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第五章 ヌガキヤ村の惨劇(フルバージョン)
第二話 昔々、女たらしの炭焼きがいました
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「うるさいわねえ。食事がまずくなるわ。今時呪いだなんて、田舎の人は迷信深くていやねえ」
鍋ごと持って来させた白スープを豪快に呑み干した女が言った。
「あなた方の先祖がなにをやったかは、知ってる。過去のことを今更どうこう言う気はないけど、あなたたちって、本当に自分勝手よねえ。都合のいい時だけ『巫女だ』『魔女様だ』って担ぎ出して、用事が済んだら『悪魔だ』『悪食の魔女だ』って厄介払いするんだから。あの、お代わりまだかしら」
最後の言葉は戸口に立って女の食べっぷり(呑みっぷり)を呆然と見つめていた酒場の店主に対してで、彼ははっと我に返ると、ふらつく足取りで部屋を出て行った。
「俺が魔女の息子だと。どういうことだ」
シロはゆっくりと椅子から立ち上がり、自分を囲んでいる村人たちを睨みつけた。幾分痩せてやつれているとはいえ、長身の彼が立ち上がるとそれだけで威圧感があった。酒癖も女癖も最悪だった父親と異なり、真面目一筋で問題らしき問題を起こしたことのないシロであったが、その風貌は驚くほど父親そっくりだった。
「どういうことなのか、説明してくれないか」
シロに上から見下ろされ、男たちは後ずさりした。
「お、お前は、忌みっ子だった。一昔前なら、生まれて即暖炉に投げ入れられても文句は言えないんだぞ。それを、この村長が」
「黙らんか!」ヌー村長が一喝した。
「そんな迷信に基づいた蛮行を許せるわけがなかろう」
「でも」
「ねえ、お代わりは?」
「説明しろ!」
シロの怒号で一同静まり返った。図体がでかい割に温厚だった男がここまで怒りをあらわにする姿を村人は初めて目にし、狼狽した。
「シロ」ヌー村長がシロの肩に手をかけた。
「お前がどうしても知りたいというのなら、神父のところへ行くがいい。だが、この世には、知らない方がいいことがある。私は、今でもお前をデイジーの婿に」村長は言葉を切って、新たに運び込まれた白スープの大鍋を細い両腕で抱え込んで呑みこんでいる女に目をむけ「いや、それはもうよそう。お前が自分であの女を見つけてきたのだから」と首を振った。その様子は、心底残念そうだった。
「俺が見つけたわけじゃない。それに俺は、やめてくれって言ったんだ。あれがなんなのか気付いたから。でも、遅かった」
シロは両手で顔を覆った。
「お前のせいではないよ。これは……わしがこんな非科学的なことを言うのはなんだが、全て決まっていたことのように思える。どこから始まったのか、いつからかわからない歴史の糸が、こうなるように紡がれていたんだ」
ヌー村長の言葉を、女は鼻で笑った。
「それって結局、『こうなったのは自分たちのせいではない』っていう言い訳よね」
「神父さんのところに行ってきます」
シロはヌー村長に一礼すると、村人たちをかき分けて部屋を出て行った。
一方、炭焼き小屋に残されたトロちゃんは、小屋の玄関ポーチに腰かけて足をぶらぶらさせていた。その全身は泥にまみれていた。足は裸足だ。なぜか。
裸足なのは、シロが出発前にトロちゃんに自分のスペアの靴を履かせるのを忘れたからである。履かせていたとしてもサイズが大きすぎるのは間違いなかったが、トロールだったトロちゃんには服を着て過ごすことさえ新しい習慣で、もちろん靴など履いたことはなかった。だから裸足のまま外に出てみたのだが、家の周辺の開けた草地から木々が茂る中に足を踏み入れて数歩で地表をうねうねと這う根っこにつまずき、転倒した。
「あいててて」
気を取り直して立ち上がり、再び歩き出して、今度は枝に顔から突っ込んで倒れた。
「いたたたた」
まず、ヒトが選んで通る獣道のような一応踏みしめられた経路を選ぶという思考回路がトロちゃんにはなかった。なるべくヒトとでくわしたくないトロちゃんは、そのような道はむしろ避けて通ることが多かった。
さらに、トロールだった頃は、身長が今の二倍はあったし、体は岩のように頑丈で、少々の藪や枝などは無視して進めば向こうがしなるなり折れるなりして道を譲ったものだったが、華奢な人間になった今、これまで通りの振る舞いでよいはずがなかった。しかし、長年の習慣というのはそう簡単に改められるものではなく、小屋からいくらも離れないうちに何度もぶつかり、転げて、体中に擦り傷を作り泥だらけになったトロちゃんは、意気消沈して炭焼き小屋に戻って来た。そして、泥だらけの体でどうしたものかと玄関ポーチに座って思案していたのだ。鏡を見るまでもなく、酷い有様になっていることはわかった。少年時代の最もわんぱくだった頃のシロですら、こんなひどい有様になったところは見たことがなかった。
トロちゃんのお母さんも、トロールにしては綺麗好きだった。ねぐらの洞窟にこのような姿で戻れば、目を三角にして怒ったはずである。
「お母さん」
トロちゃんは声に出して呼んでみた。
オレがいなくなったことに気付いたら、悲しむかなあ。
トロールはヒトと比べるとかなり長命で、日光にでも当たらない限り寿命は何百年と言われていた。トロちゃんの二人の兄は、すぐ上の兄がトロちゃんより百年ほど上、長兄はさらに三十年ほど年長だった。長命ではあるが、子をあまり産まないため数があまり増えないのだが、末っ子で兄たちと随分歳が離れたトロちゃんのことを、お母さんはとてもかわいがってくれたのだった。
トロちゃんの頬を暖かな涙が伝った。トロールだった時には気が付かなかったが、涙というのは、随分と温かいのだった。まるで、初めて見た朝陽に頬を照らされた時のような温もりだ。だがそれも、風に吹かれるとすぐに冷たくなってしまう。
袖でごしごし顔をこすったが、既に色々な物を拭った袖は黒く湿り気を帯び、トロちゃんの顔の泥を上からなぞっておかしな模様をつけただけだった。
「あ」
目の前に立っている白い影に気付いて、トロちゃんは小首を傾げた。
「シロのおやじさん、こんにちはー」
「こんにちは」
細い声で返事があって、トロちゃんは目を丸くした。
「おじさん、話せるのー」
「おじさんじゃないわよ」
よく見ると、頭から斧を生やした白い影の後ろに、小柄な女性が立っていた。
「おばさん、だれー」と言ってから、トロちゃんは出がけにシロからこっそり耳打ちされたことを思い出した。
いいかい、トロちゃん。自分より年上に見える女性で、名前がわからない場合は、全員『お姉さん』て呼ぶんだよ。
「おねえさん、だれ」とトロちゃんは言い直した。目尻や口元に皺が刻まれ若くないことは確かだが、寂しそうな目をした女性だった。その女性は微笑すると
「おばさんでいいのよ」と言った。
「んーでもねえ、シロがダメだって言ったんだ。リヴィはすごく機嫌が悪くなるよ、おばさんって言うと」
「私はシロの母親だから、おばさんでいいのよ」
「えっ、シロのお母さん。こんにちはー」
「こんにちは」とシロの母親はにっこりした。
「あれっ、でも、おかしいな。シロは、お母さんは亡くなったって言ってたのに」
トロちゃんは更に首を傾げて二人を見た。
シロの両親。父親は頭から斧を生やして森の中を彷徨う白い影。彼とは、トロちゃんがシロと知り合って間もなく、森の中で出くわした。シロは、詳しくは話してくれなかったが、両親の不仲のためにこうなったと言っていた。
そして母親。目の前にいる女は田舎の女性が着る粗末なワンピースを身に纏い、生活の疲れのようなものが見て取れるものの、若い頃はさぞ美しかったのだろうと容易く想像できる風貌だった。シロは母親の死のことを何と言っていたっけ?
トロちゃんは、うーんと考え込んだが、思い出せなかった。父親が頭から斧をぶら下げて夜の森に出現した時点では、母親はまだ生きていたはずだ。夜中に逢引のようにシロと密会した時に、たまに母親の話題が出てきた。父親が不在となって一家の生活は苦しくなり、母親を支えるためにシロは義務教育を終了したらすぐ学校は諦めた。それから――
それから、シロは母親は既に亡くなっているという体で話をするようになった。それはいつ頃からだったろうか。何故か、トロちゃんは今までそれをおかしいと思わなかった。シロの両親を見つめるトロちゃんの緑色の目が大きく見開かれた。
「おねえさん――おばさんは、魔女なの?」
トロちゃんに問われて、シロの母の口元から笑みが消えた。
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「あなた方の先祖がなにをやったかは、知ってる。過去のことを今更どうこう言う気はないけど、あなたたちって、本当に自分勝手よねえ。都合のいい時だけ『巫女だ』『魔女様だ』って担ぎ出して、用事が済んだら『悪魔だ』『悪食の魔女だ』って厄介払いするんだから。あの、お代わりまだかしら」
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シロはゆっくりと椅子から立ち上がり、自分を囲んでいる村人たちを睨みつけた。幾分痩せてやつれているとはいえ、長身の彼が立ち上がるとそれだけで威圧感があった。酒癖も女癖も最悪だった父親と異なり、真面目一筋で問題らしき問題を起こしたことのないシロであったが、その風貌は驚くほど父親そっくりだった。
「どういうことなのか、説明してくれないか」
シロに上から見下ろされ、男たちは後ずさりした。
「お、お前は、忌みっ子だった。一昔前なら、生まれて即暖炉に投げ入れられても文句は言えないんだぞ。それを、この村長が」
「黙らんか!」ヌー村長が一喝した。
「そんな迷信に基づいた蛮行を許せるわけがなかろう」
「でも」
「ねえ、お代わりは?」
「説明しろ!」
シロの怒号で一同静まり返った。図体がでかい割に温厚だった男がここまで怒りをあらわにする姿を村人は初めて目にし、狼狽した。
「シロ」ヌー村長がシロの肩に手をかけた。
「お前がどうしても知りたいというのなら、神父のところへ行くがいい。だが、この世には、知らない方がいいことがある。私は、今でもお前をデイジーの婿に」村長は言葉を切って、新たに運び込まれた白スープの大鍋を細い両腕で抱え込んで呑みこんでいる女に目をむけ「いや、それはもうよそう。お前が自分であの女を見つけてきたのだから」と首を振った。その様子は、心底残念そうだった。
「俺が見つけたわけじゃない。それに俺は、やめてくれって言ったんだ。あれがなんなのか気付いたから。でも、遅かった」
シロは両手で顔を覆った。
「お前のせいではないよ。これは……わしがこんな非科学的なことを言うのはなんだが、全て決まっていたことのように思える。どこから始まったのか、いつからかわからない歴史の糸が、こうなるように紡がれていたんだ」
ヌー村長の言葉を、女は鼻で笑った。
「それって結局、『こうなったのは自分たちのせいではない』っていう言い訳よね」
「神父さんのところに行ってきます」
シロはヌー村長に一礼すると、村人たちをかき分けて部屋を出て行った。
一方、炭焼き小屋に残されたトロちゃんは、小屋の玄関ポーチに腰かけて足をぶらぶらさせていた。その全身は泥にまみれていた。足は裸足だ。なぜか。
裸足なのは、シロが出発前にトロちゃんに自分のスペアの靴を履かせるのを忘れたからである。履かせていたとしてもサイズが大きすぎるのは間違いなかったが、トロールだったトロちゃんには服を着て過ごすことさえ新しい習慣で、もちろん靴など履いたことはなかった。だから裸足のまま外に出てみたのだが、家の周辺の開けた草地から木々が茂る中に足を踏み入れて数歩で地表をうねうねと這う根っこにつまずき、転倒した。
「あいててて」
気を取り直して立ち上がり、再び歩き出して、今度は枝に顔から突っ込んで倒れた。
「いたたたた」
まず、ヒトが選んで通る獣道のような一応踏みしめられた経路を選ぶという思考回路がトロちゃんにはなかった。なるべくヒトとでくわしたくないトロちゃんは、そのような道はむしろ避けて通ることが多かった。
