のんびりダンジョン

水野(仮)

文字の大きさ
7 / 19

帰宅とBDと私

しおりを挟む
査定が終わって代金を貰う。
使い道がそんなに無いのでこんなに有っても死蔵してしまいそうだ。
どこかにお金を預ける場所とかないのか訊ねたら、商業ギルドとやらが銀行みたいな役割もしているそうだ。

「その商業ギルドですが、店長はお兄さんとかお姉さんだったりします?」
「良くわかりましたね」

ほらね。
完全に街の支配者一族だよ。



探索者ギルドから出て商業ギルドに向かう。
利用者が重なるのか数件隣に有るので時間は掛からない。

探索者ギルドから連絡が行っていたらしく、窓口を通さずに部屋へ案内される。
そこで支配者一族の男性店長と話し、金貨と銀貨を1000枚ずつ手元に残して残りは全て貯金する。
一度にこれだけの入金をしたのは初めてですとニコニコしながら言われた。

世間話の中で家の値段などを聞いたりした。
ダンジョンでのんびり暮らす予定なので今のところは買うつもりは無い。



昨日と同じ宿にもう一泊し、部屋でトランプとかしながら過ごしてたら道具屋の店長がやってきた。
使いの人が来て、オークションが終わったら行くので部屋で待っててくれと言われていたのだ。
そして、何故か横には支配人まで居る。ワゴンにはオークションに出したはずのティーセット、どう言うこと? あ、支配人が落札したんですかおめでとうございます。

ティーセットは探索者ギルドで売ったドラゴンケンタウルスとほぼ同額だった…そ、そんなに? 
そんな高額なティーセットで飲む紅茶の味は全くわかりませんでしたよ!
家でも同じ物使ってるのに壊さないか心配で緊張した! コア以外の2人も私と同じく緊張してた! 
支配人さんべた褒めしてますが、私怖くてそれどこじゃ有りませんよ!
不安だったので破壊不可を付与させて貰いました。
そしたらさらにお金を払うとか言われたが断った、これ以上は庶民心が耐えられないです。



次の日再び商業ギルドに入金してから街を出る。
領主一族の見送りがあった、やめてください庶民心の限界です。

ゴーレム出すわけにもいかないので徒歩で移動し、街の門が見えなくなった辺りで転移して家に戻る。

「我が家は落ち着くわ~」
「キウイ食べる」

コア、まだ覚えてたの。



お風呂に入って色々な疲れをとった後、自分の部屋で音楽を聴きながらのんびりしてたら同行したシルが凄い勢いでドアを開けて部屋に入って来た。

「早く他のを出して下さい! このままでは大変なことになってしまいます!」
「とりあえず落ち着け」

なんのこっちゃと思って話を聞いてみたら、私たちが居ない間に3階のアイアンゴーレムを作る参考資料として出した作品のブルーレイをみんなで見ていたらしく、居残り組の殆どが自分用のゴーレムを欲しがってるらしい。
娯楽の少ない世界に装甲騎兵は刺激的だったようだ。

「他のって例えばどんな?」
「戦わない話ならなんでも!」

って言われてもなぁ。
私はあんまりアニメとか知らないんだよな、田舎で一人暮らしを始めてからはBSで自転車乗ってとうちゃこしてるのや居酒屋で呑んでる番組くらいしから見てなかったし、あとはご飯の時間に旅番組やってたらみるとかかくらい。
たまにやってた映画を見たりしたけど…虎さんや釣りカバってこの世界の人に通じるの? 
説明しながらとか見たくないんだけど…。

「考えとくわ」
「早めにお願いしますよ!」

困った。
何が良いの?
知らない作品を出して変な影響とか与えたらと考えるとなかなか決まらない。
子供の頃に見ていた作品で戦わないのと言ったら、日曜夕方や自分の頭を弱ってる人に食べさせるのくらいしか思いつかない…って、こっちは戦ってるか、危ない危ない。
父が持ってたDVDってジブソ以外はロボットが戦ってるのしかなかったのよねって、ジブソで良いのか。あ、中には戦ってるのも有るから吟味しないとダメか。



「戦わないのが良いというからこれにしたんだけど…」
「本人たちは戦わないけど戦場での話だったじゃないですか!」

自分の兵器を持ちたいって考えが薄れるかなと思ってこれにしたんだけど、防衛意識が高まっただけだったわ。命のやり取りが身近な世界だから戦争はダメだ戦ってはダメだとはならないのかも知れない。
それに、彼らは戦いに敗れて死んだ魂だった。そりゃ負けないように殺されないよう強くならなくてはと考えるか。



*****
なんとなくキリが良い気がするので終わりなような終わりじゃないような感じ。



文字数が足りない気がするので今更な人物紹介



マスター(主人公、名前は出てないどころか決めてもいない)
地球でマンドラゴラを抜いて死んでしまい、こちらで再スタートした二十代後半の女性。
色々あって人間不信気味だったので地球からの脱出に迷わなかった。
人間から吸血鬼に変わり、現在の種族は半神で職業はダンジョンマスター。

ネットで見つけたいろんな農法を試してみようと考えて実行するのが趣味と言えるかも知れない。
自宅で育苗しベランダと庭で使った余りを近くのレンタル農園で育てている。
何故こんなに作ったのだろう…と思いながら結構な量の野菜を毎食食べる為、炭水化物の量を減らしている。
あげるほど仲の良い知り合いはまだ出来ていなかった。

ホームセンターカタログを使って色々なものが出せる。
ホームセンターには何軒か有り、同じ敷地内の建物や空中廊下で繋がってる施設に売ってる物も買うことが出来る。
毎日20万円分の交換ポイントが貯まる、羨ましい。

ダンジョンカタログはダンジョンマスターなら誰でも持ってる。
辛気臭いマスターを倒しコアのしつこさに負けてダンジョンマスターになった時に貰った。
毎日20万ポイントが貯まる。
ホームセンターカタログと比べると物価?が安いのと、客?が全然来ないので使う機会がなくて使い切る方法がわからないくらい貯まっている。

容姿はだいたい決めてあるが、鏡を見る機会などが無いので今のところ謎…のはず、たぶん。
今後、彼女を見る他者の視点で描写するかも知れないししないかも知れない。
それ以前に続きを書くかわからない。



コア(ダンジョンのコア、これは名前なのか?)
辛気臭いマスターに仕えていたが主人公がダンジョンを中古中古と言うので自分も中古なのかと悩んでしまい、ダンジョンをリセットする際に自分もリセットして辛気臭いコアから新規のコアへ。 その際、主人公が妹っぽい存在になって欲しがってると思い、性格もそれに近づけた。
わりと常識人? 甘い物が好き。

妹っぽい容姿がわからないので主人公を解析して幼くした。
クローンみたいなものなので誰が見ても姉妹だと思うくらい似ている設定。
今のところ、外見については可愛いとしか言われていない…はず。



シル(お供その1)
苦労人になりそう。
コアを存在名とするなら、シルが唯一名前持ちのキャラかも知れない。

コアと2人だけだと世界観的にもおかしいよなと思って増やした護衛に見える何か。
ダンジョンカタログで買った身体に魂を宿したら生前の姿に近くなるらしいよ。
種族が生前と同じかは書いてる私も知らない。



お供その2
名前はまだない、今後出るかもわからない。

動く棺桶を作ってる時のテストパイロットと言う設定がこの度追加された。
動きの参考にと主人公と2人で全話見てハマる、最初の信者?
ダンジョンの設計機能を使って劇中に登場した全ての動く棺桶を作ろうと考えている。
主人公よりも深くハマっているせいか、今の見た目だけ再現した状態に不満が有るらしく、壊れ易く当たりどころが悪いと爆発するようにしたいと考えている。…ヤメロ。



領主一族
近くの街を統治する貴族の親戚たち。
彼らにも街にも名前は無いし、領主の位も不明だ。
一応王政の予定だが、今後話に絡むかはわからないのでその時が来るまでわからない。



辛気臭いマスター
アメリカンかも知れないしそうじゃないかも知れない。
ただ、主人公がメカ生態ゴーレムとか鉄の棺桶ゴーレムを作ったのは、彼がフロアボスとして作った超ロボット生命体や自由な女性を見たからだと思われる。

配下の魔物を使って主人公を狙い続けた理由は他にやることがなかったから。
彼のダンジョンはゾンビばかりで旨味が少なくわざわざ森を抜けてまで行きたいような場所じゃなかったから、お客さんあまり来なかった。
この世界のダンジョンはマスターの魔力が有れば生きていけると言うイージーモードなので、コアや配下たちもマスターの好きにさせたのが良くなかったかも知れない。
ダンジョンマスター同士が戦う世界ならまた違ったんだろうけど。

好きな映画をモチーフに作り込んだダンジョンもお客さんが違う世界の人ではわからないだろうし、ゾンビ映画アトラクションを最初に詰め込んだ結果アンデッドしか出ないと思われたのは失敗だと思うよ。



何故か街に出掛けたが、これを書き始めた時はダンジョンの中で面白おかしく適当にのんびりと暮らす短編を書くつもりだったんだ。
元々は、家族が殺されて1人残された女性が親戚の旅館の離れで家庭菜園を始める話だったのに何故こうなったかわからない。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました

らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。 そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。 しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような… 完結決定済み

魅了の対価

しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。 彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。 ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。 アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。 淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。

処理中です...