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第三章
二つ目のスキル11
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「能力もかなり伸びたな」
自分の能力を見て思わずニヤリとしてしまう。
想定していたよりも能力の伸びが良い。
体を鍛えればある程度伸びるということが分かっていたので努力してきた。
数値として能力が見えると努力が身になっているなと感じられる。
ただこれからはそうもいかない。
トレーニングで数値も上がりにくくなったし、レベル20を超えるとレベルアップでの能力アップも鈍化するというのが一般的だ。
このまま伸びるだろうなんて慢心しないで努力や工夫を続けねばならない。
「スキルは……」
次にスキルに目を向ける。
トモナリが持っているスキルは三つある。
一つ目は交感力。
モンスターと心を通わせたりできるスキルである。
今のところその効果を強く実感したことはないけれどもEXスキルという見たこともないスキルなのでどこかで役に立ってくれるだろうと期待している。
二つ目のスキルは魂の契約 (ドラゴン)だ。
このスキルによってヒカリやルビウスとトモナリは繋がっている。
実態を持つヒカリが強くなるとトモナリも強くなるなんていう特殊な効果もある。
そして三つ目のスキルが新しく手に入れたドラゴンズコネクトというスキルになる。
『ドラゴンズコネクト
魂の契約したドラゴンの力を借りることができる。ドラゴンの力を体に宿して同一化し、ドラゴンの力を使ったり自身の力を強化することができる。力を借りるドラゴンの能力によって強化される能力が変わる』
ドラゴンズコネクトのスキルの説明を確認する。
見た限りスキルのためのスキル、分類するなら特殊スキル寄りの攻撃スキルのようだ。
「うーん……」
スキルの説明だけを見てもいまいち分かりにくい感じがある。
ただ契約したドラゴンといっているから魂の契約を前提としたスキルであることは確実だ。
「同一化、ということはスキルを使っている間ヒカリはいなくなるのか?」
色々と疑問はある。
「まあいいか、使ってみよう」
どんなスキルであれ使ってみればわかることも多い。
ドラゴンズコネクトは契約したドラゴンを使う。
今回はヒカリではなくルビウスで試してみようとトモナリは剣を抜いた。
「ドラゴンズコネクト!」
ルビウスを意識しながらトモナリはスキルを発動させる。
「あれが新しいアイゼンのスキルか」
ルビウスが赤い光を放つ。
そしてゆっくりとトモナリの胸に吸い込まれていく。
「うっ……」
トモナリの体に変化が起き始めた。
まるで炎が血管を流れているかのように熱さが体を巡り始める。
全身の皮膚がムズムズして、背中の肩甲骨のあたりに不思議な違和感を感じる。
「ト、トモナリ君の姿が……」
「何つースキルだよ……」
トモナリの変化はみんなの目にも明らかであった。
「くっ……ハァッ! ……これは」
体を駆け巡る熱さを飲み込んだ瞬間、背中からビリッと音が聞こえてきた。
トモナリとしては全身にみなぎるような強い力を感じ取っていた。
そしてふと見ると手や腕に赤い鱗が生えていることに気がつく。
「むひょーーーー!」
「ヒ、ヒカリちゃん?」
トモナリの視点から見た時には鱗が生えているな程度だったけれど、周りから見た時のトモナリはより大きく変化していた。
腕だけではなく顔など全身に赤い鱗が生えている。
目は輝くような金色に染まり、瞳孔が縦に長くなっている。
頭には小さくツノが生えていて、さらに一番大きな大きな変化は背中に翼まで生えているのだ。
まるでドラゴンと人が融合したような姿である。
トモナリの姿を見てヒカリが激しく興奮をあらわにした。
尻尾を激しく振りながらフラフラとトモナリに近づいていく。
「どうだ、ヒカリ?」
トモナリは珍しく飛ばずに歩いてくるヒカリに気づいて笑顔を向けた。
「か……」
「か?」
「カッコイイのだぁ~!」
ヒカリはうっとりとした顔をしてトモナリのことを見ている。
『お主、何をしたのだ?』
トモナリの頭の中でルビウスの声が響く。
「新しいスキルを試したんだ」
ヒカリはトモナリに飛びついて頬を擦り付けている。
何だかスキルを使った姿をとても気に入ってくれているようだ。
尻尾がグルングルン回転していてヒカリのテンションはとても高い。
『何だか不思議なものだな……体を失って久しいのに体を得たような気分がしておるわ』
「今俺とルビウスは一つになってるからな。体の他のところはどうなってる……翼!?」
グッと体をねじってみてトモナリはようやく翼の存在に気がついた。
「えっ、俺どうなってんの!?」
ちょっと鱗が生えただけだと思っていたのだけど思っていたよりも大きな変化があってトモナリは驚いた。
「ほれ! すごいことになってるよ!」
「おっ、ありがと……うおっ!?」
ミズキがスマホでトモナリの姿を撮影して見せてくれた。
ツノがあって翼まで生えている。
ここまで体が変化しているだなんて思いもよらず、トモナリはお尻に手をやった。
「流石に尻尾はないか……」
もしかしたらと思ったけれど尻尾まではなかった。
けれどなぜなのかその気になれば尻尾もいけるような気がしてならない。
自分の能力を見て思わずニヤリとしてしまう。
想定していたよりも能力の伸びが良い。
