愛玩洞窟〜汝洞窟を愛せよ、奥に深く深淵に

黒船雷光

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ムーンライト・ホーリースライム編

境界の下側(アンダーワールド)

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「サリー、出番だ」
 ギルドの受付に行くとデコ眼鏡のサリーに声を掛ける。
「定時まで待ってもらえるのかしら?」「もちろん…宿屋で飯食って待ってる」

 雫と共に食事を摂って、少しアルコールを摂取して時間を潰していると、サリーが来る。
 宿屋の親父には世話になっているが、サリーを充てがうことはしていない。親父は愛妻家らしいので、恩を仇で返す様なことはしたくないと思った…そんな倫理観がこの世界で通用するのか分からないが。

 ん?この世界?…オレは他の世界を知っているのか?

 まあ、いい…宿屋の親父は「二股が公認されてるなんて理解できないけど少し羨ましいと思うよ」という顔をしている。

「さて、場所を変えようか…」シスターの口止めをする前に、オレに絡んできた教会の騎士団にも禍根を残さないようにしないとな…マックスの話だと、大体そのての威圧用の子飼いの騎士は決まった酒場などがあるという。
 適当に探していると、境界近くの繁華街にいかにもらしい酒場があり、入ってみるとビンゴだった。
 分かりやすく四人が席を囲んで飲んでいた。

 オレが直接行くと、衆目の中でさらに問題が大きくなる可能性を含めてサリーを行かせてオレたちは隅に座る。
 サリーは腰上までスリットの入った大胆なドレスを着ていて、スリットの分け目からはストッキングとガーターベルト、腰布まで白い肌に食い込む黒い下着が見え隠れする

「はい、お兄さんたち…なかなか立派な筋肉をお持ちなのね…今晩私に付き合って下さらない?」
「はっ!明日の朝まで眠れねえぜ?」あの最初に因縁をつけてきた男が食いついてきた。

「あら、楽しみだわ…私も気持ちいいこと大好きなの…皆さんお相手してくれるかしら?」
 残りのメンバーも顔を見合わせてから全員ニヤリと笑い「死なない程度には全力に可愛がってやるぜ?」とあっさり挑発に乗る。教会への忠誠心や厳粛な教えに対する敬意は無さそうだ。

 サリーはニヤリと笑ってこちらを一瞥すると、男たちを従えて店を出て行った。
 もう、あとは任せよう。

 オレ達はそのあと教会の裏側に回り、中の様子を窺う。
 ケルベロスメンバーの中に居たエラ・モーガンという偵察部隊のリーダーの索敵スキルが役に立つ。
「居た」教会のスタッフの食事が終り、食器を洗っているシスターが昼間の彼女だった。
 しばらく様子を窺う。

 どうやら、食器洗いは本来の彼女の仕事ではないらしく、昼間の騒動の責任を問われて罰として行っているらしい…独り言の愚痴が聞こえてくる「女神様の生き写しを言ったら懲罰なんて…なんて理不尽…更に侵入者を逃したのは私ではなくガイウス達なのに…何でその責務まで…」

 どうやら女神再来の報告も信じてもらえず、不審者(オレだけど)を取り逃した罰がこの残業という訳らしい。
「にしても、ガイウス、ルーク、ヴィクター、レオン…あの役立たず共…」
 随分な八つ当たりにも聞こえるが…まあ、用心棒として雇っているなら仕事したとは言えないから気持ちは分からなくはない…まあ、サリーが相手してくれているからな…にしても、聖職者なのに口が悪いな…

