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第一章
神を切る刀と弟子入り3
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「ふむ……」
何をするのかと思ったらテッサイはトモナリの腕を掴んだ。
何かを確かめるように力を入れては少しずつ掴む位置を変えていく。
腕から肩へ、そして胴や足に至るまで全身一通り確かめる。
「何かスポーツは?」
「何もやってないです」
「体はいかにも普通だが骨は悪くない。動きも良かったし何かを習えば上達は早そうだ。トモナリよ、ワシの弟子にならんか?」
「えっ?」
「ワシの下で剣術を習ってみるつもりはないかと聞いておる」
テッサイはトモナリの目を見てニヤリと笑った。
「このような時間をうろついているということは何か事情があるのだろう? 安心せい、聞くことはしない。だが時間に余裕があるなら何かを習ってみてもよいだろう」
思わぬ提案に目をぱちくりとさせているトモナリにテッサイは畳み掛ける。
「それにじゃ。師というのは弟子の秘密を守るもんだ」
テッサイがチラリとヒカリのことを見た。
弟子になればヒカリのことも秘密にしておいてやると言っているのだとトモナリは察した。
トモナリの理解したような顔を見てテッサイが満足そうに頷く。
人の良い誘いに見せかけてとんでもない腹黒な脅しではないかとトモナリは苦い顔をする。
「少し……時間ください」
「ふぅーむ、なぜじゃ?」
「その……母さんに相談しないと。俺じゃ月謝も払えないですし、勝手に習い事のも……」
「はっはっはっ!」
テッサイは一度大きく目を見開いた後大笑いした。
あまりに才気溢れる若者を前にことを焦ってしまっていた。
おそらく相手は学生で、それもまだ中学生ぐらいである。
何をするにも制限があって然るべきで、己の判断だけでは難しいということを失念していた。
それに照れ臭そうに母さんなどと口にするトモナリがなんとなく面白かった。
「金など取らん。門下生ではあるがワシが誘った弟子なのだからな。しかし保護者の同意というものも必要だろう。どれ、連絡先と住所教えろ」
「えっ?」
「ふっふっ、ワシが説得してやる」
トモナリはまだ弟子入りするとは言っていない。
しかしテッサイの中ではもうトモナリが弟子入りすることは決まっているようだ。
「弟子入り記念じゃ、ついてこい」
住所と電話番号をメモ用紙に書かされて、受け取ったテッサイは忘れないようにと自分の財布の中にメモを畳んで入れた。
ついてこいというのでトモナリはヒカリが入ったリュックを背負ってテッサイの跡を追って剣道場から出る。
剣道場の裏には古めかしい大きな蔵があった。
テッサイは懐から鍵を取り出すと蔵の扉を開けて中に入る。
「決して触れるでないぞ」
蔵の奥に入ったテッサイは細長い木の箱を取り出した。
ふっと息を吹きかけて埃を飛ばすと近くにあった適当な物の上に置いた。
「これが神切じゃ」
「これが……」
木の箱を開けると中には一振りの日本刀が入っていた。
しかしその様子は少し異常であった。
刀は鞘に収められているのだが、鞘にはお札のようなものが貼ってあった。
刀が抜けないようにツバから鞘にかけてもお札が貼ってあっていかにも曰く付きな代物に見えた。
「こんなもの欲しがるのはそういない。神を切る……などという大それた名前からだろうか、この刀は持つ人を狂わせる呪いの刀なのじゃよ」
テッサイの目を見れば冗談を言っているのではないと分かる。
「なんか力を感じる」
リュックから顔を出していたヒカリは神切を睨みつけるように見ている。
「これ、危なそうだぞ」
「どうやらそうみたいだな」
神切がこんなものだとはトモナリも知らなかった。
ただ回帰する前に知っていたもので、テッサイの手元にあったことを知っていたから欲しいと思ったぐらいだったのである。
「どうやってこの刀のことを知ったのかは聞かん。だが己を律する精神力を持たねば刀に取り込まれてしまう。そう言った意味でも弟子として修行することを勧めるのじゃ」
テッサイは箱を閉じると再び蔵の奥に箱を押し込めた。
「もし仮にお前さんがアレを持つのに相応しい男になったのなら、その時はタダでくれてやる」
「……分かりました。タダでもらっていきます」
「気が早いな」
テッサイは異様な刀を見ても物怖じすらしないトモナリにより好感を抱いた。
「どうじゃ、昼はまだだろう? 用事がなければうちで食べていきなさい」
「……こいつもいいですか?」
トモナリは体をねじってリュックを前に出す。
顔を出したヒカリがテッサイの目をじっと見つめている。
「危なくなさそうだしな、いいだろう。弟子のペットはワシも可愛がろう」
「ペットじゃない! トモナリと僕は友達!」
「友達か。そりゃ悪いことをしたな。弟子の友達なら歓迎しよう」
「テッサイ良い人!」
「はっはっ、ありがとさん」
ーーーーー
「今日は何食べたの?」
「コンビニで適当に」
「……やっぱり朝何か作っていった方がいいかしら?」
「いいよ! 母さんも忙しいし」
お昼はテッサイのところで食べましたなんて言えなくて適当に誤魔化す。
夜ご飯を食べながらゆかりはトモナリが日中どんなことをしていたのを聞く。
何をするのかと思ったらテッサイはトモナリの腕を掴んだ。
何かを確かめるように力を入れては少しずつ掴む位置を変えていく。
腕から肩へ、そして胴や足に至るまで全身一通り確かめる。
「何かスポーツは?」
「何もやってないです」
「体はいかにも普通だが骨は悪くない。動きも良かったし何かを習えば上達は早そうだ。トモナリよ、ワシの弟子にならんか?」
「えっ?」
「ワシの下で剣術を習ってみるつもりはないかと聞いておる」
テッサイはトモナリの目を見てニヤリと笑った。
「このような時間をうろついているということは何か事情があるのだろう? 安心せい、聞くことはしない。だが時間に余裕があるなら何かを習ってみてもよいだろう」
思わぬ提案に目をぱちくりとさせているトモナリにテッサイは畳み掛ける。
「それにじゃ。師というのは弟子の秘密を守るもんだ」
テッサイがチラリとヒカリのことを見た。
弟子になればヒカリのことも秘密にしておいてやると言っているのだとトモナリは察した。
トモナリの理解したような顔を見てテッサイが満足そうに頷く。
人の良い誘いに見せかけてとんでもない腹黒な脅しではないかとトモナリは苦い顔をする。
「少し……時間ください」
「ふぅーむ、なぜじゃ?」
「その……母さんに相談しないと。俺じゃ月謝も払えないですし、勝手に習い事のも……」
「はっはっはっ!」
テッサイは一度大きく目を見開いた後大笑いした。
あまりに才気溢れる若者を前にことを焦ってしまっていた。
おそらく相手は学生で、それもまだ中学生ぐらいである。
何をするにも制限があって然るべきで、己の判断だけでは難しいということを失念していた。
それに照れ臭そうに母さんなどと口にするトモナリがなんとなく面白かった。
「金など取らん。門下生ではあるがワシが誘った弟子なのだからな。しかし保護者の同意というものも必要だろう。どれ、連絡先と住所教えろ」
「えっ?」
「ふっふっ、ワシが説得してやる」
トモナリはまだ弟子入りするとは言っていない。
しかしテッサイの中ではもうトモナリが弟子入りすることは決まっているようだ。
「弟子入り記念じゃ、ついてこい」
住所と電話番号をメモ用紙に書かされて、受け取ったテッサイは忘れないようにと自分の財布の中にメモを畳んで入れた。
ついてこいというのでトモナリはヒカリが入ったリュックを背負ってテッサイの跡を追って剣道場から出る。
剣道場の裏には古めかしい大きな蔵があった。
テッサイは懐から鍵を取り出すと蔵の扉を開けて中に入る。
「決して触れるでないぞ」
蔵の奥に入ったテッサイは細長い木の箱を取り出した。
ふっと息を吹きかけて埃を飛ばすと近くにあった適当な物の上に置いた。
「これが神切じゃ」
「これが……」
木の箱を開けると中には一振りの日本刀が入っていた。
しかしその様子は少し異常であった。
刀は鞘に収められているのだが、鞘にはお札のようなものが貼ってあった。
刀が抜けないようにツバから鞘にかけてもお札が貼ってあっていかにも曰く付きな代物に見えた。
「こんなもの欲しがるのはそういない。神を切る……などという大それた名前からだろうか、この刀は持つ人を狂わせる呪いの刀なのじゃよ」
テッサイの目を見れば冗談を言っているのではないと分かる。
「なんか力を感じる」
リュックから顔を出していたヒカリは神切を睨みつけるように見ている。
「これ、危なそうだぞ」
「どうやらそうみたいだな」
神切がこんなものだとはトモナリも知らなかった。
ただ回帰する前に知っていたもので、テッサイの手元にあったことを知っていたから欲しいと思ったぐらいだったのである。
「どうやってこの刀のことを知ったのかは聞かん。だが己を律する精神力を持たねば刀に取り込まれてしまう。そう言った意味でも弟子として修行することを勧めるのじゃ」
テッサイは箱を閉じると再び蔵の奥に箱を押し込めた。
「もし仮にお前さんがアレを持つのに相応しい男になったのなら、その時はタダでくれてやる」
「……分かりました。タダでもらっていきます」
「気が早いな」
テッサイは異様な刀を見ても物怖じすらしないトモナリにより好感を抱いた。
「どうじゃ、昼はまだだろう? 用事がなければうちで食べていきなさい」
「……こいつもいいですか?」
トモナリは体をねじってリュックを前に出す。
顔を出したヒカリがテッサイの目をじっと見つめている。
「危なくなさそうだしな、いいだろう。弟子のペットはワシも可愛がろう」
「ペットじゃない! トモナリと僕は友達!」
「友達か。そりゃ悪いことをしたな。弟子の友達なら歓迎しよう」
「テッサイ良い人!」
「はっはっ、ありがとさん」
ーーーーー
「今日は何食べたの?」
「コンビニで適当に」
「……やっぱり朝何か作っていった方がいいかしら?」
「いいよ! 母さんも忙しいし」
お昼はテッサイのところで食べましたなんて言えなくて適当に誤魔化す。
夜ご飯を食べながらゆかりはトモナリが日中どんなことをしていたのを聞く。
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