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第三章 迫る因果編
八話 幼女と青年、決意する
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アカツキが少しでも身を守れる様に、ルスカの足手纏いにならない様に踠いている時、ルスカは悩んでいた。
エイルに啖呵を切ったはいいが、例え一年でも死を免れる方がアカツキにとっていいのではないかと。
「嫌じゃ……アカツキが死ぬのも、アカツキと離れるのも……」
アカツキが一人で外出していく姿をルスカは屋上から見ている。
ルスカは何かを振り払う様に首を振ると、家の中に戻って行く。
「ワシが! ワシがアカツキを守るのじゃ!!」
再び決意を固めルスカは、寝室に仕舞われた自分の荷物を開けると中から二冊の青い本を取り出す。
ルスカがアカツキと会うより前から持っていた唯一の荷物だ。
ルスカは青い本を開き一文字も逃さない様に指で追いながら、何か手はないかと藁にもすがる想いで文字を追っていくのだった。
何度も読み返し済みの本を……
◇◇◇
「ただいま戻りましたよ」
今日もナックにお願いするが渋い顔をされて、家に戻ってきたアカツキは、返事がない事を疑問に思い、ルスカを探す。
ルスカは寝室のベッドの上で壁にもたれて項垂れていた。
アカツキが側に寄りベッドの端に腰をかけるとルスカが突然抱きついてくる。
いきなりの事に驚くも、アカツキはそのままルスカの背に手を回し髪を優しく撫でてあげた。
「すまぬ……すまぬのじゃ……」
消え入りそうな声で謝り続けるルスカの顔に手をあてこちらを向かせると、ぼろぼろと涙を流していた。
何も言わずアカツキは、そっと涙を指で拭ってやるが、次から次へと流れていく。
「ルスカ、泣くのを止めませんか? ルスカが私の為に泣いているのは分かりますが、笑顔を見せてください」
「ワシは……ワシは……」
必死に涙をこらえて、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を袖で拭き、ぎこちない笑顔を見せるが、すぐに溜まった涙が決壊する。
「む、無理じゃぁ~」
アカツキは、それでも優しく微笑みながらルスカの顔を拭いてやる。
「どうして……どうしてじゃ。アカツキは──」
死ぬのが怖くないのか。そう続けたかったが、アカツキも既に察している事に気づいていないルスカは言葉に詰まる。
「死ぬのは怖いです。ええ……気が狂いそうになるくらいに。ですが、私にはルスカが側にいます。
あなたが私の側にいて笑顔を見せてくれるだけで、死の恐怖なんて吹き飛ぶのですよ」
面と向かって言われて照れ臭いのと、不安との半々で顔を赤らめ咽び泣きながら、ルスカの口元は綻んだ。
「こういう時は、美味しいモノを食べましょう。さ、ルスカ、何が食べたいですか?」
アカツキはルスカの頬を突っついてからかうと、ルスカは少し鬱陶しそうな顔をしながらも口元は笑みを溢した。
「カレーがいいのじゃ……」
「カレーですか? いいですね。そうですね、まだカレーライスは作ってませんでしたね。カレーライスにしましょう。デザートは、やっぱり苺がいいですか?」
苺と聞いたルスカの瞳は輝きを増す。
「それじゃあ決まりですね。早速作りますか、ルスカもお手伝いしてくださいね」
アカツキは袖を捲り上げ気合いを入れる。アカツキがベッドから起き上がろうとするが、ルスカは抱きついたままだ。
「ル──」
アカツキは、降りる様に言おうかと思ったが思いとどめ、ルスカを抱えて一階へと料理の準備に降りて行った。
◇◇◇
その日のカレーライスは、ルスカにはちょっと塩気を感じる味だった。
アカツキは、ただルスカの食べる姿を一挙手一投足、焼き付けるかのように見続ける。
早めに寝床に就く事にした二人は、それぞれの決意を胸に秘め微睡みの中へと落ちていく。
ルスカはアカツキを絶対守ると。
アカツキはルスカと立ち向かうと。
◇◇◇
翌朝、アカツキが目を覚ますとルスカはいつも通り自分の胸に顔を埋めるように可愛い寝息を立てていた。
朝食を作り終える頃、二階の寝室からルスカが降りてくる。
いつも通りの朝。それがアカツキには普段より輝いて見える。
この生活を守らなければと朝食時にアカツキはルスカに、もう一度討伐クエストを受けないかと、今度は自分から提案してきた。
正直危険を少しでも避けたいルスカは、一瞬躊躇うものの、原因が分からなければ避けても意味がないと考えを改めてアカツキの提案に賛同する。
朝食後、早速ギルドに向かい討伐クエストの依頼書を二人は確認していく。
「ダートラットに、ゴブリン掃討、フォレストタイガー……変わりませんね、一日二日じゃ」
「うー、ろくなのが無いのじゃ」
ダートラットは大型のネズミで、その大きさはルスカの背丈ほど。
肉食ではないものの人を襲うこともある。
フォレストタイガーは、まさしく森林にいる虎の魔物で、こちらは肉食で人も襲う。
しかし、大きさは大人と変わらない。
残るはゴブリン掃討。所謂小鬼で額から小さな角が生えている。
しかし背丈も高くなく他の魔物より知恵はあるものの、武器を使う程度。
初戦にはもってこいだが、この“掃討”の文字が気になっていた。
「もしかして引き受けてくれるのですか?」
背後から声をかけられ振り向くと、いつの間にやら尻尾を嬉しそうにブンブンと振っているアイシャが。
既に二人には嫌な予感しかしていなかった。
「この“掃討”と言うのは?」
「引き受けてくれるのですか?」
尻尾を振りながら、後ろ手に組みアカツキの顔を下から覗きこんでくる。
「いえ、だからこの“掃討”の──」
「ワタシ借金あるんですよ。銀貨二十枚くらい」
ニコニコと笑顔で迫るアイシャにアカツキもルスカまでもたじろぐ。
「だからワタシ、こうして他ギルドからの依頼も受け付けて少しでも借金減らさないといけないのですよ」
妙な迫力に押されアカツキ達は壁に背をつける。
「引き受けてくれるのですか?」
「……はい」
アイシャに迫力負けしたアカツキは、依頼書を剥がしナーちゃんの元へ持っていく。
受付終わるとアイシャに促され二階のアイシャの部屋へと向かう。
この部屋へ通されると、ろくなことがない二人は部屋に入るのに二の足を踏む。
「説明しますから、入ってください」
「はい……」
「なのじゃ」
アカツキはソファーに腰をかけ、ルスカはアカツキの膝の上座る。
「まず場所ですが、ラーズ公領になります」
「あれ、ラーズって確か……」
「はい、ワズ大公のご子息でラーズ公領は旧ワズ大公領にあたります」
ワズ大公が首都近くに拝領した為、ワズ大公は長子のラーズに自領を譲ったのである。
「また、随分遠いですね」
「はい、借金の為ですから」
ルスカが口をへの字に曲げ不穏な気配を出しているのにアカツキは気づく。
そろそろアイシャがルスカにぶっ飛ばされかねない為に、アカツキは話を進める。
「それで、また聞きますが“掃討”というのは穏やかじゃないですね」
「はい。直接行って見てみないと分かりませんが、どうも軍まで出しているのに苦戦しているみたいで」
「軍まで……ルスカはどう思いますか?」
「ゴブリンと思って舐めてかかったんじゃろ?」
ルスカが言うように、その可能性は高い。
確かにゴブリン自体個々は強くないが、数は多い。
だが、軍を出してまでとなると、数での優劣はなくなっているにも関わらず、未だに対処に追われている事に疑問が浮かぶ。
「今回はワタシも行きますから」
「えー。アカツキと二人でいいのじゃ」
あからさまな不満を見せるルスカにアイシャがしがみつく。
「ワタシも行かないと借金が~」
「えぇーい、わかったから引っ付くな。鬱陶しいのじゃ」
しがみつき泣きながら訴えてくるアイシャに対して、ルスカは本当に嫌そうな顔をして引き離そうと顎を杖でかち上げた。
◇◇◇
急に顎をかち上げられ首を軽く痛めたアイシャが復活するまでの間に、アカツキ達は馬を準備しに行く。
「アカツキ。このまま二人で行くのはどうじゃ?」
「ルスカ……その気持ちは分かりますが、後々厄介になりそうなので我慢してください」
アイシャが居ない事をいいことに言いたい放題の二人だが、一緒に行っても面倒、放っておいても面倒と困ったものだが、若干、ちょっぴりだけ、向こうで厄介な事になればアイシャに全部押し付けられるという点で一緒に行くのに覚悟を決めた。
「アカツキさん、ルスカ様。さあ、行きましょう」
わざわざ迎えに来たアイシャは一人張り切っており、二人は互いに顔を見合わせて大きなため息をつくしかなかった。
エイルに啖呵を切ったはいいが、例え一年でも死を免れる方がアカツキにとっていいのではないかと。
「嫌じゃ……アカツキが死ぬのも、アカツキと離れるのも……」
アカツキが一人で外出していく姿をルスカは屋上から見ている。
ルスカは何かを振り払う様に首を振ると、家の中に戻って行く。
「ワシが! ワシがアカツキを守るのじゃ!!」
再び決意を固めルスカは、寝室に仕舞われた自分の荷物を開けると中から二冊の青い本を取り出す。
ルスカがアカツキと会うより前から持っていた唯一の荷物だ。
ルスカは青い本を開き一文字も逃さない様に指で追いながら、何か手はないかと藁にもすがる想いで文字を追っていくのだった。
何度も読み返し済みの本を……
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「ただいま戻りましたよ」
今日もナックにお願いするが渋い顔をされて、家に戻ってきたアカツキは、返事がない事を疑問に思い、ルスカを探す。
ルスカは寝室のベッドの上で壁にもたれて項垂れていた。
アカツキが側に寄りベッドの端に腰をかけるとルスカが突然抱きついてくる。
いきなりの事に驚くも、アカツキはそのままルスカの背に手を回し髪を優しく撫でてあげた。
「すまぬ……すまぬのじゃ……」
消え入りそうな声で謝り続けるルスカの顔に手をあてこちらを向かせると、ぼろぼろと涙を流していた。
何も言わずアカツキは、そっと涙を指で拭ってやるが、次から次へと流れていく。
「ルスカ、泣くのを止めませんか? ルスカが私の為に泣いているのは分かりますが、笑顔を見せてください」
「ワシは……ワシは……」
必死に涙をこらえて、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を袖で拭き、ぎこちない笑顔を見せるが、すぐに溜まった涙が決壊する。
「む、無理じゃぁ~」
アカツキは、それでも優しく微笑みながらルスカの顔を拭いてやる。
「どうして……どうしてじゃ。アカツキは──」
死ぬのが怖くないのか。そう続けたかったが、アカツキも既に察している事に気づいていないルスカは言葉に詰まる。
「死ぬのは怖いです。ええ……気が狂いそうになるくらいに。ですが、私にはルスカが側にいます。
あなたが私の側にいて笑顔を見せてくれるだけで、死の恐怖なんて吹き飛ぶのですよ」
面と向かって言われて照れ臭いのと、不安との半々で顔を赤らめ咽び泣きながら、ルスカの口元は綻んだ。
「こういう時は、美味しいモノを食べましょう。さ、ルスカ、何が食べたいですか?」
アカツキはルスカの頬を突っついてからかうと、ルスカは少し鬱陶しそうな顔をしながらも口元は笑みを溢した。
「カレーがいいのじゃ……」
「カレーですか? いいですね。そうですね、まだカレーライスは作ってませんでしたね。カレーライスにしましょう。デザートは、やっぱり苺がいいですか?」
苺と聞いたルスカの瞳は輝きを増す。
「それじゃあ決まりですね。早速作りますか、ルスカもお手伝いしてくださいね」
アカツキは袖を捲り上げ気合いを入れる。アカツキがベッドから起き上がろうとするが、ルスカは抱きついたままだ。
「ル──」
アカツキは、降りる様に言おうかと思ったが思いとどめ、ルスカを抱えて一階へと料理の準備に降りて行った。
◇◇◇
その日のカレーライスは、ルスカにはちょっと塩気を感じる味だった。
アカツキは、ただルスカの食べる姿を一挙手一投足、焼き付けるかのように見続ける。
早めに寝床に就く事にした二人は、それぞれの決意を胸に秘め微睡みの中へと落ちていく。
ルスカはアカツキを絶対守ると。
アカツキはルスカと立ち向かうと。
◇◇◇
翌朝、アカツキが目を覚ますとルスカはいつも通り自分の胸に顔を埋めるように可愛い寝息を立てていた。
朝食を作り終える頃、二階の寝室からルスカが降りてくる。
いつも通りの朝。それがアカツキには普段より輝いて見える。
この生活を守らなければと朝食時にアカツキはルスカに、もう一度討伐クエストを受けないかと、今度は自分から提案してきた。
正直危険を少しでも避けたいルスカは、一瞬躊躇うものの、原因が分からなければ避けても意味がないと考えを改めてアカツキの提案に賛同する。
朝食後、早速ギルドに向かい討伐クエストの依頼書を二人は確認していく。
「ダートラットに、ゴブリン掃討、フォレストタイガー……変わりませんね、一日二日じゃ」
「うー、ろくなのが無いのじゃ」
ダートラットは大型のネズミで、その大きさはルスカの背丈ほど。
肉食ではないものの人を襲うこともある。
フォレストタイガーは、まさしく森林にいる虎の魔物で、こちらは肉食で人も襲う。
しかし、大きさは大人と変わらない。
残るはゴブリン掃討。所謂小鬼で額から小さな角が生えている。
しかし背丈も高くなく他の魔物より知恵はあるものの、武器を使う程度。
初戦にはもってこいだが、この“掃討”の文字が気になっていた。
「もしかして引き受けてくれるのですか?」
背後から声をかけられ振り向くと、いつの間にやら尻尾を嬉しそうにブンブンと振っているアイシャが。
既に二人には嫌な予感しかしていなかった。
「この“掃討”と言うのは?」
「引き受けてくれるのですか?」
尻尾を振りながら、後ろ手に組みアカツキの顔を下から覗きこんでくる。
「いえ、だからこの“掃討”の──」
「ワタシ借金あるんですよ。銀貨二十枚くらい」
ニコニコと笑顔で迫るアイシャにアカツキもルスカまでもたじろぐ。
「だからワタシ、こうして他ギルドからの依頼も受け付けて少しでも借金減らさないといけないのですよ」
妙な迫力に押されアカツキ達は壁に背をつける。
「引き受けてくれるのですか?」
「……はい」
アイシャに迫力負けしたアカツキは、依頼書を剥がしナーちゃんの元へ持っていく。
受付終わるとアイシャに促され二階のアイシャの部屋へと向かう。
この部屋へ通されると、ろくなことがない二人は部屋に入るのに二の足を踏む。
「説明しますから、入ってください」
「はい……」
「なのじゃ」
アカツキはソファーに腰をかけ、ルスカはアカツキの膝の上座る。
「まず場所ですが、ラーズ公領になります」
「あれ、ラーズって確か……」
「はい、ワズ大公のご子息でラーズ公領は旧ワズ大公領にあたります」
ワズ大公が首都近くに拝領した為、ワズ大公は長子のラーズに自領を譲ったのである。
「また、随分遠いですね」
「はい、借金の為ですから」
ルスカが口をへの字に曲げ不穏な気配を出しているのにアカツキは気づく。
そろそろアイシャがルスカにぶっ飛ばされかねない為に、アカツキは話を進める。
「それで、また聞きますが“掃討”というのは穏やかじゃないですね」
「はい。直接行って見てみないと分かりませんが、どうも軍まで出しているのに苦戦しているみたいで」
「軍まで……ルスカはどう思いますか?」
「ゴブリンと思って舐めてかかったんじゃろ?」
ルスカが言うように、その可能性は高い。
確かにゴブリン自体個々は強くないが、数は多い。
だが、軍を出してまでとなると、数での優劣はなくなっているにも関わらず、未だに対処に追われている事に疑問が浮かぶ。
「今回はワタシも行きますから」
「えー。アカツキと二人でいいのじゃ」
あからさまな不満を見せるルスカにアイシャがしがみつく。
「ワタシも行かないと借金が~」
「えぇーい、わかったから引っ付くな。鬱陶しいのじゃ」
しがみつき泣きながら訴えてくるアイシャに対して、ルスカは本当に嫌そうな顔をして引き離そうと顎を杖でかち上げた。
◇◇◇
急に顎をかち上げられ首を軽く痛めたアイシャが復活するまでの間に、アカツキ達は馬を準備しに行く。
「アカツキ。このまま二人で行くのはどうじゃ?」
「ルスカ……その気持ちは分かりますが、後々厄介になりそうなので我慢してください」
アイシャが居ない事をいいことに言いたい放題の二人だが、一緒に行っても面倒、放っておいても面倒と困ったものだが、若干、ちょっぴりだけ、向こうで厄介な事になればアイシャに全部押し付けられるという点で一緒に行くのに覚悟を決めた。
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