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第一章 リンドウの街 編
二十話 幼女と青年、初報酬をもらう
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「あの、お風呂ありがとうご──」
「静かにするのじゃ」
お風呂に入ってきたミラとパクが一階に降りると、ルスカが唇に人差し指をあて、静かにするように小声で話す。
リビングテーブルの椅子に座ってアカツキの寝顔を楽しそうに眺めている。
ミラもテーブルで伏して寝ているアカツキの顔を覗きこむと、気持ちよさそうに寝息を立てていた。
「いつもはワシが先に寝てしまうから、初めて見るのじゃ」
嬉しそうにアカツキの頬をつつくルスカ。
それを見ていたミラもつつきたくなり、体が疼く。
「あのルスカちゃん、ワタシもいい?」
「駄目じゃ」
ミラの方を一瞥もせず拒否され、大きく項垂れる。
「……お姉ちゃん」
いつの間にかパクは、二階から薄手の掛け布団を持ってミラの側に来ていた。
「パク、それをよこすのじゃ! ワシがかける」
「ダメ! はい、お姉ちゃん」
頑として譲ろうとしないパクとルスカの間に、火花が飛び散るのが見えそうなくらい睨み合う。
ミラはパクから布団を受けとると、アカツキの背にかける。
不服そうなルスカは口を尖らしながら、それを見ていた。
◇◇◇
一時間くらい経っただろうか、家の中に誰かのお腹の音が鳴り、アカツキが目を覚ます。
「えっ? あれ!? 私、寝ていましたか」
目を覚ましたアカツキが窓の外を見ると、すっかり明るくなっており裏庭の井戸の影が短い。
アカツキはその時、自分の背中から布団が落ちたのに気づいた。
「あ、布団ありがとうございます。もしかして、ルスカが!?」
「もしかしてとは、何じゃ! まぁミラとパクだがな」
改めてパクとミラに礼を言うと、何故かルスカは口を尖らし不貞腐れ、ミラは何故か明後日の方向に顔を向けていた。
「もう、昼ですか……起こしてくれればいいのに……お腹空いたでしょ、今からセリーの店に行きましょう」
椅子から立ち上がると、二階へ布団を運ぼうと手にするが、パクが先に取り二階へと上がって行った。
寝室に布団を置いて降りてきたパクを、感心したアカツキは頭を撫でてあげる。
嬉しそうに目を細めるパクを見て、複雑な表情を見せるルスカは、ミラの腕を取り、先に出ようと玄関の扉に手をかけた。
「ルスカ、ちょっと待ってください」
呼び止められたルスカが振り向けば、こっちに来いと手招きをする。
ミラから手を離して、アカツキの元に寄っていくと、アイテムボックスから取り出した服を渡された。
「服? いつの間に……アカツキ」
「クエストの出発前に買っておいたのですよ。さぁ、着替えてください。今着ている服、洗濯しますから」
「わかったのじゃ」
ルスカはローブを脱いで椅子の上に置くと、ワンピースを脱いでパンツ一枚になる。
「洗濯お願いなのじゃ」
脱いだワンピースをアカツキに手渡すと、靴を脱いで水色の短パンを履き、薄い黄色のシャツを着る。
「よく似合ってますよ、ルスカ。可愛いです」
少し折り曲がった襟を正しながらアカツキが褒めるので、ルスカの顔は紅潮していく。
「ばばばば馬鹿言うななのじゃ、ワシの方が歳上なのじゃ! か、可愛いなど……」
動揺しながら恥ずかしくなったルスカは、だんだん小声になっていく。
顔を伏せシャツの裾を両手でキュッと掴むと、上唇を尖らし何も言わなくなってしまった。
「ルスカ」
まるでお姫様を扱うように、片膝をつき手を差し出すアカツキ。
ルスカはアカツキの手を取ると、垂れ目がちな目が益々下がり、口元が緩む。
「お姉ちゃん。ルスカちゃん、お姫様みたいだね」
パクがそう言うと、一言「そうね」とだけ言い、分かりやすくガッカリとするミラ。
◇◇◇
「早く。早く行くのじゃ」
アカツキの手を引き満面の笑みを見せるルスカ。
ミラとパクも手を繋いで、二人の後を追う。
「ルスカ、セリーの店に行く前に服屋に行きましょう」
「ワシはこの服気に入ったのじゃ。何をしに行くのじゃ」
ルスカは歩みを止めて振り返るが、その手は離すことはない。
アカツキは後ろの二人に目をやる。
「流石にミラ達をこのままの服装でセリーの店に行かす訳にはいかないでしょう?」
ルスカもアカツキ越しに二人を見る。
ミラもパクも薄汚れたワンピースとシャツだ。
しかも街道の森から出てきたからか、少し破れている所も見受けられる。
「そうじゃな。よし、だったら服屋に向かうのじゃ」
大通りに出た四人は、一旦セリーの店を越え先日購入した服屋へと入っていった。
「いらっしゃいませ。あら?」
いつもの女性店員が丁寧に頭を下げた後、アカツキ達をジッと見ている。
「やっぱり通報した方がいいのかしら?」
うふふと笑いながらミラ達に目をやっている。
視線の先に気づいたアカツキは、誤解だとルスカ達を先に店内に送り出すと説明を始める。
「ですから、誤解なんですよ……」
アカツキが女性店員と話をしている中、ルスカとミラ達は店内を物色していた。
「好きなの何でも選ぶのじゃ!」
大盤振る舞いのルスカの声が聞こえたのか「予算がありますから何でもは駄目ですよー」と、アカツキの声が店内に響く。
結局二人は遠慮してなのか、今着ている服が新品になったような服を選び、店内の試着室を借りて着替えた。
「ありがとうございましたー」
会計を済まし四人は店を出る。次はセリーの店だとアカツキは空間の亀裂からミラ達の分のピーンを持たせ、食堂へと向かった。
◇◇◇
セリーの宿の前に着き、四人揃って扉を開ける。
「いらっしゃいませ……あ、アカツキさん、ルスカちゃん!」
セリーが受付カウンター越しに挨拶する。そして丁度受付カウンターの前に見覚えのある男が。
「「「あっ!」」なのじゃ」
アカツキとルスカと男は、同時に声をあげる。
アカツキ達の前には、奴隷商人の取り巻きの一人で、黒い服を着た目付きの鋭い男がいた。
「迂闊でした。首都から来ているなら、宿を取るのは当たり前でした」
警戒を顕にしミラ達を後ろに匿いながら、ルスカが睨み付ける。
しかし、男からは構えもせず殺気すら感じない。
「安心しろよ。あの奴隷商人ならギルドに散々文句言いながら首都に帰ったぜ。オレもクビさ。今から帰るところだしな」
男は手をヒラヒラとさせて、何もしない事をアピールしてくる。
どうやらアイシャが手を打ってくれているらしい。
「オレはナックってんだ。普段首都で傭兵みたいな事しているからよ。何かあるなら訪ねて来な。じゃあな」
そう言うとアカツキの横を抜けて、ナックは宿を出ていった。
「アイシャが早速根回ししてくれていたみたいじゃ。ミラ達もこれで安心して表を歩けるのじゃ」
「ええ、良かったですね」
ナックも奴隷商人も居なくなり、ミラ達の不安は取り除かれて胸を撫で下ろした。
◇◇◇
「そうそう、忘れる所でした。ピーンを採ってきたのですよ。ゴッツォさんは居ますか?」
食堂は数人居るが、お昼時を終えたらしく閑散としていた。
「おう! アカツキ。ピーンを採って来てくれたんだって? 早速見せてくれ」
アカツキ達は、食堂の空いているテーブルへと移動すると、空間の亀裂から次々とピーンを出していく。
セリーが数を数えると四十あり、ゴッツォを驚かせる。
「随分と採ってきたな。それで何でその子達は手で持っているんだ?」
アカツキはゴッツォにこれまでの経緯を話し、この子達の持っている分を自分とは別にして渡して欲しいと頼み込んだ。
ゴッツォはあっさりと了承し、アカツキに銅貨二十四枚払うと、ミラ達からピーンを受け取り、銅貨を三枚手渡す。
「ふわぁぁ!」
初めて報酬を受け取り、涙を浮かべミラが言葉に出来ないような声を出す。
銅貨三枚は大金などではない。
ミラの言動が、今まで二人がどんな苦労をして生きてきたのかを説明していた。
「ありがとうございます、ありがとうございます」
ミラもパクも、何度もアカツキとゴッツォに向かってお礼を言いながら頭を下げる。
「何を言っているのですか、正当な報酬ですよ」
「ガハハハ! そうだ、アカツキの言う通りだぞ」
ゴッツォの重低音な声が店内に響く。端から見ていた店内の客も、暖かい目でミラ達を見ていた。
「アカツキ、お腹空いたのじゃ」
湿っぽい空気に耐えられず、ルスカはアカツキの脚にしがみつき上目遣いで訴える。
「そうですね。セリーさん、四人席お願いします」
「はーい」
返事をしたセリーは四人掛けのテーブルに案内すると、一旦メニューを取りに厨房に戻る。再びメニューと水を持ってくる。
「うーん、何にするかのぉ」
メニューを開いてテーブルに立てかけ、顎をテーブルに乗せながら口を尖らすルスカ。
「こら! ルスカ、お行儀悪いですよ!」
「はーい、なのじゃ」
まるで親子の会話を聞いているようで、セリーとミラはクスッと笑ってしまう。
「ほら、ルスカ! パクも真似してしまっているでしょう!!」
「うっ……すまぬのじゃ」
ルスカと同じようにテーブルにメニューと顎を乗せていたパク。
パクが真似するとは思っておらず、改めて姿勢を正す。
流石に反省した様子のルスカだった。
「静かにするのじゃ」
お風呂に入ってきたミラとパクが一階に降りると、ルスカが唇に人差し指をあて、静かにするように小声で話す。
リビングテーブルの椅子に座ってアカツキの寝顔を楽しそうに眺めている。
ミラもテーブルで伏して寝ているアカツキの顔を覗きこむと、気持ちよさそうに寝息を立てていた。
「いつもはワシが先に寝てしまうから、初めて見るのじゃ」
嬉しそうにアカツキの頬をつつくルスカ。
それを見ていたミラもつつきたくなり、体が疼く。
「あのルスカちゃん、ワタシもいい?」
「駄目じゃ」
ミラの方を一瞥もせず拒否され、大きく項垂れる。
「……お姉ちゃん」
いつの間にかパクは、二階から薄手の掛け布団を持ってミラの側に来ていた。
「パク、それをよこすのじゃ! ワシがかける」
「ダメ! はい、お姉ちゃん」
頑として譲ろうとしないパクとルスカの間に、火花が飛び散るのが見えそうなくらい睨み合う。
ミラはパクから布団を受けとると、アカツキの背にかける。
不服そうなルスカは口を尖らしながら、それを見ていた。
◇◇◇
一時間くらい経っただろうか、家の中に誰かのお腹の音が鳴り、アカツキが目を覚ます。
「えっ? あれ!? 私、寝ていましたか」
目を覚ましたアカツキが窓の外を見ると、すっかり明るくなっており裏庭の井戸の影が短い。
アカツキはその時、自分の背中から布団が落ちたのに気づいた。
「あ、布団ありがとうございます。もしかして、ルスカが!?」
「もしかしてとは、何じゃ! まぁミラとパクだがな」
改めてパクとミラに礼を言うと、何故かルスカは口を尖らし不貞腐れ、ミラは何故か明後日の方向に顔を向けていた。
「もう、昼ですか……起こしてくれればいいのに……お腹空いたでしょ、今からセリーの店に行きましょう」
椅子から立ち上がると、二階へ布団を運ぼうと手にするが、パクが先に取り二階へと上がって行った。
寝室に布団を置いて降りてきたパクを、感心したアカツキは頭を撫でてあげる。
嬉しそうに目を細めるパクを見て、複雑な表情を見せるルスカは、ミラの腕を取り、先に出ようと玄関の扉に手をかけた。
「ルスカ、ちょっと待ってください」
呼び止められたルスカが振り向けば、こっちに来いと手招きをする。
ミラから手を離して、アカツキの元に寄っていくと、アイテムボックスから取り出した服を渡された。
「服? いつの間に……アカツキ」
「クエストの出発前に買っておいたのですよ。さぁ、着替えてください。今着ている服、洗濯しますから」
「わかったのじゃ」
ルスカはローブを脱いで椅子の上に置くと、ワンピースを脱いでパンツ一枚になる。
「洗濯お願いなのじゃ」
脱いだワンピースをアカツキに手渡すと、靴を脱いで水色の短パンを履き、薄い黄色のシャツを着る。
「よく似合ってますよ、ルスカ。可愛いです」
少し折り曲がった襟を正しながらアカツキが褒めるので、ルスカの顔は紅潮していく。
「ばばばば馬鹿言うななのじゃ、ワシの方が歳上なのじゃ! か、可愛いなど……」
動揺しながら恥ずかしくなったルスカは、だんだん小声になっていく。
顔を伏せシャツの裾を両手でキュッと掴むと、上唇を尖らし何も言わなくなってしまった。
「ルスカ」
まるでお姫様を扱うように、片膝をつき手を差し出すアカツキ。
ルスカはアカツキの手を取ると、垂れ目がちな目が益々下がり、口元が緩む。
「お姉ちゃん。ルスカちゃん、お姫様みたいだね」
パクがそう言うと、一言「そうね」とだけ言い、分かりやすくガッカリとするミラ。
◇◇◇
「早く。早く行くのじゃ」
アカツキの手を引き満面の笑みを見せるルスカ。
ミラとパクも手を繋いで、二人の後を追う。
「ルスカ、セリーの店に行く前に服屋に行きましょう」
「ワシはこの服気に入ったのじゃ。何をしに行くのじゃ」
ルスカは歩みを止めて振り返るが、その手は離すことはない。
アカツキは後ろの二人に目をやる。
「流石にミラ達をこのままの服装でセリーの店に行かす訳にはいかないでしょう?」
ルスカもアカツキ越しに二人を見る。
ミラもパクも薄汚れたワンピースとシャツだ。
しかも街道の森から出てきたからか、少し破れている所も見受けられる。
「そうじゃな。よし、だったら服屋に向かうのじゃ」
大通りに出た四人は、一旦セリーの店を越え先日購入した服屋へと入っていった。
「いらっしゃいませ。あら?」
いつもの女性店員が丁寧に頭を下げた後、アカツキ達をジッと見ている。
「やっぱり通報した方がいいのかしら?」
うふふと笑いながらミラ達に目をやっている。
視線の先に気づいたアカツキは、誤解だとルスカ達を先に店内に送り出すと説明を始める。
「ですから、誤解なんですよ……」
アカツキが女性店員と話をしている中、ルスカとミラ達は店内を物色していた。
「好きなの何でも選ぶのじゃ!」
大盤振る舞いのルスカの声が聞こえたのか「予算がありますから何でもは駄目ですよー」と、アカツキの声が店内に響く。
結局二人は遠慮してなのか、今着ている服が新品になったような服を選び、店内の試着室を借りて着替えた。
「ありがとうございましたー」
会計を済まし四人は店を出る。次はセリーの店だとアカツキは空間の亀裂からミラ達の分のピーンを持たせ、食堂へと向かった。
◇◇◇
セリーの宿の前に着き、四人揃って扉を開ける。
「いらっしゃいませ……あ、アカツキさん、ルスカちゃん!」
セリーが受付カウンター越しに挨拶する。そして丁度受付カウンターの前に見覚えのある男が。
「「「あっ!」」なのじゃ」
アカツキとルスカと男は、同時に声をあげる。
アカツキ達の前には、奴隷商人の取り巻きの一人で、黒い服を着た目付きの鋭い男がいた。
「迂闊でした。首都から来ているなら、宿を取るのは当たり前でした」
警戒を顕にしミラ達を後ろに匿いながら、ルスカが睨み付ける。
しかし、男からは構えもせず殺気すら感じない。
「安心しろよ。あの奴隷商人ならギルドに散々文句言いながら首都に帰ったぜ。オレもクビさ。今から帰るところだしな」
男は手をヒラヒラとさせて、何もしない事をアピールしてくる。
どうやらアイシャが手を打ってくれているらしい。
「オレはナックってんだ。普段首都で傭兵みたいな事しているからよ。何かあるなら訪ねて来な。じゃあな」
そう言うとアカツキの横を抜けて、ナックは宿を出ていった。
「アイシャが早速根回ししてくれていたみたいじゃ。ミラ達もこれで安心して表を歩けるのじゃ」
「ええ、良かったですね」
ナックも奴隷商人も居なくなり、ミラ達の不安は取り除かれて胸を撫で下ろした。
◇◇◇
「そうそう、忘れる所でした。ピーンを採ってきたのですよ。ゴッツォさんは居ますか?」
食堂は数人居るが、お昼時を終えたらしく閑散としていた。
「おう! アカツキ。ピーンを採って来てくれたんだって? 早速見せてくれ」
アカツキ達は、食堂の空いているテーブルへと移動すると、空間の亀裂から次々とピーンを出していく。
セリーが数を数えると四十あり、ゴッツォを驚かせる。
「随分と採ってきたな。それで何でその子達は手で持っているんだ?」
アカツキはゴッツォにこれまでの経緯を話し、この子達の持っている分を自分とは別にして渡して欲しいと頼み込んだ。
ゴッツォはあっさりと了承し、アカツキに銅貨二十四枚払うと、ミラ達からピーンを受け取り、銅貨を三枚手渡す。
「ふわぁぁ!」
初めて報酬を受け取り、涙を浮かべミラが言葉に出来ないような声を出す。
銅貨三枚は大金などではない。
ミラの言動が、今まで二人がどんな苦労をして生きてきたのかを説明していた。
「ありがとうございます、ありがとうございます」
ミラもパクも、何度もアカツキとゴッツォに向かってお礼を言いながら頭を下げる。
「何を言っているのですか、正当な報酬ですよ」
「ガハハハ! そうだ、アカツキの言う通りだぞ」
ゴッツォの重低音な声が店内に響く。端から見ていた店内の客も、暖かい目でミラ達を見ていた。
「アカツキ、お腹空いたのじゃ」
湿っぽい空気に耐えられず、ルスカはアカツキの脚にしがみつき上目遣いで訴える。
「そうですね。セリーさん、四人席お願いします」
「はーい」
返事をしたセリーは四人掛けのテーブルに案内すると、一旦メニューを取りに厨房に戻る。再びメニューと水を持ってくる。
「うーん、何にするかのぉ」
メニューを開いてテーブルに立てかけ、顎をテーブルに乗せながら口を尖らすルスカ。
「こら! ルスカ、お行儀悪いですよ!」
「はーい、なのじゃ」
まるで親子の会話を聞いているようで、セリーとミラはクスッと笑ってしまう。
「ほら、ルスカ! パクも真似してしまっているでしょう!!」
「うっ……すまぬのじゃ」
ルスカと同じようにテーブルにメニューと顎を乗せていたパク。
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