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第六章
終末教、怪しい連中
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「お呼びたてして申し訳ありません」
「いえいえ、伊丹さんの方こそ近くまで来ていただいて」
いつもお昼といえばRSIの食堂か、お弁当か、食材持ち込んで研究室で料理をする。
つまりRSIの外には出ないのである。
ただ今日は伊丹から連絡があって会って話がしたいということだったのでRSIの近くにあるファミレスに来ていた。
怪しい、と夜滝が言うので夜滝も同行している。
別に怪しくともなんともなくいつもの様にスーツ姿の伊丹はファミレスの中でも一番お高いステーキを食べている。
どうせ経費で落ちるならと少し照れた様に笑っていたけれど割としっかりと食べる人のようだった。
ゆるく食べながらと圭が提案したのでそうしている。
伊丹も多少圭たちに心を許してくれて嬉しく思う。
「今日お呼びしたのは先日の事件についてです」
「モンスターを呼び出す怪しい奴らのことかい?」
「そうです。私たちがしたお願いのせいで巻き込んでしまいました。申し訳ありません」
「それは……伊丹さんのせいじゃないですよ」
防犯のパトロールをお願いされたことは確かだけど悪いのは白いローブの連中であるし、圭と和輝が遭遇したのもたまたまである。
圭と和輝に怪我もなかったので謝罪されるようなことは何もない。
「本来なら捜査の状況などを個人にお伝えすることはないのですが、お名前をお伝えいただいた覚醒者につきまして調査が進みまして少しだけ分かったことがあるのです」
「何かありましたか?」
「浦安省吾という覚醒者なのですが終末教という宗教団体に出入りしていることが分かりました」
「終末教ってどこかで……」
「カレンの家の近くに出没するっていう怪しい連中だねぇ」
「そうだったね」
以前カレンが終末教という怪しい宗教団体が近所に現れたと文句を言っていた。
見回りしていた時もそんな連中がいると会話していたことも思い出す。
「危険な行動をしているわけではないので警戒のレベルも低く情報は多くありません。ですが今回の件を考えるに決して軽視するのもよくはありません」
顔は真面目であるがサラリとステーキを食べ終えた伊丹はデザートにパフェを頼んだ。
「スキルでお名前を見たということで相手も顔は見られていないと思えば手は出してこないと思いますが、村雨さんの方はお顔を見られている可能性があります。ですので気をつけてください」
今回圭を呼び出したのは警告をするためだった。
今のところ危険なことはしていないが圭の顔を知った相手がどう出てくるのか予想ができない。
もう覚醒者協会や警察にも知られている。
目撃者を消すなんて可能性は薄いけれど何もされないと断定することもできない。
「今回の事件に関しては最近多発している失踪事件にも関わっていると見られているのでこちらも事件は調査しています」
伊丹の前に大きなパフェが運ばれてきた。
「何かあったら遠慮なく覚醒者協会にご連絡ください。もしくはかなみにでも」
「上杉さんの直接の連絡先知らないですよ……」
「あれ、知りませんでしたか?」
教えてあげるとかそんな話は出ていたが結局ギルドを経由しての連絡だったしかなみと直接話すような連絡をしたこともなかった。
「ええ、知らないです」
「ではかなみに教えておきます」
「えっ……なんで?」
「彼女も一応A級覚醒者ですからね」
それ理由になっているのだろうかという圭の疑問は流して嘘か本当か分からない笑顔を浮かべた伊丹であった。
「いえいえ、伊丹さんの方こそ近くまで来ていただいて」
いつもお昼といえばRSIの食堂か、お弁当か、食材持ち込んで研究室で料理をする。
つまりRSIの外には出ないのである。
ただ今日は伊丹から連絡があって会って話がしたいということだったのでRSIの近くにあるファミレスに来ていた。
怪しい、と夜滝が言うので夜滝も同行している。
別に怪しくともなんともなくいつもの様にスーツ姿の伊丹はファミレスの中でも一番お高いステーキを食べている。
どうせ経費で落ちるならと少し照れた様に笑っていたけれど割としっかりと食べる人のようだった。
ゆるく食べながらと圭が提案したのでそうしている。
伊丹も多少圭たちに心を許してくれて嬉しく思う。
「今日お呼びしたのは先日の事件についてです」
「モンスターを呼び出す怪しい奴らのことかい?」
「そうです。私たちがしたお願いのせいで巻き込んでしまいました。申し訳ありません」
「それは……伊丹さんのせいじゃないですよ」
防犯のパトロールをお願いされたことは確かだけど悪いのは白いローブの連中であるし、圭と和輝が遭遇したのもたまたまである。
圭と和輝に怪我もなかったので謝罪されるようなことは何もない。
「本来なら捜査の状況などを個人にお伝えすることはないのですが、お名前をお伝えいただいた覚醒者につきまして調査が進みまして少しだけ分かったことがあるのです」
「何かありましたか?」
「浦安省吾という覚醒者なのですが終末教という宗教団体に出入りしていることが分かりました」
「終末教ってどこかで……」
「カレンの家の近くに出没するっていう怪しい連中だねぇ」
「そうだったね」
以前カレンが終末教という怪しい宗教団体が近所に現れたと文句を言っていた。
見回りしていた時もそんな連中がいると会話していたことも思い出す。
「危険な行動をしているわけではないので警戒のレベルも低く情報は多くありません。ですが今回の件を考えるに決して軽視するのもよくはありません」
顔は真面目であるがサラリとステーキを食べ終えた伊丹はデザートにパフェを頼んだ。
「スキルでお名前を見たということで相手も顔は見られていないと思えば手は出してこないと思いますが、村雨さんの方はお顔を見られている可能性があります。ですので気をつけてください」
今回圭を呼び出したのは警告をするためだった。
今のところ危険なことはしていないが圭の顔を知った相手がどう出てくるのか予想ができない。
もう覚醒者協会や警察にも知られている。
目撃者を消すなんて可能性は薄いけれど何もされないと断定することもできない。
「今回の事件に関しては最近多発している失踪事件にも関わっていると見られているのでこちらも事件は調査しています」
伊丹の前に大きなパフェが運ばれてきた。
「何かあったら遠慮なく覚醒者協会にご連絡ください。もしくはかなみにでも」
「上杉さんの直接の連絡先知らないですよ……」
「あれ、知りませんでしたか?」
教えてあげるとかそんな話は出ていたが結局ギルドを経由しての連絡だったしかなみと直接話すような連絡をしたこともなかった。
「ええ、知らないです」
「ではかなみに教えておきます」
「えっ……なんで?」
「彼女も一応A級覚醒者ですからね」
それ理由になっているのだろうかという圭の疑問は流して嘘か本当か分からない笑顔を浮かべた伊丹であった。
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