112 / 249
第五章 救済編
七話 幼女、苛立つ
しおりを挟む
「俺達、何でこんなことになったんだろうな……」
元勇者のロックは、近衛兵に縄を引っ張られ無理矢理立たされる。マンとチェスターも目の前が真っ暗で力無く項垂れるのみ。
すぐに処刑、とはならないものの頼みのルスカに断られ、足掻く力さえ失う。三人がルスカにしたことを思えば当然と言えば当然なのだが
そんな三人を尻目にルスカはヴァレッタとともにルーカスの元へ。
「ルスカ様、どうなされた?」
ルーカスも予定になかったルスカの登場に戸惑いを見せる。ルスカが話す前にヴァレッタが割って入る。
「お父様、朗報です。アカツキの薬を作れる方が見つかりました」
「まことか!?」
初めルスカ達がアドメラルクを連れて戻って来た時は、その様子からアカツキを救出するのは相当厳しいのではないかとルーカスは見ていた。
しかし、調合出来る者が早くも見つかり、ルーカスの表情も少し晴れやかになる。
「ルーカス」
皇帝を完全に無視してしまっていた。ルーカスは慌てて皇帝とルスカを引き合わせる。
「陛下、この方がルスカ・シャウザード様です」
皇帝もルスカの容姿に関して幼い子供だと報告は受けて知っていた。しかし、目の前の幼女は、想像以上に幼い。
アドメラルクなどは、その身に纏う雰囲気で強さは理解出来たが、ルスカに関しては全くピンと来ない。
「そなたがルスカか。儂がレイン帝国──」
「それでな、ルーカス。ワシは今にでもグルメールと向かうつもりじゃ。一分一秒惜しいからの。なので、悪いがこちらはお主とヴァレッタに任せたいのじゃ」
ルスカには一瞥すらされず無視され、さすがに皇帝は怒鳴りだす。
「貴様! 儂を無視するとは、何事だ!」
「喧しいのじゃ! お主になど構っている暇ないのじゃ!!」
ルスカにとって皇帝なんてものは、シャウザードの森から出ていけと催促する喧しい親父程度しかないらしく、ただ苛立たせる対象でしかない。
焦りもあり既に苛立って来ているルスカに更に追い討ちをかける知らせが舞い込む。
「グランツ王国が、進軍!」
急ぎ知らせに来たのだろう、伝令の兵士の息がかなり荒い。
皇帝やルーカスなどは、にわかに信じられないと唖然とするが、ルスカは違う。
戦争など、ただ邪魔にしかならない。
“バーストブラスト”
爆音とともに皇帝の背後の玉座が吹き飛び、近くにいた近衛兵も飛ばされて転ぶ。
いきなり何をするのだと皇帝がルスカを見ると、その顔を見て思わず一歩退いてしまう。
緋色の瞳は輝き魔王紋を出し、藍白の髪は怒気で逆立つ。眉がつり上がり眉間には皺を寄せる。
ギリギリと歯軋りを立てて、怒りを露にしていた。
今の魔法は、ただの八つ当たりに過ぎない。
ギロリと異様な瞳を向けられて皇帝は尻込みしてしまう。ルスカが一歩近づくと皇帝は一歩退く。更に一歩進むと皇帝は更に退く。
あっという間に壁際に立たされる皇帝。
追い詰められた皇帝には納得出来なかった。
自分は何もしていない! グランツが勝手に戦争を始めたのだ! そう、声に出したかった。
「何をしておる……早く、戦争をなんとかするのじゃ!!」
「はいっ!!」
ルスカの鶴の一声で、皇帝は城に残っていた重臣を集めるように指示する。
アドメラルクが伝令の兵士を謁見の間に入れたことで、入口が人一人分開く。
近衛兵が我先にと、皇帝の命を伝えるべく出ていく。
決してこの場所に居たくないわけではない、そう思いたい皇帝はまだ壁際に立たされていた。
僅かに残っていた重臣達が謁見の間に入ると、その異様な光景に言葉を失う。
破壊された玉座、怯える兵士達、引退したはずのルーカス、幼女に追い詰められている皇帝。
誰もが、今の現状を説明してほしいと思った。
異様な光景は更に続く。重臣達が来る頃には謁見の間に中央に置かれた長テーブル。
重臣達は各々座るのだが、本来皇帝が座るべき上座に幼女がおり、自分らが座っている並びに皇帝が。
「へ、陛下これはいったい……」
たまらず皇帝の隣にいた重臣の中でも年輩の髪の毛の薄い男性が、説明を求める。
「シッ! 黙っていろ……儂にもわからんのだ」
結局、テーブルにはルスカをトップに、その後ろに立つアドメラルク、左右に皇帝とルーカスが座り重臣達が続く。
そして、下座の方には何故かロック達が縄で縛られたまま座っていた。
「何でお主らまでいるのじゃ?」
ドスの効いた声でルスカは、ロック達を睨み付ける。正直今はロック達を相手にしている暇はない。
「ほ、ほら。俺達グランツ出身だからさ。色々役に立つかもしれないし!」
「そうそう、首都の美味しいデザートの店とか、ね」
「きっと役に立つ」
三人は額から汗を流しながらルスカの答えを待つ。今、この時しか生き延びるチャンスはないと必死だった。
一方ルスカはというと、今いる面子を眺める。ここは帝国、帝国とグランツはさほど仲が良いわけではない。
ルスカ自身もグランツに行ったのは随分と昔の話である。
つまり、ここにグランツ王国に詳しい者がいないのだ。
「……わかったのじゃ。その代わり役に立つ情報をしっかり出すのじゃ。もし、役に立たないとわかったら……」
「「「わかったら?」」」
それ以上ルスカの口からは言わなかった。三人にも勿論どうなるかはわかっている。
何も言わないことが却って処刑の恐怖を煽っていた。
「頑張ろう。マン、チェスター!」
「うん!」
「おう!」
三人は何でもいい、何か役に立てる情報を出そうとルスカの話に耳を傾けるのだった。
ルスカからグランツ王国が攻めてきた知らせを聞くと重臣達は一斉に動揺を見せる。
宰相だったブリスティンからグランツ王国は攻めて来ないと聞いていた為だ。
重臣の髪の毛の薄い男性から、その話を聞き皇帝は自分の愚かさを改めて知ることとなった。
「ルーカス殿。グランツ王国相手に帝国はどれくらいもつのじゃ?」
「負ける、ということは無いはず。ただ、今の軍がどれ程なのか分からないので一概には言えないが」
ルーカスは全部で四つの急務を掲げる。
一つは言わずもがなであるが、アカツキの救出。
一つはグランツ王国の戦争。
一つはグランツ王国との和睦。
最後にグルメールとの協力を取り付けることだ。
「お主ら、和睦が通りそうなグランツ王国の重臣は知らぬか?」
ロック達に突然、白羽の矢が立つ。ここで、意見を述べられなければ死が待っている。
三人は互いにあーでもないこーでもないと、話し合う。
タイムリミットはルスカが痺れを切らすまで。
それもそれほど長い時間ではない。
だんだんとルスカの表情は険しくなり、三人は焦り出す。焦ると却っていい考えが浮かばない。
「あ、ルスカちゃん。ちょ、ちょっといいかな? 因みにどういう人が適任なのかな?」
チェスターが怯えた声で質問する。
これといって思い浮かばないチェスターは、時間稼ぎのつもりだった。
「そうじゃの。まず、戦争に良い印象を持っておらぬ奴が良いのじゃ。そこそこの権力となるべく直に王に会える人物。そんなところじゃ」
「あ…………いた」
ルスカの回答を聞き、チェスターの脳裏にピッタリの人物が思い浮かぶ。
「イミル様だ。第二王女の」
「イミル?」
反応したのは皇帝の後ろで立って話を聞いていたレベッカだった。レベッカは聞いたことのある名前に、うーんと唸りながら思いだそうとしていた。
「ああ、そうだわ。お父様、ルスカ様。確かにピッタリの人物かもしれませんわ。
かなり聡い方ですし、こう言っては憚れるのですが、王国内でも数少ない国民を想う方だったはず。一度だけお父様についていった時に面識がありますわ」
「おお! チェスター、流石だ!」
ロックが縄で縛られてなければ両手を挙げて喜んでいただろう、その表情は先ほどまでと違い明るく晴れ渡っていた。
「同じ時期に聖女認定取ったから、もしかしたら私のことも覚えているかも!」
「ふむ……ならば、お主はワシについてくるのじゃ」
「え……と、私だけ?」
三人同時に助かるものだと思っていたロックの顔は蒼白になっていく。
チェスターは、ルスカに懇願する。ロックとマンの二人を残してはいけないと。
しかし、ルスカの答えはチェスターのみだった。
「そんな……お願いよ、ルスカちゃん……」
チェスターの目には涙が。ロックもマンも表情には絶望しかなかった。
しかし、答えは変わらない。
「グランツへついてくるのはお主だけじゃ。残りの二人には別のことをさせるからの」
ルスカは誤魔化す様に、音の鳴らない口笛を吹く。ルスカのちょっとした意地悪。
砂漠に置いていったことへのお仕置きだった。
しかし、チェスターは泣き続けロックとマンに謝る。ロックとマンは、せめて親に遺言をと言葉を託していた。
「お主らは、まず人の話を聞くところから直すのじゃー!!」
いきなり怒られ三人は、青天の霹靂だった。
元勇者のロックは、近衛兵に縄を引っ張られ無理矢理立たされる。マンとチェスターも目の前が真っ暗で力無く項垂れるのみ。
すぐに処刑、とはならないものの頼みのルスカに断られ、足掻く力さえ失う。三人がルスカにしたことを思えば当然と言えば当然なのだが
そんな三人を尻目にルスカはヴァレッタとともにルーカスの元へ。
「ルスカ様、どうなされた?」
ルーカスも予定になかったルスカの登場に戸惑いを見せる。ルスカが話す前にヴァレッタが割って入る。
「お父様、朗報です。アカツキの薬を作れる方が見つかりました」
「まことか!?」
初めルスカ達がアドメラルクを連れて戻って来た時は、その様子からアカツキを救出するのは相当厳しいのではないかとルーカスは見ていた。
