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第一章 異変
三話 現実じゃない現実
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拠点で待つこと数分。ゆっくりと扉が開き、一人の少女が入ってくる。
「…………来たが。」
その少女は冷たくそう言った。冷たくというよりか、もともと口数が少ないほうなのだろう。
「あ、あぁ。来てくれてありがとう。話をしないか?」
「……了承した…」
するとまたゆっくりと歩き、目の前のソファーに腰掛けた。彼女は少し乱れた髪を整え、正面の俺を見ていた。
「なんつーか、さっきはすまなかった。鈴桜が部屋に行ってみろっていうから行ってみたんだが…ノックするのを忘れていた。」
「……問題ない…………鈴桜が言ったなら…許す……というよりもともと…怒ってない……」
よほど鈴桜を信頼しているのだろうか。まぁ怒ってないならよかったが。
それはともかく、この後どうすればいいのだろうか。話をしようとは言ったが内容は特別決めていなかったし、どうしても話したいことがあるわけでもない。なんならさっき、扉越しに自己紹介だけでもして逃げればよかったと後悔している。
「あの…さ、瑠々さんだっけか。俺は蓮って言うんだ。まぁ、よろしくな。」
「…………よろしく…」
と、そんな中ひょいっと野生の鈴桜が現れた。…とか言ってみた。
「瑠々もきていたか。ちょうどいい。作戦会議を始めようか。」
「作戦会議?」
作戦と言っても、おそらく奴らと戦うとかそのあたりだとは思っていたがなんとなく聞いてしまった。
「あぁ。今回は食料調達だ。少しだけ離れたところにあるスーパーがある。そこに行こう。」
それは意外と普通の任務だった。というか簡単なのではないのだろうか。
少し離れてるとはいえど、移動は……歩き? だとしたら奴らがうじゃうじゃといるのでは……
「んーじゃ、役割分担からいこうか。私と瑠々は前線にでる。蓮は援護をしつつ私達についてきてくれ。初任務だからあまり無理はしないでほしい。」
「そうか、初任務なら頑張んないとな。」
「…………万が一の時は……焦らず…私の助けを待って……」
「そうだな。足は引っ張らないようにする。」
「よっし! 蓮はそこの斧でも持ってくれ。少しぼろいが貴重な武器だ。大切に使ってくれ。」
「そんな大事な物、俺に寄越すなよ…」
「寄越したくなっちゃうぐらいに君には期待している。よろしく頼んだよ。」
正直、あまり期待されても困るがゲームやアニメで得た知識を活かせば少しは役に立てるだろう。
「さ、いこうか。」
「作戦会議はもういいのか?」
「あぁ、あまり細かく決めたとしても、いざその状態に陥った時に作戦通りにいくとは行くとは限らないしな。」
確かにその通りだ。奴らが自分達の思い通りに動くわけもないし、こっちだってパニックに陥ることもある。簡単にいえば、世界は思い通りにはいかない。そうなのか。
「……うん。いこう。」
として俺達は校舎の外へと出る───。
外にはやはり奴らがいた。数で言えば目に見える分は少ない。だがどこにいるかわからないし、いきなり現れることが多い。数が少なくても油断は許されない。
「なんだ。怖いのか?」
「……怖くないって言ったら嘘になるな。いつ何が起こるかわからないし。」
「そうだな……だが、もし最悪の時、私はその運命に従うと思う。神に抗おうだなんて、思いもしないかな。……まったく、我ながら何言ってるのかわからないな。」
「そうか……」
正直、鈴桜の言うことは正しかった。そして俺と同じ意見だ。運命に抗おうだなんて、できっこない。
だって、運命は────自分で導くものなのだから。もしもともと用意されていたのなら、そんなの人生だなんて言えない。だから、だから───
「……なんだろうな。こんなときなのに君の感情が伝わってくる気がする。こんなときだからこそ…なのかな?」
鈴桜が突然のように言う。───彼女はいったいどんな人生を送ってきたのだろうか。
出会って間もないのだから過去の話なんてしたこともない。だけど彼女の顔をみればわかる。
きっとその人生は生易しいものではなかったはずだ。きっと、絶望というものを体験したからこそ、今は強く生きようと思っているのではないか。……そんなような気がした。
「…………前方…五体ほど……」
自分の中で色々な思考が混ざる中、瑠々が指さしていう。
「どうせだし殺っておくか。」
───だめだ。行くな。
「いくぞ、瑠々。」
だめだ───蓮は、不意にそんなことを心の中で口にした。自分の意思とは無関係に。だが、それを口にする事ができず、そして何故そんなことを思ったのか自分自身に問いかける。
なんでだ……奴らの数は特別多いわけじゃない。どこかに隠れてるから……? だがそうだとしてもそれだけならこんな不安にはならないはず。
何処と無く、不安と恐怖が蓮を襲う。
───ほんの一瞬だけ、時の流れが遅くなった気がする。誰か……誰かが後ろに───
───あれ。気がつくと体が地面にくっついてる。転んだのか? でも歩いても走ってもいない状況で転ぶわけ……
「────っっ! 蓮っ!」
「……え…?」
後ろから嫌な、耳障りな声が聞こえた。この声……前にも聞いた。この世界に来たばかりの頃。
あの時……彼女…鈴桜がいて───って今はそんなこと考えられるほどの余裕はなかった。
「瑠々、こっちは任せたよ。蓮が…蓮が危ない……」
後ろを振り向く……見たくないものが見える。
異様な匂い。血の匂い。そして赤い血に染まった手がこちらに伸びる。
───あれ、俺……もう死んじゃうのか……?
──不思議だった。さっきまで死ぬわけないって心のどこかで思ってた。
だがどうして……肝心な時に体が動かない。右手にはしっかりあの斧が……手には……手……目の前にある手は誰の……奴の───首? 首が潰れてる。どうして首が───
「しっかりしろ蓮っ!」
「え…あ…あぁ……うわぁぁあああぁぁあああッッッ!」
現状を把握したのは少し遅れてからだった。頭の中に直接響くかのように鈴桜の声が聞こえた。目の前にあるのはやつの姿。今まで遠くから見ていたやつの姿。間近でみたことのないゾンビの姿。
だがそいつの頭は鈴桜によって潰されていた。
「言わんこっちゃない……周りに奴らはいない。だが今君は叫んでしまった。すぐに奴らが集まってくるだろう。どこか休むところを探そうか。」
「あ、あぁ……」
わけがわからなかった。俺は今どうなっていた? 奴に襲われたのか?
だが生きている……あぁ、鈴桜が助けてくれて……それで───
「なかなか運がいいな。奴らのいないところを瑠々が見つけてくれた。すぐそこだ。いこう。」
────俺は世界を甘く見すぎていたのかもしれない。クソくらいなあの世界から抜け出したって、ただそのことしか頭になかったのか。
事がそんなうまく進むわけない…だって……今俺がいるのは……
「クソくらいな世界よりもっとクソな世界ってわけか……そんなの…どうしろって言うんだよ……」
今置かれている状況が自分にとってどれだけ最悪な事態なのか、俺はまだわかっていなかった────。
「…………来たが。」
その少女は冷たくそう言った。冷たくというよりか、もともと口数が少ないほうなのだろう。
「あ、あぁ。来てくれてありがとう。話をしないか?」
「……了承した…」
するとまたゆっくりと歩き、目の前のソファーに腰掛けた。彼女は少し乱れた髪を整え、正面の俺を見ていた。
「なんつーか、さっきはすまなかった。鈴桜が部屋に行ってみろっていうから行ってみたんだが…ノックするのを忘れていた。」
「……問題ない…………鈴桜が言ったなら…許す……というよりもともと…怒ってない……」
よほど鈴桜を信頼しているのだろうか。まぁ怒ってないならよかったが。
それはともかく、この後どうすればいいのだろうか。話をしようとは言ったが内容は特別決めていなかったし、どうしても話したいことがあるわけでもない。なんならさっき、扉越しに自己紹介だけでもして逃げればよかったと後悔している。
「あの…さ、瑠々さんだっけか。俺は蓮って言うんだ。まぁ、よろしくな。」
「…………よろしく…」
と、そんな中ひょいっと野生の鈴桜が現れた。…とか言ってみた。
「瑠々もきていたか。ちょうどいい。作戦会議を始めようか。」
「作戦会議?」
作戦と言っても、おそらく奴らと戦うとかそのあたりだとは思っていたがなんとなく聞いてしまった。
「あぁ。今回は食料調達だ。少しだけ離れたところにあるスーパーがある。そこに行こう。」
それは意外と普通の任務だった。というか簡単なのではないのだろうか。
少し離れてるとはいえど、移動は……歩き? だとしたら奴らがうじゃうじゃといるのでは……
「んーじゃ、役割分担からいこうか。私と瑠々は前線にでる。蓮は援護をしつつ私達についてきてくれ。初任務だからあまり無理はしないでほしい。」
「そうか、初任務なら頑張んないとな。」
「…………万が一の時は……焦らず…私の助けを待って……」
「そうだな。足は引っ張らないようにする。」
「よっし! 蓮はそこの斧でも持ってくれ。少しぼろいが貴重な武器だ。大切に使ってくれ。」
「そんな大事な物、俺に寄越すなよ…」
「寄越したくなっちゃうぐらいに君には期待している。よろしく頼んだよ。」
正直、あまり期待されても困るがゲームやアニメで得た知識を活かせば少しは役に立てるだろう。
「さ、いこうか。」
「作戦会議はもういいのか?」
「あぁ、あまり細かく決めたとしても、いざその状態に陥った時に作戦通りにいくとは行くとは限らないしな。」
確かにその通りだ。奴らが自分達の思い通りに動くわけもないし、こっちだってパニックに陥ることもある。簡単にいえば、世界は思い通りにはいかない。そうなのか。
「……うん。いこう。」
として俺達は校舎の外へと出る───。
外にはやはり奴らがいた。数で言えば目に見える分は少ない。だがどこにいるかわからないし、いきなり現れることが多い。数が少なくても油断は許されない。
「なんだ。怖いのか?」
「……怖くないって言ったら嘘になるな。いつ何が起こるかわからないし。」
「そうだな……だが、もし最悪の時、私はその運命に従うと思う。神に抗おうだなんて、思いもしないかな。……まったく、我ながら何言ってるのかわからないな。」
「そうか……」
正直、鈴桜の言うことは正しかった。そして俺と同じ意見だ。運命に抗おうだなんて、できっこない。
だって、運命は────自分で導くものなのだから。もしもともと用意されていたのなら、そんなの人生だなんて言えない。だから、だから───
「……なんだろうな。こんなときなのに君の感情が伝わってくる気がする。こんなときだからこそ…なのかな?」
鈴桜が突然のように言う。───彼女はいったいどんな人生を送ってきたのだろうか。
出会って間もないのだから過去の話なんてしたこともない。だけど彼女の顔をみればわかる。
きっとその人生は生易しいものではなかったはずだ。きっと、絶望というものを体験したからこそ、今は強く生きようと思っているのではないか。……そんなような気がした。
「…………前方…五体ほど……」
自分の中で色々な思考が混ざる中、瑠々が指さしていう。
「どうせだし殺っておくか。」
───だめだ。行くな。
「いくぞ、瑠々。」
だめだ───蓮は、不意にそんなことを心の中で口にした。自分の意思とは無関係に。だが、それを口にする事ができず、そして何故そんなことを思ったのか自分自身に問いかける。
なんでだ……奴らの数は特別多いわけじゃない。どこかに隠れてるから……? だがそうだとしてもそれだけならこんな不安にはならないはず。
何処と無く、不安と恐怖が蓮を襲う。
───ほんの一瞬だけ、時の流れが遅くなった気がする。誰か……誰かが後ろに───
───あれ。気がつくと体が地面にくっついてる。転んだのか? でも歩いても走ってもいない状況で転ぶわけ……
「────っっ! 蓮っ!」
「……え…?」
後ろから嫌な、耳障りな声が聞こえた。この声……前にも聞いた。この世界に来たばかりの頃。
あの時……彼女…鈴桜がいて───って今はそんなこと考えられるほどの余裕はなかった。
「瑠々、こっちは任せたよ。蓮が…蓮が危ない……」
後ろを振り向く……見たくないものが見える。
異様な匂い。血の匂い。そして赤い血に染まった手がこちらに伸びる。
───あれ、俺……もう死んじゃうのか……?
──不思議だった。さっきまで死ぬわけないって心のどこかで思ってた。
だがどうして……肝心な時に体が動かない。右手にはしっかりあの斧が……手には……手……目の前にある手は誰の……奴の───首? 首が潰れてる。どうして首が───
「しっかりしろ蓮っ!」
「え…あ…あぁ……うわぁぁあああぁぁあああッッッ!」
現状を把握したのは少し遅れてからだった。頭の中に直接響くかのように鈴桜の声が聞こえた。目の前にあるのはやつの姿。今まで遠くから見ていたやつの姿。間近でみたことのないゾンビの姿。
だがそいつの頭は鈴桜によって潰されていた。
「言わんこっちゃない……周りに奴らはいない。だが今君は叫んでしまった。すぐに奴らが集まってくるだろう。どこか休むところを探そうか。」
「あ、あぁ……」
わけがわからなかった。俺は今どうなっていた? 奴に襲われたのか?
だが生きている……あぁ、鈴桜が助けてくれて……それで───
「なかなか運がいいな。奴らのいないところを瑠々が見つけてくれた。すぐそこだ。いこう。」
────俺は世界を甘く見すぎていたのかもしれない。クソくらいなあの世界から抜け出したって、ただそのことしか頭になかったのか。
事がそんなうまく進むわけない…だって……今俺がいるのは……
「クソくらいな世界よりもっとクソな世界ってわけか……そんなの…どうしろって言うんだよ……」
今置かれている状況が自分にとってどれだけ最悪な事態なのか、俺はまだわかっていなかった────。
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