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第四章
ゴーレム製作者の望み4
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「これじゃないのか?」
「まあ、資料的な内容だとしても読めない資料を資料と呼ぶのかは難しいものねぇ」
「じゃあ何が資料なんだ……」
「もしかしたら一つだけじゃないのかもしれないしねぇ」
棚にあるものを一通り手に取って開いてみたけれどクリアにならなかった。
「部屋にある何かが資料なのかな?」
ほかの部屋よりも色々と雑多なものは置いてある。
真実の目をとりあえず使ってみると色々なものに反応して説明が表示されて情報量の多さに目が痛くなる。
何か絞ってみていかないと厳しい感じがする。
「なあ、これなんだろな?」
「蓄音機……だろうかね?」
なので適当に物を見ていってみようとなった。
カレンが目をつけたのは机の上にあった古いタイプの蓄音機のようなものだった。
しかしレコードを乗せるところには半球状の穴が空いていて青い球が嵌め込まれている。
物の形状としては蓄音機っぽいが微妙に知っている蓄音機とは違う。
『録音機
音声を録音しておくための魔道具。
音声スフィアに残された音声を再生することが出来る。』
「蓄音機みたいなもんだな」
圭が真実の目で見てみると軽く説明が表示される。
ほとんど蓄音機と変わらないがレコードの代わりに音声スフィアなる物を使うようである。
「へぇー、なんかオシャレだよな。レコードで音楽聞くとかちょっと憧れ……おっ?」
何気なく録音機にカレンが触れた。
その瞬間表示が現れた。
『シークレットクエスト!
ゴーレム製作者の研究所を探して彼の望みを知ろう!
ゴーレム製作者の研究所を探す クリア
ゴーレム製作者の残した資料を探せ クリア
ゴーレム製作者の望みを知ろう
□□□□□』
「資料を探せがクリアになってる」
「えっ、なんで?」
「つまりその録音機が資料ってことなんじゃないか?」
「なるほどね」
夜滝が納得したようにうなずいた。
夜滝も研究の際に音声でデータも残している。
こうしたものも資料と言われればその通りである。
「次は望みを知ろうって……」
「それなら録音機の音声を聞けばいいんじゃない?」
「まあそうだよな」
「にしたってどうやって動かすんだ、これ?」
蓄音機だって実物は見たことない。
不思議な魔道具である録音機なんて当然初めて見たものであり、扱い方もわからない。
カレンが回してみたりするが特にスイッチのようなものも見当たらない。
「魔道具ということは魔力じゃないかな?」
夜滝が手を伸ばして録音機に魔力を込めてみた。
『これが……最後の記録になる』
すると録音機から音声が流れ始めた。
低い男性の声。
『この世界はもう終わりだ。私が送り出したゴーレムたちもことごとく倒されてしまった。反乱軍も壊滅した。
神がいるのだとしたらこの世界は見捨てられてしまったのだろう』
「なんだか、重たい感じだな」
『どこで道を違えたのか私には分からない。ただ一つ言えることは我々は敗北した。ただそれだけである。
心残りなことがあるとしたら残されていくあの子がどうなるのかということだ。あの子は私の最高傑作であり、悲しくも未完成に終わってしまった。どうせならただ幸せに、自由に生きるゴーレムになってほしかった。
もはやここにしがみついていても死を待つばかりになる。むしろ私がここにいてはあの子が見つかってしまうかもしれない』
重たい口調で淡々と語られる言葉を4人は黙って聞いていた。
メイドゴーレムを作った変態おじさんかと思ったら中々重たい話に言葉もなかった。
『誰も聞かない記録であるが、誰かが聞くことがあるのなら……あの子を頼む。あの子……フィーネは私の娘のようなものだ。あの子の友達になってやってほしい。さて、行こうか。私はケルテン。この世界に最後に残された者だ。
たとえ愚かでも、最後まで諦めなかったのだと奴らに見せつけてやるとしよう』
音声はここで終わっていた。
『シークレットクエスト!
ゴーレム製作者の研究所を探して彼の望みを知ろう!
ゴーレム製作者の研究所を探す クリア
ゴーレム製作者の残した資料を探せ クリア
ゴーレム製作者の望みを知ろう クリア
フィーネをどうするのか決めろ』
音声が終わった瞬間表示が現れた。
望みを知ろうがクリアになっていて、1番下の文字化けしていた項目が読めるようになっていた。
「フィーネをどうするのか決めろ? どうしろって……」
「カレン、後ろ!」
「えっ?」
「シンニュウシャ、ハイジョシマス」
カレンの後ろにメイド服のストーンゴーレムが立っていた。
振り返った時にはメイドストーンゴーレムが拳を振り上げていて、カレンはなんとか盾を持ち上げた。
「うあっ!」
「カレン!」
盾を殴りつけてメイドストーンゴーレムの右腕が砕け散る。
ものすごいパワーにカレンがぶっ飛んでいって壁に激突する。
どれほどのパワーで殴りつけられたのかカレンが激突した壁が砕けて落ちている。
「トウロクニアリマセン。シンニュウシャ、ハイジョシマス」
「くっ、なんだ!?」
『フィーネ
ゴーレム製作者ケルテンが作った人工生命体。
自分で考えて戦うゴーレムを作り出そうとケルテンが生み出した。
しかし途中で愛着が湧いて戦いに出すことを諦めた。
主人であるケルテンを失い、最後に受けた命令に執着をしている。
名前を呼んであげると良いことがあるかもしれない』
圭が真実の目で見てみるとメイドストーンゴーレムがシークレットクエストの中で出てきたフィーネであった。
「まあ、資料的な内容だとしても読めない資料を資料と呼ぶのかは難しいものねぇ」
「じゃあ何が資料なんだ……」
「もしかしたら一つだけじゃないのかもしれないしねぇ」
棚にあるものを一通り手に取って開いてみたけれどクリアにならなかった。
「部屋にある何かが資料なのかな?」
ほかの部屋よりも色々と雑多なものは置いてある。
真実の目をとりあえず使ってみると色々なものに反応して説明が表示されて情報量の多さに目が痛くなる。
何か絞ってみていかないと厳しい感じがする。
「なあ、これなんだろな?」
「蓄音機……だろうかね?」
なので適当に物を見ていってみようとなった。
カレンが目をつけたのは机の上にあった古いタイプの蓄音機のようなものだった。
しかしレコードを乗せるところには半球状の穴が空いていて青い球が嵌め込まれている。
物の形状としては蓄音機っぽいが微妙に知っている蓄音機とは違う。
『録音機
音声を録音しておくための魔道具。
音声スフィアに残された音声を再生することが出来る。』
「蓄音機みたいなもんだな」
圭が真実の目で見てみると軽く説明が表示される。
ほとんど蓄音機と変わらないがレコードの代わりに音声スフィアなる物を使うようである。
「へぇー、なんかオシャレだよな。レコードで音楽聞くとかちょっと憧れ……おっ?」
何気なく録音機にカレンが触れた。
その瞬間表示が現れた。
『シークレットクエスト!
ゴーレム製作者の研究所を探して彼の望みを知ろう!
ゴーレム製作者の研究所を探す クリア
ゴーレム製作者の残した資料を探せ クリア
ゴーレム製作者の望みを知ろう
□□□□□』
「資料を探せがクリアになってる」
「えっ、なんで?」
「つまりその録音機が資料ってことなんじゃないか?」
「なるほどね」
夜滝が納得したようにうなずいた。
夜滝も研究の際に音声でデータも残している。
こうしたものも資料と言われればその通りである。
「次は望みを知ろうって……」
「それなら録音機の音声を聞けばいいんじゃない?」
「まあそうだよな」
「にしたってどうやって動かすんだ、これ?」
蓄音機だって実物は見たことない。
不思議な魔道具である録音機なんて当然初めて見たものであり、扱い方もわからない。
カレンが回してみたりするが特にスイッチのようなものも見当たらない。
「魔道具ということは魔力じゃないかな?」
夜滝が手を伸ばして録音機に魔力を込めてみた。
『これが……最後の記録になる』
すると録音機から音声が流れ始めた。
低い男性の声。
『この世界はもう終わりだ。私が送り出したゴーレムたちもことごとく倒されてしまった。反乱軍も壊滅した。
神がいるのだとしたらこの世界は見捨てられてしまったのだろう』
「なんだか、重たい感じだな」
『どこで道を違えたのか私には分からない。ただ一つ言えることは我々は敗北した。ただそれだけである。
心残りなことがあるとしたら残されていくあの子がどうなるのかということだ。あの子は私の最高傑作であり、悲しくも未完成に終わってしまった。どうせならただ幸せに、自由に生きるゴーレムになってほしかった。
もはやここにしがみついていても死を待つばかりになる。むしろ私がここにいてはあの子が見つかってしまうかもしれない』
重たい口調で淡々と語られる言葉を4人は黙って聞いていた。
メイドゴーレムを作った変態おじさんかと思ったら中々重たい話に言葉もなかった。
『誰も聞かない記録であるが、誰かが聞くことがあるのなら……あの子を頼む。あの子……フィーネは私の娘のようなものだ。あの子の友達になってやってほしい。さて、行こうか。私はケルテン。この世界に最後に残された者だ。
たとえ愚かでも、最後まで諦めなかったのだと奴らに見せつけてやるとしよう』
音声はここで終わっていた。
『シークレットクエスト!
ゴーレム製作者の研究所を探して彼の望みを知ろう!
ゴーレム製作者の研究所を探す クリア
ゴーレム製作者の残した資料を探せ クリア
ゴーレム製作者の望みを知ろう クリア
フィーネをどうするのか決めろ』
音声が終わった瞬間表示が現れた。
望みを知ろうがクリアになっていて、1番下の文字化けしていた項目が読めるようになっていた。
「フィーネをどうするのか決めろ? どうしろって……」
「カレン、後ろ!」
「えっ?」
「シンニュウシャ、ハイジョシマス」
カレンの後ろにメイド服のストーンゴーレムが立っていた。
振り返った時にはメイドストーンゴーレムが拳を振り上げていて、カレンはなんとか盾を持ち上げた。
「うあっ!」
「カレン!」
盾を殴りつけてメイドストーンゴーレムの右腕が砕け散る。
ものすごいパワーにカレンがぶっ飛んでいって壁に激突する。
どれほどのパワーで殴りつけられたのかカレンが激突した壁が砕けて落ちている。
「トウロクニアリマセン。シンニュウシャ、ハイジョシマス」
「くっ、なんだ!?」
『フィーネ
ゴーレム製作者ケルテンが作った人工生命体。
自分で考えて戦うゴーレムを作り出そうとケルテンが生み出した。
しかし途中で愛着が湧いて戦いに出すことを諦めた。
主人であるケルテンを失い、最後に受けた命令に執着をしている。
名前を呼んであげると良いことがあるかもしれない』
圭が真実の目で見てみるとメイドストーンゴーレムがシークレットクエストの中で出てきたフィーネであった。
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