57 / 70
第五章 ヌガキヤ村の惨劇(フルバージョン)
第七話 悪夢ふたたび
しおりを挟む
ヌー村長宅に戻ったシロは、リヴァイアが食堂で一人、テーブルの上に積み上げられた皿の山に埋もれるようにしてまだ食べ続けていた。
「まるで幽霊でも見たような顔ね」口の中に含んでいたものをゆっくりと咀嚼して飲み下してから、リヴァイアは言った。
「そうしていると、やっぱり父親に似てる」
魂の抜け殻染みた覇気のない顔をしてテーブルの前に立つシロに対し、女は情け容赦ない。両手に握った鶏もも肉に齧りつき、丁寧に肉を削ぎ落した骨をしゃぶりつくした骨を皿の上に放る間も、暗い目をして突っ立っている彼から目を離さない。
「俺が殺した」憮然とした顔でシロは言った。
「しゃんとしなさいよ。これからってときに。暴力親父の頭に斧を叩き込んでやったからなんだっていうの? 元気に森を歩き回ってるじゃないの」
「あれでは、死ぬより悪い」
「あんたに、死の何がわかるっていうのよ。そんなに気になるなら、私が斧を引っこ抜いてとどめをさしてあげる。今度は止めないことね」
女の声はシロの耳元でした。驚いて顔をあげると、リヴァイアの顔がくっつきそうなほど側にあった。見開いた瞳は青い硝子玉のようだ。口の端についたソースを、リヴァイアはゆっくり手の甲で拭った。
「あたしはねえ、うんざりなのよ。親の因果が子に報いるとか、穢れた血の一族だとか。そういうものから逃れるために王都に行ったのに、まったくどうしてこんなことになったのかしら」
リヴァイアの瞳に射すくめられて体をこわばらせていたシロは、彼女の方から視線を外されると、がっくり床に膝をついた。リヴァイアは手の甲についたソースを猫のように舐めとった。
「まあいいわ。これはね、私の戦いなの。弱っちい泣虫のあんたは、尻尾を巻いてすっこんでいればいい」
リヴァイアは皿が積み上げられたテーブルを回って窓際に立った。一点の染みもない秋晴れの青だ。女は目を細め、硝子越しに睨んだ。ほぼ平らな盆地にはまばらな民家を囲むように広大な畑が広がっているが、作物の刈り入れは概ね住んでいた。ドラゴンの最初の飛来から十日――ところどころ建物が倒壊したり生々しい焼け跡が残ってはいるが、一見すると秋色に染まった穏やかな農村の風景だ。
「あのう」
遠慮がちにドアから顔を覗かせたのは、ヌー村長だった。村人から絶大な信頼を寄せられる男はやつれ果て、威厳も尊厳も消えている。
「あの、まだお代わりが必要でしょうか。シェフが『もう食材が尽きた、腕も動かない』と」
「結構よ、とりあえず、今はね。ちょっと食後の運動をしてくるわ」
リヴァイアは優雅に伸びをすると、しなやかな身のこなしで部屋を出て行った。その後ろ姿を無言で見送った村長は、床に膝をついてうなだれているシロの肩に手をかけた。
「神父に会ったんだな」ヌー村長の言葉に、シロは頷いた。
「忌み子というのは、俺が魔女の子だからですか」
「言っただろう、そんな非科学的な迷信は、今時――」
「教えてください。あなた以外の殆どの村人が信じている事なら、それがここの真実ではありませんか」
「わしは、そんな迷信を取り払うために村の改革を進めてきたんだ」
シロと村長はお互い身じろぎもせず睨みあっていたが、村長の方が溜息をついて先に目を逸らした。
「忌み子というのは、魔女と村の男の間に生まれた男子のことだ。通常、魔女は女の赤子しか生まない。だから、昼なお暗き森に棲んでいる魔法使いは全員魔女なんだ」
「なぜ、男の赤ん坊は――」
「そんなことは、知らん。おおかた、森の女たちを蔑み禁忌とするだけでは足りなかったんだろう。わしは若い時にこの村の歴史を調べた。実におぞましいものだった。ほんの百年ぐらい前までは、この村はほぼ陸の孤島だった。近代化が遅れた孤立した村落が陥るべくありとあらゆる忌まわしい因習に満ちていた」
「なぜ、森の魔女は禁忌なんですか」
「それは、いつも腹を空かせていた彼女達に、村の穢れを喰らわせたからだ」
「穢れ?」
「流行り病で死んだ者、産声を上げずに生まれてきた赤子、罪人、様々な、生きている者達にとって都合の悪いモノを」
「そんな――」キンシャチのどんまい食堂近くの路地裏で意識を失う前に見た光景がシロの脳裏をかすめて、消えた。
「なぜ、魔女に食わせる必要があるんだ、死体なら、燃やしてしまえば」