 他の修道士は見当たらないので、挨拶をしておこう。

「こんばんは」
「ひぃ!!」
 盛大に転んでくれた…
 誰もいないと思っていたところに人が居たらそうなるか…

「あ、お前…いや、あなたは昼間の?!」
「すいません、紹介状は未だなんですが、昼間の無礼もあったと思いこうしてお詫びに参りました」
 手を取って起こし上げる…

「貴方たちのおかげで…私は…」今度は泣き始めた。
「申し訳ないですね…貴女に迷惑をかけるつもりは無かったんです…無知なオレ達を許してもらえますか?」

「女神の慈悲の前にお許しされること…」雫の顔を見てまたガクガクと震え始める。
「彼女の顔が女神様と生き写しに見える…そして、それは見た目だけでなく本質的であることに貴女は気づいたのですね?」彼女は雫から目線が離せずに震えながら頷く。

 雫はオレの傍らに来て、首に腕を回し、そしてオレと口づけをする。
 シスターは目を丸くしてその光景を見ている。せっかく助け起こしたのに膝から崩れ落ちて、胸にかけられた三日月に水滴が重なった教会の紋章のペンダントを両手で握り、涙を流しながらオレ達の行為を見つめている。

 やがて雫がオレから離れ、シスターの顔を両手で添えて支えると、そのまま接吻する。
 何も抵抗できないシスターは雫の絡める舌の動きに合わせて目を動かし、交換される唾液をだらしなく零しながら失禁していた。

「今日の事、少なくとも我に遭って気付いたことはすべて忘れた」
「え?!そんなコト出来るの?記憶を奪う…?書き換える?」
 雫はオレの方を見て、一瞬寂しそうな顔をしたような気がしたが、すぐにいつもの優しい笑顔になっていた。
「どうする…他の人が来たら面倒だから、このまま放置していくか?」
「このままでよかろう…」雫とオレは教会裏から退散する。

 護衛騎士をエリーに任せた酒場に戻ると、エリーが一人でカウンターで飲んでいた。

「一晩中抱かれているのかと思ったよ…大丈夫だったか?」
「はっ!心配してくれるなら、この後、あの不愉快な連中にされたことを上書きしてくれよな…」
「え?何されたん?」…エリーの肌はツヤツヤに光っているが…
「まあ、四人ともこの世のものとは思えない快楽の淫夢の中で勝手に溺れている最中さ…」
「せっかくオレも殺していないんだ…死んだりしないよな?」
「ちゃんと生きてるよ…あの臭くて汚い四本の竿を一応一回は相手してやったんだ…じゃないと技が掛からないからな…消毒と上書きをする義務がシェル様にはあると思うぞ…」
「そ、そうなのかなぁ…一回戻るか…報告もここでは聞きづらいしな」

 都市の地下に潜り、洞窟の部屋を目指す。

 部屋に着くなりサリーに襲われた。
 重力を無視したような突き出した胸をその先端から際まで堪能し、発達して長くなり自在に操れる舌を絡ませて互いの体液を交換し、交わる。
 指で触れば吸い付いて沈み込むしっとりとして弾力がある肌を弄り揉みしだき蜜が漏れる穴を塞ぎ合う。
 発汗し滴り落ちて混ざり合う体液の混ざり合った煌めきが部屋の照明を通して反射し、肌同士が重なる瞬間に爆ぜて飛び散る。
 オレの分身が彼女の臍の奥の位置まで貫いてなお深淵なる快楽を吸い尽くそうと躍動する。サキュバスという生態に変化した彼女の底が知れない貪欲な快楽を貪らんとする本能がオレが吐き出す快楽の濁流を吸い尽くす。

「常人だったら一回で果てて何も残らないな…きっと…それで?」
「あの脳筋クインテットは、やはり正規軍でもなく教会の人間でもなく、それこそ騎士崩れのチンピラを雇っているだけの存在で、特に目新しい情報はそれ以外ないですね…教会も門戸を閉ざさずに常に様々な人々を受け入れていますからね…トラブルはそれなりにありますよ…全てを許容すると言っても限度はありますし」

「慈悲と許容を謳っても必要悪は存在するということか…」サリーの果実の先端を甘噛みして弄びながらボンヤリと次の手を考える。


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