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第2話
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『突然のお手紙で申し訳ございません。
私と仲間さんの約束を覚えていらっしゃいますでしょうか?
私と仲間 悠さんが結婚をすると言う話です。仲間さんにとってご迷惑な約束と思います。ですが、この話には、続きがあります。
それは、私と仲間さんが、高校生になったら、彼氏彼女の関係になる。と言う事です。
私も、仲間さんも高校生になりました。近々会いに行きたい、そう思っていましたが、私は、病気にかかってしまい、そちらに会いに行けなくなったのです。だから、今の心境をこうしてお手紙にしたのです。
どうか、私の想い届いてください。 敬具』
そう手紙に書かれていた。俺は、たぶんこの時は唖然とした顔になっていただろう。
それは誰でも同じ反応をするだろう?
こうやって、昔あった事のある、今まで音信不通だった女の子に、こうした告白まがいの手紙をもらうなんて。しかも、病気にかかっているなんて。
俺は、慌てて家の中の何処かにある、便箋などを探して、返事の手紙を書こうとしたが、肝心な住所などがこの手紙には、書かれていなかった。
「おかしい……」
そう思った。そして、1つの疑問が頭に浮かんだ。どうして、この人は、俺の家を知っているのか?と言う事だ。普通は、郵便など出す時は、郵便番号、住所などを記入するが、この手紙には、書かれていない。と言う事は、直接ポストに入れたと言う事になる。
あくまで、俺の推測だが。
そうやって、うんうんと悩んでいると、「グゥ~」と腹がなった。
今日の所は、飯でも食って休むかと思い、調理場へ向かった。
その日は、ミートソースのパスタとサラダを作り、風呂や洗濯などをしていると、気づいたら、11時を過ぎていたのでもう寝た。
それでも、頭の中では、あの手紙の事が残っていた。
「高校生になったら、付き合うって話、絶対に嘘だろ。ハハハ」
そう言って、俺は、布団についた。
「ここは、どこだ?」
俺は、直感的にそう思った。懐かしい、山々や鳥の声。そして、心地よい風。
懐かしくもあり、落ち着く。
まるで、実家に戻ったみたいだ。
普段は、都会の喧騒などから、鳥の声などはあまり聞かなくなったがここでは、よく聞こえる。
俺は、前に続く道をただ真っ直ぐと歩いた。
しばらくすると、ブルーグレーのワンピースをきた、髪の長い女の人がいた。
「あのっ」
俺は、遠くにいる女の人に届くように大きな声で言った。
「なんでしょうか?」
その女の人は、風になびく、長い髪を手で押さえ、こっちを振り向く。
俺は、生唾を飲み込んだ。
「ピピッピピッ」
アラームの音で目が覚めた。俺の目の前には、いつもの布団。横で鳴るうるさいアラーム。
「夢オチかよ」
俺は、まだ覚醒仕切ってない目をこすり、アラームを止める。
夢で見た懐かしい風景がまだ頭に残っている。そして、最後に、見えそうで見えなかった女の人も。
ため息と共に布団から、這いずり出る。
あのまま、気持ちの良い夢と共にいたかった。そう思ってしまう。
ぞろぞろと、リビングを歩いて、カレンダーを確認する。すると、昨日届いた手紙と目があった。
そうだ。昨日これを見たから、こんな夢を見たんだ。そう自分に言い聞かせた。今日は土曜だ。ゆっくりと家の事をしょうか。それで気分を変えよう。そう思った。
~とある街の病院~
「杉さん。私のお手紙。ちゃんとあの方の所に届けましたか?」
「はい。お嬢様のご命令通り、仲間 悠様のお宅に届けました。」
「そう、ご苦労様。」
「ところで、お嬢様。あの様なやり方でよろしかったのですか?」
「ええ。いずれか、あの人と私は、結婚をするの。この指輪に誓ってね」
「さてと、今日の予定はこれでいいか」
俺は、1日の予定を紙に書いて、冷蔵庫の壁に貼った。
こうやって、計画通りする性格は、母親譲りなのかもな。そうやって、実家の母親の事を思う。
「まずは、掃除だな」
まだ、手をつけていないダンボール箱が沢山ある。今日中に片付けるか。そう決心して、ダンボール箱を開ける。
ちゃんと整理しないとわかんないからな、そうやって、一個一個、丁寧に片付ける。
30分が経って、小さな箱を見つけた。
「なんだこれ?」
そう思い開けてみる。すると、驚いたことに、中から指輪が出ててきた。
「なんで、こんなのがあるんだ?」
疑問しか思い浮かばない。
一応はめてみる。ぴったりだ。でもなんで?不思議しかない。
それからは、掃除などしていても、あの手紙といい、指輪といい、俺は、昔どんな約束をしたんだ。あの頃の自分に聞きたい。
それから、今日の昼ご飯を作るため、買い物に出かけた。
休みだし、簡単なものでいいか。そう思い、チャーハン決定。食材を近くのスーパーで購入して、家に帰る。
一応、ポストも確認してみる。しかし、手紙らしきものは入ってない。
「どうしたもんかね」
そう呟いて、家に入った。
それからというもの。あの手紙は、あの日以来、ポストに入っていなかった。
俺は、それを不思議に思いながらも、普通の生活を送っていった。
この生活が続けばいい。そう思ったが、人生とは、何があるかわからない。
「仲間 悠様でしょうか?」
「……はい」
私と仲間さんの約束を覚えていらっしゃいますでしょうか?
私と仲間 悠さんが結婚をすると言う話です。仲間さんにとってご迷惑な約束と思います。ですが、この話には、続きがあります。
それは、私と仲間さんが、高校生になったら、彼氏彼女の関係になる。と言う事です。
私も、仲間さんも高校生になりました。近々会いに行きたい、そう思っていましたが、私は、病気にかかってしまい、そちらに会いに行けなくなったのです。だから、今の心境をこうしてお手紙にしたのです。
どうか、私の想い届いてください。 敬具』
そう手紙に書かれていた。俺は、たぶんこの時は唖然とした顔になっていただろう。
それは誰でも同じ反応をするだろう?
こうやって、昔あった事のある、今まで音信不通だった女の子に、こうした告白まがいの手紙をもらうなんて。しかも、病気にかかっているなんて。
俺は、慌てて家の中の何処かにある、便箋などを探して、返事の手紙を書こうとしたが、肝心な住所などがこの手紙には、書かれていなかった。
「おかしい……」
そう思った。そして、1つの疑問が頭に浮かんだ。どうして、この人は、俺の家を知っているのか?と言う事だ。普通は、郵便など出す時は、郵便番号、住所などを記入するが、この手紙には、書かれていない。と言う事は、直接ポストに入れたと言う事になる。
あくまで、俺の推測だが。
そうやって、うんうんと悩んでいると、「グゥ~」と腹がなった。
今日の所は、飯でも食って休むかと思い、調理場へ向かった。
その日は、ミートソースのパスタとサラダを作り、風呂や洗濯などをしていると、気づいたら、11時を過ぎていたのでもう寝た。
それでも、頭の中では、あの手紙の事が残っていた。
「高校生になったら、付き合うって話、絶対に嘘だろ。ハハハ」
そう言って、俺は、布団についた。
「ここは、どこだ?」
俺は、直感的にそう思った。懐かしい、山々や鳥の声。そして、心地よい風。
懐かしくもあり、落ち着く。
まるで、実家に戻ったみたいだ。
普段は、都会の喧騒などから、鳥の声などはあまり聞かなくなったがここでは、よく聞こえる。
俺は、前に続く道をただ真っ直ぐと歩いた。
しばらくすると、ブルーグレーのワンピースをきた、髪の長い女の人がいた。
「あのっ」
俺は、遠くにいる女の人に届くように大きな声で言った。
「なんでしょうか?」
その女の人は、風になびく、長い髪を手で押さえ、こっちを振り向く。
俺は、生唾を飲み込んだ。
「ピピッピピッ」
アラームの音で目が覚めた。俺の目の前には、いつもの布団。横で鳴るうるさいアラーム。
「夢オチかよ」
俺は、まだ覚醒仕切ってない目をこすり、アラームを止める。
夢で見た懐かしい風景がまだ頭に残っている。そして、最後に、見えそうで見えなかった女の人も。
ため息と共に布団から、這いずり出る。
あのまま、気持ちの良い夢と共にいたかった。そう思ってしまう。
ぞろぞろと、リビングを歩いて、カレンダーを確認する。すると、昨日届いた手紙と目があった。
そうだ。昨日これを見たから、こんな夢を見たんだ。そう自分に言い聞かせた。今日は土曜だ。ゆっくりと家の事をしょうか。それで気分を変えよう。そう思った。
~とある街の病院~
「杉さん。私のお手紙。ちゃんとあの方の所に届けましたか?」
「はい。お嬢様のご命令通り、仲間 悠様のお宅に届けました。」
「そう、ご苦労様。」
「ところで、お嬢様。あの様なやり方でよろしかったのですか?」
「ええ。いずれか、あの人と私は、結婚をするの。この指輪に誓ってね」
「さてと、今日の予定はこれでいいか」
俺は、1日の予定を紙に書いて、冷蔵庫の壁に貼った。
こうやって、計画通りする性格は、母親譲りなのかもな。そうやって、実家の母親の事を思う。
「まずは、掃除だな」
まだ、手をつけていないダンボール箱が沢山ある。今日中に片付けるか。そう決心して、ダンボール箱を開ける。
ちゃんと整理しないとわかんないからな、そうやって、一個一個、丁寧に片付ける。
30分が経って、小さな箱を見つけた。
「なんだこれ?」
そう思い開けてみる。すると、驚いたことに、中から指輪が出ててきた。
「なんで、こんなのがあるんだ?」
疑問しか思い浮かばない。
一応はめてみる。ぴったりだ。でもなんで?不思議しかない。
それからは、掃除などしていても、あの手紙といい、指輪といい、俺は、昔どんな約束をしたんだ。あの頃の自分に聞きたい。
それから、今日の昼ご飯を作るため、買い物に出かけた。
休みだし、簡単なものでいいか。そう思い、チャーハン決定。食材を近くのスーパーで購入して、家に帰る。
一応、ポストも確認してみる。しかし、手紙らしきものは入ってない。
「どうしたもんかね」
そう呟いて、家に入った。
それからというもの。あの手紙は、あの日以来、ポストに入っていなかった。
俺は、それを不思議に思いながらも、普通の生活を送っていった。
この生活が続けばいい。そう思ったが、人生とは、何があるかわからない。
「仲間 悠様でしょうか?」
「……はい」
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