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第二章 ドラクマ編
十六話 青年、ペットを手に入れる
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祭壇前でお尻を向けて拗ねている巨狼を前に、アカツキと流星は手をこまねいていた。
何を言っても、褒めても、こちらを向こうとすらしない。
もう帰ろうかと、アカツキが諦めかけた時、流星の言葉に巨狼のしっぽが反応する。
「犬よりめんどくせぇ」
流星の目の前で、巨狼のフワフワした尻尾が風を起こしながら通り抜ける。
思わずのけ反り尻餅をついてしまった。
「危ないだろ! バカ犬!!」
今度はアカツキに触れそうなくらい目の前を尻尾が過ぎ去る。
「ふぅ……尻尾だけ反応してみせるなんて、まんま犬ですね」
「そうだな。こうやって拗ねている姿なんて犬以外あり得ねぇ」
プルプルと小刻みに身体を震わせる巨狼は、立ち上がるとアカツキ達の方に振り向き吠える。
『我ハ犬ジャナアアアァァァイ!!』
あまりの声の大きさに洞窟に反射して、天井や壁が震える。
「ようやく、こちらを見ましたね」
「ほんと、めんどくせぇ」
巨狼は、一度目を瞑り心を落ち着かせると、アカツキをギロリと見下ろす。
『オ前ノ中ニ、神獣ガ居ルナ。コノ気配ハ……エイルカ』
「あなたも神獣なのですね」
『ソウダ。我ハ賢狼ガロン。知ヲ司ドル者ダ』
ガロンは、そう言うとアカツキの側に寄り赤い瞳を光らせて、鼻を近づける。
『ドウナッテオル? オ前ノ中ニモウ一体……』
「ええ。レプテルの書があります」
『ヤハリ……シカシ、人間ノ中ニ……イヤ、モウ、ホボ融合シテオル。ソウカ……オ前達ガ来タノハ、我ニ取リ出シテ貰イニ来タノカ』
「いえ、全然違いますよ。あなたにあったのは偶々です。偶々」
「おい、アカツキ。こいつ、全然“知”を司どってねぇぞ」
小声で流星が耳打ちするも、ガロンの耳は良く聞こえるみたいで、悔しくて、またプルプルと震え出す。
『オ前、ソノママダト死ノ因果カラ外レテシマウノダゾ! ソレデ良イノカ!? 死ノ因果カラ外レルト言ウノハ、死ナナイト同義デハ無イノダゾ! ワカッテイルノカッ!』
「そんなこと、当然分かっていますよ。覚悟の上です」
『……オ前ニモ大事ナ者ガイルダロウニ。一人、マタ一人ト見送ル事ニナルンダゾ……』
「くどいですね。私はルスカと共にいると約束したのです。もちろん、それは妻も理解してくれています」
『ルスカ……ルスカ・シャウザードノ仲間カ』
「仲間というより、保護者だな。ありゃ」
『ホ、保護者!?』
流星の言葉にガロンは耳を疑う。とても信じられないといった顔をして目を丸くしていた。
アカツキは、ルスカとの出会いから一連の話をかいつまんでガロンに聞かせる。
『信ジラレヌ……アノ、ルスカガ人間ト一緒ニ居ルトハ……シカモ、エイル自ラガ、コノ人間トノ同化ヲ望ムトハ……』
「私も一つ信じられませんね。あなたは、ここに祀られているということは、ドワーフ達の守り神みたいなものでしょう? 何故、アスモデスがドゥワフ国を襲った時、現れなかったのですか?」
『我ハ人ヲ好マヌ』
「そうですか……それじゃあ、あなたは犬より劣りますね。犬ならもう少し忠義を示しますよ。流星、帰りましょう。ここに居ても何も得るものなんてないです」
踵を返そうとするアカツキ達。ガロンは顔を真っ赤にして怒りの頂点に達する。
『ワ、我ガ犬ヨリ劣ルダトォオオオ!』
ガロンが大口を開けて襲いかかろうとするが、アカツキは逆にガロンを睨み付けた。
大口を開けたまま、ガロンは固まる。
(我ガ怯ンダ!? 人間相手ニ!? イ、異質ダ……何ナノダ、コノ人間ハ!?)
「どうしました? 襲わないのですか? ま、言われて反抗して噛みつくなど、犬のやることですが」
『ワ、我ハ犬ナドト、チ、違ウカラナ……モウ少シ話ヲ聞イテヤラナイ訳デモナイ』
ガロンは座り直すと、そっぽを向いて襲ってなどいないと誤魔化す。
「帰りますか、流星」
『マ、待テ! ソ、ソウダナ……アレダ、ルスカノ秘密ヲ知リタクハナイカ? 我ノ知力ヲ持ッテスレバ容易イゾ』
「参考までに……どんな秘密なんです?」
『ソ、ソウダナ……ソウダ! ルスカハ実ハ……元魔王ナノダゾ』
「知ってます。さよなら」
『待テ待テ待テ! ソレナラ、コレハ知ラヌダロ。ルスカノ中ニハ実ハ、トテツモナイモノガ……』
「喰らうものでしょ。知ってますよ。サヨウナラ」
慌てたガロンは、アカツキ達を回り込み出口をその巨体で塞ぐ。
『タ、頼ム……モウ少シダケ……モウ少シダケ、話ヲシヨウジヮナイカ』
「……もしかして、あなた……話し相手が欲しいだけなのでは?」
尻尾をだらんと下げガロンは、コクリと頷くのであった。
◇◇◇
アカツキは、急ぐ旅だと丁重に断ると、ガロンの脇を通り帰ろうとする。しかし、ガロンも負けじと出口を身体で塞ぐ。
「仕方ありません。では一度だけ、あなたに質問します。私の望む答えがなかった場合、帰らせてもらいますよ」
『ワ、ワカッタ……神獣ニ二言ハナイ!』
アカツキは旅の目的を話す。リンドウの街で始まった歪みによるルメール教と思われる者の消失からルスカが、ここローレライから追い出された者達に会うべく、巨大なパペットを動かす為に魔石が必要なことを。
ガロンは話を聞くうちに、神妙な面構えに変わっていく。
『……マタ厄介ナ。ソウダ、我モオ前ニツイテイコウ。長イ話ニナリソウナノデナ』
「別についてこなくていいから、話をしてください。そもそも、そんな巨体で来られたら街の人が驚くでしょうが」
『フッ……我ハコウイウ事モ出来ルノダ!』
アカツキの話を無視してガロンの身体が白い光に包まれると、その巨体はみるみる小さくなっていく。
アカツキの二倍以上の背丈が、アカツキと同じくらいに、そして、そこから更に小さく……。
「チワワだな」
「チワワですね」
目の前に現れたのは、小型犬以上に小型なガロンだった。
何を言っても、褒めても、こちらを向こうとすらしない。
もう帰ろうかと、アカツキが諦めかけた時、流星の言葉に巨狼のしっぽが反応する。
「犬よりめんどくせぇ」
流星の目の前で、巨狼のフワフワした尻尾が風を起こしながら通り抜ける。
思わずのけ反り尻餅をついてしまった。
「危ないだろ! バカ犬!!」
今度はアカツキに触れそうなくらい目の前を尻尾が過ぎ去る。
「ふぅ……尻尾だけ反応してみせるなんて、まんま犬ですね」
「そうだな。こうやって拗ねている姿なんて犬以外あり得ねぇ」
プルプルと小刻みに身体を震わせる巨狼は、立ち上がるとアカツキ達の方に振り向き吠える。
『我ハ犬ジャナアアアァァァイ!!』
あまりの声の大きさに洞窟に反射して、天井や壁が震える。
「ようやく、こちらを見ましたね」
「ほんと、めんどくせぇ」
巨狼は、一度目を瞑り心を落ち着かせると、アカツキをギロリと見下ろす。
『オ前ノ中ニ、神獣ガ居ルナ。コノ気配ハ……エイルカ』
「あなたも神獣なのですね」
『ソウダ。我ハ賢狼ガロン。知ヲ司ドル者ダ』
ガロンは、そう言うとアカツキの側に寄り赤い瞳を光らせて、鼻を近づける。
『ドウナッテオル? オ前ノ中ニモウ一体……』
「ええ。レプテルの書があります」
『ヤハリ……シカシ、人間ノ中ニ……イヤ、モウ、ホボ融合シテオル。ソウカ……オ前達ガ来タノハ、我ニ取リ出シテ貰イニ来タノカ』
「いえ、全然違いますよ。あなたにあったのは偶々です。偶々」
「おい、アカツキ。こいつ、全然“知”を司どってねぇぞ」
小声で流星が耳打ちするも、ガロンの耳は良く聞こえるみたいで、悔しくて、またプルプルと震え出す。
『オ前、ソノママダト死ノ因果カラ外レテシマウノダゾ! ソレデ良イノカ!? 死ノ因果カラ外レルト言ウノハ、死ナナイト同義デハ無イノダゾ! ワカッテイルノカッ!』
「そんなこと、当然分かっていますよ。覚悟の上です」
『……オ前ニモ大事ナ者ガイルダロウニ。一人、マタ一人ト見送ル事ニナルンダゾ……』
「くどいですね。私はルスカと共にいると約束したのです。もちろん、それは妻も理解してくれています」
『ルスカ……ルスカ・シャウザードノ仲間カ』
「仲間というより、保護者だな。ありゃ」
『ホ、保護者!?』
流星の言葉にガロンは耳を疑う。とても信じられないといった顔をして目を丸くしていた。
アカツキは、ルスカとの出会いから一連の話をかいつまんでガロンに聞かせる。
『信ジラレヌ……アノ、ルスカガ人間ト一緒ニ居ルトハ……シカモ、エイル自ラガ、コノ人間トノ同化ヲ望ムトハ……』
「私も一つ信じられませんね。あなたは、ここに祀られているということは、ドワーフ達の守り神みたいなものでしょう? 何故、アスモデスがドゥワフ国を襲った時、現れなかったのですか?」
『我ハ人ヲ好マヌ』
「そうですか……それじゃあ、あなたは犬より劣りますね。犬ならもう少し忠義を示しますよ。流星、帰りましょう。ここに居ても何も得るものなんてないです」
踵を返そうとするアカツキ達。ガロンは顔を真っ赤にして怒りの頂点に達する。
『ワ、我ガ犬ヨリ劣ルダトォオオオ!』
ガロンが大口を開けて襲いかかろうとするが、アカツキは逆にガロンを睨み付けた。
大口を開けたまま、ガロンは固まる。
(我ガ怯ンダ!? 人間相手ニ!? イ、異質ダ……何ナノダ、コノ人間ハ!?)
「どうしました? 襲わないのですか? ま、言われて反抗して噛みつくなど、犬のやることですが」
『ワ、我ハ犬ナドト、チ、違ウカラナ……モウ少シ話ヲ聞イテヤラナイ訳デモナイ』
ガロンは座り直すと、そっぽを向いて襲ってなどいないと誤魔化す。
「帰りますか、流星」
『マ、待テ! ソ、ソウダナ……アレダ、ルスカノ秘密ヲ知リタクハナイカ? 我ノ知力ヲ持ッテスレバ容易イゾ』
「参考までに……どんな秘密なんです?」
『ソ、ソウダナ……ソウダ! ルスカハ実ハ……元魔王ナノダゾ』
「知ってます。さよなら」
『待テ待テ待テ! ソレナラ、コレハ知ラヌダロ。ルスカノ中ニハ実ハ、トテツモナイモノガ……』
「喰らうものでしょ。知ってますよ。サヨウナラ」
慌てたガロンは、アカツキ達を回り込み出口をその巨体で塞ぐ。
『タ、頼ム……モウ少シダケ……モウ少シダケ、話ヲシヨウジヮナイカ』
「……もしかして、あなた……話し相手が欲しいだけなのでは?」
尻尾をだらんと下げガロンは、コクリと頷くのであった。
◇◇◇
アカツキは、急ぐ旅だと丁重に断ると、ガロンの脇を通り帰ろうとする。しかし、ガロンも負けじと出口を身体で塞ぐ。
「仕方ありません。では一度だけ、あなたに質問します。私の望む答えがなかった場合、帰らせてもらいますよ」
『ワ、ワカッタ……神獣ニ二言ハナイ!』
アカツキは旅の目的を話す。リンドウの街で始まった歪みによるルメール教と思われる者の消失からルスカが、ここローレライから追い出された者達に会うべく、巨大なパペットを動かす為に魔石が必要なことを。
ガロンは話を聞くうちに、神妙な面構えに変わっていく。
『……マタ厄介ナ。ソウダ、我モオ前ニツイテイコウ。長イ話ニナリソウナノデナ』
「別についてこなくていいから、話をしてください。そもそも、そんな巨体で来られたら街の人が驚くでしょうが」
『フッ……我ハコウイウ事モ出来ルノダ!』
アカツキの話を無視してガロンの身体が白い光に包まれると、その巨体はみるみる小さくなっていく。
アカツキの二倍以上の背丈が、アカツキと同じくらいに、そして、そこから更に小さく……。
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