58 / 82
2章 ビギシティと出会い
器の代償
しおりを挟む
「〈癒しの光よ〉!」
「ァァァァッ!」
『魔力昇華』で強化した『ヒール』をヒューデット向けて放つ。
大剣を振りかざしたヒューデットは『ヒール』を受け、叫び声を上げ体勢を崩した。
「〈魔法のポケットよ〉」
魔力が神気解放で魔力量のステータスが上昇した分しか回復してなかったため、すぐに魔力切れとなる。
上級魔石を砕き、魔力を最大まで回復させ、『マジックポケット』から中にある中級ポーションと中級魔石を2つずつ取り出し、中級ポーションを1つヒューデット目掛けて投げつけ、残りを腰袋に入れる。
「アァ!」
流石に中級ポーションだと効果が薄かったのか、ポーションがかかるも、怯みすらせずに目の炎を揺らし、走って近づいてくる。
「アァァァァッ!」
「くっ、〈我は力を求む〉!」
ヒューデットは『フルスイング』を用意し、俺を上下に真っ二つにしようと大剣を横薙ぎに振るう。俺はこのままでは回避できないことを察し、デュアルアクションと『魔力昇華』、『パワーライズ』で両足を強化し、その場でジャンプして刃を回避し、蹴りを心臓にぶちかました。
「アアッ!?」
「魔法制御力が下がってるから中級魔法が使えないのが辛いな。〈癒しの光よ〉!」
蹴りで僅かに後ずさったヒューデットに再度『魔力昇華』で効果を上げた『ヒール』を放ち、中級魔石を砕きながら舌打ちする。
1度目の神気解放の反動でステータスが半分となっているため、今は魔法制御力の高い中級魔法を使うことが出来ない。『魔力昇華』で初級魔法に大量の魔力を注ぐことで何とか戦えているが、魔力量も思いっきり低下しているため、魔石を使わなければすぐに魔力が枯渇する。
その頼みの綱の魔石も中級魔石はあと1つ、上級魔石は2つ。リーフに魔力を与えるために上級魔石1つは残しておきたい。
「一撃にかけるしかないか!」
ダメージはかなり与えられている。そして腕も片方落とし、視覚も片方潰している。
なんとかして決定的な隙をつくり、急所の心臓目掛けて全力の魔法を当てればおそらく倒せるだろう。
「アァァァァッ!!」
ヒューデットは最初に戦った時と比べると、明らかに動きが鈍くなっている。しかし、相変わらず筋力は化け物並みでその筋力で振るう大剣に当たったら一発でお陀仏だ。
さっき大剣で突き刺され上級ポーションがあったお陰でまだ何とかなったが、その上級ポーションは手元にはあと1つしかなく、ステータスが低下している俺にとってはヒューデットに大ダメージを与えられるアイテムとして使うしかないため、実質俺はヒューデットの攻撃を一度でも受けたらダメということ。
「アァァァァッ!」
傷口から血を垂れ流しながらもヒューデットはドスンドスンと地を鳴らしながら近づいてくる。
「〈輝け光よ〉!」
『魔力昇華』で若干光量を上げる。月明かりで夜でもある程度は周りが見えるとはいえ、暗闇からいきなり光が湧き、ヒューデットは残った左目を大剣を持った腕で庇う。
「ヴ……ヴ……」
「なんだ?」
ヒューデットは急に左目を庇った腕をまるで力が抜けたかのようにだらんと垂らし、顔も下におろしてまるで電源の切れたロボットのような態勢になる。
「〈集いし魔力よ〉……」
念の為『マジックショット』の詠唱をし、右手にいつでも『マジックショット』が放てるよう準備をしてヒューデットに近づく。
「っ……心臓が動いてない?」
さっきまでドクンドクンと脈打っていた心臓が動きを停止している。
「……炎も消えてる。」
恐る恐る顔を掴んでみると、左目の中にあった炎が消えていて手を離すとバタリとヒューデットの体が倒れた。
「なんだか分からないが助かった……。いや、まだだ、リーフを助けないと!」
急いでリーフの元に駆け寄る。おそらく神気解放してから2分30秒以上は経っている。残り時間はあと2分ほど。しかも、リーフもさっきまでまだ生きていたが、今もどうか分からない。どうかまだ生きていることを願いながらリーフの元にたどり着いた。リーフは相変わらず気絶して意識を手放していてどこか苦しそうな表情を浮かべていた。
「待ってろよリーフ今助けてやる。……まだ心臓は動いてるけどさっきよりも鼓動が弱まってる……。」
リーフの胸に耳を当てると、意識して聞かないと分からないほどに心臓の鼓動は弱くなっていた。
「『マジックシェア』は、触れた相手に魔力を渡すことが出来るけど、手でもいいのか?」
リーフの手を握り、『マジックシェア』を発動する。
すると俺の中の魔力が手を伝い、リーフの手に流れる。一瞬ピクっとリーフの全身が跳ねるが、リーフはまだ意識を取り戻さない。
「魔力が無くなった……まだ送った方がいいよな。」
俺は腰袋の上級魔石を取り出し、魔力を吸収してさらにリーフに魔力を与え続ける。
1分30秒ほどずっと『マジックシェア』で魔力を与え、上級魔石で吸収した魔力が無くなったのが身体中を支配する倦怠感で察知し、リーフの状態を見る。
「とりあえず大丈夫……そうだな。」
鼓動はまだ若干弱いがさっきよりも強くなり、リーフの顔色も幾分か良くなった気がする。
「神気解放も終わりか。」
制限時間が経過し、神気解放時の装備が粒子となってもとの装備にもどり、粒子は3つの器の欠片となり、俺の胸に吸収されていく。
「ぐっ……が……はっ!?」
その瞬間まるで全身に雷が落ちたかのような激痛が走り、リーフの隣にバタリと崩れ落ちる。
「ガッ……ぐっ……なにが……起こって!?」
全身がビクビクと痙攣し、心臓がバクバクと音を立て全身に冷や汗をかき、どうやっても痛みが治まらない。次第に体から力が抜け始め次第に動きが取れなくなり――意識は闇へと落ちて行った。
「ァァァァッ!」
『魔力昇華』で強化した『ヒール』をヒューデット向けて放つ。
大剣を振りかざしたヒューデットは『ヒール』を受け、叫び声を上げ体勢を崩した。
「〈魔法のポケットよ〉」
魔力が神気解放で魔力量のステータスが上昇した分しか回復してなかったため、すぐに魔力切れとなる。
上級魔石を砕き、魔力を最大まで回復させ、『マジックポケット』から中にある中級ポーションと中級魔石を2つずつ取り出し、中級ポーションを1つヒューデット目掛けて投げつけ、残りを腰袋に入れる。
「アァ!」
流石に中級ポーションだと効果が薄かったのか、ポーションがかかるも、怯みすらせずに目の炎を揺らし、走って近づいてくる。
「アァァァァッ!」
「くっ、〈我は力を求む〉!」
ヒューデットは『フルスイング』を用意し、俺を上下に真っ二つにしようと大剣を横薙ぎに振るう。俺はこのままでは回避できないことを察し、デュアルアクションと『魔力昇華』、『パワーライズ』で両足を強化し、その場でジャンプして刃を回避し、蹴りを心臓にぶちかました。
「アアッ!?」
「魔法制御力が下がってるから中級魔法が使えないのが辛いな。〈癒しの光よ〉!」
蹴りで僅かに後ずさったヒューデットに再度『魔力昇華』で効果を上げた『ヒール』を放ち、中級魔石を砕きながら舌打ちする。
1度目の神気解放の反動でステータスが半分となっているため、今は魔法制御力の高い中級魔法を使うことが出来ない。『魔力昇華』で初級魔法に大量の魔力を注ぐことで何とか戦えているが、魔力量も思いっきり低下しているため、魔石を使わなければすぐに魔力が枯渇する。
その頼みの綱の魔石も中級魔石はあと1つ、上級魔石は2つ。リーフに魔力を与えるために上級魔石1つは残しておきたい。
「一撃にかけるしかないか!」
ダメージはかなり与えられている。そして腕も片方落とし、視覚も片方潰している。
なんとかして決定的な隙をつくり、急所の心臓目掛けて全力の魔法を当てればおそらく倒せるだろう。
「アァァァァッ!!」
ヒューデットは最初に戦った時と比べると、明らかに動きが鈍くなっている。しかし、相変わらず筋力は化け物並みでその筋力で振るう大剣に当たったら一発でお陀仏だ。
さっき大剣で突き刺され上級ポーションがあったお陰でまだ何とかなったが、その上級ポーションは手元にはあと1つしかなく、ステータスが低下している俺にとってはヒューデットに大ダメージを与えられるアイテムとして使うしかないため、実質俺はヒューデットの攻撃を一度でも受けたらダメということ。
「アァァァァッ!」
傷口から血を垂れ流しながらもヒューデットはドスンドスンと地を鳴らしながら近づいてくる。
「〈輝け光よ〉!」
『魔力昇華』で若干光量を上げる。月明かりで夜でもある程度は周りが見えるとはいえ、暗闇からいきなり光が湧き、ヒューデットは残った左目を大剣を持った腕で庇う。
「ヴ……ヴ……」
「なんだ?」
ヒューデットは急に左目を庇った腕をまるで力が抜けたかのようにだらんと垂らし、顔も下におろしてまるで電源の切れたロボットのような態勢になる。
「〈集いし魔力よ〉……」
念の為『マジックショット』の詠唱をし、右手にいつでも『マジックショット』が放てるよう準備をしてヒューデットに近づく。
「っ……心臓が動いてない?」
さっきまでドクンドクンと脈打っていた心臓が動きを停止している。
「……炎も消えてる。」
恐る恐る顔を掴んでみると、左目の中にあった炎が消えていて手を離すとバタリとヒューデットの体が倒れた。
「なんだか分からないが助かった……。いや、まだだ、リーフを助けないと!」
急いでリーフの元に駆け寄る。おそらく神気解放してから2分30秒以上は経っている。残り時間はあと2分ほど。しかも、リーフもさっきまでまだ生きていたが、今もどうか分からない。どうかまだ生きていることを願いながらリーフの元にたどり着いた。リーフは相変わらず気絶して意識を手放していてどこか苦しそうな表情を浮かべていた。
「待ってろよリーフ今助けてやる。……まだ心臓は動いてるけどさっきよりも鼓動が弱まってる……。」
リーフの胸に耳を当てると、意識して聞かないと分からないほどに心臓の鼓動は弱くなっていた。
「『マジックシェア』は、触れた相手に魔力を渡すことが出来るけど、手でもいいのか?」
リーフの手を握り、『マジックシェア』を発動する。
すると俺の中の魔力が手を伝い、リーフの手に流れる。一瞬ピクっとリーフの全身が跳ねるが、リーフはまだ意識を取り戻さない。
「魔力が無くなった……まだ送った方がいいよな。」
俺は腰袋の上級魔石を取り出し、魔力を吸収してさらにリーフに魔力を与え続ける。
1分30秒ほどずっと『マジックシェア』で魔力を与え、上級魔石で吸収した魔力が無くなったのが身体中を支配する倦怠感で察知し、リーフの状態を見る。
「とりあえず大丈夫……そうだな。」
鼓動はまだ若干弱いがさっきよりも強くなり、リーフの顔色も幾分か良くなった気がする。
「神気解放も終わりか。」
制限時間が経過し、神気解放時の装備が粒子となってもとの装備にもどり、粒子は3つの器の欠片となり、俺の胸に吸収されていく。
「ぐっ……が……はっ!?」
その瞬間まるで全身に雷が落ちたかのような激痛が走り、リーフの隣にバタリと崩れ落ちる。
「ガッ……ぐっ……なにが……起こって!?」
全身がビクビクと痙攣し、心臓がバクバクと音を立て全身に冷や汗をかき、どうやっても痛みが治まらない。次第に体から力が抜け始め次第に動きが取れなくなり――意識は闇へと落ちて行った。
0
あなたにおすすめの小説
異世界転移したら、神の力と無敵の天使軍団を授かったんだが。
猫正宗
ファンタジー
白羽明星は気付けば異世界転移しており、背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。
もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。
すると遥か空の彼方、誰も到達できないほどの高度に存在する、巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。
主人不在らしきその城に入ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。
――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました――
風景が目まぐるしく移り変わる。
天空城に封じられていた七つの天国が解放されていく。
移り変わる景色こそは、
第一天 ヴィロン。
第二天 ラキア。
第三天 シャハクィム。
第四天 ゼブル。
第五天 マオン。
第六天 マコン。
それらはかつて天界を構成していた七つの天国を再現したものだ。
気付けば明星は、玉座に座っていた。
そこは天の最高位。
第七天 アラボト。
そして玉座の前には、明星に絶対の忠誠を誓う超常なる存在《七元徳の守護天使たち》が膝をついていたのだった。
――これは異世界で神なる権能と無敵の天使軍団を手にした明星が、調子に乗ったエセ強者を相手に無双したり、のんびりスローライフを満喫したりする物語。
無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。
異世界国盗り物語 ~戦国日本のサムライ達が剣と魔法の世界で無双する~
和田真尚
ファンタジー
戦国大名の若君・斎藤新九郎は大地震にあって崖から転落――――気付いた時には、剣と魔法が物を言い、魔物がはびこる異世界に飛ばされていた。
「これは神隠しか?」
戸惑いつつも日本へ帰る方法を探そうとする新九郎
ところが、今度は自分を追うように領地までが異世界転移してしまう。
家臣や領民を守るため、新九郎は異世界での生き残りを目指すが周囲は問題だらけ。
領地は魔物溢れる荒れ地のど真ん中に転移。
唯一頼れた貴族はお家騒動で没落寸前。
敵対勢力は圧倒的な戦力。
果たして苦境を脱する術はあるのか?
かつて、日本から様々なものが異世界転移した。
侍 = 刀一本で無双した。
自衛隊 = 現代兵器で無双した。
日本国 = 国力をあげて無双した。
では、戦国大名が家臣を引き連れ、領地丸ごと、剣と魔法の異世界へ転移したら――――?
【新九郎の解答】
国を盗って生き残るしかない!(必死)
【ちなみに異世界の人々の感想】
何なのこの狂戦士!? もう帰れよ!
戦国日本の侍達が生き残りを掛けて本気で戦った時、剣と魔法の異世界は勝てるのか?
これは、その疑問に答える物語。
異世界よ、戦国武士の本気を思い知れ――――。
※「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも投稿しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
霊力ゼロの陰陽師
テラトンパンチ
ファンタジー
生まれつき霊力を持たない少年、西園寺玄弥(さいおんじげんや)。
妖怪の王を封じた陰陽師の血を引きながら、彼だけが“無能”と呼ばれていた。
霊術学院で嘲笑され、才能の差を突きつけられる日々。
それでも諦めきれなかった彼の前に現れたのは、王と対立する最強クラスの妖怪――九尾・葛葉。
「貴様の力は、枯れているのではない。封じられているだけだ」
仮契約によって解かれた封印。
目覚める霊力。動き出す因縁。
これは、無能と蔑まれた少年が、仲間と共に妖怪の王へ挑む物語。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる