30 / 99
1章 青年期
20話 秋の広場 上
しおりを挟む
自由都市ファロンの広場。
クリフはベンチに座り、ぼんやりと子供達が遊んでいるのを眺めていた。
……どうしたもんかな。
クリフは広場をぐるりと見渡す。
夏の盛りも過ぎ、広場の人出もなかなかだ。
屋台も沢山出ている。
蕎麦、飴菓子、天ぷら、焼き鳥、焼き団子……。
クリフは屋台を眺めて「はあー」と大きな溜め息をついた。
……どれもピンとこないな。
クリフは周りを見ながら自分でもできそうな仕事を探しているのだ。
実は最近のクリフはハンナとエリーのために家を買ってやりたいと考えていた。家を買うとは、つまりそういうことである。
ハンナと一緒になり、エリーを養女にしようかと考えているのだ。
本格の冒険者にとって、結婚とは引退とほぼ同義だ。
旅から旅の冒険者のまま所帯を持つのは難しい。
となると、家族を養うには次の職を探さねばならない。
しかし、クリフはいざ自分が何が出来るか考えると何も思い付かず、頭を抱えてしまうのだ。
……俺は、何も出来ない……。
クリフは長年の賞金稼ぎの成果として、贅沢を言わなければ家を買うくらいの蓄えはできた。
しかし、家とは買ってお仕舞いとはいかない……税も払わねばならないし、維持費とて掛かる。
やはり職は必要である。
改めてクリフは、自分には賞金稼ぎしか出来ないと感じ、溜め息をつくのだった。
「クリフ、だいじょうぶ?」
ふと、視線を上げるとエリーが心配気に覗き込んでいた。
エリーは茶色い髪色の、パッチリした二重瞼が可愛らしい女の子だ。
クリフはハンナが働いている時は、なるべくエリーの相手をするようにしている。
始めはぎこちなかったエリーも、最近ではクリフに良くなついていた。
「ああ、考え事をしてたんだ。」
「なにをかんがえてるの?」
「いや、仕事を探していて……」
そこまで言ってクリフは我に返り恥ずかしくなった。
こんな子供に聞かせるようなことでは無い。
エリーは「ふーん」と分かったような顔をして走り去り、友達の輪の中に入っていった。
クリフはまた大きく溜め息をついた。
気がつけば、そろそろハンナの稽古が終わる時間だ。
エリーに声を掛け、道場に向かう。
クリフがひょいとエリーを肩車すると、エリーは「うわあ」と大袈裟に喜んだ。
さすがにエリーの歩く速度に合わせるほどクリフの気は長くない。肩車の方がお互いに気楽だ。
「たかい!」
「怖いか?」
「だいじょうぶ!」
クリフはエリーと道場に向かう。
エリーが肩の上で機嫌良く足をバタつかせた。
「なあエリー、ハンナは優しいか?」
「うん!」
「そうか。」
エリーがここまで明るくなったのはハンナのお陰だ。
両親を目の前で殺されたエリーは、夜中に飛び起きて泣き出したり、夜になると意味もなく震え出したものだ。それをハンナが優しく接し続けることで子供らしい明るさを取り戻した。
ハンナは貴族の出身らしく傲慢な面もあるが、明らかな弱者には優しい。
2人が道場に到着すると、ハンナが丁度出てくるところだった。
「あー、いいなあ、エリー!」
ハンナが肩車されているエリーに声をかける。
「何が見えるの?」
「さがしてる!」
ハンナが「ん?」と首をかしげる。
「しごと! クリフの!」
クリフが思わず「なっ」と驚きで声を漏らした。
ハンナにもまだ伝えていないのに、さすがにこんな形でバレたくは無い。
「んん?」とハンナが再び首をかしげた。
…………
3人は満腹亭で昼食をとる。満腹亭は安くて旨いと評判の食堂だ。
クリフは店主の働きぶりをみて、溜め息をつく。
……これも、俺には無理そうだ。
店員のパティがクリフの溜め息を目ざとく見つけ「お口に合いませんか」と不安げに尋ねた。
「いや、違うんだ。考え事をしていて……」
クリフは慌てて否定をする。
隣でエリーがパティに「しごと!」と声を掛けた。
パティは「え?」と首をかしげていた。
ふと目を向けると、ハンナが不安気にクリフを見つめている……いらぬ心配をかけたようだ。
「あのな、ハンナ……その、クロフト様に頼んだら、引退後にクロフト村で農家でもできるだろうか?」
ハンナは「んん~」と口をへの字にしながら考え込み「無理だと思うよ」と答えた。
「クリフは強いし、私のお婿さんだから……クロフト村に入ったら従士長にでもなるんじゃないかな?」
クリフは「そうか」と答え、考え込む。
クリフはバッセル伯爵家の為に汚名を被ったまま処刑されたイーモンを思い出す。
あれを見たらさすがに仕官する気にはならない。
それにしてもハンナはクリフと結婚することを一毫(いちごう)も疑っていないのであろうか……クリフは得体の知れない重圧を感じ、さらに気が重くなった。
…………
翌日もクリフはエリーを連れて広場に来ていた。
結局、いい思案は浮かばない。
商売をすることも考えたが、商人とは商家に10代の半ばまでには奉公し、みっちりと商売の基礎を学ぶ。
いきなり商売を始めて成功する者もいないでは無いが、やはり希なことである。
なんにせよ、いまさら愛想笑いもできないクリフが、気軽に商売ができるほど簡単な話では無いのである。
クリフは「はあっ」と大きな溜め息をついた。
…………
「こちら、宜しいですか?」
いつの間に近づいたのか、見知らぬ男がクリフに話し掛けて来た。
40才前後であろうか、白髪混じりのくたびれた印象の男だ。
「ええ、どうぞ」とクリフが少し端に寄る……ふと辺りを見渡すと、他のベンチは空いている。
クリフは少し警戒をした。
「失礼ですが、いつもお見かけするので、気になっておりまして。」
男がベンチに腰掛け、クリフに話し掛けてきた。
……そういえば……。
クリフも男を見かけた記憶がある。
いつも離れたベンチで座っている男だ。
「いつも溜め息をつかれていますね……何か心配事でも?」
「いえ、大したことでは無いのですが……」
クリフは見知らぬ男に事情を話始めた。
結婚を考えていること。
自分が賞金稼ぎであること。
引退後の職を探していること。
自分が何もできないと悩んでいること。
クリフは不思議であった。ギネスやハンナにすら相談できないことを、見知らぬ他人に聞いてもらっているのだ。
人の心とは不思議である。
心を許した人にこそ人生の相談はできない時もあるのだ……その逆も然りである。
「新たな職ですか……難しいものですな。」
男がじっと目をつぶり、考え込んでいる。
「実は私も、仕事をしくじった事がありましてね。」
男はポツリポツリと自分の人生を語り始めた。
12才で商家に奉公に出たこと。
26才で独立したこと。
結婚し、子供が産まれたこと。
商売が傾き、借金をしたこと。
借金が原因で妻子と離縁したこと。
「それ以来、店も家も手放し、がむしゃらに借金を返しました……お陰さまで先月、返済は終わりましたが……」
男は「ふうーっ」と深い溜め息をついた。
「借金が無くなると、何もする気にならないんですな。おかしな話ですが、借金の返済が生き甲斐になっていたようです……私にとって借金の額を減らすことが生きる目標でした……それが無くなってしまった。」
男は寂しげに「はは」と笑った。
…………
なんとなく、クリフと男は黙り込んでしまった。
「おーいっ! クリフっ!」
遠くからハンナの声が聞こえてきた。
ハンナが大声を出すとかなり注目を集めるのだが、本人はお構いなしである。
「クリフっ、ハンナ。」
エリーが近づいてきてハンナの存在を教えてくれる。
「お子さんですかな? いい子だ。」
「ええ……養女にしようと思っています。」
「そうですか」と男が立ち上がる。
「申し遅れました、私はクリフです。」
「私はアーサーです……では、これで。」
アーサーはクリフに会釈をすると去って行く。歩き方もどこか弱々しい。
「お邪魔しちゃったかな、知り合いだった?」
「ああ、ちょっとな……それより遅くなってすまなかった。」
クリフが謝ると、ハンナは「いいよ」と邪気の無い笑みをクリフに向けた。
「ようじょに……おもってます。」
エリーがハンナに先程のやり取りを伝えようとしているが、いまいち要領を得ない。
ハンナは「ん?」と首をかしげた。
クリフはベンチに座り、ぼんやりと子供達が遊んでいるのを眺めていた。
……どうしたもんかな。
クリフは広場をぐるりと見渡す。
夏の盛りも過ぎ、広場の人出もなかなかだ。
屋台も沢山出ている。
蕎麦、飴菓子、天ぷら、焼き鳥、焼き団子……。
クリフは屋台を眺めて「はあー」と大きな溜め息をついた。
……どれもピンとこないな。
クリフは周りを見ながら自分でもできそうな仕事を探しているのだ。
実は最近のクリフはハンナとエリーのために家を買ってやりたいと考えていた。家を買うとは、つまりそういうことである。
ハンナと一緒になり、エリーを養女にしようかと考えているのだ。
本格の冒険者にとって、結婚とは引退とほぼ同義だ。
旅から旅の冒険者のまま所帯を持つのは難しい。
となると、家族を養うには次の職を探さねばならない。
しかし、クリフはいざ自分が何が出来るか考えると何も思い付かず、頭を抱えてしまうのだ。
……俺は、何も出来ない……。
クリフは長年の賞金稼ぎの成果として、贅沢を言わなければ家を買うくらいの蓄えはできた。
しかし、家とは買ってお仕舞いとはいかない……税も払わねばならないし、維持費とて掛かる。
やはり職は必要である。
改めてクリフは、自分には賞金稼ぎしか出来ないと感じ、溜め息をつくのだった。
「クリフ、だいじょうぶ?」
ふと、視線を上げるとエリーが心配気に覗き込んでいた。
エリーは茶色い髪色の、パッチリした二重瞼が可愛らしい女の子だ。
クリフはハンナが働いている時は、なるべくエリーの相手をするようにしている。
始めはぎこちなかったエリーも、最近ではクリフに良くなついていた。
「ああ、考え事をしてたんだ。」
「なにをかんがえてるの?」
「いや、仕事を探していて……」
そこまで言ってクリフは我に返り恥ずかしくなった。
こんな子供に聞かせるようなことでは無い。
エリーは「ふーん」と分かったような顔をして走り去り、友達の輪の中に入っていった。
クリフはまた大きく溜め息をついた。
気がつけば、そろそろハンナの稽古が終わる時間だ。
エリーに声を掛け、道場に向かう。
クリフがひょいとエリーを肩車すると、エリーは「うわあ」と大袈裟に喜んだ。
さすがにエリーの歩く速度に合わせるほどクリフの気は長くない。肩車の方がお互いに気楽だ。
「たかい!」
「怖いか?」
「だいじょうぶ!」
クリフはエリーと道場に向かう。
エリーが肩の上で機嫌良く足をバタつかせた。
「なあエリー、ハンナは優しいか?」
「うん!」
「そうか。」
エリーがここまで明るくなったのはハンナのお陰だ。
両親を目の前で殺されたエリーは、夜中に飛び起きて泣き出したり、夜になると意味もなく震え出したものだ。それをハンナが優しく接し続けることで子供らしい明るさを取り戻した。
ハンナは貴族の出身らしく傲慢な面もあるが、明らかな弱者には優しい。
2人が道場に到着すると、ハンナが丁度出てくるところだった。
「あー、いいなあ、エリー!」
ハンナが肩車されているエリーに声をかける。
「何が見えるの?」
「さがしてる!」
ハンナが「ん?」と首をかしげる。
「しごと! クリフの!」
クリフが思わず「なっ」と驚きで声を漏らした。
ハンナにもまだ伝えていないのに、さすがにこんな形でバレたくは無い。
「んん?」とハンナが再び首をかしげた。
…………
3人は満腹亭で昼食をとる。満腹亭は安くて旨いと評判の食堂だ。
クリフは店主の働きぶりをみて、溜め息をつく。
……これも、俺には無理そうだ。
店員のパティがクリフの溜め息を目ざとく見つけ「お口に合いませんか」と不安げに尋ねた。
「いや、違うんだ。考え事をしていて……」
クリフは慌てて否定をする。
隣でエリーがパティに「しごと!」と声を掛けた。
パティは「え?」と首をかしげていた。
ふと目を向けると、ハンナが不安気にクリフを見つめている……いらぬ心配をかけたようだ。
「あのな、ハンナ……その、クロフト様に頼んだら、引退後にクロフト村で農家でもできるだろうか?」
ハンナは「んん~」と口をへの字にしながら考え込み「無理だと思うよ」と答えた。
「クリフは強いし、私のお婿さんだから……クロフト村に入ったら従士長にでもなるんじゃないかな?」
クリフは「そうか」と答え、考え込む。
クリフはバッセル伯爵家の為に汚名を被ったまま処刑されたイーモンを思い出す。
あれを見たらさすがに仕官する気にはならない。
それにしてもハンナはクリフと結婚することを一毫(いちごう)も疑っていないのであろうか……クリフは得体の知れない重圧を感じ、さらに気が重くなった。
…………
翌日もクリフはエリーを連れて広場に来ていた。
結局、いい思案は浮かばない。
商売をすることも考えたが、商人とは商家に10代の半ばまでには奉公し、みっちりと商売の基礎を学ぶ。
いきなり商売を始めて成功する者もいないでは無いが、やはり希なことである。
なんにせよ、いまさら愛想笑いもできないクリフが、気軽に商売ができるほど簡単な話では無いのである。
クリフは「はあっ」と大きな溜め息をついた。
…………
「こちら、宜しいですか?」
いつの間に近づいたのか、見知らぬ男がクリフに話し掛けて来た。
40才前後であろうか、白髪混じりのくたびれた印象の男だ。
「ええ、どうぞ」とクリフが少し端に寄る……ふと辺りを見渡すと、他のベンチは空いている。
クリフは少し警戒をした。
「失礼ですが、いつもお見かけするので、気になっておりまして。」
男がベンチに腰掛け、クリフに話し掛けてきた。
……そういえば……。
クリフも男を見かけた記憶がある。
いつも離れたベンチで座っている男だ。
「いつも溜め息をつかれていますね……何か心配事でも?」
「いえ、大したことでは無いのですが……」
クリフは見知らぬ男に事情を話始めた。
結婚を考えていること。
自分が賞金稼ぎであること。
引退後の職を探していること。
自分が何もできないと悩んでいること。
クリフは不思議であった。ギネスやハンナにすら相談できないことを、見知らぬ他人に聞いてもらっているのだ。
人の心とは不思議である。
心を許した人にこそ人生の相談はできない時もあるのだ……その逆も然りである。
「新たな職ですか……難しいものですな。」
男がじっと目をつぶり、考え込んでいる。
「実は私も、仕事をしくじった事がありましてね。」
男はポツリポツリと自分の人生を語り始めた。
12才で商家に奉公に出たこと。
26才で独立したこと。
結婚し、子供が産まれたこと。
商売が傾き、借金をしたこと。
借金が原因で妻子と離縁したこと。
「それ以来、店も家も手放し、がむしゃらに借金を返しました……お陰さまで先月、返済は終わりましたが……」
男は「ふうーっ」と深い溜め息をついた。
「借金が無くなると、何もする気にならないんですな。おかしな話ですが、借金の返済が生き甲斐になっていたようです……私にとって借金の額を減らすことが生きる目標でした……それが無くなってしまった。」
男は寂しげに「はは」と笑った。
…………
なんとなく、クリフと男は黙り込んでしまった。
「おーいっ! クリフっ!」
遠くからハンナの声が聞こえてきた。
ハンナが大声を出すとかなり注目を集めるのだが、本人はお構いなしである。
「クリフっ、ハンナ。」
エリーが近づいてきてハンナの存在を教えてくれる。
「お子さんですかな? いい子だ。」
「ええ……養女にしようと思っています。」
「そうですか」と男が立ち上がる。
「申し遅れました、私はクリフです。」
「私はアーサーです……では、これで。」
アーサーはクリフに会釈をすると去って行く。歩き方もどこか弱々しい。
「お邪魔しちゃったかな、知り合いだった?」
「ああ、ちょっとな……それより遅くなってすまなかった。」
クリフが謝ると、ハンナは「いいよ」と邪気の無い笑みをクリフに向けた。
「ようじょに……おもってます。」
エリーがハンナに先程のやり取りを伝えようとしているが、いまいち要領を得ない。
ハンナは「ん?」と首をかしげた。
0
あなたにおすすめの小説
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる