12 / 73
第一章 最強呪符使い故郷を追われる
冒険者ギルドカフェー勘違いの始まりー②
しおりを挟む
「かしこまりました。それでは、少々お待ち下さい」
「あ、はい」
注文した水を待つ間、聞き耳を立て冒険者ギルドの入念なリサーチを進める。
『おい。聞いたか? Aランク冒険者のジョンが賭場で全財産擦って奴隷堕ちしたらしいぞ?』
『おいおい。マジかよ』
『ああ、流石は賭け狂いのジョン。その名に恥じない負けっぷりだったぜ』
『へえー。そうなんだ。……それよりも、ジェニファー。お前、この店のランク。どの位上げたんだ?』
『ふふふっ……。聞かれるのを待っていたぜ! なんと、Bランクだ。スゲーだろ!』
『な、なにっ! Bランク!? 一体、どれだけの金を積んだらそんなことが……』
ジェニファーという冒険者は、金色に輝くカードを片手にニヤリと笑う。
『それはな……。依頼料すべてを注ぎ込むんだよ』
『なにっ!? 馬鹿なっ……。そんなことをしたらお前の貯金は……』
『ああ、お蔭ですっからかんさ。でも、まったく後悔はしていねぇ。それだけの価値がBランクにはある……』
そう言うと、ジェニファーという冒険者はウエイトレスにいやらしい視線を向けた。
『……そして、今日。俺はランクをもう一段階上げ、男になる。最初にAランクに辿り着いた者だけが手にすることのできる恩恵。その魅力がわからない訳じゃないだろ?』
『あ、ああっ、だが、お前……。金はあるのか? さっき、すっからかんって……』
『うん? あるに決まってるだろ。借りてきたんだよ……。俺の盾を担保に商業ギルドからなっ!』
『な、なにっ!? お前、そこまで……』
『ああ、俺の邪魔は何人たりともさせん。それが誰であろうともだ。マクスウェル。俺の雄姿を目に焼き付けてくれよな』
……なるほど、よくはわからないけど、料理か酒かなにかしら注文すれば身分証を貰う事ができるらしい。
それにしても、注文するだけでランクを上げることができるのか……。
なんか思っていた冒険者ギルドと違うな……。
「お待たせ致しました。ご注文の水をお持ちしました。注文は以上でよろしいでしょうか?」
「すいません。二点ほど質問があるのですが、よろしいでしょうか?」
「はい。なんでしょうか?」
「ボクは水を注文しました。これでギルドカードを発行して貰えるんですよね?」
ウエイトレスは首を傾げると、少し考え込み、片手を握ると手の平にポンと置く。
一瞬、なにを言っているかわからないといった表情を浮かべたように見えたけど大丈夫だろうか?
「ええ、その通りです。当店で飲食をして頂いた方全員に(当店発行の会員証である)ギルドカードをお渡ししております」
やっぱり、どうやらボクの推測は間違っていなかったようだ。
「そうですか。では、ギルドカードのランクを上げるためには、どうしたらいいんですか?」
「ランクを上げるために、ですか……」
その言葉に、ウエイトレスの目がキラーンと光る。
「……もちろん、ご注文の金額によりランクは上がりますが、まさかお客様……Aランクを?」
「はい。少しだけ興味が湧いてきたので……」
そう言うと、ウエイトレスは、ボクの目の前に黒いメニュー表を置いた。
「……これは?」
そう尋ねると、ウエイトレスは目を光らせながら答える。
「こちらは当店の裏メニューです。Aランクを目指すのであれば、普通のメニュー表では不可能。あちらのお客様と同様に高額な裏メニューを購入する必要がございます」
黒いメニュー表に目を通すと、そこにはとんでもない金額のメニューがずらりと並んでいた。
なんとも不思議なギルドだ。
冒険者のランクを実力ではなく金で測るなんて……。
ボクが思うに、いま、冒険者に求められているのは力ではなく資金力。
きっと、そういうことだろう。
「……いかが致しますか? Aランクを目指すのであれば、金貨三枚(円換算で約三十万円)ほどの注文が必要となりますが……」
「わかりました。それでは、金貨三枚相当の水を下さい」
「き、金貨三相当の水……。本気ですか?」
「はい。水は水でも、このメニューにある蒸留水でお願いします」
蒸留水の値段は一リットル当たり小金貨一枚(約一万円)。
つまり三十リットル注文すれば、Aランクに到達する。
亜空間にしまえば、いつでも新鮮な蒸留水を飲む事ができるし、万々歳だ。
ボクは以前、井戸水で腹を壊したことがある。
それ以来、水は店で出されたものか蒸留水しか飲まないと決めていた。
「……わかりました。それでは前金で金貨三枚を頂いてもよろしいでしょうか?」
「前金で、ですか?」
「はい、もちろんです」
金貨三枚は大金だ。
おそらく、本当に支払能力があるのか。
これもランクを上げるために試されているのだろう。
ボクは亜空間から金貨三枚を取り出すと、テーブルに置く。
すると、ウエイトレスさんはニヤリと笑みを浮かべた。
「Aランクへの昇格、おめでとうございます。お客様の名前を教えて頂いてもよろしいでしょうか?」
「ボクの名前はリーメイ。気軽にメイって呼んでくれて構わないよー」
「はい。リーメイ様ですね」
そう言って、ウエイトレスが頭を下げると、店内にボクのAランク昇格を祝うファンファーレが流れた。
「あ、はい」
注文した水を待つ間、聞き耳を立て冒険者ギルドの入念なリサーチを進める。
『おい。聞いたか? Aランク冒険者のジョンが賭場で全財産擦って奴隷堕ちしたらしいぞ?』
『おいおい。マジかよ』
『ああ、流石は賭け狂いのジョン。その名に恥じない負けっぷりだったぜ』
『へえー。そうなんだ。……それよりも、ジェニファー。お前、この店のランク。どの位上げたんだ?』
『ふふふっ……。聞かれるのを待っていたぜ! なんと、Bランクだ。スゲーだろ!』
『な、なにっ! Bランク!? 一体、どれだけの金を積んだらそんなことが……』
ジェニファーという冒険者は、金色に輝くカードを片手にニヤリと笑う。
『それはな……。依頼料すべてを注ぎ込むんだよ』
『なにっ!? 馬鹿なっ……。そんなことをしたらお前の貯金は……』
『ああ、お蔭ですっからかんさ。でも、まったく後悔はしていねぇ。それだけの価値がBランクにはある……』
そう言うと、ジェニファーという冒険者はウエイトレスにいやらしい視線を向けた。
『……そして、今日。俺はランクをもう一段階上げ、男になる。最初にAランクに辿り着いた者だけが手にすることのできる恩恵。その魅力がわからない訳じゃないだろ?』
『あ、ああっ、だが、お前……。金はあるのか? さっき、すっからかんって……』
『うん? あるに決まってるだろ。借りてきたんだよ……。俺の盾を担保に商業ギルドからなっ!』
『な、なにっ!? お前、そこまで……』
『ああ、俺の邪魔は何人たりともさせん。それが誰であろうともだ。マクスウェル。俺の雄姿を目に焼き付けてくれよな』
……なるほど、よくはわからないけど、料理か酒かなにかしら注文すれば身分証を貰う事ができるらしい。
それにしても、注文するだけでランクを上げることができるのか……。
なんか思っていた冒険者ギルドと違うな……。
「お待たせ致しました。ご注文の水をお持ちしました。注文は以上でよろしいでしょうか?」
「すいません。二点ほど質問があるのですが、よろしいでしょうか?」
「はい。なんでしょうか?」
「ボクは水を注文しました。これでギルドカードを発行して貰えるんですよね?」
ウエイトレスは首を傾げると、少し考え込み、片手を握ると手の平にポンと置く。
一瞬、なにを言っているかわからないといった表情を浮かべたように見えたけど大丈夫だろうか?
「ええ、その通りです。当店で飲食をして頂いた方全員に(当店発行の会員証である)ギルドカードをお渡ししております」
やっぱり、どうやらボクの推測は間違っていなかったようだ。
「そうですか。では、ギルドカードのランクを上げるためには、どうしたらいいんですか?」
「ランクを上げるために、ですか……」
その言葉に、ウエイトレスの目がキラーンと光る。
「……もちろん、ご注文の金額によりランクは上がりますが、まさかお客様……Aランクを?」
「はい。少しだけ興味が湧いてきたので……」
そう言うと、ウエイトレスは、ボクの目の前に黒いメニュー表を置いた。
「……これは?」
そう尋ねると、ウエイトレスは目を光らせながら答える。
「こちらは当店の裏メニューです。Aランクを目指すのであれば、普通のメニュー表では不可能。あちらのお客様と同様に高額な裏メニューを購入する必要がございます」
黒いメニュー表に目を通すと、そこにはとんでもない金額のメニューがずらりと並んでいた。
なんとも不思議なギルドだ。
冒険者のランクを実力ではなく金で測るなんて……。
ボクが思うに、いま、冒険者に求められているのは力ではなく資金力。
きっと、そういうことだろう。
「……いかが致しますか? Aランクを目指すのであれば、金貨三枚(円換算で約三十万円)ほどの注文が必要となりますが……」
「わかりました。それでは、金貨三枚相当の水を下さい」
「き、金貨三相当の水……。本気ですか?」
「はい。水は水でも、このメニューにある蒸留水でお願いします」
蒸留水の値段は一リットル当たり小金貨一枚(約一万円)。
つまり三十リットル注文すれば、Aランクに到達する。
亜空間にしまえば、いつでも新鮮な蒸留水を飲む事ができるし、万々歳だ。
ボクは以前、井戸水で腹を壊したことがある。
それ以来、水は店で出されたものか蒸留水しか飲まないと決めていた。
「……わかりました。それでは前金で金貨三枚を頂いてもよろしいでしょうか?」
「前金で、ですか?」
「はい、もちろんです」
金貨三枚は大金だ。
おそらく、本当に支払能力があるのか。
これもランクを上げるために試されているのだろう。
ボクは亜空間から金貨三枚を取り出すと、テーブルに置く。
すると、ウエイトレスさんはニヤリと笑みを浮かべた。
「Aランクへの昇格、おめでとうございます。お客様の名前を教えて頂いてもよろしいでしょうか?」
「ボクの名前はリーメイ。気軽にメイって呼んでくれて構わないよー」
「はい。リーメイ様ですね」
そう言って、ウエイトレスが頭を下げると、店内にボクのAランク昇格を祝うファンファーレが流れた。
2
あなたにおすすめの小説
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
スキル【土いじり】でパーティを追放された俺、開墾した畑からダンジョンが生えてきた。
夏見ナイ
ファンタジー
「役立たず」の烙印を押され、パーティを追放されたアルフォンス。彼のスキルは戦闘に不向きな【土いじり】。失意の彼は都会を離れ、辺境の地で静かに農業を営むことを決意する。
しかし、彼が畑を耕すと、そこから不思議なダンジョンが生えてきた!
ダンジョン内では、高級ポーションになる薬草や伝説の金属『オリハルコン』が野菜のように収穫できる。地味だと思われた【土いじり】は、実はこの『農園ダンジョン』を育てる唯一無二のチートスキルだったのだ。
噂を聞きつけ集まる仲間たち。エルフの美少女、ドワーフの天才鍛冶師……。気づけば彼の農園は豊かな村へ、そして難攻不落の要塞国家へと発展していく。
一方、彼を追放したパーティは没落の一途を辿り……。
これは、追放された男が最強の生産職として仲間と共に理想郷を築き上げる、農業スローライフ&建国ファンタジー!
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
Sランクパーティーを追放された鑑定士の俺、実は『神の眼』を持ってました〜最神神獣と最強になったので、今さら戻ってこいと言われてももう遅い〜
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティーで地味な【鑑定】スキルを使い、仲間を支えてきたカイン。しかしある日、リーダーの勇者から「お前はもういらない」と理不尽に追放されてしまう。
絶望の淵で流れ着いた辺境の街。そこで偶然発見した古代ダンジョンが、彼の運命を変える。絶体絶命の危機に陥ったその時、彼のスキルは万物を見通す【神の眼】へと覚醒。さらに、ダンジョンの奥で伝説のもふもふ神獣「フェン」と出会い、最強の相棒を得る。
一方、カインを失った元パーティーは鑑定ミスを連発し、崩壊の一途を辿っていた。「今さら戻ってこい」と懇願されても、もう遅い。
無能と蔑まれた鑑定士の、痛快な成り上がり冒険譚が今、始まる!
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる