おっさんが雑魚キャラに転生するも、いっぱしを目指す。

お茶飲み人の愛自好吾(あいじこうご)

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第144話 レベルアップと隠しクラスと

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ゴップ王国での経験を得て、ジャズはアリシアの英雄の称号を与えられたのでした。
さて、その後に待っていたのは、長期休暇でした。コジマ司令からの労いを受け、ジャズは休暇を満喫できるのでしょうか。
********************************************

 俺は今、コジマ司令の前で報告している。

先のゴップ王国内での極秘任務の件で、色々と偉い人に言わなければならない事があるからだ。

戦争終結、ゴップ王の凶行、王都崩壊、ゴップ王の妾、シーマが悪魔だった事。

そして、混沌の王カオス復活の兆し。

こうして推挙していくと、どうにも現実味に欠ける事柄ばかりだが、事実だから仕方が無い。

「………………以上が、自分が経験した事であります。」

報告を終えると、コジマ司令はパイプに火を付け、煙を燻《くゆ》らす。

「うーむ、君からの報告はどれも重要な案件ばかりだね。」

「仕方なく事に対処した次第でありますので、自分のせいではありません。」

「はっはっは、解っているよ、それにしても、ジャズ君。君は少々働きすぎではないかね?」

「は、自分でもそう思います。自分がやるべきだと思った事をやっているだけなのですがね。」

「何とも、損な性格をしているね、君は。だが、それでアリシアとゴップとの全面戦争は回避できた訳だからね、ジャズ君。君に三週間の長期休暇を与える。」

な、なんと。三週間の休暇が貰えるのか。やったね。

「ありがとうございます、コジマ司令。」

「うむ、ゆっくりしてきたまえ。」

三週間の長期休暇か、何しようかな。旨いモンいっぱい食って、観光にでも行こうかな。

「そう言えば、第三軍のバルク将軍が、君の事を高く評価していたよ。うちに欲しい人材だと言っていた。どうかね? 引き抜かれてみるのも一興だよ。特に君の場合は軍内での活躍が目覚ましいからね。」

ふーむ、引き抜きか、正直俺はこのクラッチの町が気に入っている。

今更他の所へは行きたくないな。ここは正直にお断りしよう。

「は、いえ、自分はこのクラッチ駐屯地に居るのが気が楽であります。そのお話は辞退致します。」

「ふふふ、解った。バルク将軍にはその様に手紙を書いておく。」

「は! お手数をお掛けします。では、自分はこれで失礼致します。」

コジマ司令の前で敬礼し、司令官室を後にする。

 食堂に来て、お茶を一杯頂く。う~ん、この熱いお茶がまた何とも言えない風情があって、心に染みる。

お茶を飲みつつ、まったりと過ごす。

そう言えば、経験点が溜っていたんだっけな。よーし、ここらで一丁レベルアップでもしとくか。

確か、キャンペーンシナリオをクリアしたんだったな、大量の経験点がある筈だ。

ステータス確認。よしよし、経験点が16200点もあるぞ。一気にレベルアップだ。

よしよし、LV22から12000の経験点を使って、一気に上限の30まで上がったぞ。

上級職では、レベルの上限は30までと決まっている。

{これ以上レベルは上がりません}

やはり、これ以上レベルは上がらないみたいだ。

本来ならばだが、実はあるのだ。更なるレベルアップの方法が、裏技というか、隠し要素なのだが。

転職用アイテムである、「戦士の証」を使えば、隠しクラスへとクラスチェンジ出来るのだ。

よし、早速ショップコマンドを開いて、お目当ての戦士の証を購入。ショップポイント1000ポイントだった。

すかさずアイテムボックスから、戦士の証を取り出す。うむ、いいアイテムだ。気品がある。

そして、「戦士の証」を使用する。すると俺の体が一瞬ピカリと輝く。

(不味い! 目立ったか?)

周りを見ると、どうやら皆俺の事を見ていなかったらしい、ほっ、よかった。

どうもいかんな、人の居る所でレベルアップはしない方がいいな。こりゃ。

さて、これで俺は忍者の上級職である「マスター忍者」から、隠しクラスの「超忍」へとクラスアップした筈だ。

よしよし、「超忍」になってる。これでレベルの上限はプラス10される筈だ。

つまり、レベル40まで上げられるという事だな。よし、早速残りの経験点4200点を使ってレベル上げだ。

隠しクラスの場合、一つレベルを上げるのに、経験点が2000点必要になる。

二つレベルが上げられそうだな、よし、上がった。これで俺のレベルは32だ。

HPも94になったし、かなり打たれ強くなったな。うむ。

………あ!! 能力値の上限が255で止まってる。カウンターストップが掛かった。

よーしそれなら! スキル「限界突破」を習得しよう。

これは能力値の上限が無くなるスキルだ。よし、習得した。これで各能力値は上限が無くなったぞ。

超級スキルの為、スキルポイントが20ポイント必要だったが、問題無い。

レベルが一気に上がり、今のスキルポイントは298ポイントもあるのだ。ここから20ポイント使ったとしても、残り278ポイントある。

ふふふ、さーて、どんなスキルを取ろうかな。ここはやはり、闘争心のスキルレベルを5まで上げるか。

よし、「闘争心」のスキルレベルが5の上限になったぞ。これでいつでも気力が25の状態でいける。

残り188ポイント、まだまだあるよ。次は「気力限界突破」だな。

普通、気力は50までしか上がらない。だが、このスキルがあれば、気力の上限が70まで上がる。

気力の数値は直接戦闘に影響するので、多い方がいいのは確かだ。

これも超級スキルの為、必要なポイントは高い。20ポイント使った。残り168ポイント。

うーむ、そろそろコンボ系のスキルを取るか。必要となるポイントは物凄く高いが、「コンボ攻撃」効果があるスキルの為、一回の武器攻撃でダメージが二度入る、超強力なスキルだ。

はっきり言って、ラスボス戦用のスキルと言っても過言ではない。

だが、100ポイントも使うのだ。慎重に考えなくては勿体ない。

しかし、これからの事を考えると、どうしてもこの「コンボ」のスキルが必要になってくる。

超強力なスキルだけに、一粒で二度おいしいスキルだ。

うーむ、どうしようかな。習得した方がいいのは解っているけど、100ポイントなんだよな。

ええ~~い! ままよ! 「コンボ」を取ろう。100ポイントだ!

うむ、よし、「コンボ」のスキルを習得した。これで実質的に与ダメージ二回分の効果がある。

つまり、与ダメージ二倍。いや、ツーヒットコンボなので、コンボ効果で更にダメージは高い。

うーむ、よくよく考えると、そう悪いスキルでもないな。いや、むしろ今取っておかないとならないだろう。

これで、残りのポイントは68ポイント。これは今後の為に取っておこう。

こんなもんかな。ステータスを見てみよう。


 ジャズ LV32 HP94
 職業 忍者
 クラス 超忍

 筋力 270  体力 260  敏捷 270
 器用 240  魔力 100  幸運 200

 ユニークスキル
 ・メニューコマンド
 ・精神コマンド 10/10 (必中 不屈 熱血 気合 魂 大激怒)
 ・エース

 スキル
 ・ストレングスLV5 (フルパワーコンタクト)
 ・タフネスLV5
 ・スピードLV5
 ・投擲
 ・剣術LV5 (ブレイジングロード)
 ・身体能力極強化
 ・全属性耐性LV5
 ・見切り
 ・インファイトLV5
 ・指揮官
 ・闘争心LV5
 ・限界突破
 ・気力限界突破
 ・コンボ+1

 経験点200点  ショップポイント7400  スキルポイント68

 武器熟練度
 小剣 270  剣 330  槍 35


 うむ、こんな感じになった。中々見れるステータスになってきたじゃないか。うむうむ。

あ、精神コマンドの使用回数が10回に増えたな、そして、遂に最後の精神コマンド「大激怒」が使える様になった。

これは、敵全体にダメージを与えるという、ほぼ反則じみた効果があるコマンドだ。

まさに、切り札。とっておき、ジョーカー。

そうか、これが使える様になったか。何だか感慨深いな。使いどころを間違えない様にしなくては。

いよいよ俺のステータスも、中々のモノになってきたじゃないか。見れるな。うむ。

いや、慢心は良くないよな。気を引き締めて、事に対処していこう。

「それにしても、三週間の長期休暇か。どうしようかな?」

ふーむ、マジでどうしよう。何も考え付かない。

まあ、あれだ。折角のお休みだ。ここは一つ、冒険者ギルドへでも行ってみようかな。

何か楽な依頼をこなして、時間を潰せばいいや。寝床は兵舎にあるし。飯は女将さんの所に行けばいいし。

さーて、それじゃあ早速、休暇を満喫しようか。おっと、その前にお茶を飲もう。














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