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第一章 最強呪符使い故郷を追われる
サバイバル試験②
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木々が生え森と呼ばれていた土地にまっさらとなった大地が現れる。
これでよし。
これだけまっさらな大地ならログハウスを作っても問題ないだろう。
『吐き出せ。ムラマサ』と開合を唱えると、黒い瘴気から木々が吐き出される。
「さてと、後は……」
亜空間から『探知』の呪符を取り出すと、今、ボクが最も必要としているモンスターを探しに森の中に入っていく。
すると、五体のオークが近付いてくる気配を察知した。
オークとは、イノシシとブタと人間をかけあわせたようなモンスターである。
労働力としては申し分ない。
個人的には、ゴブリンの集落でもあった方が良かったんだけど……。
ニヤリと笑みを浮かべると、『身体強化』そして『浮遊』の呪符を身体に付し、森の中を駆け巡る。
「ブヒッ、ブヒッ!」
「フゴッ、フゴッ!」
「見ーつけたぁ♪」
樹の枝からオークの姿を覗き込むと、宙をなぞり亜空間から『隷属』の呪符を取り出す。バトちゃんやポメちゃんには全然、効かなかったから少しだけ不安だ。
でも、ログハウスを作るためには、必要な労働力。絶対に確保して見せる。
まあ、たった二日『隷属』させるだけさ。
重労働と警備以外のことはさせないから安心して『隷属』してね?
オーク達の背後から忍び寄ると、五体すべてのオークに『隷属』の呪符を付していく。
「ブヒッ、ブヒッ(主人公様に仕えなければ)」
「フゴッ、フゴッ(まったく、まったく、その通り)」
「う~ん。やっぱり『隷属』の呪符、効いてるよね? なんでバトちゃんと、ポメちゃんに効かないんだろ? まあいいか……。それじゃあ、ボクのログハウスを建てる為に頑張っておくれっ!」
「ブヒッ、ブヒッ(はい。畏まりました)」
「フゴッ、フゴッ(頑張ります)」
「うんうん! ボクが帰って来る前に仕上げておいてよねっ! あっ、折角だから、このまずーい。じゃなかった。固くて独特な味のする干し肉を上げるよ。ログハウス作りの息抜きに食べてくれていいからね!」
「ブヒッ、ブヒッ(やったー!)」
「フゴッ、フゴッ(肉だぁー!)」
オークの肉で作った干し肉だから共食いになるかもしれないけど、そんなに喜んでくれるとは思わなかった。
おやつ代わりに、亜空間から干し肉を取り出すと、その場に積んでいく。
「それじゃあ、ログハウスの建設よろしくね。その図面通りにやれば簡単に作れるからさっ!」
「ブヒッ、ブヒッ(はい!)」
「フゴッ、フゴッ(わかりました!)」
「うんうん。とっても偉い豚ちゃんだね! 素敵なログハウスが建つことを期待してるよ!」
オーク達に激励の言葉を投げかけると、次に二日間快適に過ごす為のアイテム作りをすることにした。
アイテム作りといっても簡単だ。
オーク達が切った木材を組み合わせて呪符を貼るだけ。だったそれだけで、『呪動冷蔵庫』や『全呪動洗濯機』『呪洗トイレ』を作ることができる。
ああ、灯りも必要だった。
ガラスに鬼火を閉じ込めてと……。
できた!
たったそれだけの事で、『鬼火ランタン』ができあがる。
次々、生活用品を作っていると、辺りが暗くなってきた。
「あれ? もう暗くなってきた。っていうかダンジョンにも夜ってあるんだ……。なんか不思議」
まあダンジョンについてはどうでもいい。
今は快適に過ごすことの方が大事だ。
ログハウス建設は上手くいってるか気になり、オーク達の様子を伺う。
「豚ちゃん! ログハウスはできたかなっ?」
期待を胸に込めログハウスの建設現場を見てみると、そこには立派なログハウスが建っていた。
「おおっ! 凄いよ豚ちゃん! 愛してる!」
「ブヒッ、ブヒッ(当然のことをしたまでです)」
「フゴッ、フゴッ(その通りです)」
流石はオーク。『隷属』して本当によかった。
時代はオークを求めてる。労働力として最適なモンスターだ。
「はいっ! これはご褒美だよー。この後、ログハウスの警備もよろしくね」
大量の干し肉を取り出し、蒸留水を器に注ぐとオーク達が歓声をあげる。
「ブヒッ、ブヒッ(やった! 肉だ! 肉が食えるぞ!)」
「フゴッ、フゴッ(水まである! あなたは神か!)」
「ふふふっ、喜んでくれて良かったっ」
しかし、労働力としては最適なオークも、警備員として最適かはわからない。
だから……。
「豚ちゃん達は頑張ってくれてるからね。折角だから強化しちゃうぞ! 目指せ! オークキングってね!」
そんな適当なことを言いながら『身体強化』。そして『進化』の呪符を貼り付ける。すると、オーク達の身体がベキボキと音を立てて変貌し、オークキングに進化した。
『進化』の呪符は、『身体強化』や『浮遊』等の呪符とは違い一過性のものではない。オークキングに進化した五体は歓声を上げる。
「ブヒッ、ブヒッ(こ、これは……)」
「フゴッ、フゴッ(力が……。力が湧いてくる……)」
「わあー凄く凛々しくなったねっ! うんうん。これなら安心してログハウスの警備を任せる事ができるよ!」
この日、冒険者ギルドが管理するダンジョン内に危険度Aランクのモンスターが五体出現した。
これでよし。
これだけまっさらな大地ならログハウスを作っても問題ないだろう。
『吐き出せ。ムラマサ』と開合を唱えると、黒い瘴気から木々が吐き出される。
「さてと、後は……」
亜空間から『探知』の呪符を取り出すと、今、ボクが最も必要としているモンスターを探しに森の中に入っていく。
すると、五体のオークが近付いてくる気配を察知した。
オークとは、イノシシとブタと人間をかけあわせたようなモンスターである。
労働力としては申し分ない。
個人的には、ゴブリンの集落でもあった方が良かったんだけど……。
ニヤリと笑みを浮かべると、『身体強化』そして『浮遊』の呪符を身体に付し、森の中を駆け巡る。
「ブヒッ、ブヒッ!」
「フゴッ、フゴッ!」
「見ーつけたぁ♪」
樹の枝からオークの姿を覗き込むと、宙をなぞり亜空間から『隷属』の呪符を取り出す。バトちゃんやポメちゃんには全然、効かなかったから少しだけ不安だ。
でも、ログハウスを作るためには、必要な労働力。絶対に確保して見せる。
まあ、たった二日『隷属』させるだけさ。
重労働と警備以外のことはさせないから安心して『隷属』してね?
オーク達の背後から忍び寄ると、五体すべてのオークに『隷属』の呪符を付していく。
「ブヒッ、ブヒッ(主人公様に仕えなければ)」
「フゴッ、フゴッ(まったく、まったく、その通り)」
「う~ん。やっぱり『隷属』の呪符、効いてるよね? なんでバトちゃんと、ポメちゃんに効かないんだろ? まあいいか……。それじゃあ、ボクのログハウスを建てる為に頑張っておくれっ!」
「ブヒッ、ブヒッ(はい。畏まりました)」
「フゴッ、フゴッ(頑張ります)」
「うんうん! ボクが帰って来る前に仕上げておいてよねっ! あっ、折角だから、このまずーい。じゃなかった。固くて独特な味のする干し肉を上げるよ。ログハウス作りの息抜きに食べてくれていいからね!」
「ブヒッ、ブヒッ(やったー!)」
「フゴッ、フゴッ(肉だぁー!)」
オークの肉で作った干し肉だから共食いになるかもしれないけど、そんなに喜んでくれるとは思わなかった。
おやつ代わりに、亜空間から干し肉を取り出すと、その場に積んでいく。
「それじゃあ、ログハウスの建設よろしくね。その図面通りにやれば簡単に作れるからさっ!」
「ブヒッ、ブヒッ(はい!)」
「フゴッ、フゴッ(わかりました!)」
「うんうん。とっても偉い豚ちゃんだね! 素敵なログハウスが建つことを期待してるよ!」
オーク達に激励の言葉を投げかけると、次に二日間快適に過ごす為のアイテム作りをすることにした。
アイテム作りといっても簡単だ。
オーク達が切った木材を組み合わせて呪符を貼るだけ。だったそれだけで、『呪動冷蔵庫』や『全呪動洗濯機』『呪洗トイレ』を作ることができる。
ああ、灯りも必要だった。
ガラスに鬼火を閉じ込めてと……。
できた!
たったそれだけの事で、『鬼火ランタン』ができあがる。
次々、生活用品を作っていると、辺りが暗くなってきた。
「あれ? もう暗くなってきた。っていうかダンジョンにも夜ってあるんだ……。なんか不思議」
まあダンジョンについてはどうでもいい。
今は快適に過ごすことの方が大事だ。
ログハウス建設は上手くいってるか気になり、オーク達の様子を伺う。
「豚ちゃん! ログハウスはできたかなっ?」
期待を胸に込めログハウスの建設現場を見てみると、そこには立派なログハウスが建っていた。
「おおっ! 凄いよ豚ちゃん! 愛してる!」
「ブヒッ、ブヒッ(当然のことをしたまでです)」
「フゴッ、フゴッ(その通りです)」
流石はオーク。『隷属』して本当によかった。
時代はオークを求めてる。労働力として最適なモンスターだ。
「はいっ! これはご褒美だよー。この後、ログハウスの警備もよろしくね」
大量の干し肉を取り出し、蒸留水を器に注ぐとオーク達が歓声をあげる。
「ブヒッ、ブヒッ(やった! 肉だ! 肉が食えるぞ!)」
「フゴッ、フゴッ(水まである! あなたは神か!)」
「ふふふっ、喜んでくれて良かったっ」
しかし、労働力としては最適なオークも、警備員として最適かはわからない。
だから……。
「豚ちゃん達は頑張ってくれてるからね。折角だから強化しちゃうぞ! 目指せ! オークキングってね!」
そんな適当なことを言いながら『身体強化』。そして『進化』の呪符を貼り付ける。すると、オーク達の身体がベキボキと音を立てて変貌し、オークキングに進化した。
『進化』の呪符は、『身体強化』や『浮遊』等の呪符とは違い一過性のものではない。オークキングに進化した五体は歓声を上げる。
「ブヒッ、ブヒッ(こ、これは……)」
「フゴッ、フゴッ(力が……。力が湧いてくる……)」
「わあー凄く凛々しくなったねっ! うんうん。これなら安心してログハウスの警備を任せる事ができるよ!」
この日、冒険者ギルドが管理するダンジョン内に危険度Aランクのモンスターが五体出現した。
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