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第一章 最強呪符使い故郷を追われる
冒険者ギルド エイシャ支部①
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ファンファーレが鳴った瞬間、拍手喝采が店内に鳴り響く。
「ランク昇格おめでとうございます!」
「おめでとうございます!」
「こちらがAランクの会員証です」
「ありがとうございます!」
そう言って渡されたAランクの会員証を手に取ると、なぜか、ウエイトレスさんがボクの両肩に並んだ。
「それでは、Aランク昇格祝いと致しまして……」
「えっ? ええっ? 一体なにを……うえぇぇぇぇ!」
ウエイトレスさん二人がボクの頬っぺたにキスすると、近くの席にいた冒険者が絶叫を上げる。
「ぎゃあぁぁぁぁ!」
「あのクソガキィィィィ!」
「俺達のマドンナがぁぁぁぁ! 今月の冒険者ギルドカフェ初回限定Aランク達成特典がぁぁぁぁ!」
冒険者の上げた絶叫にボクは唖然とした表情を浮かべる。
いま、冒険者ギルドカフェって聞こえたような気がしたけど……。
「えっ? ここ、冒険者ギルドじゃないんですか?」
「うん? ここは冒険者ギルドカフェ。冒険者ギルドは向こう側の建物よ?」
窓越しに建物に視線を向けると、そこには重厚そうな建物が立っている。
盾に剣の紋様もあるし、間違いなく冒険者ギルドのようだ。
と、いうことは?
「えっと、もしかしてさっきのギルドカードは……」
「冒険者ギルドカフェでのみ使うことのできる会員証よ? ここではギルドカードって呼んでるの。それがどうかしたの?」
「あ、ああ、そうなんですか……」
マ、マジでか……。
なんだかやってしまった気分だ。
途中、なんだか変な感じだなと思っていたけど、まさか冒険者ギルドじゃなかったなんて……。
冒険者ギルドに併設された酒場的ななにかかと完全に勘違いしていた。
「……えっと、それじゃあボクはこれで失礼します」
「えっ? もう行っちゃうの?」
「はい。ボクは冒険者ギルドにギルドカードの発行をして貰いに来たので……」
それになんだか空気が悪い。
いつまでもここにいたら大変な事に巻き込まれそうだ。
「そう。それは残念。また来てね~」
「あっ、はい……」
席を立ち足速に冒険者ギルドカフェから出ようとする。
「あっ? ふべっ!?」
すると、足がなにかに引っ掛かり盛大に転倒した。
「お、お客様、大丈夫ですかっ!?」
両手で額を摩りながら立ち上がると、心配そうな顔をしたウエイトレスが近寄ってくる。
「う、うん。大丈夫。ちょっと転んだだけだから……」
それにしても一体なにが……。
顔を上げると、面白くなさそうな顔をした男が舌打ちした。
足が通路に出ていることから、ワザと足を引っ掛けたようだ。
「ふんっ。いい気味だ。クソガキ」
「メアリちゃん。そんなガキに優しくする必要はねーよ」
「そうだそうだ! ガキの分際でつけ上がりやがって!」
「ええっ……」
そんなこと言われても困るんですけど……。
っていうか、なんでこの人達怒ってるの?
突然、浴びせ掛けられた罵倒の数々に戸惑っていると、ウエイトレスさん達が怒り出す。
「あなた達ね。こんな可愛い子供になんてことをするのよ!」
「そうよ。ケガしたらどうするつもり!?」
「ええっ!?」
いや、ボクはもう大丈夫だから、ボクのことで争わないで貰えると嬉しいんだけど……。
亜空間から『治癒』の呪符を取り出し、傷を治しながらウエイトレスさん達が男達に口撃する姿を見守る。
「ちょっと、あなた達! 聞いているのっ!?」
「この子に謝りなさいよ!」
ウエイトレスさん達が圧倒的優勢だ。
男達はまさかこんなに非難されると思わなかったのかオドオドし、ひたすら劣勢に立たされてる。
「わ、わかった。わかったよ。俺達が悪かった。もう許してくれ!」
「謝る相手が違うでしょ! 悪いと思っているならこの子に謝りなさいよ!」
ウエイトレスの一人がそう言うと、背中を押され、ずいっと前に出される。
「うっ!? ぐぐぐぐぐっ……」
男達は悔しそうな表情を浮かべると、渋々ながら頭を下げた。
「……足をかけて悪かった」
眉間に皺がより目が血走っていて、とても怖い。
お顔は真っ赤で、スキンヘッドから湯気が出ている。
まるで茹蛸のようだ。
「あっ、はい……。こちらこそ、なんだかすいませんでした。それじゃあ、ボクはこれで……」
血走った眼をして謝罪する男達を後目に扉を開け冒険者ギルドカフェから出ると、心機一転。冒険者ギルドへと向かった。
「こ、ここが冒険者ギルドか……」
冒険者ギルドの扉の前に立ち深呼吸をすると、「よしっ!」と呟き、扉に手をかける。すると、扉が勢いよく開き、顔に思いっきりぶつけてしまう。
「ぶへっ……」という声と共にのけ反ると、知らないおじさんが声をかけてきた。
「あっ? おいおい、大丈夫か坊主?」
扉を開けて出てきたのは、厳ついおじさん冒険者。
急に扉を開け、ケガさせてしまったことを悪いと思ったのか、手を差し伸べてきた。
ボクはその手を取って立ち上がると、おじさん冒険者に話かける。
「あ、ああ、大丈夫です。すいませんが、ここ、冒険者ギルドで合ってますか?」
「ああ、そうだが……」
「そうですかっ!」
情報通り冒険者ギルドで合っているらしい。
テンション高くそう言うと、おじさん冒険者にお礼を言い冒険者ギルド内に足を踏み入れる。
「ふわぁ~流石は冒険者ギルド。なんだか年季を感じるなぁ……」
なんだか感慨深いものがある。
とりあえず、冒険者ギルドの空気を身体に取り込んでおこう。
「スー、ハー」と深呼吸していると、後ろから声がかかる。
「ランク昇格おめでとうございます!」
「おめでとうございます!」
「こちらがAランクの会員証です」
「ありがとうございます!」
そう言って渡されたAランクの会員証を手に取ると、なぜか、ウエイトレスさんがボクの両肩に並んだ。
「それでは、Aランク昇格祝いと致しまして……」
「えっ? ええっ? 一体なにを……うえぇぇぇぇ!」
ウエイトレスさん二人がボクの頬っぺたにキスすると、近くの席にいた冒険者が絶叫を上げる。
「ぎゃあぁぁぁぁ!」
「あのクソガキィィィィ!」
「俺達のマドンナがぁぁぁぁ! 今月の冒険者ギルドカフェ初回限定Aランク達成特典がぁぁぁぁ!」
冒険者の上げた絶叫にボクは唖然とした表情を浮かべる。
いま、冒険者ギルドカフェって聞こえたような気がしたけど……。
「えっ? ここ、冒険者ギルドじゃないんですか?」
「うん? ここは冒険者ギルドカフェ。冒険者ギルドは向こう側の建物よ?」
窓越しに建物に視線を向けると、そこには重厚そうな建物が立っている。
盾に剣の紋様もあるし、間違いなく冒険者ギルドのようだ。
と、いうことは?
「えっと、もしかしてさっきのギルドカードは……」
「冒険者ギルドカフェでのみ使うことのできる会員証よ? ここではギルドカードって呼んでるの。それがどうかしたの?」
「あ、ああ、そうなんですか……」
マ、マジでか……。
なんだかやってしまった気分だ。
途中、なんだか変な感じだなと思っていたけど、まさか冒険者ギルドじゃなかったなんて……。
冒険者ギルドに併設された酒場的ななにかかと完全に勘違いしていた。
「……えっと、それじゃあボクはこれで失礼します」
「えっ? もう行っちゃうの?」
「はい。ボクは冒険者ギルドにギルドカードの発行をして貰いに来たので……」
それになんだか空気が悪い。
いつまでもここにいたら大変な事に巻き込まれそうだ。
「そう。それは残念。また来てね~」
「あっ、はい……」
席を立ち足速に冒険者ギルドカフェから出ようとする。
「あっ? ふべっ!?」
すると、足がなにかに引っ掛かり盛大に転倒した。
「お、お客様、大丈夫ですかっ!?」
両手で額を摩りながら立ち上がると、心配そうな顔をしたウエイトレスが近寄ってくる。
「う、うん。大丈夫。ちょっと転んだだけだから……」
それにしても一体なにが……。
顔を上げると、面白くなさそうな顔をした男が舌打ちした。
足が通路に出ていることから、ワザと足を引っ掛けたようだ。
「ふんっ。いい気味だ。クソガキ」
「メアリちゃん。そんなガキに優しくする必要はねーよ」
「そうだそうだ! ガキの分際でつけ上がりやがって!」
「ええっ……」
そんなこと言われても困るんですけど……。
っていうか、なんでこの人達怒ってるの?
突然、浴びせ掛けられた罵倒の数々に戸惑っていると、ウエイトレスさん達が怒り出す。
「あなた達ね。こんな可愛い子供になんてことをするのよ!」
「そうよ。ケガしたらどうするつもり!?」
「ええっ!?」
いや、ボクはもう大丈夫だから、ボクのことで争わないで貰えると嬉しいんだけど……。
亜空間から『治癒』の呪符を取り出し、傷を治しながらウエイトレスさん達が男達に口撃する姿を見守る。
「ちょっと、あなた達! 聞いているのっ!?」
「この子に謝りなさいよ!」
ウエイトレスさん達が圧倒的優勢だ。
男達はまさかこんなに非難されると思わなかったのかオドオドし、ひたすら劣勢に立たされてる。
「わ、わかった。わかったよ。俺達が悪かった。もう許してくれ!」
「謝る相手が違うでしょ! 悪いと思っているならこの子に謝りなさいよ!」
ウエイトレスの一人がそう言うと、背中を押され、ずいっと前に出される。
「うっ!? ぐぐぐぐぐっ……」
男達は悔しそうな表情を浮かべると、渋々ながら頭を下げた。
「……足をかけて悪かった」
眉間に皺がより目が血走っていて、とても怖い。
お顔は真っ赤で、スキンヘッドから湯気が出ている。
まるで茹蛸のようだ。
「あっ、はい……。こちらこそ、なんだかすいませんでした。それじゃあ、ボクはこれで……」
血走った眼をして謝罪する男達を後目に扉を開け冒険者ギルドカフェから出ると、心機一転。冒険者ギルドへと向かった。
「こ、ここが冒険者ギルドか……」
冒険者ギルドの扉の前に立ち深呼吸をすると、「よしっ!」と呟き、扉に手をかける。すると、扉が勢いよく開き、顔に思いっきりぶつけてしまう。
「ぶへっ……」という声と共にのけ反ると、知らないおじさんが声をかけてきた。
「あっ? おいおい、大丈夫か坊主?」
扉を開けて出てきたのは、厳ついおじさん冒険者。
急に扉を開け、ケガさせてしまったことを悪いと思ったのか、手を差し伸べてきた。
ボクはその手を取って立ち上がると、おじさん冒険者に話かける。
「あ、ああ、大丈夫です。すいませんが、ここ、冒険者ギルドで合ってますか?」
「ああ、そうだが……」
「そうですかっ!」
情報通り冒険者ギルドで合っているらしい。
テンション高くそう言うと、おじさん冒険者にお礼を言い冒険者ギルド内に足を踏み入れる。
「ふわぁ~流石は冒険者ギルド。なんだか年季を感じるなぁ……」
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「スー、ハー」と深呼吸していると、後ろから声がかかる。
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