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第2章 天才ゲーマー&プログラマー比企新斗(ひきにいと)編 (45〜119話)
第47話② 厚さ? サイズ? 買った事ないからわかんないよー
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くのいち、心の中で独白。
「(アレってがっしりと装着するものなんだ。携帯にメモしとかなきゃ)」
くのいち、携帯を取り出してメモを打ち込む。
そこにヤンキーがガーディアンデビルズの部室に入ってくる。
「くのいちさん、ただいま参りました。あ、ミルクさん、どうも」
「あんたに買ってきて欲しい物があるんだけど。お金は出すわ」
くのいち、財布を取り出す。
「流石くのいちさん。で、何を?」
くのいちは四本のフランクフルトを持っている女生徒を指差す。
「これに被せるゴム、大至急ゲット」
「ゴム? フランクフルトに? どこで買えばいいんですか?」
「ほら、今妊娠するとマズイから産むのは今度にするやつで、ドラッグストアとかに売っている……」
「なぞなぞですか?」
「作者が若い頃には「『明るい家族計画』なんていう名前で街なかの自動販売機でも売っていた……」
「もっともっと楽しいヒントを出して下さい」
くのいち、ヤンキーの胸ぐらをつかむ。
「お前、分かっているのにとぼけているだろう。泣かすぞ」
ヤンキー、もうすでに泣いている。
「ふえーんすみません、くのいちさん。ヒックヒック。それで厚さはどうしますか?」
くのいち、きょとんとする。
「厚さ? えーと、あの、その……一ミリくらいなの?」
「一ミリは厚すぎですよ。0.05ミリより薄いと値段が高くなっちゃうから、その辺でいいんじゃないですか?」
「じゃあ0.05ミリでいい!」
「サイズの方はいかほどに?」
くのいち、心の中で独白。
「(服のサイズなら2XLで即答だけど、アレってサイズあるんだ? あいつだったらSサイズかなぁ……って何考えているのよ、私!)」
一体何を根拠にくのいちはそんな事を……はっ、もしかして強との決闘の時、(女)性上位の体勢に持ち込まれたどさくさで何かをつかんだのか? いや、つかんじゃマズいだろう。
(第26話より)
くのいちの心の中で強と弁護士の節操(せつみさお)先生がツッコミを入れる。
『節操先生。これは明らかに名誉毀損です。訴訟を検討したいのですが』
と心の中の強。
『例え事実でも名誉毀損は成立するから安心して裁判に臨め』
と心の中の節操。
くのいちの心の中のツッコミにチョコも加わる。
『携帯アーミーのみんなを傍聴に連れて行くね』
琢磨も真顔でツッコミに加わる。
『当然、証拠は陳列されるのですよね。あぁ、強君のボウチョウ楽しみだなぁ』
さすが琢磨。ウイット満載である。
くのいちはそれらをスルーしてヤンキーに言う。
「サイズ? お前の好きにしろ!」
ミルクはヤンキーに問いかける。
「ねぇ、ヤンキーちゃ~ん。今日はちゃんとID持ってるの~?」
「も、もちろんですミルクさん」
まさか彼女もヤンキーパンチの体育倉庫の一件を忘れてはいまい。
ミルクの目がキラリと光る。
「念の為身体検査しよ~。大量破壊兵器とか隠し持ってるといけないから~」
「(アレってがっしりと装着するものなんだ。携帯にメモしとかなきゃ)」
くのいち、携帯を取り出してメモを打ち込む。
そこにヤンキーがガーディアンデビルズの部室に入ってくる。
「くのいちさん、ただいま参りました。あ、ミルクさん、どうも」
「あんたに買ってきて欲しい物があるんだけど。お金は出すわ」
くのいち、財布を取り出す。
「流石くのいちさん。で、何を?」
くのいちは四本のフランクフルトを持っている女生徒を指差す。
「これに被せるゴム、大至急ゲット」
「ゴム? フランクフルトに? どこで買えばいいんですか?」
「ほら、今妊娠するとマズイから産むのは今度にするやつで、ドラッグストアとかに売っている……」
「なぞなぞですか?」
「作者が若い頃には「『明るい家族計画』なんていう名前で街なかの自動販売機でも売っていた……」
「もっともっと楽しいヒントを出して下さい」
くのいち、ヤンキーの胸ぐらをつかむ。
「お前、分かっているのにとぼけているだろう。泣かすぞ」
ヤンキー、もうすでに泣いている。
「ふえーんすみません、くのいちさん。ヒックヒック。それで厚さはどうしますか?」
くのいち、きょとんとする。
「厚さ? えーと、あの、その……一ミリくらいなの?」
「一ミリは厚すぎですよ。0.05ミリより薄いと値段が高くなっちゃうから、その辺でいいんじゃないですか?」
「じゃあ0.05ミリでいい!」
「サイズの方はいかほどに?」
くのいち、心の中で独白。
「(服のサイズなら2XLで即答だけど、アレってサイズあるんだ? あいつだったらSサイズかなぁ……って何考えているのよ、私!)」
一体何を根拠にくのいちはそんな事を……はっ、もしかして強との決闘の時、(女)性上位の体勢に持ち込まれたどさくさで何かをつかんだのか? いや、つかんじゃマズいだろう。
(第26話より)
くのいちの心の中で強と弁護士の節操(せつみさお)先生がツッコミを入れる。
『節操先生。これは明らかに名誉毀損です。訴訟を検討したいのですが』
と心の中の強。
『例え事実でも名誉毀損は成立するから安心して裁判に臨め』
と心の中の節操。
くのいちの心の中のツッコミにチョコも加わる。
『携帯アーミーのみんなを傍聴に連れて行くね』
琢磨も真顔でツッコミに加わる。
『当然、証拠は陳列されるのですよね。あぁ、強君のボウチョウ楽しみだなぁ』
さすが琢磨。ウイット満載である。
くのいちはそれらをスルーしてヤンキーに言う。
「サイズ? お前の好きにしろ!」
ミルクはヤンキーに問いかける。
「ねぇ、ヤンキーちゃ~ん。今日はちゃんとID持ってるの~?」
「も、もちろんですミルクさん」
まさか彼女もヤンキーパンチの体育倉庫の一件を忘れてはいまい。
ミルクの目がキラリと光る。
「念の為身体検査しよ~。大量破壊兵器とか隠し持ってるといけないから~」
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