王さまとなぞの手紙

村崎けい子

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 次は、二の大臣が、王さまへ はちを さし出しました。
 はちには、何も さいていません。けれども、はちの あちらこちらに、ひびが入っていたのです。


 (大切にしてほしいと、言ってあったのに。)
 王さまは、また がっかりしてしまいました。
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