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第三章 迫る因果編
七話 幼女と青年、邂逅する
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新種の魔物がルスカ曰く、神獣や天の使いなどと呼ばれる“エイル”かも知れないと、アカツキ達は、すぐに馬を用意して出発に備える。
アイシャも先行したギルドパーティーを説得するために、同行することに。
ギルドはマッドに任し、アカツキ達三人はリンドウの街を出る。
向かうは、以前ピーンを採取した湖の先にある洞窟の中。
途中、馬に水と飼い葉を与える以外、ルスカの魔法をかけながら二頭の馬は目的地に向けて駆け抜ける。
そのお陰もあり、まだ明るいうちに湖を抜け目的地の洞窟の前に到着した。
洞窟前には複数の馬が繋がれており、先行したギルドパーティーが中にいる事を示している。
「アイシャさん、この洞窟は前から?」
「はい、以前からありました。依頼を受けた時の報告によると崩れた壁から新たに通れる道が出来ていたそうです」
アカツキはランプに火を灯し先頭を歩いていく。
洞窟と言えど決して狭い訳ではなく、むしろアカツキの背丈でも余裕があるほど天井は高い。
壁に触れるとヌルッとした感触、足元も湿っており時折滑りそうになる。
奥に進む度に緩やかに下って行く。
体の小さいルスカは、段差がある度にアカツキの手を借りなければならなかった。
三十分位進んだだろうか、アカツキ達は崩れた壁へとたどり着く。
崩れた岩を乗り越えながら、新たに出てきた道を進んでいく。
洞窟の奥から人の声がアカツキ達の耳に届く。恐らく先行したギルドパーティーだろう。
アカツキ達は、歩みを早めるのだった。
声に導かれるように進んでいくと、アカツキ達は驚愕する。
「エイルじゃ……」
たどり着いた先はとてつもなく広い空間なのだが、それよりも目の前にそびえ立つ巨大な魔物に唖然となり、ルスカは無意識に呟いた。
エイルはアカツキの十倍ほどの高さで、植物らしき蔦でぐるぐるに巻き付けられた女性とおぼしき巨体。
女性の顔は穏やかに目を瞑り、その顔の左右には真っ白な花が咲いている。
そんな巨体に物怖じせず、必死に倒そうとする先行していたギルドパーティーが剣や魔法を振るうがびくともしていなかった。
「ちょっと待って下さい!!」
ギルドパーティーにアイシャが先に駆け寄りアカツキ達は後に続く。
「あれ、ギルマス? なんで、こんな所に?」
ギルドパーティーのリーダーらしき中年の男性がアイシャに気づく。
「すいません。今回のクエストは中止です。日当など追加で出しますので、今回は中止してください」
「えー?」
先行パーティーの一人が不満気な顔をする。
「お願いします!」
アイシャは、お辞儀をして頼み込む。
「ちょ、ギルマス。わかりましたから、頭を上げて下さい。おい! みんな退くぞ!」
先行していたギルドパーティー達は、やはり少し不満なのだろう。
アイシャの隣にいたアカツキの顔を見ながら、帰っていった。
「とりあえず、大惨事にならなくて良かったです。さ、私達も帰りましょう」
アイシャは、ホッと胸を撫で下ろして踵を返して、帰ろうとする。
『死ノ匂イガスル……』
帰ろうとした三人は、足を止める。声が聞こえたと言うよりも、頭の中に直接響いたために。
『死ノ近イ匂イガ……』
再び聞こえた三人が一斉に振り返ると、そこには目を開けたエイルが。
「も、も、も、もしかして目を覚ましたんですか?」
アイシャは耳をペタンと倒し、思わずルスカに抱きついた。
「さっきから頭に響くのじゃ! 鬱陶しい!」
「な、な、なんで喧嘩腰なんですか、ルスカ様ぁ!」
ルスカは、エイルを怒鳴りつけるのだが、奇妙な事に先ほどから視線が合ってないように思えた。
「!! ……アカツキ!」
ルスカがアカツキの顔を見上げると、アカツキはまるで蛇に睨まれた蛙の様に動けずに、ただエイルを見ていた。
先ほどからエイルが問いかけて来る言葉がアカツキを指していると察したルスカは、再びエイルに向かって怒鳴りつける。
「エイル! どういうことじゃ!! アカツキに何か関係が──」
『因果ヲ外レタ呪ワレシ子カ……ソナタガ居ルカラ』
エイルは、アカツキから視線を外しルスカを見ると、ルスカに抱きついていたアイシャが、ルスカから距離を取る。
「ワシのことか? それより、アカツキの死が近いとはどういうことじゃ!?」
『一年……一年以内ダ……』
会話がイマイチ噛み合わずルスカのイライラが増してくる。
「だから一体──」
急にルスカの周りが暗くなる。
「なっ!? アカツキ! アイシャ!」
アカツキとアイシャを呼ぶが返事がない。それどころか、足元に違和感が。
地面に立っている気がしないのだ。まるで、空中に漂っている感じさえする。
「幻!? いつまに……」
ルスカが辺りをキョロキョロしていると、目の前に巨大な女性の顔が現れる。
ルスカの背丈を越す大きさのエイルの顔が。
“バーンブラスト”
魔法を放とうとするが、発動しない。
「やはり幻なのじゃな」
ルスカにはエイルを睨み付けることしか出来なかった。
『ソナタノセイダ……ソナタト出会ッタガタメニ、アノ者ハ死ヲ迎エル。アノ者トノ決別ヲ勧メル』
ルスカはあまりにショックで言葉を失う。まさか自分と出会ったからだとは思わず。
「ワシが、ワシがアカツキから離れたらアカツキは死ななくて済むのじゃな?」
ルスカはアカツキと離れると言葉に出した瞬間、心臓がギュッと締め付けられる。
『死カラハ逃レラレナイ。一年ホド延ビルダケ……』
「一年!? たった一年か!」
ルスカは一瞬ブラックアウトを起こし倒れそうになる。
「回避する方法はあるのじゃろ? 原因はなんじゃ? 原因が分かれば回避も……!」
『ナイ。ソナタト出会イアノ者ニハ死ノ因果ガデキタ。因果ハ教エルコトハ出来ナイ』
「ふ、ふ、ふざけるななのじゃ!! 言え! 原因を言うのじゃあ!!」
ルスカは鬼の形相で、怒鳴るがエイルは平然と、ただ沈黙で答えた。
小さな体が小刻みに震えだすと、目尻から頬を伝い涙が零れ落ちていく。
「ワシが……ワシがアカツキを守るのじゃ!! 例え自分の命に代えても!!」
『……』
ルスカは、拳を強く握りしめ目を吊り上げ真っ直ぐにエイルを見据える。
その緋色の瞳に、決意を込めて。
『因果ヲ外レタ呪ワレシ子ヨ……精々足掻クガイイ。因果ハ切レヌ。二度トナ……』
「ワシは絶対諦めぬのじゃ!!」
「─スカ、ルスカ!」
アカツキに肩を揺らされルスカは、元に戻る。
「突然呆けてどうしたんですか?」
言えない。言えるはずがない。自分のせいで、死が近づいているとは、ルスカには到底言えなかった。
エイルはいつの間にか再び目を閉じており、アカツキ達は、この場を去っていく。
洞窟の入口に戻るまでルスカは一言も発さず、ただ黙々と歩いていた。
その手にアカツキの手を繋ぎながら。
洞窟は結局ギルドで管理することとなり、リンドウに戻ってきたアカツキ達はアイシャと別れる。
洞窟を出るまで様子のおかしかったルスカを心配していたアカツキだが、リンドウの街に戻ってくる頃にはルスカはいつも通りに戻っていた。
「さぁ、私達も帰りましょうか」
アカツキはルスカを馬に乗せたまま手綱を引き家へと戻って行く。
ルスカより少し前を行くアカツキの背中を見ながら、ルスカの白樺の杖を持つ手の力が強くなったのだった。
◇◇◇
結局何の戦闘経験を積めなかったアカツキは、翌日学校に行っているセリーに代わり、リンドウに来ていたナックを、一人訪ねる。
「あー? 剣を教えて欲しい? やめとけ、やめとけ。俺のは自己流だ。教えても身にならねぇよ」
ナックに断られガックリと落ち込むアカツキは、困り果てる。
少なくともナックより強い人に心当たりはない。
ゴッツォも強そうだが、実際は見た目だけで剣など握った事はない。
アカツキは焦りもあった。それは今まで、こと戦闘に関してはルスカ頼りで流石にそれではいけないと。
そして、己自身の身を守るために。
初めに発したエイルの言葉が、自分自身に向けられている事にアカツキも気づいていた。
アイシャも先行したギルドパーティーを説得するために、同行することに。
ギルドはマッドに任し、アカツキ達三人はリンドウの街を出る。
向かうは、以前ピーンを採取した湖の先にある洞窟の中。
途中、馬に水と飼い葉を与える以外、ルスカの魔法をかけながら二頭の馬は目的地に向けて駆け抜ける。
そのお陰もあり、まだ明るいうちに湖を抜け目的地の洞窟の前に到着した。
洞窟前には複数の馬が繋がれており、先行したギルドパーティーが中にいる事を示している。
「アイシャさん、この洞窟は前から?」
「はい、以前からありました。依頼を受けた時の報告によると崩れた壁から新たに通れる道が出来ていたそうです」
アカツキはランプに火を灯し先頭を歩いていく。
洞窟と言えど決して狭い訳ではなく、むしろアカツキの背丈でも余裕があるほど天井は高い。
壁に触れるとヌルッとした感触、足元も湿っており時折滑りそうになる。
奥に進む度に緩やかに下って行く。
体の小さいルスカは、段差がある度にアカツキの手を借りなければならなかった。
三十分位進んだだろうか、アカツキ達は崩れた壁へとたどり着く。
崩れた岩を乗り越えながら、新たに出てきた道を進んでいく。
洞窟の奥から人の声がアカツキ達の耳に届く。恐らく先行したギルドパーティーだろう。
アカツキ達は、歩みを早めるのだった。
声に導かれるように進んでいくと、アカツキ達は驚愕する。
「エイルじゃ……」
たどり着いた先はとてつもなく広い空間なのだが、それよりも目の前にそびえ立つ巨大な魔物に唖然となり、ルスカは無意識に呟いた。
エイルはアカツキの十倍ほどの高さで、植物らしき蔦でぐるぐるに巻き付けられた女性とおぼしき巨体。
女性の顔は穏やかに目を瞑り、その顔の左右には真っ白な花が咲いている。
そんな巨体に物怖じせず、必死に倒そうとする先行していたギルドパーティーが剣や魔法を振るうがびくともしていなかった。
「ちょっと待って下さい!!」
ギルドパーティーにアイシャが先に駆け寄りアカツキ達は後に続く。
「あれ、ギルマス? なんで、こんな所に?」
ギルドパーティーのリーダーらしき中年の男性がアイシャに気づく。
「すいません。今回のクエストは中止です。日当など追加で出しますので、今回は中止してください」
「えー?」
先行パーティーの一人が不満気な顔をする。
「お願いします!」
アイシャは、お辞儀をして頼み込む。
「ちょ、ギルマス。わかりましたから、頭を上げて下さい。おい! みんな退くぞ!」
先行していたギルドパーティー達は、やはり少し不満なのだろう。
アイシャの隣にいたアカツキの顔を見ながら、帰っていった。
「とりあえず、大惨事にならなくて良かったです。さ、私達も帰りましょう」
アイシャは、ホッと胸を撫で下ろして踵を返して、帰ろうとする。
『死ノ匂イガスル……』
帰ろうとした三人は、足を止める。声が聞こえたと言うよりも、頭の中に直接響いたために。
『死ノ近イ匂イガ……』
再び聞こえた三人が一斉に振り返ると、そこには目を開けたエイルが。
「も、も、も、もしかして目を覚ましたんですか?」
アイシャは耳をペタンと倒し、思わずルスカに抱きついた。
「さっきから頭に響くのじゃ! 鬱陶しい!」
「な、な、なんで喧嘩腰なんですか、ルスカ様ぁ!」
ルスカは、エイルを怒鳴りつけるのだが、奇妙な事に先ほどから視線が合ってないように思えた。
「!! ……アカツキ!」
ルスカがアカツキの顔を見上げると、アカツキはまるで蛇に睨まれた蛙の様に動けずに、ただエイルを見ていた。
先ほどからエイルが問いかけて来る言葉がアカツキを指していると察したルスカは、再びエイルに向かって怒鳴りつける。
「エイル! どういうことじゃ!! アカツキに何か関係が──」
『因果ヲ外レタ呪ワレシ子カ……ソナタガ居ルカラ』
エイルは、アカツキから視線を外しルスカを見ると、ルスカに抱きついていたアイシャが、ルスカから距離を取る。
「ワシのことか? それより、アカツキの死が近いとはどういうことじゃ!?」
『一年……一年以内ダ……』
会話がイマイチ噛み合わずルスカのイライラが増してくる。
「だから一体──」
急にルスカの周りが暗くなる。
「なっ!? アカツキ! アイシャ!」
アカツキとアイシャを呼ぶが返事がない。それどころか、足元に違和感が。
地面に立っている気がしないのだ。まるで、空中に漂っている感じさえする。
「幻!? いつまに……」
ルスカが辺りをキョロキョロしていると、目の前に巨大な女性の顔が現れる。
ルスカの背丈を越す大きさのエイルの顔が。
“バーンブラスト”
魔法を放とうとするが、発動しない。
「やはり幻なのじゃな」
ルスカにはエイルを睨み付けることしか出来なかった。
『ソナタノセイダ……ソナタト出会ッタガタメニ、アノ者ハ死ヲ迎エル。アノ者トノ決別ヲ勧メル』
ルスカはあまりにショックで言葉を失う。まさか自分と出会ったからだとは思わず。
「ワシが、ワシがアカツキから離れたらアカツキは死ななくて済むのじゃな?」
ルスカはアカツキと離れると言葉に出した瞬間、心臓がギュッと締め付けられる。
『死カラハ逃レラレナイ。一年ホド延ビルダケ……』
「一年!? たった一年か!」
ルスカは一瞬ブラックアウトを起こし倒れそうになる。
「回避する方法はあるのじゃろ? 原因はなんじゃ? 原因が分かれば回避も……!」
『ナイ。ソナタト出会イアノ者ニハ死ノ因果ガデキタ。因果ハ教エルコトハ出来ナイ』
「ふ、ふ、ふざけるななのじゃ!! 言え! 原因を言うのじゃあ!!」
ルスカは鬼の形相で、怒鳴るがエイルは平然と、ただ沈黙で答えた。
小さな体が小刻みに震えだすと、目尻から頬を伝い涙が零れ落ちていく。
「ワシが……ワシがアカツキを守るのじゃ!! 例え自分の命に代えても!!」
『……』
ルスカは、拳を強く握りしめ目を吊り上げ真っ直ぐにエイルを見据える。
その緋色の瞳に、決意を込めて。
『因果ヲ外レタ呪ワレシ子ヨ……精々足掻クガイイ。因果ハ切レヌ。二度トナ……』
「ワシは絶対諦めぬのじゃ!!」
「─スカ、ルスカ!」
アカツキに肩を揺らされルスカは、元に戻る。
「突然呆けてどうしたんですか?」
言えない。言えるはずがない。自分のせいで、死が近づいているとは、ルスカには到底言えなかった。
エイルはいつの間にか再び目を閉じており、アカツキ達は、この場を去っていく。
洞窟の入口に戻るまでルスカは一言も発さず、ただ黙々と歩いていた。
その手にアカツキの手を繋ぎながら。
洞窟は結局ギルドで管理することとなり、リンドウに戻ってきたアカツキ達はアイシャと別れる。
洞窟を出るまで様子のおかしかったルスカを心配していたアカツキだが、リンドウの街に戻ってくる頃にはルスカはいつも通りに戻っていた。
「さぁ、私達も帰りましょうか」
アカツキはルスカを馬に乗せたまま手綱を引き家へと戻って行く。
ルスカより少し前を行くアカツキの背中を見ながら、ルスカの白樺の杖を持つ手の力が強くなったのだった。
◇◇◇
結局何の戦闘経験を積めなかったアカツキは、翌日学校に行っているセリーに代わり、リンドウに来ていたナックを、一人訪ねる。
「あー? 剣を教えて欲しい? やめとけ、やめとけ。俺のは自己流だ。教えても身にならねぇよ」
ナックに断られガックリと落ち込むアカツキは、困り果てる。
少なくともナックより強い人に心当たりはない。
ゴッツォも強そうだが、実際は見た目だけで剣など握った事はない。
アカツキは焦りもあった。それは今まで、こと戦闘に関してはルスカ頼りで流石にそれではいけないと。
そして、己自身の身を守るために。
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