朧月

カフェ・オーレ

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求めていたモノ

4.2

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「ふっふふ~ん♡」

シャワーをしながらお風呂のお湯を張り、日焼け止めで綺麗に落書きを落として肩まで浸かる。

鼻歌を歌ってあったまっていると、いきなり風呂場の扉が開いた。

「はぁっ!?」

「調べたら日焼け止めが良いって!お前一人だけ落としやがって!」

どうやら着替えを持ってきていたらしく、服を脱ぎ始める相原。
思わず身体を隠して背中を向けていると、勝手にシャワーで身体を洗い始めていく。

「やっと落ちた!」

顔の落書きを落として、満足そうに浴槽へ入ってくる。
何を考えてるんだこいつは。

「いや~、俺皐月がそんなに積極的な子だと思って無かったよ」

背後から私を抱きしめて嬉しそうにしている。
相原の大きな手が胸に当たると、私の心臓ははちきれそうな程に動いた。

「何言ってんの、積極的なの相原でしょ!」

「あんな見える所にコンドームの新箱置いて、朝方なんか俺に抱きついて寝てたんだよ?いや~、可愛いねぇ」

そう言いながら、右手で私の乳首を触る。思わず声が漏れると、左手でゆっくりとクリを触り始めた。

「ちょ…まっ…、あっ」

「気持ちいいの?」

首筋をゆっくりと舐めて、耳をクチュクチュと音を立てて舐め始める。
あまりの快感と胸の高鳴りに、失神してしまいそうな程。

「やめ…っ」

「やめてあげない」

耐えられずに絶頂を迎えると、お風呂場から私を連れ出し、私の濡れた身体をタオルで拭くと、何度もキスを交わす。

「俺の事男として見てくれてるって事でしょ?だからやめてあげない」

普段のアホ丸出しの相原とは思えない程、フェロモン出しまくりの姿に抵抗等できるはずもなく。

私の部屋までお姫様抱っこをして連れて行き、私を寝かすと身体中にキスをしてクンニをし始める。

「や…、あっ…!」

クリを攻めてきたり、舌を中に入れながらクリを触ってきたり。
何度もイッてしまう程に上手い。

「ねぇ、響って呼んでよ。」

「ひ…、ひび…き…」

名前を呼ぶと、満足そうに手マンを始める相原。早く挿れて欲しい程に身体は火照り、涙目で相原を見ると、

「挿れて下さいは?」

まさかの言葉攻めまでしてきた。

「挿れて下さい…あぁっ、ちょ、ひゃ…」

素早くゴムを着けて激しくピストンをし始める。
対位をバックに変えると、挿れながらクリを触ってきて、喘ぎ声を抑えられない。

「好きだよ、皐月」

行為中に何度も囁いて、出した後も私に抱きついて離れようとしない。
終わったらすぐに離れて服を着る男しか居なかったのに。

「大好きだよ」

そんな言葉を囁いて、裸で抱きしめて寝ていく人など初めてで。
感じた事がない程、私の心は満たされていた。
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