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2章 ビギシティと出会い
初めての戦闘
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「……ここが人間界か。」
べシールに転移してもらった俺は周りを見渡す。
「すごい光景だな。」
一面平原で穏やかな風が吹き、花々が咲き乱れていた。神界を思い浮かばせてくれる光景を少し見ていたが1本の20mほどもある大きな木を見てべシールの言葉を思い出した。
「あの木の方向にずっと進めばビギシティ?っていう所に着くのか。」
木の方向へと歩きながら今後の方針を立てる。
「ビギシティに行ったら冒険者ギルドがあるんだよな。
まずは、ビギシティに行って宿を確保して冒険者ギルドで登録するか。そこからは依頼を受けながらステータスの上昇とあと、スキルも習得しなくちゃな。」
やるべきことが決まり、頬をパシッと叩き気合いを入れる。
「あれは……スライム?」
歩いていると30cmほどの青色のスライムが数十メートル先にいた。
先程までは辺りにはほとんど魔物がいなかったが、場所を移動したからか、回りには少々の魔物がいた。
「もっと向こうにはゴブリンか。」
緑色の肌をした子供程度の身長のゴブリンも数体確認できた。
手には木製の亀裂が入っているボロボロの棍棒を持っている。
「こいつらみたいな一般的な魔物も記憶にあるな。スライムはGランク、ゴブリンはFランクの魔物……べシールの言ってた通りEランクの俺なら大丈夫だろうけど、初戦闘だから気をつけよう。」
進路上どうしても邪魔なので、自分の力を確認することも兼ねて戦闘することにする。
各属性の初級魔法のみ記憶にあるため一応は戦える。
「〈集いし魔力の塊よ・我が手より放たれよ〉」
無属性初級魔法『マジックショット』の射程距離までスライムに近づき手を前に構え、呪文を詠唱する。
スライムは俺に気づき突進しようとしてくるが詠唱は完了している。
「ピギィ!?」
俺の手から10cmほどの魔力の塊が真っ直ぐ飛んでいきスライムを吹き飛ばした。
しかし、一撃では仕留められずスライムはぴょんぴょんと俺の方に向かってくる。
「やっぱり初級魔法じゃこの程度か……。」
『マジックショット』の攻撃力はG+程度とめっちゃくちゃ攻撃力が低い。
「〈集いし〉……いったぁ!?」
再び詠唱しようとすると今度こそスライムが突進し、俺の腹にスライムの体がめり込む。
まるで思いっきりバスケットボールを当てられた感じだ。
しかも今の俺は防具なんて持ってなく、今来ているのは制服のみ。
大した防御力もないため、Gランクのスライムにすら少しではあるがダメージを与えられてしまい、詠唱を中断してしまった。
「ちっ」
続けて突進してくるスライムを今度は横に飛んで回避し、
「〈集いし魔力の塊よ・我が手より放たれよ〉!」
スライムに照準を合わせ、再び『マジックショット』を放つ。
スライムは俺に突進を回避されて無防備の状態で『マジックショット』をくらい、形を保てずに消滅した。
「た、倒したのか……。」
消滅したスライムを見ながら呟く。
「ギャギャ!!」
「え……」
背後から嫌な予感がした。まぁ、近くであんだけ暴れれば気づかれるだろうけどと思いながら後ろを向く。
ゴブリンだった。しかも2体。戦闘態勢でいまにも棍棒で殴りかかってきそうだ。
「いいぜ、ぶっ倒してやるよ。」
強気に挑発しゴブリンに攻撃を促す。
「「ギャギャ!!」」
俺の挑発に乗せられたのか、激怒したかのように棍棒を振り回してくる。
簡単な挑発だがここまで激怒してくれると助かる。
冷静さを失ってくれないとこれは失敗するからな。
「〈我・害する者を穿つ力を求む〉」
無属性初級魔法『パワーライズ』。
体の一部を魔力で一定時間強化する魔法だ。
本来は拳や足を強化して敵を殴ったり蹴ったりする魔法だが今回は攻撃に使用する訳では無い。
片足に『パワーライズ』をかけその足で地面を蹴って後ろに飛ぶ。
「うおっ……〈深く沸き立つ黒煙よ・幻影となれ〉!」
思った以上に飛んだことにびっくりしながらも闇属性初級魔法『ダークスモーク』を発動する。
『ダークスモーク』は相手に黒い煙の幻影を見せる魔法だ。これによってゴブリンは煙の幻影で視界が奪われ混乱し、俺には黒い煙は幻影であるため安全にゴブリン達を倒すことが出来る。
とはいえ、この魔法は本来闇属性で俺の真・無属性により無属性魔法となっているため、効果も効果時間も本来の『ダークスモーク』には劣るため早めに決着をつけなければならない。
しかし、今の俺のステータスでどんな初級魔法を使ったとしてもゴブリンを一撃で倒せる自信はない。
「こうなったら、1体まず先に倒すか。〈集いし魔力の塊よ・我が手より放たれよ〉!〈小さき火種よ・火球になれ〉!」
「ギャァ!」
『マジックショット』を混乱しているゴブリンに放ち、その直後に追い打ちをかけるようにさらに火属性初級魔法『ファイア』を準備する。俺の手に宿った小さな炎の灯火が魔力を吸い上げ、『マジックショット』よりも少しだけ大きな火球が出来る。
「行け!」
「ギャァァァ!!」
『ファイア』は同じゴブリンに直撃し、弱っていたゴブリンの体を焼き尽くした。
「……っ!」
もう片方のゴブリンが背後から棍棒を振ってきた。
あのゴブリンに意識を集中しすぎたようだ。
まだ強化されている足でゴブリンの棍棒に向かって回し蹴りをお見舞する。この距離だと詠唱する余裕が無い。
強化されているため俺の蹴りでゴブリンの棍棒が吹っ飛ぶ。
「ギャ!?」
「〈集いし魔力の塊よ・我が手より放たれよ〉」
棍棒に一瞬だけ意識を持っていかれたゴブリンの頭を掴み、ゼロ距離で頭に『マジックショット』を放つ。
いくら初級魔法でもゼロ距離で、しかも頭に食らったため一撃で倒せた。
「うわ……。」
ゴブリンの緑色の血が手と全身に少しかかる。
「……これ、早く宿で洗わんとな。」
進路上の邪魔がいなくなったので俺は手を振って血を落とし先を急いだ。
今回使用した魔法
マジックショット 無属性初級魔法
攻撃力 G+
魔法制御力 G
消費魔力量 G+
射程 F-
魔法発動速度 F++
詠唱
集いし魔力の高まりよ・我が手より放たれよ
効果
10cmほどの魔力の塊を放つ魔法。
パワーライズ 無属性初級魔法
肉体強化値 F+
魔法制御力 F-
魔法効果時間 F
消費魔力量 G
詠唱
我・害する者を穿つ力を求む
効果
体の一部の身体能力を少し上昇する。
ファイア 火属性初級魔法
本家
攻撃力 F+
魔法制御力 F-
消費魔力量 F
射程 F-
魔法発動速度 F
詠唱
小さき炎の灯火よ・我が手に宿りて・火球となれ
効果
手から15cmほどの大きさの火の球を放つ魔法。
真・無属性ver ファイア
攻撃力 F-
魔法制御力 F
消費魔力量 F-
射程 F-
魔法発動速度 F
詠唱
小さき火種よ・火球になれ
ダークスモーク 闇属性初級魔法
本家
影響力 F+
魔法制御力 G++
魔法効果時間 F
消費魔力量 F-
魔法発動速度 F--
詠唱
深く沸き立て幻影よ・黒き煙映し・惑わせよ
効果
対象に黒煙の幻影を見せる。
ダークスモーク 真・無属性ver
影響力 F-
魔法制御力 G+
魔法効果時間 G++
消費魔力量 F--
魔法発動速度 F--
詠唱
深く沸き立つ黒煙よ・幻影となれ
べシールに転移してもらった俺は周りを見渡す。
「すごい光景だな。」
一面平原で穏やかな風が吹き、花々が咲き乱れていた。神界を思い浮かばせてくれる光景を少し見ていたが1本の20mほどもある大きな木を見てべシールの言葉を思い出した。
「あの木の方向にずっと進めばビギシティ?っていう所に着くのか。」
木の方向へと歩きながら今後の方針を立てる。
「ビギシティに行ったら冒険者ギルドがあるんだよな。
まずは、ビギシティに行って宿を確保して冒険者ギルドで登録するか。そこからは依頼を受けながらステータスの上昇とあと、スキルも習得しなくちゃな。」
やるべきことが決まり、頬をパシッと叩き気合いを入れる。
「あれは……スライム?」
歩いていると30cmほどの青色のスライムが数十メートル先にいた。
先程までは辺りにはほとんど魔物がいなかったが、場所を移動したからか、回りには少々の魔物がいた。
「もっと向こうにはゴブリンか。」
緑色の肌をした子供程度の身長のゴブリンも数体確認できた。
手には木製の亀裂が入っているボロボロの棍棒を持っている。
「こいつらみたいな一般的な魔物も記憶にあるな。スライムはGランク、ゴブリンはFランクの魔物……べシールの言ってた通りEランクの俺なら大丈夫だろうけど、初戦闘だから気をつけよう。」
進路上どうしても邪魔なので、自分の力を確認することも兼ねて戦闘することにする。
各属性の初級魔法のみ記憶にあるため一応は戦える。
「〈集いし魔力の塊よ・我が手より放たれよ〉」
無属性初級魔法『マジックショット』の射程距離までスライムに近づき手を前に構え、呪文を詠唱する。
スライムは俺に気づき突進しようとしてくるが詠唱は完了している。
「ピギィ!?」
俺の手から10cmほどの魔力の塊が真っ直ぐ飛んでいきスライムを吹き飛ばした。
しかし、一撃では仕留められずスライムはぴょんぴょんと俺の方に向かってくる。
「やっぱり初級魔法じゃこの程度か……。」
『マジックショット』の攻撃力はG+程度とめっちゃくちゃ攻撃力が低い。
「〈集いし〉……いったぁ!?」
再び詠唱しようとすると今度こそスライムが突進し、俺の腹にスライムの体がめり込む。
まるで思いっきりバスケットボールを当てられた感じだ。
しかも今の俺は防具なんて持ってなく、今来ているのは制服のみ。
大した防御力もないため、Gランクのスライムにすら少しではあるがダメージを与えられてしまい、詠唱を中断してしまった。
「ちっ」
続けて突進してくるスライムを今度は横に飛んで回避し、
「〈集いし魔力の塊よ・我が手より放たれよ〉!」
スライムに照準を合わせ、再び『マジックショット』を放つ。
スライムは俺に突進を回避されて無防備の状態で『マジックショット』をくらい、形を保てずに消滅した。
「た、倒したのか……。」
消滅したスライムを見ながら呟く。
「ギャギャ!!」
「え……」
背後から嫌な予感がした。まぁ、近くであんだけ暴れれば気づかれるだろうけどと思いながら後ろを向く。
ゴブリンだった。しかも2体。戦闘態勢でいまにも棍棒で殴りかかってきそうだ。
「いいぜ、ぶっ倒してやるよ。」
強気に挑発しゴブリンに攻撃を促す。
「「ギャギャ!!」」
俺の挑発に乗せられたのか、激怒したかのように棍棒を振り回してくる。
簡単な挑発だがここまで激怒してくれると助かる。
冷静さを失ってくれないとこれは失敗するからな。
「〈我・害する者を穿つ力を求む〉」
無属性初級魔法『パワーライズ』。
体の一部を魔力で一定時間強化する魔法だ。
本来は拳や足を強化して敵を殴ったり蹴ったりする魔法だが今回は攻撃に使用する訳では無い。
片足に『パワーライズ』をかけその足で地面を蹴って後ろに飛ぶ。
「うおっ……〈深く沸き立つ黒煙よ・幻影となれ〉!」
思った以上に飛んだことにびっくりしながらも闇属性初級魔法『ダークスモーク』を発動する。
『ダークスモーク』は相手に黒い煙の幻影を見せる魔法だ。これによってゴブリンは煙の幻影で視界が奪われ混乱し、俺には黒い煙は幻影であるため安全にゴブリン達を倒すことが出来る。
とはいえ、この魔法は本来闇属性で俺の真・無属性により無属性魔法となっているため、効果も効果時間も本来の『ダークスモーク』には劣るため早めに決着をつけなければならない。
しかし、今の俺のステータスでどんな初級魔法を使ったとしてもゴブリンを一撃で倒せる自信はない。
「こうなったら、1体まず先に倒すか。〈集いし魔力の塊よ・我が手より放たれよ〉!〈小さき火種よ・火球になれ〉!」
「ギャァ!」
『マジックショット』を混乱しているゴブリンに放ち、その直後に追い打ちをかけるようにさらに火属性初級魔法『ファイア』を準備する。俺の手に宿った小さな炎の灯火が魔力を吸い上げ、『マジックショット』よりも少しだけ大きな火球が出来る。
「行け!」
「ギャァァァ!!」
『ファイア』は同じゴブリンに直撃し、弱っていたゴブリンの体を焼き尽くした。
「……っ!」
もう片方のゴブリンが背後から棍棒を振ってきた。
あのゴブリンに意識を集中しすぎたようだ。
まだ強化されている足でゴブリンの棍棒に向かって回し蹴りをお見舞する。この距離だと詠唱する余裕が無い。
強化されているため俺の蹴りでゴブリンの棍棒が吹っ飛ぶ。
「ギャ!?」
「〈集いし魔力の塊よ・我が手より放たれよ〉」
棍棒に一瞬だけ意識を持っていかれたゴブリンの頭を掴み、ゼロ距離で頭に『マジックショット』を放つ。
いくら初級魔法でもゼロ距離で、しかも頭に食らったため一撃で倒せた。
「うわ……。」
ゴブリンの緑色の血が手と全身に少しかかる。
「……これ、早く宿で洗わんとな。」
進路上の邪魔がいなくなったので俺は手を振って血を落とし先を急いだ。
今回使用した魔法
マジックショット 無属性初級魔法
攻撃力 G+
魔法制御力 G
消費魔力量 G+
射程 F-
魔法発動速度 F++
詠唱
集いし魔力の高まりよ・我が手より放たれよ
効果
10cmほどの魔力の塊を放つ魔法。
パワーライズ 無属性初級魔法
肉体強化値 F+
魔法制御力 F-
魔法効果時間 F
消費魔力量 G
詠唱
我・害する者を穿つ力を求む
効果
体の一部の身体能力を少し上昇する。
ファイア 火属性初級魔法
本家
攻撃力 F+
魔法制御力 F-
消費魔力量 F
射程 F-
魔法発動速度 F
詠唱
小さき炎の灯火よ・我が手に宿りて・火球となれ
効果
手から15cmほどの大きさの火の球を放つ魔法。
真・無属性ver ファイア
攻撃力 F-
魔法制御力 F
消費魔力量 F-
射程 F-
魔法発動速度 F
詠唱
小さき火種よ・火球になれ
ダークスモーク 闇属性初級魔法
本家
影響力 F+
魔法制御力 G++
魔法効果時間 F
消費魔力量 F-
魔法発動速度 F--
詠唱
深く沸き立て幻影よ・黒き煙映し・惑わせよ
効果
対象に黒煙の幻影を見せる。
ダークスモーク 真・無属性ver
影響力 F-
魔法制御力 G+
魔法効果時間 G++
消費魔力量 F--
魔法発動速度 F--
詠唱
深く沸き立つ黒煙よ・幻影となれ
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