人狼ゲーム ーあなたは命を懸けてでもお金が欲しいと思いますか?ー

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3日目

ー 決め打ち ー

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 俺は部屋へ戻りシャワーを浴びながら考えた。
空良「占い師だと瑠奈を信じたいから、るりを吊りたいところではあるが、るりは元から村人陣営側だと思っていたから、樹を吊りたいところでもある、これは悩むな」
 既にここに来て三日が経ちここでの生活も慣れたくはないが、慣れてきた。朝起きてやることを済ませて談話室で食事をし部屋戻り投票時間までにぼーっとしながら考える。
空良「早く家に帰りたい、だが帰れるのだろうか」
三日目だろうがこの不安は常に頭をよぎる、なんだかんだ考えているといつの間にか意識はなくなる。
 かけていたアラームが鳴り俺はゆっくりとベッドから体を起こす。
空良「もう八時か」
眠気覚ましに顔を洗い大広間へと向かう。
俊「さて、今日なんだが俺はどっちでもいいと思っている、今の生存人数は七人、これからるりと樹を吊るして、騎士が守れなくても三人になり占い師の決め打ちになる、その間にどっちかの色が見れれば決め打ちも楽になるだろう、異論は特にないな?」
樹「なら俺から一ついいかな?俺はここでカミングアウトする、俺は騎士だ、今日るり吊るして、俺は俊を守る、これなら解決だろう?」
俊「まあ、どっちからでもいいからな、なら今日の吊りはるりだな」
るり「待ってください!それで吊られるのはさすがに嫌です、出来るものなら樹さんを吊ってください!私は死にたくないです、お願いします」
ゴーンゴーンと鐘の音が鳴り、今日も地獄の時間がやってきた。
樹「俺だって騎士のカミングアウトは出来るものならしたくなかったさ、だが黙って吊られるくらいなら言った方がマシさ」
るり「そんなの人狼のただの延命です!やめて、死にたくない!」

三日目 ー 投票結果 ー

愛華 → 樹
瑠奈 → るり
空良 → 樹
俊     →  樹
透     →  るり
樹      →  るり
るり → 樹

最多数票者 「渡邉 樹」

樹「いやいや、俺は騎士だぞ?どうしてここ吊りになるんだ、おかしいだろ、ふざけるなよ!後で絶対に後悔す、うっ、ああああああ!」
話してて抵抗が遅れたのか、樹はすぐに静かに息を引き取った。
空良「これはいつまで経っても慣れないな、吐きそうだ、るりの方が村目だったんだ、許してくれ」
アナウンス「皆さん、投票お疲れ様でした、この村にはまだ人狼が残っていますので、ゲームは続行となります。」
俊「どっちでも良かったんだ、許してくれ」
再び恐怖の夜が訪れる。
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