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第八章 フェロー王国動乱編
第296話 領主会議(ノルマン視点)⑤
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私が口を開こうとすると、突然、空間が歪み、祭服を纏った女性が現れた。
「あなたですね? 教会に預けられる前国王様と言うのは……私、聖モンテ教会の教皇にしてロプト神様の第一使徒、ソテルと申します」
「あ、あなたはソテル様? 何故、ここにっ⁉」
突然の事に驚いた表情を浮かべていると、聖モンテ教会の教皇ソテル様はゆっくりとした所作で私に近付いてくる。
この御方は確か、聖モンテ教会の新教皇ソテル様、一体何故、ここに?
まさかっ⁉ シェトランドが言っていた教会に預けるというのは……。
「そうです。そうですっ! 私は聖モンテ教会の教皇ソテル。さあ、前国王様。他の大臣達もあなたが来る事を心待ちにしています。早速参りましょう……あらっ?」
そう言いながらソテル様が私に近付いてくる。
すると、何故か分からないが、ソテル様の足下が黒く染まりだした。
「あら、あらあらっ? これは、あの時の……もしかして、私の事を敵だと勘違いしているのでしょうか?」
ソテル様が首を傾げていると、足元から次々と、黒い染みが浮き出てくる。
そして、その黒い染みが人型のナニカを形取るとソテル様に向かい襲い掛かる。
突然の事に思考が付いていかない。
な、なんだあれはっ……。
あんなものが王城に住み付いていたのかっ⁉
い、いや、それ所ではない。
もし万が一、ソテル様に何かあれば一大事。聖モンテ教会を敵に回す事になってしまう。
「ソ、ソテル様! お逃げくださいっ!」
私は咄嗟にそう叫び声を上げると、ソテル様はまるで問題ないとでも言わんばかりに笑顔を浮かべていた。
「〔瞬間移動〕で直接王城に乗り込んだのは間違いでしたね。まさか、こんな仕掛けが用意してあるとは思いもしませんでした。あの方々は私の事が嫌いなのでしょうか? しかし……」
ソテル様は何処からともなく、杭を取り出すと、襲いくる黒い人型のナニカを次々と刺し貫いていく。
「この程度で、ロプト神様の第一使徒である私を害せる訳がないでしょう?」
そして、最後に足下の黒い染みに杭を突き立てると、私に視線を向けてきた。
「…………」
い、今のは一体何だったんだ?
辺りを見渡すと、領主達も驚いた表情を浮かべている。
「ソ、ソテル様、今のは一体……?」
私がそう問いかけると、ソテル様は笑顔を浮かべたまま呟いた。
「ああっ、ああ……あなた方には関係のない事です。心配には及びません。さあ、そんな事はどうでも良いのです。〔瞬間移動〕」
「えっ⁉」
すると突然、ソテル様が姿を消した。
急展開過ぎて思考が付いていかない。
驚きの表情を浮かべていると、後ろから肩を掴まれ声がかかる。
「えっ⁉ ではございません。あなたの事は、大臣共々この私が直々に預かる事となりました! 良かったですね。良かったですねぇ! 今のサンミニアート・アルモンテ聖国はとても素晴らしい所です。さあ行きましょう。すぐ行きましょう! 信仰に生きるというのは、とても甘美で素晴らしい事なのですよ?」
「な、何故、私が聖国に……」
私が戸惑いの声を上げると、我が弟、シェトランドが口を開く。
「先程も申し上げましたが、ノルマン兄様の事は教会に預けたいと考えています。この国の慣習では罷免された国王は要らぬ混乱を招かぬ様、流刑とする事となっていますが、私にそんな事はできません。甘い考えだと思いますが、ノルマン兄様には生きていて欲しいのです」
シェトランドがそんな事を考えていたとは……。
「だが、国民達への説明はどうする? 暴動を起こし王城を占拠した程だ。私が責任を取らねば……」
「国民達にはノルマン兄様は急死したと……そう国民には伝えます。その為、兄様はもう二度と王都に足を踏み入れる事もできなくなると、そうお考えください」
シェトランドが悲しげな表情を浮かべている。
私が目を閉じ宙を仰ぐ。
すると自然と涙が溢れてきた。
父上が亡くなり、即位してたったの数ヶ月……。
税収の落ちた王都を立て直す為に行動したつもりが、こんな結果に終わってしまうとは……。
王都から商人は去り、国民は暴動を起こした。
私を恨む人も数多くいる事だろう。
「シェトランド……。ユートピア商会は王都に戻って来てくれるのか?」
「はい。王都に戻って来てくれる様、最前は尽くしました。多くの借りを作ってしまいましたが、国民の生活が元通りになるのであれば安い物です」
「そうか……」
私は椅子から立ち上がると、領主達一人一人に視線を向ける。
そして最後にシェトランドに視線を向けると頭を下げた。
「領主達……そして、シェトランド。私の力が及ばぬばかりか、混乱を招いてしまい申し訳ない。国民を、王都の事をよろしく頼む……」
「はい。兄様、後の事は任せて下さい」
私はシェトランドに精一杯の笑顔を向けると、ソテル様に視線を向ける。
不安が無い訳ではない。しかし、私がこの国に留まっていてもシェトランドの足を引っ張るだけだ。
「ソテル様……よろしくお願い致します」
「ええっ、ええ! 勿論です。勿論です! さあ、聖国へと向かいましょう! ああ、忘れておりました。これは我が神、ロプト神様からの授かり物です」
すると、ソテル様は私の顔をしたモノを取り出すと、シェトランドの目の前に横たわらせる。
「ソ、ソテル様。それは?」
シェトランドがそう呟くと、ソテル様が笑顔を浮かべながら呟いた。
「それは、ロプト神様より授かった人形です。前国王を死んだ事にするのであれば必要でしょう? 空の棺桶では国民達は納得しないでしょうから……」
ソテル様の呟きに、シェトランドは頬を引き攣らせる。
俺の顔も強ばっている事だろう。
この人に身を任せて大丈夫なのだろうか……激しく心配になってきた。
「そ、そうですね……ありがとうございます。ソテル様」
「いえ、いえっ! それはロプト神様に捧げて下さい。私は前国王とそこにいる大臣を聖国に連れていく為、参ったのですから……さあ、聖国に参りましょう!」
「はい。お世話になります」
私が立ち上がると、内務大臣のスカーリが慌てふためく。
「ちょっと待って下さい! わ、私も聖国に行かなければならぬのですか⁉」
「諦めが悪いぞ。スカーリ。シェトランドを困らせるな」
「で、ですが……ですがぁぁぁぁ! グフゥッ!」
「前国王の新たな旅立ちに茶々を入れるものではありませんよ? さあ、聖国に参りましょう」
ソテル様は、スカーリを力でねじ伏せ黙らせると、手を差し出してきた。
その手を握り、最後にシェトランドに視線を向ける。
「シェトランド、元気でやれよ……」
「兄様も、お元気で……」
「……では〔瞬間移動〕」
その言葉を最後に、私は王都から聖国へと移動した。
「あなたですね? 教会に預けられる前国王様と言うのは……私、聖モンテ教会の教皇にしてロプト神様の第一使徒、ソテルと申します」
「あ、あなたはソテル様? 何故、ここにっ⁉」
突然の事に驚いた表情を浮かべていると、聖モンテ教会の教皇ソテル様はゆっくりとした所作で私に近付いてくる。
この御方は確か、聖モンテ教会の新教皇ソテル様、一体何故、ここに?
まさかっ⁉ シェトランドが言っていた教会に預けるというのは……。
「そうです。そうですっ! 私は聖モンテ教会の教皇ソテル。さあ、前国王様。他の大臣達もあなたが来る事を心待ちにしています。早速参りましょう……あらっ?」
そう言いながらソテル様が私に近付いてくる。
すると、何故か分からないが、ソテル様の足下が黒く染まりだした。
「あら、あらあらっ? これは、あの時の……もしかして、私の事を敵だと勘違いしているのでしょうか?」
ソテル様が首を傾げていると、足元から次々と、黒い染みが浮き出てくる。
そして、その黒い染みが人型のナニカを形取るとソテル様に向かい襲い掛かる。
突然の事に思考が付いていかない。
な、なんだあれはっ……。
あんなものが王城に住み付いていたのかっ⁉
い、いや、それ所ではない。
もし万が一、ソテル様に何かあれば一大事。聖モンテ教会を敵に回す事になってしまう。
「ソ、ソテル様! お逃げくださいっ!」
私は咄嗟にそう叫び声を上げると、ソテル様はまるで問題ないとでも言わんばかりに笑顔を浮かべていた。
「〔瞬間移動〕で直接王城に乗り込んだのは間違いでしたね。まさか、こんな仕掛けが用意してあるとは思いもしませんでした。あの方々は私の事が嫌いなのでしょうか? しかし……」
ソテル様は何処からともなく、杭を取り出すと、襲いくる黒い人型のナニカを次々と刺し貫いていく。
「この程度で、ロプト神様の第一使徒である私を害せる訳がないでしょう?」
そして、最後に足下の黒い染みに杭を突き立てると、私に視線を向けてきた。
「…………」
い、今のは一体何だったんだ?
辺りを見渡すと、領主達も驚いた表情を浮かべている。
「ソ、ソテル様、今のは一体……?」
私がそう問いかけると、ソテル様は笑顔を浮かべたまま呟いた。
「ああっ、ああ……あなた方には関係のない事です。心配には及びません。さあ、そんな事はどうでも良いのです。〔瞬間移動〕」
「えっ⁉」
すると突然、ソテル様が姿を消した。
急展開過ぎて思考が付いていかない。
驚きの表情を浮かべていると、後ろから肩を掴まれ声がかかる。
「えっ⁉ ではございません。あなたの事は、大臣共々この私が直々に預かる事となりました! 良かったですね。良かったですねぇ! 今のサンミニアート・アルモンテ聖国はとても素晴らしい所です。さあ行きましょう。すぐ行きましょう! 信仰に生きるというのは、とても甘美で素晴らしい事なのですよ?」
「な、何故、私が聖国に……」
私が戸惑いの声を上げると、我が弟、シェトランドが口を開く。
「先程も申し上げましたが、ノルマン兄様の事は教会に預けたいと考えています。この国の慣習では罷免された国王は要らぬ混乱を招かぬ様、流刑とする事となっていますが、私にそんな事はできません。甘い考えだと思いますが、ノルマン兄様には生きていて欲しいのです」
シェトランドがそんな事を考えていたとは……。
「だが、国民達への説明はどうする? 暴動を起こし王城を占拠した程だ。私が責任を取らねば……」
「国民達にはノルマン兄様は急死したと……そう国民には伝えます。その為、兄様はもう二度と王都に足を踏み入れる事もできなくなると、そうお考えください」
シェトランドが悲しげな表情を浮かべている。
私が目を閉じ宙を仰ぐ。
すると自然と涙が溢れてきた。
父上が亡くなり、即位してたったの数ヶ月……。
税収の落ちた王都を立て直す為に行動したつもりが、こんな結果に終わってしまうとは……。
王都から商人は去り、国民は暴動を起こした。
私を恨む人も数多くいる事だろう。
「シェトランド……。ユートピア商会は王都に戻って来てくれるのか?」
「はい。王都に戻って来てくれる様、最前は尽くしました。多くの借りを作ってしまいましたが、国民の生活が元通りになるのであれば安い物です」
「そうか……」
私は椅子から立ち上がると、領主達一人一人に視線を向ける。
そして最後にシェトランドに視線を向けると頭を下げた。
「領主達……そして、シェトランド。私の力が及ばぬばかりか、混乱を招いてしまい申し訳ない。国民を、王都の事をよろしく頼む……」
「はい。兄様、後の事は任せて下さい」
私はシェトランドに精一杯の笑顔を向けると、ソテル様に視線を向ける。
不安が無い訳ではない。しかし、私がこの国に留まっていてもシェトランドの足を引っ張るだけだ。
「ソテル様……よろしくお願い致します」
「ええっ、ええ! 勿論です。勿論です! さあ、聖国へと向かいましょう! ああ、忘れておりました。これは我が神、ロプト神様からの授かり物です」
すると、ソテル様は私の顔をしたモノを取り出すと、シェトランドの目の前に横たわらせる。
「ソ、ソテル様。それは?」
シェトランドがそう呟くと、ソテル様が笑顔を浮かべながら呟いた。
「それは、ロプト神様より授かった人形です。前国王を死んだ事にするのであれば必要でしょう? 空の棺桶では国民達は納得しないでしょうから……」
ソテル様の呟きに、シェトランドは頬を引き攣らせる。
俺の顔も強ばっている事だろう。
この人に身を任せて大丈夫なのだろうか……激しく心配になってきた。
「そ、そうですね……ありがとうございます。ソテル様」
「いえ、いえっ! それはロプト神様に捧げて下さい。私は前国王とそこにいる大臣を聖国に連れていく為、参ったのですから……さあ、聖国に参りましょう!」
「はい。お世話になります」
私が立ち上がると、内務大臣のスカーリが慌てふためく。
「ちょっと待って下さい! わ、私も聖国に行かなければならぬのですか⁉」
「諦めが悪いぞ。スカーリ。シェトランドを困らせるな」
「で、ですが……ですがぁぁぁぁ! グフゥッ!」
「前国王の新たな旅立ちに茶々を入れるものではありませんよ? さあ、聖国に参りましょう」
ソテル様は、スカーリを力でねじ伏せ黙らせると、手を差し出してきた。
その手を握り、最後にシェトランドに視線を向ける。
「シェトランド、元気でやれよ……」
「兄様も、お元気で……」
「……では〔瞬間移動〕」
その言葉を最後に、私は王都から聖国へと移動した。
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