【一同驚愕】EX職業"剣聖"を放棄した理由に涙が止まらない!

のあのあ

文字の大きさ
2 / 6
一章

日常は突如として崩れる

しおりを挟む
「ピピピピピッ!ピピピピピッ!」

耳障りな音に起こされた俺は、重く閉ざされた瞼を徐々に開きスマホを手に取る。

強烈な朝日が画面を照らす……よく見えない。

8時15分、完全な遅刻だ。

何度目のスヌーズかわからないアラームを止めて、ゆっくりと支度を始める。

長い夢を見ていた気分だ。

「ご馳走様でした」

作り置きしてあった朝食を食べ終え、急ぎ足で家を出た。

学校まではチャリで15分。

田舎から上京してきた俺は電車通学を拒み、比較的学校から近いアパート借りて一人暮らしをしている。

「おはよ!」

突然後ろから声をかけてきたのは、東京に来てから最も仲良くしている男だ。

互いに小学校時代から剣道をやっているため、全国大会等で度々会ってはいた。事実この高校には、2人とも剣道の推薦で入学をした。

要するに、良きライバルでもあり、良き友でもある。

……今となっては後者のみの関係だが。

「おはよ、颯にしては珍しい遅刻じゃねーか?」

「まぁね、今日は思いっきり寝坊しちゃったよ」

「お、奇遇だな、俺もだ」

「君はいつものことでしょうが」

他愛もない会話をしつつも高速でチャリを飛ばしたおかげで2限には間に合った。

颯とはクラスが違うため廊下で別れ、俺はダッシュして教室へと向かう。

でもまぁ俺も男子高校生だ。息を切らして教室には入りたくないため、5メートル手前から澄まし顔で歩いていった。

「おっ、夏樹おはよ。相変わらず遅刻魔だなぁ」

クラスメイトの声が聞こえる。

「おはよー、もう罪悪感とかそーゆーの消えちまったよぉ」

社交辞令的なのを済ませ、俺は席へと向かう。

ほとんどのクラスメイトに、俺は興味がない。

昔は無邪気だったのに、いつから表裏がはっきりするようになったんだろうか。

そんなことを考えていると、いつのまにか目の前に気味が悪いくらいニコニコしているヤツがいた。

「夏、おはよっ」

透き通った声で話しかけてくる女は俺と同時に上京してきた幼馴染だ。

彼女も小学校から剣道をやっており、女子中体連の全国王者だ。俺や颯と同じくスポーツ推薦でこの高校へと進学した。

俺とは正反対の性格で、少々対応に困ることもある。

「おはよー由奈、げ、元気か?」

かれこれ14年の仲になるのに、ある感情を抱いてからは動揺が隠せなくなってしまった。

「なにその挨拶~、ぎっこちないなぁ」

「うっせ、眠いんだよ眠い」

素っ気無い返答をしてしまったせいか、少しムスッとした気がした。と、同時に何か言いたそうにもみえる。

「変な理由だなぁ……あ、そうだ、次の日曜日ヒマ? 空いてるなら颯誘ってスキーにでも行こうよ」

突然の誘いに一瞬戸惑ったが、行かないにこしたことはない。

その日は貯めておいた課題を消化しようと思っていたが、まぁ後でやればいいだろう。どーせやらないオチなのだが……。

「一応ヒマだな、スキーか、久しぶりだけど行くか」

「よしっ、決まり! 詳しいことは後でLI◯Eするね!」

こんなんになってしまった俺と仲良くしてくれるヤツなんて、颯と由奈以外には一人もいない。

今は当たり前の存在でも、いつどうなるかなんて誰もわからない。

何気ない日常を大事にしないといけないな。……って何をカッコつけているんだか――

窓から校庭の大木を見ると、木の葉が一枚一枚と散っていた。空を舞う葉っぱが、本格的な冬の訪れを告げている。


 「おはよーー夏ーーー!!!今日は待ちに待ったスキーの日だよぉ!!」

「わーってるよ、いちいちテンションたけーーっつうの」

至近距離で馬鹿でかい声を出す黒髪ロングの女の子は、いつもの笑顔で夏樹に話しかけている。朝からよくこんなに声が出るものだ。

「二人ともテンション高いねぇ、まぁこの3人で出掛けるのも久しぶりだもんねっ」

「俺を巻き込むなっ、高いのは由奈だけだわ」

「えー、ほんとかなぁー?」

夏樹はすぐ動揺するから、茶化しがいがあって面白い。

「そろそろいこっか!!」

目的地の新潟までは電車で行く。片道3時間の長い道のりだからすっかり寝てしまった。

着いてから由奈に「外の景色最高だったよ」と言われ、ちょっと損した気分になった。

「よしっ、滑ろう!」

由奈が大きな声で叫ぶと、感情をあまり表に出さない夏樹も、少し笑みをこぼしながら頷いた。

「どのコースに行く?」

「そうだなぁ、最上級でいんじゃない?」

「言うと思った、それじゃ決まりだね」

自分を含めるのもなんだが、3人とも運動神経が飛び抜けて高く、どんなスポーツでも一度やればあらかたできてしまう。

「やっとついたー!」

リフトに乗って5分、頂上から見下ろしてみると麓は霧がかっていてよく見えない。

……霧?

すぐ横の看板には「標高1110m」と書かれている。

高いところは決して苦手ではないが、少し足がすくんだ気がした。

「下まで競争ね、最下位がジュース二人分奢りってことでっ」

「はぁ? 由奈スキーたくさん行ってんだから俺ら負けるに決まってんじゃん」

「つべこべ言わない! もう始めるよ、よーいっ、スタート!!」

「ちょ、待てって!」

僕の発言は一切ないまま勝手に始まってしまった。

まぁいつものことだから気にしないけれど、この二人(夏樹は振り回されているように見えるが)の身勝手さは知らない人が見ればドン引きするだろう。

「いっちばーんっ! あれれー君たち遅すぎじゃなぁ~い?」

「はぁはぁ……お、お前が速すぎんだよ」

「僕たちだって全然遅くないのに……」

事実、周りの人たちも由奈のスピードに驚いて口が開いていた。

そんな速度についていった僕らを逆に褒めて欲しいくらいだ。

「そんなことはありませーん。これでも手加減してるんだからーっ!」

意味のわからないことを言いながら、由奈はまたリフトに向かっていった。

しかたなく僕らも後をついて行く。

「なぁ、アイツほんとに人間か? 身体能力バケモンだろ」 

夏樹が小声で囁いた。

「少なくとも、全く女の子らしさはな……」

急に背筋が凍るような気がした。

恐る恐る振り向くとそこにはさっきまで前を歩いていたはずの女の子が、バケモノのような顔でこっちを睨んでいた。

「君たち、今なんか言ってたよねぇ? 詳しくお聞かせ願おうかなぁ」

「すみません!! 何も言ってないっすっ、どうぞっ、前へお進みくださーい」

声を揃えて誤魔化すと「あとでジュース1本」とだけ言い残しまた前方へと戻っていった。

ジュース好きだなぁと呟こうとしたが、嫌な予感がしたのでやめておこう。

リフトに乗ると同時に、肩に白く冷たいものが落ちてきた。

「……雪だ」

「うわ、まじじゃん、滑り始めてすぐなのにな」

白いものは次第に強くなっていき、辺りを銀色に染め始めた。

「……なぁ、颯。改まっていうのも何だけどさ、いつも助けてくれてすまねぇな」

隣に座る男の子は、恥ずかしそうに頭をかきながら僕に言ってきた。

「なんだよいきなり。らしくないよ?」

なんの前触れもなく急に言われたため、ちょっと戸惑った。

「いやな、こっちきてからやってこれたのもお前のおかげだからさ」

やってこれた、という言い方をするのは恐らくアレのせいだろう。

「ふぅん、じゃあいつものお礼にジュース1本だねっ」

僕は察したように目にシワを寄せて答えた。

「お前もジュースかよ」

そんな会話をしているうちに、いつのまにか頂上についたようだ。

「なんか、さっきより見づらくね?」

「そう? さほど変わらない気がするけど……」

夏樹の言う通り、前回来たときよりも明らかに霧が増している。

それに二人だけでなく、あちらこちらから同じような声がするようだ。

「そーいえば――」

彼が何かを発しようとした時、後ろから大きな叫び声が聞こえた。

「気をつけろっ!! 雪崩だ、雪崩が来るぞぉぉぉぉぉお!!!」

「……は?」

突然の出来事に、戸惑う余裕もなかった。

大きな物音を立てて流れてくる白き怪物は、次から次へと小さな生き物を飲み込んでいく。

一人、また一人と断末魔を上げ、数多くの命が弄ばれる中、僕は足がすくんで動くこともできなかった。

頭の中では何をすべきか、何をしなければいけないのかなんて分かっているのに……。

呆然と立ちすくす中、ふと耳に聞き慣れた声が飛び込んできた。

「由奈っ、俺の後ろに隠れろ!」

「む、無理……体が、体が動かないのっ!!」

あまりの驚きに尻餅をついた由奈は、腰を抜かしてしまったようだ。

「は⁉︎ ……わかった、そこで待ってろ!!! 颯っ、お前は先に逃げるんだ!!」

何もできない僕にその言葉を残した親友は、スキー板を足から即座に外し、バランスのとりづらい地面を蹴り飛ばして目に涙を浮かべた女の子を抱き抱えて転がり込んだ。

もう既に目の前まで雪崩は迫っている。今から走って逃げても助かるはずがない。

辛うじて動く瞳だけをゆっくりと彼らの方へ向ける。

夏樹は僕を見て「何でまだいるんだ」と言いたそうな顔を一瞬したが、すぐに表情を変え、ニィッと笑った。

「ありがとう」

彼の口元がそう動くと同時に、僕の視界は暗くなった。

夏樹はいつもそうだ。さっきだって、僕はただ恐怖で体が動かなくなっただけなのに、まるで僕が彼を待っていたかのように捉え、笑って感謝の言葉を発してくれた。

彼は気付いていない。彼は僕なんかより何倍も勇気があり、何倍も思いやりがあるということを。

だからこそ、突然の出来事に周囲が足をすくませる中、ただ1人大切な人を守るために動いたということを。

「いつも助けられていたのは、僕の方だったよ」

最後に情けないセリフを残し意識が飛ぼうとしたとき、頭に強い痺れが走った。

《これより個体名`石田颯`の解析を行います》
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

辺境で静かに暮らしていた俺、実は竜王の末裔だったらしく気づけば国ができていた

平木明日香
ファンタジー
はるか五億四千万年前、この星は六柱の竜王によって治められていた。火・水・風・土・闇・光――それぞれの力が均衡を保ち、世界は一つの大きな生命のように静かに巡っていた。だが星の異変をきっかけに竜の力は揺らぎ、その欠片は“魂”となって新たな生命に宿る。やがて誕生した人類は文明を築き、竜の力を利用し、ついには六大陸そのものを巨大な封印装置へと変えて竜王を眠りにつかせた。 それから幾千年。 現代では六つの大国がそれぞれ封印を管理し、かろうじて世界の均衡を保っている。しかし各地で異常な魔獣が出現し、封印の揺らぎが噂されはじめていた。 そんな世界を気ままに旅する青年がいる。名はブラック・ドラグニル。三年前からハンターとして魔獣を討伐し、その肉を味わいながら各地を渡り歩く放浪者だ。規格外の実力を持ちながら名誉や地位には興味がなく、ただ「世界のうまいものを食べ尽くす」ことを楽しみに生きている。 ある日、光の王国ルミナリア近郊で王女ユリアナが大型魔獣に襲われる事件が起きる。死を覚悟した騎士団の前に現れたブラックは、その怪物をわずか数十秒で討ち倒す。彼にとっては雑魚同然だったが、その圧倒的な強さは王国中に知れ渡る。王女は自由に生きる彼の姿に心を奪われるが、ブラックは次の目的地へ向かう計画を練るばかり。 だが彼自身はまだ知らない。 自らが竜族の末裔であり、世界を再び“統合”へ導く鍵となる存在であることを。 竜の封印が揺らぐとき、自由を愛する青年は世界の命運を左右する選択を迫られる。 これは、竜の記憶と人の魂が交錯する壮大なファンタジー叙事譚である。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

RPGのストーリー開始前に殺されるモブに転生した俺、死亡フラグを回避してラスボス助けたら女主人公が現れてなぜか修羅場になった。

白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
――死亡フラグのあるモブに転生した。なぜか男主人公の姿で。 王国に孤児院の子供達を殺された少女ミュライトがラスボスのRPG『プリテスタファンタジー』。 物語後半でミュライトと主人公は互いに孤児院出身であることが分かり、彼女を倒した主人公がその死を悲しむ絶望的なエンディングからいわゆる「鬱ゲー」と呼ばれているゲームでもある。 そして、そんなゲームの物語開始前にミュライトと同じ孤児院に住んでいた子供に転生したが…その見た目はなぜか男主人公シュウだった。 原作との違いに疑問を抱くものの、このままストーリー通りに進めば、ミュライトと主人公が戦って悲惨なエンディングを迎えてしまう。 彼女が闇落ちしてラスボスになるのを防ぐため、彼女が姉のように慕っていたエリシルの命を救ったり、王国の陰謀から孤児達を守ろうと鍛えていると、やがて男主人公を選んだ場合は登場しないはずの女主人公マフィが現れる。 マフィとミュライトが仲良くなれば戦わずに済む、そう考えて二人と交流していくが― 「―あれ? 君たち、なんか原作と違くない?」 なぜか鉢合わせた二人は彼を取り合って修羅場に。 こうして、モブキャラであるはずのシュウは主人公やラスボス達、果ては原作死亡キャラも助けながらまだ見ぬハッピーエンドを目指していく。 ※他小説投稿サイトにも投稿中

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~

ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。 彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。 敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。 この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。 「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」 無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。 正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

処理中です...