「疫病に侵された死体を焼く炎がまき散らす煙が、新たな感染を生むと信じられていた。大気が汚染されると、ヒトは勿論、土壌や家畜もやられると、固く信じられていた。穢れは燃やすのは勿論、土に埋めるのも、川に流すのもタブーとされた。それで」
魔女に、喰わせた――
「狂ってる」シロは喉元までせりあがって来た苦い汁を飲み下して、言った。
「まったく、同感だね。魔女なんて結局、差別され森の奥に追いやられ、飢えた憐れな女どもなんだ。わしだって、ずっとそう思っていた。だが、お前の連れてきたあの女」村長はテーブルの上にうずたかく積まれた皿の山に目をやった。食べ残しはなく、テーブルクロスの上にはパン屑さえ落ちていない。
「森の魔女は、本当にドラゴン・イーターなのか? いくら大食いだからといって、ドラゴンを喰らうだなんて」あんな華奢な女が、とシロは内心付け加えたが、先程まで村の貴重な食料を遠慮なく消費し続けていたはずの女の腹には少しも膨らみがなかった。
「わからん。だが、今は心からそれが本当であってほしいと願っている」
村長に腕を引っ張られ、シロはよろけながら立ち上がった。
その時、窓の外がにわかに騒がしくなった。
「来たぞ!」男の叫び声があちこちで響いた。
シロと村長は急いで窓に駆け寄った。村長が両開きの窓を大きく開け放った。外の騒ぎが大きくなった。
「どこだ?」シロがせわしなく目線を彷徨わせながら訊く。彼はまだ本物のドラゴンに遭遇したことがなかった。
「これまでは、向こうの山からやって来た」
村長が指さした先は、数日前にアックスクラウン大学の調査隊が向かった方向であったが、その空は、どれだけ目をこらしても、一点の染みさえなく晴れ渡っているようで――
「ああっ」シロの口から、悲鳴にも似た声が漏れた。体に震えが走った。窓枠を強く掴んだ指が白くなっている。
「そんな、ばかな」隣に立つヌー村長も目を見開いていた。
小さな黒い点が、今でははっきり見て取れた。それは、危険なスピードでぐんぐん近づいてくる。そして、黒点は、一つだけではなかった。
「みんな、逃げろ! ドラゴンが――くそっ! ドラゴンが二匹来やがった!」
村長らしからぬ品を欠いた怒号が響き渡った。
「まるで幽霊でも見たような顔ね」口の中に含んでいたものをゆっくりと咀嚼して飲み下してから、リヴァイアは言った。
「そうしていると、やっぱり父親に似てる」
魂の抜け殻染みた覇気のない顔をしてテーブルの前に立つシロに対し、女は情け容赦ない。両手に握った鶏もも肉に齧りつき、丁寧に肉を削ぎ落した骨をしゃぶりつくした骨を皿の上に放る間も、暗い目をして突っ立っている彼から目を離さない。
「俺が殺した」憮然とした顔でシロは言った。
「しゃんとしなさいよ。これからってときに。暴力親父の頭に斧を叩き込んでやったからなんだっていうの? 元気に森を歩き回ってるじゃないの」
「あれでは、死ぬより悪い」
「あんたに、死の何がわかるっていうのよ。そんなに気になるなら、私が斧を引っこ抜いてとどめをさしてあげる。今度は止めないことね」
女の声はシロの耳元でした。驚いて顔をあげると、リヴァイアの顔がくっつきそうなほど側にあった。見開いた瞳は青い硝子玉のようだ。口の端についたソースを、リヴァイアはゆっくり手の甲で拭った。
「あたしはねえ、うんざりなのよ。親の因果が子に報いるとか、穢れた血の一族だとか。そういうものから逃れるために王都に行ったのに、まったくどうしてこんなことになったのかしら」
リヴァイアの瞳に射すくめられて体をこわばらせていたシロは、彼女の方から視線を外されると、がっくり床に膝をついた。リヴァイアは手の甲についたソースを猫のように舐めとった。
「まあいいわ。これはね、私の戦いなの。弱っちい泣虫のあんたは、尻尾を巻いてすっこんでいればいい」
リヴァイアは皿が積み上げられたテーブルを回って窓際に立った。一点の染みもない秋晴れの青だ。女は目を細め、硝子越しに睨んだ。ほぼ平らな盆地にはまばらな民家を囲むように広大な畑が広がっているが、作物の刈り入れは概ね住んでいた。ドラゴンの最初の飛来から十日――ところどころ建物が倒壊したり生々しい焼け跡が残ってはいるが、一見すると秋色に染まった穏やかな農村の風景だ。
「あのう」
遠慮がちにドアから顔を覗かせたのは、ヌー村長だった。村人から絶大な信頼を寄せられる男はやつれ果て、威厳も尊厳も消えている。
「あの、まだお代わりが必要でしょうか。シェフが『もう食材が尽きた、腕も動かない』と」
「結構よ、とりあえず、今はね。ちょっと食後の運動をしてくるわ」
リヴァイアは優雅に伸びをすると、しなやかな身のこなしで部屋を出て行った。その後ろ姿を無言で見送った村長は、床に膝をついてうなだれているシロの肩に手をかけた。
「神父に会ったんだな」ヌー村長の言葉に、シロは頷いた。
「忌み子というのは、俺が魔女の子だからですか」
「言っただろう、そんな非科学的な迷信は、今時――」
「教えてください。あなた以外の殆どの村人が信じている事なら、それがここの真実ではありませんか」
「わしは、そんな迷信を取り払うために村の改革を進めてきたんだ」
シロと村長はお互い身じろぎもせず睨みあっていたが、村長の方が溜息をついて先に目を逸らした。
「忌み子というのは、魔女と村の男の間に生まれた男子のことだ。通常、魔女は女の赤子しか生まない。だから、昼なお暗き森に棲んでいる魔法使いは全員魔女なんだ」
「なぜ、男の赤ん坊は――」
「そんなことは、知らん。おおかた、森の女たちを蔑み禁忌とするだけでは足りなかったんだろう。わしは若い時にこの村の歴史を調べた。実におぞましいものだった。ほんの百年ぐらい前までは、この村はほぼ陸の孤島だった。近代化が遅れた孤立した村落が陥るべくありとあらゆる忌まわしい因習に満ちていた」
「なぜ、森の魔女は禁忌なんですか」
「それは、いつも腹を空かせていた彼女達に、村の穢れを喰らわせたからだ」
「穢れ?」
「流行り病で死んだ者、産声を上げずに生まれてきた赤子、罪人、様々な、生きている者達にとって都合の悪いモノを」
「そんな――」キンシャチのどんまい食堂近くの路地裏で意識を失う前に見た光景がシロの脳裏をかすめて、消えた。
「なぜ、魔女に食わせる必要があるんだ、死体なら、燃やしてしまえば」
「疫病に侵された死体を焼く炎がまき散らす煙が、新たな感染を生むと信じられていた。大気が汚染されると、ヒトは勿論、土壌や家畜もやられると、固く信じられていた。穢れは燃やすのは勿論、土に埋めるのも、川に流すのもタブーとされた。それで」
魔女に、喰わせた――
「狂ってる」シロは喉元までせりあがって来た苦い汁を飲み下して、言った。
「まったく、同感だね。魔女なんて結局、差別され森の奥に追いやられ、飢えた憐れな女どもなんだ。わしだって、ずっとそう思っていた。だが、お前の連れてきたあの女」村長はテーブルの上にうずたかく積まれた皿の山に目をやった。食べ残しはなく、テーブルクロスの上にはパン屑さえ落ちていない。
「森の魔女は、本当にドラゴン・イーターなのか? いくら大食いだからといって、ドラゴンを喰らうだなんて」あんな華奢な女が、とシロは内心付け加えたが、先程まで村の貴重な食料を遠慮なく消費し続けていたはずの女の腹には少しも膨らみがなかった。
「わからん。だが、今は心からそれが本当であってほしいと願っている」
村長に腕を引っ張られ、シロはよろけながら立ち上がった。
その時、窓の外がにわかに騒がしくなった。
「来たぞ!」男の叫び声があちこちで響いた。
シロと村長は急いで窓に駆け寄った。村長が両開きの窓を大きく開け放った。外の騒ぎが大きくなった。
「どこだ?」シロがせわしなく目線を彷徨わせながら訊く。彼はまだ本物のドラゴンに遭遇したことがなかった。
「これまでは、向こうの山からやって来た」
村長が指さした先は、数日前にアックスクラウン大学の調査隊が向かった方向であったが、その空は、どれだけ目をこらしても、一点の染みさえなく晴れ渡っているようで――
「ああっ」シロの口から、悲鳴にも似た声が漏れた。体に震えが走った。窓枠を強く掴んだ指が白くなっている。
「そんな、ばかな」隣に立つヌー村長も目を見開いていた。
小さな黒い点が、今でははっきり見て取れた。それは、危険なスピードでぐんぐん近づいてくる。そして、黒点は、一つだけではなかった。
「みんな、逃げろ! ドラゴンが――くそっ! ドラゴンが二匹来やがった!」
村長らしからぬ品を欠いた怒号が響き渡った。
0
あなたにおすすめの小説
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる