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【二十六】痛みと快楽Ⅱ
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「ンん……っ、ぁ……」
すぐに俺の体は熱を孕んだ。貫かれたい。そればかりが脳裏に浮かぶ。今度は快楽から震えていると、公爵が俺の中に指を進めた。
「あ、あ、ああ、ひ!」
口淫されながら前立腺を刺激され、俺は声を上げた。すると暫くそうした後、公爵が口を離して、ペロリと唇を舐めた。
「敏感な体だ」
「あ、ああ……あ……ひい、ァ、かき混ぜないでくれ、やぁ」
泣いていたその時、バチンと音がして、首輪が外れた。それに驚いた時、公爵が口角を持ち上げた。仮面越しに見える青い瞳が笑っていた。
「抵抗して構わないぞ。武勇で名を馳せた私が力負けする事などあり得ないからな」
「あ、あ、あ」
自由になるようになった手で、俺はのし掛かってきた公爵の体を押し返そうとした。すると楽しそうに笑われ――直後、公爵が仮面を取った。右顔面のほとんどが、焼けただれていた。その相貌に思わず目を見開くと、綺麗なままの片方の唇を、公爵が持ち上げた。
「私は醜いだろう?」
「っ、ぁ」
「見にくいものに犯される綺麗なものを見るのがたまらない」
「ああ、ぁ」
公爵が俺に挿入した。押し広げられる感覚に涙を零す。気持ち良かったからだ。俺は公爵にしがみついた。
「もっと、もっとしてくれ」
「――このように弱いのでは面白みがないな。私は清廉な者が好きなのだが」
そう言うと、パチンと公爵が指を鳴らした。瞬間、俺の体を水のような何かが駆け抜けた。
「ぁ……あ、あ、あああ」
途端、内部が明確に公爵の肉茎の形を覚えた。俺の菊門がギュウギュウに締まる。
「ひ!」
その状態で乳首を摘ままれると――いつも走る快楽が無かった。
「ぁ……あ」
「地の神、砂の力で快楽を吸い取った。嫌がって泣け」
「う、うああ」
ググっと最奥を公爵が突いた。露骨に押し上げられ、俺は怯えた。いつもなら、快楽が襲いかかってくるからだ。だが――訪れたのは、快楽では無かった。
「いやぁ、ァ、痛い、嘘だ、いや、いや」
「もっと苦しむと良い」
「嘘、ぁ……あああ、助けて、こんな――痛い、いやぁ」
俺は号泣した。暫しの間そうして俺を嬲っていた公爵は、それからまた、パチンと指を鳴らした。
「!!」
瞬間、今度は逆に、俺の中に快楽がなだれ込んできた。痛みから一転して、壮絶な快楽が俺に襲いかかる。耐えられない。もうダメだ。
「あ」
ブツンと俺の意識が途切れた。
次に目を覚ますと、俺は布をかませられ、椅子に拘束されていた。
「っ、う」
正面の豪奢な椅子で、葡萄酒を飲みながら、じっと公爵が俺を見ている。
汗で俺の髪が肌に張り付いてくる。
ブルブルと体が震えているのは、俺の内側に張り型が入っていたからだ。ただの張り型では無く、魔導具のようで、振動している。
「う、う、っく」
「痛みと快楽、どちらにするか。虐め抜いてやらないとな」
「!!」
魔導具からビリビリと何かが響いてくる。それが、もう俺には無い魔力だと気づいたのは、黒薔薇が反応したからだ。愕然としていると、黒薔薇の刻印から壮絶な快楽が広がり始めた。俺の眦から涙が零れていく。
それから――再び、辛い日々が始まった。
すぐに俺の体は熱を孕んだ。貫かれたい。そればかりが脳裏に浮かぶ。今度は快楽から震えていると、公爵が俺の中に指を進めた。
「あ、あ、ああ、ひ!」
口淫されながら前立腺を刺激され、俺は声を上げた。すると暫くそうした後、公爵が口を離して、ペロリと唇を舐めた。
「敏感な体だ」
「あ、ああ……あ……ひい、ァ、かき混ぜないでくれ、やぁ」
泣いていたその時、バチンと音がして、首輪が外れた。それに驚いた時、公爵が口角を持ち上げた。仮面越しに見える青い瞳が笑っていた。
「抵抗して構わないぞ。武勇で名を馳せた私が力負けする事などあり得ないからな」
「あ、あ、あ」
自由になるようになった手で、俺はのし掛かってきた公爵の体を押し返そうとした。すると楽しそうに笑われ――直後、公爵が仮面を取った。右顔面のほとんどが、焼けただれていた。その相貌に思わず目を見開くと、綺麗なままの片方の唇を、公爵が持ち上げた。
「私は醜いだろう?」
「っ、ぁ」
「見にくいものに犯される綺麗なものを見るのがたまらない」
「ああ、ぁ」
公爵が俺に挿入した。押し広げられる感覚に涙を零す。気持ち良かったからだ。俺は公爵にしがみついた。
「もっと、もっとしてくれ」
「――このように弱いのでは面白みがないな。私は清廉な者が好きなのだが」
そう言うと、パチンと公爵が指を鳴らした。瞬間、俺の体を水のような何かが駆け抜けた。
「ぁ……あ、あ、あああ」
途端、内部が明確に公爵の肉茎の形を覚えた。俺の菊門がギュウギュウに締まる。
「ひ!」
その状態で乳首を摘ままれると――いつも走る快楽が無かった。
「ぁ……あ」
「地の神、砂の力で快楽を吸い取った。嫌がって泣け」
「う、うああ」
ググっと最奥を公爵が突いた。露骨に押し上げられ、俺は怯えた。いつもなら、快楽が襲いかかってくるからだ。だが――訪れたのは、快楽では無かった。
「いやぁ、ァ、痛い、嘘だ、いや、いや」
「もっと苦しむと良い」
「嘘、ぁ……あああ、助けて、こんな――痛い、いやぁ」
俺は号泣した。暫しの間そうして俺を嬲っていた公爵は、それからまた、パチンと指を鳴らした。
「!!」
瞬間、今度は逆に、俺の中に快楽がなだれ込んできた。痛みから一転して、壮絶な快楽が俺に襲いかかる。耐えられない。もうダメだ。
「あ」
ブツンと俺の意識が途切れた。
次に目を覚ますと、俺は布をかませられ、椅子に拘束されていた。
「っ、う」
正面の豪奢な椅子で、葡萄酒を飲みながら、じっと公爵が俺を見ている。
汗で俺の髪が肌に張り付いてくる。
ブルブルと体が震えているのは、俺の内側に張り型が入っていたからだ。ただの張り型では無く、魔導具のようで、振動している。
「う、う、っく」
「痛みと快楽、どちらにするか。虐め抜いてやらないとな」
「!!」
魔導具からビリビリと何かが響いてくる。それが、もう俺には無い魔力だと気づいたのは、黒薔薇が反応したからだ。愕然としていると、黒薔薇の刻印から壮絶な快楽が広がり始めた。俺の眦から涙が零れていく。
それから――再び、辛い日々が始まった。
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