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第十章
護衛依頼
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「ご足労いただきましてありがとうございます」
衝撃の警告を青龍ギルドから受けた。
圭が暗殺の対象になっていて刺客はA級覚醒者のリウ・カイだという。
青龍ギルドには帰ってもらい、ヴァルキリーギルドと塔の攻略を続けた。
八階まで攻略を終えたところでその日の攻略は切り上げとなった。
次の日早速日本の覚醒者協会を通じて青龍ギルドから連絡があった。
ただ暗殺の件は機密事項であるために暗殺について話があるということではなく、以前渡した剣について話があるということで連絡が来ていたのである。
何の要件が分かっている圭はもちろん会って話すことを承諾した。
今回は覚醒者協会の職員は同席していない。
青龍ギルドからヤンとリーイン、そして圭の見知らぬ男性が一人来ていた。
「いえ、こちらこそありがとうございます」
圭の側は圭とシャリン、そして護衛代わりにと立候補してくれたダンテがきている。
ついでに圭の服の下には装備に偽装しているフィーネもいた。
実はこれだけでも割と最強護衛なのではないかと圭は思ったりもする。
「ええと……そちらの方は?」
圭は男性のことを見た。
俳優のようなキリッとした顔立ちをした人だ。
なんとなく分かっているけれどまだ確証まではなかった。
「ハジメマシテ、リウ・ウェイロン、デス」
ウェイロンと名乗った男性は立ち上がると圭に握手を求めた。
「あなたがウェイロンさんでしたか。はじめまして、よろしくお願いします」
男性の正体は青龍ギルドのギルドマスターであるリウ・ウェイロンであった。
テレビでチラリと見たことあるぐらいでなんとなくの顔のイメージしかなかったが、実物に会ってみるとかなり整った顔をしていた。
カイは怪しさのある顔をしていたがウェイロンは爽やかな顔立ちをしている。
カタコトながら日本語で対応してきたのは少し驚いた。
「お怪我はもう宜しいのですか?」
「まだ完全に回復もしていませんが出歩けるほどにはなりましたのでご挨拶にお伺いしたのです」
最初の挨拶は直接言ってくれたがあまり日本語は得意でないようでヤンがウェイロンの意図を流暢に翻訳してくれた。
「改めて今回お呼びした理由を説明しますと……」
今一度ヤンが圭がカイに狙われていることを説明する。
どうやらカイが中国に訪れたような痕跡があって追いかける中でヤバめの組織に辿り着き、その組織がカイと依頼主を仲介していたらしい。
情報はかなり厳重に統制されていて依頼主の方もカイの行方も捉えきれないでいるのだ。
そこで襲われる可能性の高い圭を護衛することでカイを逆に捕まえてしまおうということだった。
「もちろん費用などは我々が持ちます。村雨さんの日常生活に邪魔にならないようにいたしますし、もし安全が確認されたら撤退します」
ボディーガードのようについていてはカイにも簡単にバレてしまう。
そこで青龍ギルドとしてはバレないように距離をとりながら監視するような形で護衛するつもりのようだ。
「ウェイロンさんも護衛に?」
誰が護衛につくのか知らないがA級覚醒者と戦えるのはA級覚醒者しかいない。
そうなるとギルドマスターであるウェイロンも護衛につくのだろうかと圭は疑問に思った。
「いえ、ウェイロンさんはまだ戦えるほどに回復していません」
低等級モンスターならば問題ないだろう。
しかしA級覚醒者の相手となると万全の状態でなければならない。
まだウェイロンはそこまでの状態ではなかった。
「主にリーインさん、そしてもう一人いるA級覚醒者とB級覚醒者を中心にしたチームがお近くにいる予定です。ご自宅の中に入る予定はありませんがお望みなら就寝中はご自宅の中で護衛することもできます」
「流石にそこまでは……」
家にはシャリンとフィーネがいる。
この二人でもカイと戦えるだろうし寝ている時にイスギスに呼ばれる可能性もあるので却下だ。
「覚醒者として活動なさる時……遠出などされる時は連絡をいただけると助かります。どうですか? 護衛されること承諾いただけますか?」
「まあタダで守ってくれるなら悪い話ではないんじゃないか? 何があるか分からないからな」
圭が狙われているならダンテも守るつもりだが四六時中一緒にいるのは難しい。
守ってくれる手段が多ければ多いほど安全は高まるというものだ。
「……カイを捕らえたいので協力いただけると嬉しいです」
リーインが何かを話してヤンが翻訳する。
守らせてほしいというよりも囮になってくれと思われているような気もしないでもないが、カイに狙われている以上利益は合致している。
「じゃあお願いします」
「ありがとうございます! 準備を整えて適当な理由をつけて日本で活動できるようにします。今すぐ護衛……とはいかないですが始まる時には改めてご挨拶させていただきます」
圭が承諾するとヤンだけでなく険しかったリーインの顔も少し柔らかくなる。
「それともう一つ……俺から提案みたいなものもあるんですけど……」
衝撃の警告を青龍ギルドから受けた。
圭が暗殺の対象になっていて刺客はA級覚醒者のリウ・カイだという。
青龍ギルドには帰ってもらい、ヴァルキリーギルドと塔の攻略を続けた。
八階まで攻略を終えたところでその日の攻略は切り上げとなった。
次の日早速日本の覚醒者協会を通じて青龍ギルドから連絡があった。
ただ暗殺の件は機密事項であるために暗殺について話があるということではなく、以前渡した剣について話があるということで連絡が来ていたのである。
何の要件が分かっている圭はもちろん会って話すことを承諾した。
今回は覚醒者協会の職員は同席していない。
青龍ギルドからヤンとリーイン、そして圭の見知らぬ男性が一人来ていた。
「いえ、こちらこそありがとうございます」
圭の側は圭とシャリン、そして護衛代わりにと立候補してくれたダンテがきている。
ついでに圭の服の下には装備に偽装しているフィーネもいた。
実はこれだけでも割と最強護衛なのではないかと圭は思ったりもする。
「ええと……そちらの方は?」
圭は男性のことを見た。
俳優のようなキリッとした顔立ちをした人だ。
なんとなく分かっているけれどまだ確証まではなかった。
「ハジメマシテ、リウ・ウェイロン、デス」
ウェイロンと名乗った男性は立ち上がると圭に握手を求めた。
「あなたがウェイロンさんでしたか。はじめまして、よろしくお願いします」
男性の正体は青龍ギルドのギルドマスターであるリウ・ウェイロンであった。
テレビでチラリと見たことあるぐらいでなんとなくの顔のイメージしかなかったが、実物に会ってみるとかなり整った顔をしていた。
カイは怪しさのある顔をしていたがウェイロンは爽やかな顔立ちをしている。
カタコトながら日本語で対応してきたのは少し驚いた。
「お怪我はもう宜しいのですか?」
「まだ完全に回復もしていませんが出歩けるほどにはなりましたのでご挨拶にお伺いしたのです」
最初の挨拶は直接言ってくれたがあまり日本語は得意でないようでヤンがウェイロンの意図を流暢に翻訳してくれた。
「改めて今回お呼びした理由を説明しますと……」
今一度ヤンが圭がカイに狙われていることを説明する。
どうやらカイが中国に訪れたような痕跡があって追いかける中でヤバめの組織に辿り着き、その組織がカイと依頼主を仲介していたらしい。
情報はかなり厳重に統制されていて依頼主の方もカイの行方も捉えきれないでいるのだ。
そこで襲われる可能性の高い圭を護衛することでカイを逆に捕まえてしまおうということだった。
「もちろん費用などは我々が持ちます。村雨さんの日常生活に邪魔にならないようにいたしますし、もし安全が確認されたら撤退します」
ボディーガードのようについていてはカイにも簡単にバレてしまう。
そこで青龍ギルドとしてはバレないように距離をとりながら監視するような形で護衛するつもりのようだ。
「ウェイロンさんも護衛に?」
誰が護衛につくのか知らないがA級覚醒者と戦えるのはA級覚醒者しかいない。
そうなるとギルドマスターであるウェイロンも護衛につくのだろうかと圭は疑問に思った。
「いえ、ウェイロンさんはまだ戦えるほどに回復していません」
低等級モンスターならば問題ないだろう。
しかしA級覚醒者の相手となると万全の状態でなければならない。
まだウェイロンはそこまでの状態ではなかった。
「主にリーインさん、そしてもう一人いるA級覚醒者とB級覚醒者を中心にしたチームがお近くにいる予定です。ご自宅の中に入る予定はありませんがお望みなら就寝中はご自宅の中で護衛することもできます」
「流石にそこまでは……」
家にはシャリンとフィーネがいる。
この二人でもカイと戦えるだろうし寝ている時にイスギスに呼ばれる可能性もあるので却下だ。
「覚醒者として活動なさる時……遠出などされる時は連絡をいただけると助かります。どうですか? 護衛されること承諾いただけますか?」
「まあタダで守ってくれるなら悪い話ではないんじゃないか? 何があるか分からないからな」
圭が狙われているならダンテも守るつもりだが四六時中一緒にいるのは難しい。
守ってくれる手段が多ければ多いほど安全は高まるというものだ。
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