリーにはサキュバスでも無理ですぜ…むしろ旦那にお願いしたいところです…」
「ってことは領主は女なのか?」
「そうです…エレノア・ヴァルティア…女性、30代半ばですが、貴族出身で見た目は美しさを保っていますね。クールで知的だと評判です。性格は冷静沈着で部下の忠誠を重視しているとか…」まあ、安定して領地運営をしている優秀な人物ということか。
「彼女が盤石たる所以が戦略魔法(未来予知の断片視)と剣術に腕に覚えがあるとか…。王の信頼厚く、都市全体の危機管理を担うと…まあ、ケルベロスのエルト団長とも親交は深いみたいですぜ」
「それは話が早そうだな…」
「それが意外と用心深いみたいで…危機管理能力の高さは未来予知も含む能力ですからね…噂じゃ昔王都で裏切りに遭って深く警戒しているという話ですぜ」
ナルホド…いきなり面会とかも難しそうだ「他はどういった方法がある?」
「教会側から切り崩す方法はありますね…主教はイザベラ・ルミナス。まあ女性で40代前半です。慈悲深い聖女としてこの街の守り神みたいな扱いをされてます。性格も優しく包容力あり、信者の信任は厚い。能力も高く、聖女って言われるくらいですからね…神聖奇跡(大規模癒し)と洗礼儀式(神の恵み付与)を二つ使えます。魔法取得の指導者ですから、街の魔法使いで彼女のことを知らない人はいませんぜ…」
更にマックスは続ける。
「配下で司祭代表にソフィア・エターナルという女性もいます。30代…だったかな?神秘的な予言者として有名です。性格が静かで内省的ですが時折ユーモアを交える素敵な女性ですね。予言魔法と小奇跡(病治し)が使えます。日常の洗礼と信者教育を担う有能な部下ですね…」
「聞くだけで、なんか厳格な感じでホントに近づけるのか?て感じだな…トコロで教会って何を信仰してるんだ?」
「月光の女神『スレイン』ですね…あれ?」
「え?」オレも驚いて雫を見る。
「何?…」雫はすっとぼけているが…
「つまり?」
「この土地の宗教はそもそも雫の本体を信仰しているってことか?…雫が教会行ったらどうなるんだろうな?」
伝説の女神がこの土地の地面の下に巣食う巨大スライムって知ったらさぞかし驚くだろう…余りに長い時間を人に触れずにいたから神話になってるって笑える話である。
「よし、じゃあ早速教会目指すか…」善は急げである。…ん?善?また頭の中でチリチリと何かが警告を告げる…
「どうしやしたか?」マックスの心配顔をヨソに雫を抱き寄せる。彼女の温かい肌の温もりを感じると少し落ち着く。
とりあえず、コッチには信仰の祖である女神そのモノがいるのだ。どうにでもなるだろうとその日の内に教会に向かう。
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