しかし、調合出来る者が早くも見つかり、ルーカスの表情も少し晴れやかになる。
「ルーカス」
皇帝を完全に無視してしまっていた。ルーカスは慌てて皇帝とルスカを引き合わせる。
「陛下、この方がルスカ・シャウザード様です」
皇帝もルスカの容姿に関して幼い子供だと報告は受けて知っていた。しかし、目の前の幼女は、想像以上に幼い。
アドメラルクなどは、その身に纏う雰囲気で強さは理解出来たが、ルスカに関しては全くピンと来ない。
「そなたがルスカか。儂がレイン帝国──」
「それでな、ルーカス。ワシは今にでもグルメールと向かうつもりじゃ。一分一秒惜しいからの。なので、悪いがこちらはお主とヴァレッタに任せたいのじゃ」
ルスカには一瞥すらされず無視され、さすがに皇帝は怒鳴りだす。
「貴様! 儂を無視するとは、何事だ!」
「喧しいのじゃ! お主になど構っている暇ないのじゃ!!」
ルスカにとって皇帝なんてものは、シャウザードの森から出ていけと催促する喧しい親父程度しかないらしく、ただ苛立たせる対象でしかない。
焦りもあり既に苛立って来ているルスカに更に追い討ちをかける知らせが舞い込む。
「グランツ王国が、進軍!」
急ぎ知らせに来たのだろう、伝令の兵士の息がかなり荒い。
皇帝やルーカスなどは、にわかに信じられないと唖然とするが、ルスカは違う。
戦争など、ただ邪魔にしかならない。
“バーストブラスト”
爆音とともに皇帝の背後の玉座が吹き飛び、近くにいた近衛兵も飛ばされて転ぶ。
いきなり何をするのだと皇帝がルスカを見ると、その顔を見て思わず一歩退いてしまう。
緋色の瞳は輝き魔王紋を出し、藍白の髪は怒気で逆立つ。眉がつり上がり眉間には皺を寄せる。
ギリギリと歯軋りを立てて、怒りを露にしていた。
今の魔法は、ただの八つ当たりに過ぎない。
ギロリと異様な瞳を向けられて皇帝は尻込みしてしまう。ルスカが一歩近づくと皇帝は一歩退く。更に一歩進むと皇帝は更に退く。
あっという間に壁際に立たされる皇帝。
追い詰められた皇帝には納得出来なかった。
自分は何もしていない! グランツが勝手に戦争を始めたのだ! そう、声に出したかった。
「何をしておる……早く、戦争をなんとかするのじゃ!!」
「はいっ!!」
ルスカの鶴の一声で、皇帝は城に残っていた重臣を集めるように指示する。
アドメラルクが伝令の兵士を謁見の間に入れたことで、入口が人一人分開く。
近衛兵が我先にと、皇帝の命を伝えるべく出ていく。
決してこの場所に居たくないわけではない、そう思いたい皇帝はまだ壁際に立たされていた。
僅かに残っていた重臣達が謁見の間に入ると、その異様な光景に言葉を失う。
破壊された玉座、怯える兵士達、引退したはずのルーカス、幼女に追い詰められている皇帝。
誰もが、今の現状を説明してほしいと思った。
異様な光景は更に続く。重臣達が来る頃には謁見の間に中央に置かれた長テーブル。
重臣達は各々座るのだが、本来皇帝が座るべき上座に幼女がおり、自分らが座っている並びに皇帝が。
「へ、陛下これはいったい……」
たまらず皇帝の隣にいた重臣の中でも年輩の髪の毛の薄い男性が、説明を求める。
「シッ! 黙っていろ……儂にもわからんのだ」
結局、テーブルにはルスカをトップに、その後ろに立つアドメラルク、左右に皇帝とルーカスが座り重臣達が続く。
そして、下座の方には何故かロック達が縄で縛られたまま座っていた。
「何でお主らまでいるのじゃ?」
ドスの効いた声でルスカは、ロック達を睨み付ける。正直今はロック達を相手にしている暇はない。
「ほ、ほら。俺達グランツ出身だからさ。色々役に立つかもしれないし!」
「そうそう、首都の美味しいデザートの店とか、ね」
「きっと役に立つ」
三人は額から汗を流しながらルスカの答えを待つ。今、この時しか生き延びるチャンスはないと必死だった。
一方ルスカはというと、今いる面子を眺める。ここは帝国、帝国とグランツはさほど仲が良いわけではない。
ルスカ自身もグランツに行ったのは随分と昔の話である。
つまり、ここにグランツ王国に詳しい者がいないのだ。
「……わかったのじゃ。その代わり役に立つ情報をしっかり出すのじゃ。もし、役に立たないとわかったら……」
「「「わかったら?」」」
それ以上ルスカの口からは言わなかった。三人にも勿論どうなるかはわかっている。
何も言わないことが却って処刑の恐怖を煽っていた。
「頑張ろう。マン、チェスター!」
「うん!」
「おう!」
三人は何でもいい、何か役に立てる情報を出そうとルスカの話に耳を傾けるのだった。
ルスカからグランツ王国が攻めてきた知らせを聞くと重臣達は一斉に動揺を見せる。
宰相だったブリスティンからグランツ王国は攻めて来ないと聞いていた為だ。
重臣の髪の毛の薄い男性から、その話を聞き皇帝は自分の愚かさを改めて知ることとなった。
「ルーカス殿。グランツ王国相手に帝国はどれくらいもつのじゃ?」
「負ける、ということは無いはず。ただ、今の軍がどれ程なのか分からないので一概には言えないが」
ルーカスは全部で四つの急務を掲げる。
一つは言わずもがなであるが、アカツキの救出。
一つはグランツ王国の戦争。
一つはグランツ王国との和睦。
最後にグルメールとの協力を取り付けることだ。
「お主ら、和睦が通りそうなグランツ王国の重臣は知らぬか?」
ロック達に突然、白羽の矢が立つ。ここで、意見を述べられなければ死が待っている。
三人は互いにあーでもないこーでもないと、話し合う。
タイムリミットはルスカが痺れを切らすまで。
それもそれほど長い時間ではない。
だんだんとルスカの表情は険しくなり、三人は焦り出す。焦ると却っていい考えが浮かばない。
「あ、ルスカちゃん。ちょ、ちょっといいかな? 因みにどういう人が適任なのかな?」
チェスターが怯えた声で質問する。
これといって思い浮かばないチェスターは、時間稼ぎのつもりだった。
「そうじゃの。まず、戦争に良い印象を持っておらぬ奴が良いのじゃ。そこそこの権力となるべく直に王に会える人物。そんなところじゃ」
「あ…………いた」
ルスカの回答を聞き、チェスターの脳裏にピッタリの人物が思い浮かぶ。
「イミル様だ。第二王女の」
「イミル?」
反応したのは皇帝の後ろで立って話を聞いていたレベッカだった。レベッカは聞いたことのある名前に、うーんと唸りながら思いだそうとしていた。
「ああ、そうだわ。お父様、ルスカ様。確かにピッタリの人物かもしれませんわ。
かなり聡い方ですし、こう言っては憚れるのですが、王国内でも数少ない国民を想う方だったはず。一度だけお父様についていった時に面識がありますわ」
「おお! チェスター、流石だ!」
ロックが縄で縛られてなければ両手を挙げて喜んでいただろう、その表情は先ほどまでと違い明るく晴れ渡っていた。
「同じ時期に聖女認定取ったから、もしかしたら私のことも覚えているかも!」
「ふむ……ならば、お主はワシについてくるのじゃ」
「え……と、私だけ?」
三人同時に助かるものだと思っていたロックの顔は蒼白になっていく。
チェスターは、ルスカに懇願する。ロックとマンの二人を残してはいけないと。
しかし、ルスカの答えはチェスターのみだった。
「そんな……お願いよ、ルスカちゃん……」
チェスターの目には涙が。ロックもマンも表情には絶望しかなかった。
しかし、答えは変わらない。
「グランツへついてくるのはお主だけじゃ。残りの二人には別のことをさせるからの」
ルスカは誤魔化す様に、音の鳴らない口笛を吹く。ルスカのちょっとした意地悪。
砂漠に置いていったことへのお仕置きだった。
しかし、チェスターは泣き続けロックとマンに謝る。ロックとマンは、せめて親に遺言をと言葉を託していた。
「お主らは、まず人の話を聞くところから直すのじゃー!!」
いきなり怒られ三人は、青天の霹靂だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています
h.h
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。
自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。
しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━?
「おかえりなさいませ、皇太子殿下」
「は? 皇太子? 誰が?」
「俺と婚約してほしいんだが」
「はい?」
なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。
そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。
しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。
そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。
ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。
森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。
一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。
これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる