【完結】酒は飲んでも飲まれるなー市中警邏隊副長の場合ー

天知 カナイ

文字の大きさ
3 / 8

しおりを挟む
案内された部屋は、昨日俺があわくって出てきた部屋だった。ユラールの自宅だったようだ。
ユラールの料理は思ったよりうまかった。いかにも男の料理で、肉類が多かったがきちんと野菜のメニューもあった。蒸留酒を勧められたが思わず断った。酒は飲んでも飲まれるな。俺はまだ飲まれちゃってるからしばらく酒との付き合い方を考えねばならない。
ユラールはやはりそんなに口数の多い奴ではなかったが、ぽつぽつと話すのを聞いているのは意外に楽しかった。
ただ、俺をじっと見つめて「‥二人でいる時は、シュレンさんって呼んでもいいですか?」と聞かれた時はヤバかった。

何がヤバいかって、かわいすぎて。何でこんなにしっかり筋肉ある男をかわいいと思ってしまうんだろうか。顔はどちらかと言えば綺麗系なのに。
「全然構わないよ。俺もユラールって呼んでるしな」
とそう答えたのだが、その後のユラールの一撃はまたすごかったのだ。
「‥できれば‥ユルって呼んでもらえませんか‥?」
耳まで赤くして少し小さな声でそう言ってきたユラールを、気がつけば俺は椅子を蹴って抱きしめてしまっていた。

だってかわいいんだよ!

ユラールは最初驚いていたようだったが、俺がぎゅうぎゅう抱きしめているとそっと背中に手を回してきた。
何だか、いい匂いもする。汗とユラールの匂い。首筋に顔をうずめて匂いを堪能しているとユラールが身をよじった。
「‥汗臭いから、あんまり嗅がないでください‥」
「そんなことない、いい匂いだ」
そう言って俺は‥ユラールの首筋に唇をつけてぺろりと舐めた。‥甘い気がする。
「あ、」
舐められたユラールは一瞬甘い声を立てた。その声を聞いた俺は、というか俺の息子殿が俄然元気バリバリになってしまった。

抱きたい。
え、抱いていい感じ‥?
でも、この関係性で抱くのって、俺結構最低なんじゃ‥。
そう思いながらもユラールの首筋に唇を這わせるのをやめることができない。ユラールはいちいち反応してびくびく身体を震わせる。声を上げないように息を殺しているのがわかったが、俺はそれが気にくわなかった。
ユラールの後頭部に手を回し顔を近づけて口づけた。唇が柔らかい。唇を挟むようにして愛撫し、少し舐める。「ん、ん‥」と息苦しそうにユラールが身悶えた。
一度唇を離してやると、ユラールは唇を開けて荒く呼吸をした。そこにもう一度口づけて舌を挿し込む。ユラールの舌を捉え、舌先でなぞった。上顎をぞろりと撫でるとユラールの身体が激しく震えた。それに満足して今度はきつく舌を啜り上げた。「んん!」とユラールは小さく呻いて、がくりと力を抜いた。

そのままベッドになだれ込んだ。
俺の良心が、そんなことしていいのかお前は恥を知らんのか!と叫んでいたが、ユラールがかわいくてエロ過ぎて無理だった。引き剝がすように服を脱がせば、一昨日の夜に俺がつけたであろう鬱血痕が散らばっていた。
俺、たいがいしつこく迫ったんだな‥。
そんな自分に若干引きながらも、思わず同じ場所に唇を寄せて強く吸った。これが消えることを考えるのは嫌だった。
「あ、副、ちょ‥」
「シュレンって呼ぶんだろ」
俺は意地悪くそう言ってユラールの乳首を噛んだ。「ひ、あ」と短い喘ぎ声をあげ首をのけ反らせるユラールはやっぱりエロい。
ユラールの肌はどこを触っても滑らかで吸い付くようで、莫迦みたいに気持ちよかった。身体中を撫でまわしているとユラールは身体をぴくぴくと跳ねさせる。それがかわいくてしつこく身体を撫でまわした。
俺も慌ただしく服を脱いで、裸の身体でユラールと肌を重ねた。触れたところがぴったりとくっつくのが心地よかった。
「ん‥」
乳首を舌で舐めまわし、時々歯を立てながら吸い上げてやればびくびくと身体を震わせ、艶めかしい声を出す。それがたまらなくて何度も強く吸っては噛んだ。
下半身に手を這わせれば熱く猛ったものが先走りを零していて、それごと握りこんで扱き上げる。

「ふあ、あ、いい、シュレン」
名を呼ばれて、俺の身体はカッと熱くなった。ユラールの顔を見れば潤んだ瞳で顔を赤らめこちらを求めるように見ている。
そのまま食いつくすように口づけた。唇を噛み、舌を絡め逃げるそれを追ってじゅるると吸い上げる。「ふ、んん、」と喘ぐ声もエロくて腰にクる。そのまま頬に唇を這わせ耳を甘嚙みした。
「ユル」
指定された呼び名を耳元で囁く。その耳が目の前で真っ赤になった。
陰茎をしごいていた手をそのまま会陰に移動させそこをやわやわと刺激する。知らずユラールの膝がすり合わされた。そこに俺の足を差し込んで閉じないようにする。
そのまま、固く閉じた蕾に指を伸ばした。
二日前には俺を呑み込んでいただろうそこはぴったりと閉じられていた。ユラールは俺が‥‥初めてだったんだろうか。
「ユル、ここに受け入れたのは‥俺だけか?」
エロ親父みたいな質問を我慢できずにしてしまう。だが、ユラールは赤い顔のままこくんと頷いた。
なんだよかわいいな!
息子殿がぐんと質量を増したのを感じながら、ユラールの後孔を指でたどる。くるくると撫でるように愛撫してやると「あ、あ、」と声を上げる。

「ごめん、手順が悪いけど、潤滑剤ある?」
後孔を撫でさするのをやめないままそう尋ねると、息も絶え絶えに「そこ、の引き出し‥」と言うので、もう片方の手で乱暴に探ったらオイルらしき瓶が触れた。掴んで口元に持ってきて蓋を開け、そのまま後孔にぶちまける。シーツにも零れたが俺はもうそんなことに構っていられなかった。
オイルの滑りを借りながらユラールの後孔をひらいていく。ゆびを挿し込めば喘ぎは強くなる。そのままぐぐっと中に入れかき回した。
「あ、ああ!シュ、レン」
「いい?よくなって‥俺を受け入れてほしい」
そう呟きながら狭い孔のナカを指で撫でまわしていく。少しずつほころんでいく様子が俺を受け入れる準備をしているようで嬉しい。俺今エロに全振りしてるな。
‥いや、ユラールに全振りしてるんだな。
かわいいんだもんな、ユラール。筋肉あんのに。俺と大して体格も変わんねえのに。
二本目の指を入れる。ぐちゅぐちゅとエロい音が響く。声がしなくなった、と思ったらユラールは唇をきつく噛みしめていた。

「ユル、声出して」
「‥‥男、の喘ぎ声なんて‥萎えませんか」
「いや、むしろ滾る」
「シュレン」
恥ずかしそうにユラールが俺を見た。その時指を曲げてぐっとしこっている内壁を押してやった。
「んん!あ、そこ!‥あ」
「いいトコかな」
すこしふくらんだしこりをぐっぐっとリズミカルに押してやる。そうしながらもユラールの胸と腹に唇で愛撫するのも忘れない。ユラールはなまめかしい声を上げて悦がりだした。
「あん、あ、あ、だめ、あ、そこ、あ、」
びくびくとユラールの身体が震え、陰茎からはたらたらと精液が溢れてくる。
三本目の指を入れる。そうして全体をまとめてぐるりとナカをかき回してこすり上げた。
「ああ!」

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

仕事ができる子は騎乗位も上手い

冲令子
BL
うっかりマッチングしてしまった会社の先輩後輩が、付き合うまでの話です。 後輩×先輩。

お客様と商品

あかまロケ
BL
馬鹿で、不細工で、性格最悪…なオレが、衣食住提供と引き換えに体を売る相手は高校時代一度も面識の無かったエリートモテモテイケメン御曹司で。オレは商品で、相手はお客様。そう思って毎日せっせとお客様に尽くす涙ぐましい努力のオレの物語。(*ムーンライトノベルズ・pixivにも投稿してます。)

【創作BL】溺愛攻め短編集

めめもっち
BL
基本名無し。多くがクール受け。各章独立した世界観です。単発投稿まとめ。

平凡高校生の俺にイケメンアイドルが365回告白してくる理由

スノウマン(ユッキー)
BL
高校三年生の橘颯真はイケメンアイドル星宮光に毎日欠かさず告白されている。男同士とのこともあり、毎回断る颯真だが、一年という時間が彼らの関係を少しずつ変えていく。 どうして星宮は颯真に毎日告白するのか、そして彼らの恋の行方は?

何故か男の俺が王子の閨係に選ばれてしまった

まんまる
BL
貧乏男爵家の次男アルザスは、ある日父親から呼ばれ、王太子の閨係に選ばれたと言われる。 なぜ男の自分が?と戸惑いながらも、覚悟を決めて殿下の元へ行く。 しかし、殿下はただベッドに横たわり何もしてこない。 殿下には何か思いがあるようで。 《何故か男の僕が王子の閨係に選ばれました》の攻×受が立場的に逆転したお話です。 登場人物、設定は全く違います。 ※ショートショート集におまけ話を上げています。そちらも是非ご一読ください。 ※画像は男の子メーカーPicrewさんよりお借りしています。

大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)

子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ 喰われるなんて聞いてないんだが(?) 俺はただ、 いちご狩りに誘われただけだが。 なのに── 誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に なぜか俺が捕まって食われる展開に? ちょっと待てい。 意味がわからないんだが! いちご狩りから始まる ケンカップルいちゃらぶBL ※大人描写のある話はタイトルに『※』あり

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

年下くんに堕とされて。

bara
BL
イケメン後輩に堕とされるお話。 3話で本編完結です

処理中です...