さらに、トロールだった頃は、身長が今の二倍はあったし、体は岩のように頑丈で、少々の藪や枝などは無視して進めば向こうがしなるなり折れるなりして道を譲ったものだったが、華奢な人間になった今、これまで通りの振る舞いでよいはずがなかった。しかし、長年の習慣というのはそう簡単に改められるものではなく、小屋からいくらも離れないうちに何度もぶつかり、転げて、体中に擦り傷を作り泥だらけになったトロちゃんは、意気消沈して炭焼き小屋に戻って来た。そして、泥だらけの体でどうしたものかと玄関ポーチに座って思案していたのだ。鏡を見るまでもなく、酷い有様になっていることはわかった。少年時代の最もわんぱくだった頃のシロですら、こんなひどい有様になったところは見たことがなかった。
トロちゃんのお母さんも、トロールにしては綺麗好きだった。ねぐらの洞窟にこのような姿で戻れば、目を三角にして怒ったはずである。
「お母さん」
トロちゃんは声に出して呼んでみた。
オレがいなくなったことに気付いたら、悲しむかなあ。
トロールはヒトと比べるとかなり長命で、日光にでも当たらない限り寿命は何百年と言われていた。トロちゃんの二人の兄は、すぐ上の兄がトロちゃんより百年ほど上、長兄はさらに三十年ほど年長だった。長命ではあるが、子をあまり産まないため数があまり増えないのだが、末っ子で兄たちと随分歳が離れたトロちゃんのことを、お母さんはとてもかわいがってくれたのだった。
トロちゃんの頬を暖かな涙が伝った。トロールだった時には気が付かなかったが、涙というのは、随分と温かいのだった。まるで、初めて見た朝陽に頬を照らされた時のような温もりだ。だがそれも、風に吹かれるとすぐに冷たくなってしまう。
袖でごしごし顔をこすったが、既に色々な物を拭った袖は黒く湿り気を帯び、トロちゃんの顔の泥を上からなぞっておかしな模様をつけただけだった。
「あ」
目の前に立っている白い影に気付いて、トロちゃんは小首を傾げた。
「シロのおやじさん、こんにちはー」
「こんにちは」
細い声で返事があって、トロちゃんは目を丸くした。
「おじさん、話せるのー」
「おじさんじゃないわよ」
よく見ると、頭から斧を生やした白い影の後ろに、小柄な女性が立っていた。
「おばさん、だれー」と言ってから、トロちゃんは出がけにシロからこっそり耳打ちされたことを思い出した。
いいかい、トロちゃん。自分より年上に見える女性で、名前がわからない場合は、全員『お姉さん』て呼ぶんだよ。
「おねえさん、だれ」とトロちゃんは言い直した。目尻や口元に皺が刻まれ若くないことは確かだが、寂しそうな目をした女性だった。その女性は微笑すると
「おばさんでいいのよ」と言った。
「んーでもねえ、シロがダメだって言ったんだ。リヴィはすごく機嫌が悪くなるよ、おばさんって言うと」
「私はシロの母親だから、おばさんでいいのよ」
「えっ、シロのお母さん。こんにちはー」
「こんにちは」とシロの母親はにっこりした。
「あれっ、でも、おかしいな。シロは、お母さんは亡くなったって言ってたのに」
トロちゃんは更に首を傾げて二人を見た。
シロの両親。父親は頭から斧を生やして森の中を彷徨う白い影。彼とは、トロちゃんがシロと知り合って間もなく、森の中で出くわした。シロは、詳しくは話してくれなかったが、両親の不仲のためにこうなったと言っていた。
そして母親。目の前にいる女は田舎の女性が着る粗末なワンピースを身に纏い、生活の疲れのようなものが見て取れるものの、若い頃はさぞ美しかったのだろうと容易く想像できる風貌だった。シロは母親の死のことを何と言っていたっけ?
トロちゃんは、うーんと考え込んだが、思い出せなかった。父親が頭から斧をぶら下げて夜の森に出現した時点では、母親はまだ生きていたはずだ。夜中に逢引のようにシロと密会した時に、たまに母親の話題が出てきた。父親が不在となって一家の生活は苦しくなり、母親を支えるためにシロは義務教育を終了したらすぐ学校は諦めた。それから――
それから、シロは母親は既に亡くなっているという体で話をするようになった。それはいつ頃からだったろうか。何故か、トロちゃんは今までそれをおかしいと思わなかった。シロの両親を見つめるトロちゃんの緑色の目が大きく見開かれた。
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