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亜人攻略・魔王復活編
王国支配と女王の決意
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「知っておるか?我が王国と帝国は地続きらしいぞ」
エラリア女王がニコニコの笑顔でオレの顔を見て言う。
「はい、いずれ確認が必要と思っておりました」
「なんじゃ、知っておったのか…」
「ハイランダーの長スタヴァンが過去に大陸に沿って『地脈の零』の技の伝承を持って渡って来たと言ってましたからね…」
「ふむ…そこでわしからの提案じゃ」
「陸路としての川の向こう側への進出でしょうか?」
「ヌシもセレスト同様にキレる様になって来たの…ワシはマウント取れずに面白くないぞ」
「女王様あってのオレなので」
「ソコに世辞は要らぬわ!」
エラリアは幼女らしからぬ野心を口にする。
「ワシはこの大陸の支配を夢見ておる」
「そ、壮大な夢ですね…」
「ふん、見え透いた相槌じゃ…ぬしは、この世界の支配を考えておるのじゃろ?」
ギクリとする。
「お、動揺が顔に出たぞ?……ぬふふ、お主にワシが提案したことを覚えておるか?」
「女王様の勝ちなので、お仕えしろと…」
「その前じゃ」
「何かありましたっけ?」
「すっとぼけおって!『ワシの夫となれ』じゃっ!」
「お、お戯れでは無かったのですか?」
「たわけ!ワシはいつでも本気じゃ!お前に名を渡して何もないとでも思っておったか!」
「え?ソレは…便利だからと言う…」
「簡単に王家の家名が使えると思ったか?!」
オレは無意識にフェロモンを出しまくっていただろうか?
「え、エラリア女王様…女王様はオレの何処に夫として受け入れる魅力があるとお考えですか?」
「な、何じゃと?……そ、そんなモノ、ただの直感に決まっておる。伊達に女王をやっているわけではないぞ?」
伊達な感じの理由だ…直感とか…
「女王様、先ほど大陸の制覇を口に出されたその先で、オレに求婚って…どう言う了見…イテテ!!」
気が付いたら雫が横に来てオレの耳を引っ張っている…
「いったいなぁ!何だ…よ…」雫の顔を見ると怖い顔をしてエラリアの顔を見ろと伝えて来る。
エラリアの顔を改めて見ると顔が赤い。
少し涙ぐんでる?
ど、どう言うこと?!
『オレ何かやっちゃいましたか?』
と言うセリフが頭を過るが、本当は少しだけ分かっていた。
『ワシはいつでも本気だ』
だが、彼女は未だ幼い。
……………
…………おにい……ちゃん
アストリッドが救いたい幼い命があったと言っていた。
幼い命…
頭痛が痛い。頭が頭痛だ。
封じていた記憶がザワザワと蘇る。
オレがクソみたいなエンジニアでクソブラックな企業の末端でサーバールームで冷たくなるまで必死に働いた?
仕事が好きだった?冗談じゃない。
クソ!その話は思い出したくない!!
お前は、美しい少女、可憐な幼女が、求婚しているのだぞ?何で受けてやらない?幼く未成熟な躰を好きにできるぞ。
守るべき存在だ。未来ある存在だ。
お前はアウグスタも抱いたではないか…彼女は未成年だ…この世界では成人は十六歳だ。
女帝自身の分別が付いていた……そう思いたいだけだ。
彼女は憎むべき敵の大将だった。
ソレに…自分の世界でも身体を売るその齢の学生がいる。ソレを言い訳に分別付かない判断を蹂躙するのは一方的な力だ。
【お前がその力を使っている】
……………おい、おい?
「おい、シェル?どうしたのじゃ?」
はっ!
「え?あ、女王様…」
「大丈夫か?……そ、そんなにワシの夫が嫌か?」
エレノアの幼い顔が少なく無い悲しみに染まる…
「ち、違います…エレノア女王様…滅相もございません……その、オレにとって、女王様の年齢の女子は守るべき対象であって、娶る対象ではありません」
少し驚いた顔をするエレノア。
「うははは!娶る?!何だソレは?ワシの夫になるのがお前であって、ワシがお前に下賜されるわけではないぞ?だが、お前とセレストとの交尾は興味深い身物であったわい」
「一度伺いたいと思っておりました…」
「何じゃ?」
「女王様は転生者ですか?」
「何故それを聞く?」
「いいえ、失礼しました」
「どうした?」
「そのお答えが事実を示しているかと」
「ふん?」
否定しない態度が事実を指し示している。
「それより、亜人の国には我妻雫の分身、鉄魁がその支配を広げておりますので、彼女と話すのが一番かと」
「ふむ…ワシは会ったとこがない故、楽しみじゃ」
「手配致します…黒曜に連れて行って貰いましょう」
「お、現地に出向くか?いいの」
翌日、天候も良く、実際に行く事になる。
エラリア女王がニコニコの笑顔でオレの顔を見て言う。
「はい、いずれ確認が必要と思っておりました」
「なんじゃ、知っておったのか…」
「ハイランダーの長スタヴァンが過去に大陸に沿って『地脈の零』の技の伝承を持って渡って来たと言ってましたからね…」
「ふむ…そこでわしからの提案じゃ」
「陸路としての川の向こう側への進出でしょうか?」
「ヌシもセレスト同様にキレる様になって来たの…ワシはマウント取れずに面白くないぞ」
「女王様あってのオレなので」
「ソコに世辞は要らぬわ!」
エラリアは幼女らしからぬ野心を口にする。
「ワシはこの大陸の支配を夢見ておる」
「そ、壮大な夢ですね…」
「ふん、見え透いた相槌じゃ…ぬしは、この世界の支配を考えておるのじゃろ?」
ギクリとする。
「お、動揺が顔に出たぞ?……ぬふふ、お主にワシが提案したことを覚えておるか?」
「女王様の勝ちなので、お仕えしろと…」
「その前じゃ」
「何かありましたっけ?」
「すっとぼけおって!『ワシの夫となれ』じゃっ!」
「お、お戯れでは無かったのですか?」
「たわけ!ワシはいつでも本気じゃ!お前に名を渡して何もないとでも思っておったか!」
「え?ソレは…便利だからと言う…」
「簡単に王家の家名が使えると思ったか?!」
オレは無意識にフェロモンを出しまくっていただろうか?
「え、エラリア女王様…女王様はオレの何処に夫として受け入れる魅力があるとお考えですか?」
「な、何じゃと?……そ、そんなモノ、ただの直感に決まっておる。伊達に女王をやっているわけではないぞ?」
伊達な感じの理由だ…直感とか…
「女王様、先ほど大陸の制覇を口に出されたその先で、オレに求婚って…どう言う了見…イテテ!!」
気が付いたら雫が横に来てオレの耳を引っ張っている…
「いったいなぁ!何だ…よ…」雫の顔を見ると怖い顔をしてエラリアの顔を見ろと伝えて来る。
エラリアの顔を改めて見ると顔が赤い。
少し涙ぐんでる?
ど、どう言うこと?!
『オレ何かやっちゃいましたか?』
と言うセリフが頭を過るが、本当は少しだけ分かっていた。
『ワシはいつでも本気だ』
だが、彼女は未だ幼い。
……………
…………おにい……ちゃん
アストリッドが救いたい幼い命があったと言っていた。
幼い命…
頭痛が痛い。頭が頭痛だ。
封じていた記憶がザワザワと蘇る。
オレがクソみたいなエンジニアでクソブラックな企業の末端でサーバールームで冷たくなるまで必死に働いた?
仕事が好きだった?冗談じゃない。
クソ!その話は思い出したくない!!
お前は、美しい少女、可憐な幼女が、求婚しているのだぞ?何で受けてやらない?幼く未成熟な躰を好きにできるぞ。
守るべき存在だ。未来ある存在だ。
お前はアウグスタも抱いたではないか…彼女は未成年だ…この世界では成人は十六歳だ。
女帝自身の分別が付いていた……そう思いたいだけだ。
彼女は憎むべき敵の大将だった。
ソレに…自分の世界でも身体を売るその齢の学生がいる。ソレを言い訳に分別付かない判断を蹂躙するのは一方的な力だ。
【お前がその力を使っている】
……………おい、おい?
「おい、シェル?どうしたのじゃ?」
はっ!
「え?あ、女王様…」
「大丈夫か?……そ、そんなにワシの夫が嫌か?」
エレノアの幼い顔が少なく無い悲しみに染まる…
「ち、違います…エレノア女王様…滅相もございません……その、オレにとって、女王様の年齢の女子は守るべき対象であって、娶る対象ではありません」
少し驚いた顔をするエレノア。
「うははは!娶る?!何だソレは?ワシの夫になるのがお前であって、ワシがお前に下賜されるわけではないぞ?だが、お前とセレストとの交尾は興味深い身物であったわい」
「一度伺いたいと思っておりました…」
「何じゃ?」
「女王様は転生者ですか?」
「何故それを聞く?」
「いいえ、失礼しました」
「どうした?」
「そのお答えが事実を示しているかと」
「ふん?」
否定しない態度が事実を指し示している。
「それより、亜人の国には我妻雫の分身、鉄魁がその支配を広げておりますので、彼女と話すのが一番かと」
「ふむ…ワシは会ったとこがない故、楽しみじゃ」
「手配致します…黒曜に連れて行って貰いましょう」
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翌日、天候も良く、実際に行く事になる。
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