体を鍛えればある程度伸びるということが分かっていたので努力してきた。
数値として能力が見えると努力が身になっているなと感じられる。
ただこれからはそうもいかない。
トレーニングで数値も上がりにくくなったし、レベル20を超えるとレベルアップでの能力アップも鈍化するというのが一般的だ。
このまま伸びるだろうなんて慢心しないで努力や工夫を続けねばならない。
「スキルは……」
次にスキルに目を向ける。
トモナリが持っているスキルは三つある。
一つ目は交感力。
モンスターと心を通わせたりできるスキルである。
今のところその効果を強く実感したことはないけれどもEXスキルという見たこともないスキルなのでどこかで役に立ってくれるだろうと期待している。
二つ目のスキルは魂の契約 (ドラゴン)だ。
このスキルによってヒカリやルビウスとトモナリは繋がっている。
実態を持つヒカリが強くなるとトモナリも強くなるなんていう特殊な効果もある。
そして三つ目のスキルが新しく手に入れたドラゴンズコネクトというスキルになる。
『ドラゴンズコネクト
魂の契約したドラゴンの力を借りることができる。ドラゴンの力を体に宿して同一化し、ドラゴンの力を使ったり自身の力を強化することができる。力を借りるドラゴンの能力によって強化される能力が変わる』
ドラゴンズコネクトのスキルの説明を確認する。
見た限りスキルのためのスキル、分類するなら特殊スキル寄りの攻撃スキルのようだ。
「うーん……」
スキルの説明だけを見てもいまいち分かりにくい感じがある。
ただ契約したドラゴンといっているから魂の契約を前提としたスキルであることは確実だ。
「同一化、ということはスキルを使っている間ヒカリはいなくなるのか?」
色々と疑問はある。
「まあいいか、使ってみよう」
どんなスキルであれ使ってみればわかることも多い。
ドラゴンズコネクトは契約したドラゴンを使う。
今回はヒカリではなくルビウスで試してみようとトモナリは剣を抜いた。
「ドラゴンズコネクト!」
ルビウスを意識しながらトモナリはスキルを発動させる。
「あれが新しいアイゼンのスキルか」
ルビウスが赤い光を放つ。
そしてゆっくりとトモナリの胸に吸い込まれていく。
「うっ……」
トモナリの体に変化が起き始めた。
まるで炎が血管を流れているかのように熱さが体を巡り始める。
全身の皮膚がムズムズして、背中の肩甲骨のあたりに不思議な違和感を感じる。
「ト、トモナリ君の姿が……」
「何つースキルだよ……」
トモナリの変化はみんなの目にも明らかであった。
「くっ……ハァッ! ……これは」
体を駆け巡る熱さを飲み込んだ瞬間、背中からビリッと音が聞こえてきた。
トモナリとしては全身にみなぎるような強い力を感じ取っていた。
そしてふと見ると手や腕に赤い鱗が生えていることに気がつく。
「むひょーーーー!」
「ヒ、ヒカリちゃん?」
トモナリの視点から見た時には鱗が生えているな程度だったけれど、周りから見た時のトモナリはより大きく変化していた。
腕だけではなく顔など全身に赤い鱗が生えている。
目は輝くような金色に染まり、瞳孔が縦に長くなっている。
頭には小さくツノが生えていて、さらに一番大きな大きな変化は背中に翼まで生えているのだ。
まるでドラゴンと人が融合したような姿である。
トモナリの姿を見てヒカリが激しく興奮をあらわにした。
尻尾を激しく振りながらフラフラとトモナリに近づいていく。
「どうだ、ヒカリ?」
トモナリは珍しく飛ばずに歩いてくるヒカリに気づいて笑顔を向けた。
「か……」
「か?」
「カッコイイのだぁ~!」
ヒカリはうっとりとした顔をしてトモナリのことを見ている。
『お主、何をしたのだ?』
トモナリの頭の中でルビウスの声が響く。
「新しいスキルを試したんだ」
ヒカリはトモナリに飛びついて頬を擦り付けている。
何だかスキルを使った姿をとても気に入ってくれているようだ。
尻尾がグルングルン回転していてヒカリのテンションはとても高い。
『何だか不思議なものだな……体を失って久しいのに体を得たような気分がしておるわ』
「今俺とルビウスは一つになってるからな。体の他のところはどうなってる……翼!?」
グッと体をねじってみてトモナリはようやく翼の存在に気がついた。
「えっ、俺どうなってんの!?」
ちょっと鱗が生えただけだと思っていたのだけど思っていたよりも大きな変化があってトモナリは驚いた。
「ほれ! すごいことになってるよ!」
「おっ、ありがと……うおっ!?」
ミズキがスマホでトモナリの姿を撮影して見せてくれた。
ツノがあって翼まで生えている。
ここまで体が変化しているだなんて思いもよらず、トモナリはお尻に手をやった。
「流石に尻尾はないか……」
もしかしたらと思ったけれど尻尾まではなかった。
けれどなぜなのかその気になれば尻尾もいけるような気がしてならない。
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てな訳で………
薬師の名門ブレルスクに入学した私は、退学するまで暴れます。
…そう息巻いて迎えた執行猶予満了日、
掲示板に張り出された正式な退学勧告文を
確認しに行ったんだけど……
どういう事なの?これ。
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