73 / 249
第三章 迫る因果編
二十一話 幼女、門を破壊する。もう慣れた
しおりを挟む
「アカツキ、後は任せたのじゃ……」
ルスカは、アカツキに抱えられたまま力尽き意識を失ってしまう。
「ルスカ!」
ルスカの影も消えてしまい、無理をしていたアカツキにも負担が重くのし掛かり、その場で膝をついてしまう。
何とか立とうとするが足が震えて全く力が入らない。
「アカツキ!」
「田代!」
そこにナックやゴブリンの姿の流星達が、アカツキ達を心配して駆け寄ってくる。
「大丈夫、田代くん!?」
同じくして弥生の治療を終えたカホやヤーヤーもやって来た。
「他の人達は無事ですか!? ゴブリン達は!?」
肉人形の攻撃を躱すのに夢中で、途中から他のことに意識が及ばなかったアカツキは、辺りを見回す。
多くの死体や動けない者が転がり、まさしく地獄絵図。
それでも、結果としてはマシなのだろう、流星がフォローの言葉をアカツキにかける。
「ゴブリンにもラーズ軍にも死者は出たけど、正直あの状況では少ない方だと思う」
「そう……ですか」
「何、落ち込んでやがる。お前らはよくやったよ」
気落ちするアカツキに肩を貸したナックは、アカツキの背中を励ますように叩いてくる。
「それで。これからどうするおつもりなの?」
「ひとまず怪我人をゴブリンの巣に運ぼう。ファーマーの街だとゴブリン達は入れないし、見ようによっては軍を壊滅させたわけだし」
流星は生き残ったゴブリン達に怪我人を運ぶ様に指示しにいく。
「あの……生き残りの中にはファーマーの顔見知りもいますから、手伝うよう伝えて来ます!」
エリーの提案に賛同したハイネル達“茨の道”も一緒にゴブリン達を手伝いに向かった。
「それじゃ、俺達も向かうか。ヤヨイーは大丈夫か?」
「うん。私はカホちゃんに治療してもらったから」
アカツキ達がゴブリン達の巣に向かった後には、多くの遺体が戦場に残されていた。
◇◇◇
気を失ったルスカが目覚めたのは、それから三日が過ぎた頃だった。
「……ん」
「あ、ルスカちゃん、気がついた?」
ルスカが重い瞼を開けると、眼前に迫る逆さまの弥生の顔が視界に入る。
「うわぁっ!! な、何なのじゃ!? って、イタッ!」
「痛いっ!」
突然の事に驚き急に身体を起こしたルスカは、心配でルスカの顔を覗いていた弥生とおでこをぶつけてしまった。
「イタタッ……いきなり何するのじゃ!? はっ! まさかワシにチューしようとしたのじゃな! ワシにチューしていいのはアカツキだけじゃ!」
「しないわよ! って、アカツキくんチューしたの!?」
「ふふん。毎日しとるのじゃ! って、アイタッ!!」
どうじゃと言わんばかりに胸を張るルスカの頭上にアカツキの拳骨が落ちる。
「ルスカ、起きていきなり息を吐くように嘘をつくんじゃありません。弥生さんも信じない!」
何事と、ルスカが見上げた先には、半ば呆れ気味のアカツキが。
弥生も怒られて、気のない返事をする
「は~い」
「うー、痛いのじゃ……おっ? おっ!」
頭を押さえながらしゃがむルスカをアカツキは抱き抱えると、優しく頭を撫でてあげる。
「ルスカ、あまり心配かけさせないでください。もう三日も寝ていたのですよ」
「三日……そうじゃ! あのあと一体どうなったのじゃ!?」
「今は怪我人の治療に追われています。ゴブリンもラーズ軍も。
街へはハイネルさんが様子を探ってくれています」
アカツキがルスカを連れて洞窟の更に奥に入っていくと、ゴブリンと軍の一般の兵士が仲良く怪我人の世話をしている。
魔物と人が手を取り合う光景など今まで見たことない。
驚いていたルスカだが、その表情はどことなく嬉しそうにも見えた。
「アカツキくん! ハイネルさんが戻ったって!」
「わかりました!」
アカツキを呼びに来た弥生と共にハイネルの所に行くと、ハイネルと“茨の道”のメンバーは、切羽詰まった顔をしていた。
「どうかしたのですか?」
「あ、ああ。少し予想外の事があった。アイルの街が落ちたそうだ」
グルメールからラーズ公領に入る入口の街がアイル。流星達が以前住んでおり、アカツキ達が不可思議に感じ避けた街である。
「落ちたって……一体誰に!?」
「それがな……ワズ大公率いる国軍という話だ」
国軍、しかもワズ大公が自国の街をそれも自分の息子が治める街を落としたと聞き、皆驚くしかない。
ただ疑問点も多い。
「なぁ、アカツキよ。この猫のギルマスの知り合いをワズ大公に知らせに行ったのって、五日前だよな? 早くないか?」
ナックの疑問は、事情を知っている全員が思っていた。
ファーマーからグルメールまで急いでも一週間はかかる。
それも片道の話だ。
「理由はわかりませんが、恐らく私達が出発した後、出兵したのでしょう。でないと計算が合いませんし。
問題はアイルの街が落とされたことでしょう」
アイルが落とされたという事は、アイルは国軍に反逆したということだ。
そして、アイルの街はラーズ公領であり、反逆はワズ大公の息子ラーズの意思である事を示す。
「このままでは、ファーマーの街が火の海に成りかねませんよ」
「アイシャせんぱ~い、どうしよ~、ギルドが無くなっちゃう~」
アイシャの腰に泣きつくエリー。
しかし、それはエリーだけでなく、“茨の道”や“姫とお供たち”も普段はファーマーに住んでおり他人事ではなかった。
「最良なのは、ワズ大公がファーマーを攻める前に私達が接触して、穏便に済ませるのが一番だと思います。
すぐに出発しましょう。アイルが落ちた伝令がファーマーに来たということは、もう既に側まで来ているはずですから」
流星とカホ、そして馬に乗れない弥生を残し、他のメンバーは自分の馬や、ラーズ軍から徴収した馬に跨がるとファーマーに向けて出発した。
◇◇◇
「アカツキ、ファーマーが見えたぞ! 門は……開いている!」
先頭を駆けるナックがファーマーの街を視認出来る所まで来たアカツキ達は、馬を急かし速度を上げる。
「!!」
ファーマーの正門から土煙が上がっている事に全員気付き、間に合わなかったと落胆する。
「まだ。まだです! ルスカ、体調はどうですか?」
「大丈夫なのじゃ!」
アカツキの前に座るルスカは見上げて顔を見せると、胸を拳で叩きアピールする。
「それでは、ファーマーに入ったら正門を開けに行きましょう!」
「そんなことしたらワズ大公の国軍が街に雪崩込みますよ~」
「大丈夫ですよ、エリーさん。
ルスカ、ド派手に門を破壊しちゃってください。
ナックさんとハイネルさん達は、内側のラーズ軍の兵士の対処を。
アイシャさんとエリーさん、それにヤーヤーさん達は、壊れた門で怪我した人達の救出をお願いします!」
一気にファーマーの門をくぐったアカツキ達は、一目散に大通りを通り正門に向かう。
正門では門の上に数十名ほどの兵士が、他の兵士は門を抉じ開けられないように押さえつけていた。
「ルスカ! なるべく、向こう側の兵士が尻込みする位派手なのを!」
「わかったのじゃ!!」
“大地の聖霊よ 我と汝の力をもって 大いなる城を築かん グレートウォール”
黄色の光を門のすぐ側に放つと土が盛り上がり土壁が門を持ち上げていく。
兵士らはパニックになり逃げ出し、強引に持ち上げられた門は瓦解する。
誰もがその光景に驚く中、アカツキ達の一行は最早この程度で驚くことはなかった。
一方門の外で純白の鎧に身を包み赤いマントを羽ばたかせ馬に乗っていた壮年の男性は、目の前で持ち上げられていく門を見て目を丸くし口が開きっぱなしになっていた。
もちろんワズ大公、その人である。周りの警護の兵士も警戒するのを忘れて唖然としていた。
ワズ大公は、崩れていく元々自分の住んでいた街の門を見て、ちょっと泣いた。
◇◇◇
正門が破壊されて為す術のないファーマーの街の兵士達は、軒並み捕縛される。
大通りのど真ん中を凱旋するワズ大公の前には、アカツキ達が待ち構えていた。
「お疲れなのじゃ!」
労いの言葉なのだろうが、ワズ大公には皮肉にしか聞こえず、どっと疲れが増した気がした。
ルスカは、アカツキに抱えられたまま力尽き意識を失ってしまう。
「ルスカ!」
ルスカの影も消えてしまい、無理をしていたアカツキにも負担が重くのし掛かり、その場で膝をついてしまう。
何とか立とうとするが足が震えて全く力が入らない。
「アカツキ!」
「田代!」
そこにナックやゴブリンの姿の流星達が、アカツキ達を心配して駆け寄ってくる。
「大丈夫、田代くん!?」
同じくして弥生の治療を終えたカホやヤーヤーもやって来た。
「他の人達は無事ですか!? ゴブリン達は!?」
肉人形の攻撃を躱すのに夢中で、途中から他のことに意識が及ばなかったアカツキは、辺りを見回す。
多くの死体や動けない者が転がり、まさしく地獄絵図。
それでも、結果としてはマシなのだろう、流星がフォローの言葉をアカツキにかける。
「ゴブリンにもラーズ軍にも死者は出たけど、正直あの状況では少ない方だと思う」
「そう……ですか」
「何、落ち込んでやがる。お前らはよくやったよ」
気落ちするアカツキに肩を貸したナックは、アカツキの背中を励ますように叩いてくる。
「それで。これからどうするおつもりなの?」
「ひとまず怪我人をゴブリンの巣に運ぼう。ファーマーの街だとゴブリン達は入れないし、見ようによっては軍を壊滅させたわけだし」
流星は生き残ったゴブリン達に怪我人を運ぶ様に指示しにいく。
「あの……生き残りの中にはファーマーの顔見知りもいますから、手伝うよう伝えて来ます!」
エリーの提案に賛同したハイネル達“茨の道”も一緒にゴブリン達を手伝いに向かった。
「それじゃ、俺達も向かうか。ヤヨイーは大丈夫か?」
「うん。私はカホちゃんに治療してもらったから」
アカツキ達がゴブリン達の巣に向かった後には、多くの遺体が戦場に残されていた。
◇◇◇
気を失ったルスカが目覚めたのは、それから三日が過ぎた頃だった。
「……ん」
「あ、ルスカちゃん、気がついた?」
ルスカが重い瞼を開けると、眼前に迫る逆さまの弥生の顔が視界に入る。
「うわぁっ!! な、何なのじゃ!? って、イタッ!」
「痛いっ!」
突然の事に驚き急に身体を起こしたルスカは、心配でルスカの顔を覗いていた弥生とおでこをぶつけてしまった。
「イタタッ……いきなり何するのじゃ!? はっ! まさかワシにチューしようとしたのじゃな! ワシにチューしていいのはアカツキだけじゃ!」
「しないわよ! って、アカツキくんチューしたの!?」
「ふふん。毎日しとるのじゃ! って、アイタッ!!」
どうじゃと言わんばかりに胸を張るルスカの頭上にアカツキの拳骨が落ちる。
「ルスカ、起きていきなり息を吐くように嘘をつくんじゃありません。弥生さんも信じない!」
何事と、ルスカが見上げた先には、半ば呆れ気味のアカツキが。
弥生も怒られて、気のない返事をする
「は~い」
「うー、痛いのじゃ……おっ? おっ!」
頭を押さえながらしゃがむルスカをアカツキは抱き抱えると、優しく頭を撫でてあげる。
「ルスカ、あまり心配かけさせないでください。もう三日も寝ていたのですよ」
「三日……そうじゃ! あのあと一体どうなったのじゃ!?」
「今は怪我人の治療に追われています。ゴブリンもラーズ軍も。
街へはハイネルさんが様子を探ってくれています」
アカツキがルスカを連れて洞窟の更に奥に入っていくと、ゴブリンと軍の一般の兵士が仲良く怪我人の世話をしている。
魔物と人が手を取り合う光景など今まで見たことない。
驚いていたルスカだが、その表情はどことなく嬉しそうにも見えた。
「アカツキくん! ハイネルさんが戻ったって!」
「わかりました!」
アカツキを呼びに来た弥生と共にハイネルの所に行くと、ハイネルと“茨の道”のメンバーは、切羽詰まった顔をしていた。
「どうかしたのですか?」
「あ、ああ。少し予想外の事があった。アイルの街が落ちたそうだ」
グルメールからラーズ公領に入る入口の街がアイル。流星達が以前住んでおり、アカツキ達が不可思議に感じ避けた街である。
「落ちたって……一体誰に!?」
「それがな……ワズ大公率いる国軍という話だ」
国軍、しかもワズ大公が自国の街をそれも自分の息子が治める街を落としたと聞き、皆驚くしかない。
ただ疑問点も多い。
「なぁ、アカツキよ。この猫のギルマスの知り合いをワズ大公に知らせに行ったのって、五日前だよな? 早くないか?」
ナックの疑問は、事情を知っている全員が思っていた。
ファーマーからグルメールまで急いでも一週間はかかる。
それも片道の話だ。
「理由はわかりませんが、恐らく私達が出発した後、出兵したのでしょう。でないと計算が合いませんし。
問題はアイルの街が落とされたことでしょう」
アイルが落とされたという事は、アイルは国軍に反逆したということだ。
そして、アイルの街はラーズ公領であり、反逆はワズ大公の息子ラーズの意思である事を示す。
「このままでは、ファーマーの街が火の海に成りかねませんよ」
「アイシャせんぱ~い、どうしよ~、ギルドが無くなっちゃう~」
アイシャの腰に泣きつくエリー。
しかし、それはエリーだけでなく、“茨の道”や“姫とお供たち”も普段はファーマーに住んでおり他人事ではなかった。
「最良なのは、ワズ大公がファーマーを攻める前に私達が接触して、穏便に済ませるのが一番だと思います。
すぐに出発しましょう。アイルが落ちた伝令がファーマーに来たということは、もう既に側まで来ているはずですから」
流星とカホ、そして馬に乗れない弥生を残し、他のメンバーは自分の馬や、ラーズ軍から徴収した馬に跨がるとファーマーに向けて出発した。
◇◇◇
「アカツキ、ファーマーが見えたぞ! 門は……開いている!」
先頭を駆けるナックがファーマーの街を視認出来る所まで来たアカツキ達は、馬を急かし速度を上げる。
「!!」
ファーマーの正門から土煙が上がっている事に全員気付き、間に合わなかったと落胆する。
「まだ。まだです! ルスカ、体調はどうですか?」
「大丈夫なのじゃ!」
アカツキの前に座るルスカは見上げて顔を見せると、胸を拳で叩きアピールする。
「それでは、ファーマーに入ったら正門を開けに行きましょう!」
「そんなことしたらワズ大公の国軍が街に雪崩込みますよ~」
「大丈夫ですよ、エリーさん。
ルスカ、ド派手に門を破壊しちゃってください。
ナックさんとハイネルさん達は、内側のラーズ軍の兵士の対処を。
アイシャさんとエリーさん、それにヤーヤーさん達は、壊れた門で怪我した人達の救出をお願いします!」
一気にファーマーの門をくぐったアカツキ達は、一目散に大通りを通り正門に向かう。
正門では門の上に数十名ほどの兵士が、他の兵士は門を抉じ開けられないように押さえつけていた。
「ルスカ! なるべく、向こう側の兵士が尻込みする位派手なのを!」
「わかったのじゃ!!」
“大地の聖霊よ 我と汝の力をもって 大いなる城を築かん グレートウォール”
黄色の光を門のすぐ側に放つと土が盛り上がり土壁が門を持ち上げていく。
兵士らはパニックになり逃げ出し、強引に持ち上げられた門は瓦解する。
誰もがその光景に驚く中、アカツキ達の一行は最早この程度で驚くことはなかった。
一方門の外で純白の鎧に身を包み赤いマントを羽ばたかせ馬に乗っていた壮年の男性は、目の前で持ち上げられていく門を見て目を丸くし口が開きっぱなしになっていた。
もちろんワズ大公、その人である。周りの警護の兵士も警戒するのを忘れて唖然としていた。
ワズ大公は、崩れていく元々自分の住んでいた街の門を見て、ちょっと泣いた。
◇◇◇
正門が破壊されて為す術のないファーマーの街の兵士達は、軒並み捕縛される。
大通りのど真ん中を凱旋するワズ大公の前には、アカツキ達が待ち構えていた。
「お疲れなのじゃ!」
労いの言葉なのだろうが、ワズ大公には皮肉にしか聞こえず、どっと疲れが増した気がした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています
h.h
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。
自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。
しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━?
「おかえりなさいませ、皇太子殿下」
「は? 皇太子? 誰が?」
「俺と婚約してほしいんだが」
「はい?」
なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。
そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。
しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。
そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。
ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。
森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。
一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。
これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる