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第四章 戦争と勇者編
二話 幼女と青年、老魔法使いに会う
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一時の休息を終えたアカツキ達は、ファーマーへと戻ってきていた。
ファーマーのギルドパーティー“茨の道”と“姫とお供たち”、そしてエリーとはファーマーの入口で別れると、ある光景が目に入る。
それは、ファーマーの正門を直すべくせっせと働くゴブリン達と住民が協力している姿。
アカツキ達は目を細めその光景を微笑ましく眺めていた。
いつまでも見ている訳にはいかず、アカツキ達は帰宅の挨拶をする為にワズ大公の元へ向かう。
しかし、その中にナックの姿は無かった。
ナックは今回の件で叙勲される。その準備が色々あると一足先にグルメールへと戻ったのだ。
なんでも式典のリハーサルや貴族としての心得を学ばなければならないと、ナックを迎えに来たワズ大公からの使いから話を聞かされて、面倒臭いと表情に出していたが。
アカツキ達はワズ大公との挨拶をほどほどに済ませると、翌日の出発に荷物をまとめる。
「俺達も途中まで一緒に行くよ」
流星は元々住んでいたアイルの街が落とされたと聞いた時から、自分達の家がどうなっているのか気になっていた。
「ゴブリン達は、大丈夫なのですか?」
「ああ、そんなに長期に空けるわけじゃないしな。それにクリストファーの爺さんにも、会わなきゃならねぇし」
クリストファーの名前が出ただけで、ルスカは眉を八の字に歪めて眉間に皺を作る。
そんなルスカに相手はお年寄りなのだから、無茶をしないでと願うアカツキだった。
◇◇◇
出発の準備を終えた翌日の早朝、アカツキ、ルスカ、弥生、アイシャ、そして途中まで一緒に行く流星とカホは、それぞれ馬に乗る。
乗るだけで、ルスカの眉は眉間に皺を寄せていた。
「なんで、ヤヨイーも乗っとるのじゃ!」
流星、カホ、アイシャの三人は馬に一人で乗っている。しかし、アカツキの馬には前にルスカ、後ろに弥生と三人で乗っていた。
「だって、私、馬乗れないし」
湖での弥生の告白から、アカツキと弥生の距離感は確実に縮まっていた。
別に付き合っている訳ではないが、弥生は自分の内側を全て吐露した事で吹っ切れていたのだ。
「だったらアイシャの馬に乗れば良いのじゃ!」
「やだ」
アカツキの脇の下から顔を覗かせるルスカに対して、弥生はアカツキの腰を掴んだままプイッと横を向く。
「うー…… じゃあ、ワシはこうするのじゃ」
ルスカはアカツキに向かい合う様に座るとコアラの様に抱きつき、アカツキの顔を見上げる。
「ルスカ、そんなに顔を見られたら気まずい上に動かし辛いのですが」
「やじゃ」
一向に譲る気配は無く、諦めたアカツキは馬の腹を蹴り出発する。
そんなアカツキをニヤニヤと笑いながら並走する流星に、内心苛立ち始めていた。
「お~お~、モテモテだな、田代」
「カホさん、どうやら流星は複数の女性と関係を持ちたいそうですよ」
「なっ!?」
からかう流星に苛立ったアカツキは、カホに告げ口すると、手綱を動かし馬の速度を上げて先に出る。
「流星、あとで話をしよう」
カホはそう告げると手綱を動かしアカツキの後を追う。
流星は「誤解だぁ!」と叫びながら、カホの後を追う。
「どこかにお金持ちで、家事をやってくれる人居ないでしょうか……」
一人置いてきぼりを食らったアイシャは、ゆっくりとアカツキ達を追っていった。
◇◇◇
ファーマーをバラバラに出発した一行だが、気づけば全員揃っており、アイルへ向かって馬を走らせる。
途中で一度休憩し、今はランプの灯りに照らされた夜の街道を進んでいた。
「この辺りで、今日は休みましょうか」
街道脇の広い場所を見つけて先頭を走るアカツキが馬を止めると、馬を降りてランプを目印に置く。
薪を集めに行くと弥生とカホがランプの灯りを頼りに探して不在になると、流星が食事の準備をしていたアカツキに突っかかってきた。
「おいー、田代~。カホに別れるとか言われたらどうするんだよぉ」
「やっぱり、お二人は付き合っていたのですか?」
「違ぇよ。カホは俺の妻なんだよ」
寝耳に水のアカツキは、思わずスープ用に剥いていたじゃが芋を手から滑らし、皮ごとのまま鍋へと入っていった。
「結婚してたのですかぁ!?」
「あれ? 弥生から聞いてないのか?」
「聞いていませんよ! 初耳です」
そこに弥生とカホが薪を両手一杯に抱えて戻ってくる。
「あ、カホさん。流星と結婚していたのですか?」
「あれ? やよちゃんから聞いてない?」
全員の視線を集める弥生は、「あはは」と乾いた笑いをすると、一人で焚き火の準備を始めて誤魔化してみた。
「もう、やよちゃん言っておいてよ」
「あはは、ごめんて」
弥生に抱きつき脇をくすぐるカホ。こうして二人を見ると昔を思い出すアカツキと流星は、優しい笑みを溢す。
学校では、二人のこんなやり取りをよく見ていたものだ。
平和な日常──転移により、それを奪われ遠くに感じていたアカツキだが、ルスカと出会い、弥生と出会って再び平和な日常を身近に感じていた。
しかし果たして、こんな平和な日常をいつまで味わえるのかと、アカツキは夜空を見上げるのだった。
◇◇◇
料理を全員に取り分けていると、いつの間にか仲直りしている流星とカホを見て、アカツキはふと疑問を口にする。
「そう言えば、お二人は式を挙げたのですか?」
「挙げてないよ。挙げたいのだけどな。カホのウェディングドレス姿見てぇし」
「流星……気持ちだけで嬉しいよ。ほら、この世界って王族の人しか挙式行わないしね」
流星とカホの間に甘ったるい空気が流れ、それを見ていた全員のお腹は一気に満腹感を感じた。
「アカツキ、これ何じゃ?」
ルスカも同様に満腹感を感じていたが、スープだけでもとフォークを突き刺して出てきたのは、丸ごとじゃが芋だった。
「あれ? いつの間に」
珍しいアカツキのミスに、アカツキ以外の全員が笑いを堪える。
流星も気づけば、声を大にして笑い、その声が静かな夜道に一層響く。
アカツキは気づいていないが鍋に丸ごとじゃが芋を入れてしまった原因は、流星のせいということを。
◇◇◇
翌朝、この辺りに詳しい流星から、あと半日もかからずアイルへと行けるだろうと聞き、昼過ぎには到着したいアカツキ一行は、早い時間帯に出発する。
ファーマーを東に出て真っ直ぐ進んできたアカツキ達は、南へと曲がり南下していく。
流星の言う通り馬を飛ばしてアイルの街に到着すると、日は一番高く上がった時間だった。
「アイルに入るのは初めてですが、思っていたよりも小さな街ですね」
「まぁな、だからこそ俺達は、助かったんだ。割りと親しみやすい住人が多かったからな」
久しぶりにアイルへと帰ってきた流星とカホは、懐かしむ様に家々を眺める。
「田代、どうする? クリストファーの爺さんに先に会うか? ルスカちゃんがヤル気満々で怖いけど」
流星の言葉通り、アイルに入ってからのルスカは、どうやってクリストファーを懲らしめてやろうと、息巻いていた。
「そうですね。ですが、先に二人の家に行きませんか? 大きな被害は無さそうですが、気になるでしょう?」
「いいのか? 俺達は、ありがたいが……」
流星は、興奮気味のルスカをチラッと見ると視線が合ってしまう。
「ワシは構わぬのじゃ。クリストファーは、もうワシの手の中なのじゃ」
ルスカの許可がおり、アカツキ達はアイルの街の被害を確認しながら、流星達が以前住んでいた家へと向かう。
「久しぶりに帰ってきたー!」
「良かったぁ、どこも壊れてない」
流星達の家は一軒家というよりは、長屋。隣と壁が繋がっており、個々に戸口が付いている。
「あ、おばちゃん! 良かった、無事だったんだぁ」
カホが恰幅の良い中年の女性を見つけると、馬を降り抱きつく。
「カホ、それに流星! 良かったよ、二人共……わたしゃ心配したんだよ……」
「私達こそだよ。アイルの街が落とされたと聞いて……良かったぁ」
カホを抱き締めながら涙する中年の女性に、カホも涙を溢す。
「一部被害はあるけど、それはワズ大公というより、この街に住んでいた兵士からの被害に比べれば大した事ないよ」
この中年の女性は、この長屋のオーナーらしく転移して右も左も分からない流星達を快く引き受けてくれた。
「流星!! カホ!!」
久しぶりの我が家に入ろうと鍵を開けた時、名前を呼ばれ振り向く二人。
そこには、白髪で薄く顎髭を蓄えた老人が杖をつき立っていた。
「クリストファーの爺さん!!」
「クリストファー様!!」
クリストファーと呼ばれた老人は、二人の元気な姿を見て目を細める。
しかし、次の瞬間顔を青ざめた。
「「逃げてーー!!」」
流星とカホは、クリストファーに対して大声で叫ぶではないか。
何故、逃げないいけないのだと思った瞬間、理由が分かる。
「ク リ ス ト ファー!!!!」
クリストファーに向かって怒り任せに迫るルスカを見たために。
ファーマーのギルドパーティー“茨の道”と“姫とお供たち”、そしてエリーとはファーマーの入口で別れると、ある光景が目に入る。
それは、ファーマーの正門を直すべくせっせと働くゴブリン達と住民が協力している姿。
アカツキ達は目を細めその光景を微笑ましく眺めていた。
いつまでも見ている訳にはいかず、アカツキ達は帰宅の挨拶をする為にワズ大公の元へ向かう。
しかし、その中にナックの姿は無かった。
ナックは今回の件で叙勲される。その準備が色々あると一足先にグルメールへと戻ったのだ。
なんでも式典のリハーサルや貴族としての心得を学ばなければならないと、ナックを迎えに来たワズ大公からの使いから話を聞かされて、面倒臭いと表情に出していたが。
アカツキ達はワズ大公との挨拶をほどほどに済ませると、翌日の出発に荷物をまとめる。
「俺達も途中まで一緒に行くよ」
流星は元々住んでいたアイルの街が落とされたと聞いた時から、自分達の家がどうなっているのか気になっていた。
「ゴブリン達は、大丈夫なのですか?」
「ああ、そんなに長期に空けるわけじゃないしな。それにクリストファーの爺さんにも、会わなきゃならねぇし」
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そんなルスカに相手はお年寄りなのだから、無茶をしないでと願うアカツキだった。
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乗るだけで、ルスカの眉は眉間に皺を寄せていた。
「なんで、ヤヨイーも乗っとるのじゃ!」
流星、カホ、アイシャの三人は馬に一人で乗っている。しかし、アカツキの馬には前にルスカ、後ろに弥生と三人で乗っていた。
「だって、私、馬乗れないし」
湖での弥生の告白から、アカツキと弥生の距離感は確実に縮まっていた。
別に付き合っている訳ではないが、弥生は自分の内側を全て吐露した事で吹っ切れていたのだ。
「だったらアイシャの馬に乗れば良いのじゃ!」
「やだ」
アカツキの脇の下から顔を覗かせるルスカに対して、弥生はアカツキの腰を掴んだままプイッと横を向く。
「うー…… じゃあ、ワシはこうするのじゃ」
ルスカはアカツキに向かい合う様に座るとコアラの様に抱きつき、アカツキの顔を見上げる。
「ルスカ、そんなに顔を見られたら気まずい上に動かし辛いのですが」
「やじゃ」
一向に譲る気配は無く、諦めたアカツキは馬の腹を蹴り出発する。
そんなアカツキをニヤニヤと笑いながら並走する流星に、内心苛立ち始めていた。
「お~お~、モテモテだな、田代」
「カホさん、どうやら流星は複数の女性と関係を持ちたいそうですよ」
「なっ!?」
からかう流星に苛立ったアカツキは、カホに告げ口すると、手綱を動かし馬の速度を上げて先に出る。
「流星、あとで話をしよう」
カホはそう告げると手綱を動かしアカツキの後を追う。
流星は「誤解だぁ!」と叫びながら、カホの後を追う。
「どこかにお金持ちで、家事をやってくれる人居ないでしょうか……」
一人置いてきぼりを食らったアイシャは、ゆっくりとアカツキ達を追っていった。
◇◇◇
ファーマーをバラバラに出発した一行だが、気づけば全員揃っており、アイルへ向かって馬を走らせる。
途中で一度休憩し、今はランプの灯りに照らされた夜の街道を進んでいた。
「この辺りで、今日は休みましょうか」
街道脇の広い場所を見つけて先頭を走るアカツキが馬を止めると、馬を降りてランプを目印に置く。
薪を集めに行くと弥生とカホがランプの灯りを頼りに探して不在になると、流星が食事の準備をしていたアカツキに突っかかってきた。
「おいー、田代~。カホに別れるとか言われたらどうするんだよぉ」
「やっぱり、お二人は付き合っていたのですか?」
「違ぇよ。カホは俺の妻なんだよ」
寝耳に水のアカツキは、思わずスープ用に剥いていたじゃが芋を手から滑らし、皮ごとのまま鍋へと入っていった。
「結婚してたのですかぁ!?」
「あれ? 弥生から聞いてないのか?」
「聞いていませんよ! 初耳です」
そこに弥生とカホが薪を両手一杯に抱えて戻ってくる。
「あ、カホさん。流星と結婚していたのですか?」
「あれ? やよちゃんから聞いてない?」
全員の視線を集める弥生は、「あはは」と乾いた笑いをすると、一人で焚き火の準備を始めて誤魔化してみた。
「もう、やよちゃん言っておいてよ」
「あはは、ごめんて」
弥生に抱きつき脇をくすぐるカホ。こうして二人を見ると昔を思い出すアカツキと流星は、優しい笑みを溢す。
学校では、二人のこんなやり取りをよく見ていたものだ。
平和な日常──転移により、それを奪われ遠くに感じていたアカツキだが、ルスカと出会い、弥生と出会って再び平和な日常を身近に感じていた。
しかし果たして、こんな平和な日常をいつまで味わえるのかと、アカツキは夜空を見上げるのだった。
◇◇◇
料理を全員に取り分けていると、いつの間にか仲直りしている流星とカホを見て、アカツキはふと疑問を口にする。
「そう言えば、お二人は式を挙げたのですか?」
「挙げてないよ。挙げたいのだけどな。カホのウェディングドレス姿見てぇし」
「流星……気持ちだけで嬉しいよ。ほら、この世界って王族の人しか挙式行わないしね」
流星とカホの間に甘ったるい空気が流れ、それを見ていた全員のお腹は一気に満腹感を感じた。
「アカツキ、これ何じゃ?」
ルスカも同様に満腹感を感じていたが、スープだけでもとフォークを突き刺して出てきたのは、丸ごとじゃが芋だった。
「あれ? いつの間に」
珍しいアカツキのミスに、アカツキ以外の全員が笑いを堪える。
流星も気づけば、声を大にして笑い、その声が静かな夜道に一層響く。
アカツキは気づいていないが鍋に丸ごとじゃが芋を入れてしまった原因は、流星のせいということを。
◇◇◇
翌朝、この辺りに詳しい流星から、あと半日もかからずアイルへと行けるだろうと聞き、昼過ぎには到着したいアカツキ一行は、早い時間帯に出発する。
ファーマーを東に出て真っ直ぐ進んできたアカツキ達は、南へと曲がり南下していく。
流星の言う通り馬を飛ばしてアイルの街に到着すると、日は一番高く上がった時間だった。
「アイルに入るのは初めてですが、思っていたよりも小さな街ですね」
「まぁな、だからこそ俺達は、助かったんだ。割りと親しみやすい住人が多かったからな」
久しぶりにアイルへと帰ってきた流星とカホは、懐かしむ様に家々を眺める。
「田代、どうする? クリストファーの爺さんに先に会うか? ルスカちゃんがヤル気満々で怖いけど」
流星の言葉通り、アイルに入ってからのルスカは、どうやってクリストファーを懲らしめてやろうと、息巻いていた。
「そうですね。ですが、先に二人の家に行きませんか? 大きな被害は無さそうですが、気になるでしょう?」
「いいのか? 俺達は、ありがたいが……」
流星は、興奮気味のルスカをチラッと見ると視線が合ってしまう。
「ワシは構わぬのじゃ。クリストファーは、もうワシの手の中なのじゃ」
ルスカの許可がおり、アカツキ達はアイルの街の被害を確認しながら、流星達が以前住んでいた家へと向かう。
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「良かったぁ、どこも壊れてない」
流星達の家は一軒家というよりは、長屋。隣と壁が繋がっており、個々に戸口が付いている。
「あ、おばちゃん! 良かった、無事だったんだぁ」
カホが恰幅の良い中年の女性を見つけると、馬を降り抱きつく。
「カホ、それに流星! 良かったよ、二人共……わたしゃ心配したんだよ……」
「私達こそだよ。アイルの街が落とされたと聞いて……良かったぁ」
カホを抱き締めながら涙する中年の女性に、カホも涙を溢す。
「一部被害はあるけど、それはワズ大公というより、この街に住んでいた兵士からの被害に比べれば大した事ないよ」
この中年の女性は、この長屋のオーナーらしく転移して右も左も分からない流星達を快く引き受けてくれた。
「流星!! カホ!!」
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そこには、白髪で薄く顎髭を蓄えた老人が杖をつき立っていた。
「クリストファーの爺さん!!」
「クリストファー様!!」
クリストファーと呼ばれた老人は、二人の元気な姿を見て目を細める。
しかし、次の瞬間顔を青ざめた。
「「逃げてーー!!」」
流星とカホは、クリストファーに対して大声で叫ぶではないか。
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