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第一章ー婚約ー
リュウの処遇
「最後に、魔法使い─リュウ殿の処遇についてですが」
隣国の浄化の話が終わると、宰相様は、リュウの処遇について話し出した。
「本人の提案通り、リュウ殿の魔法でカオル=ミヤシタを、元の世界へ還してもらいます。その際、魔力がもつかどうかは分からない─と言う事ですが…リュウ殿本人が、それでも構わない─と言っているので、リュウ殿に何かあった場合、その場に待機させている魔導師に、引き続き魔法陣展開、発動させ、必ずカオル=ミヤシタを送り還す事とします。」
“何かあった場合”
それは、魔力が枯渇したら─って事だよね。枯渇してそのまま放置されたら…死ぬ…よね?
リュウを見ると、その表情は至って穏やかで、宰相様が説明した処遇を受け止めている。
宮下香を召喚したのはリュウで、魔力を与えたのもリュウだけど…。その魔力を悪用して人を狂わせたのは宮下香だ。リュウの命を掛けて迄…しなきゃいけない事なんだろうか?
「ハル殿。」
「は…はい!」
リュウの事を考えていると、宰相様に呼ばれて慌てて返事をした。
「ハル殿は、リュウ殿に、何か望む事はありませんか?」
「望む事─。」
リュウをチラリと見てから
「もし、リュウが何事もなく、彼女を送り還せたら─隣国でジン─ジークフラン国王を支えて国を守る事に尽力して…欲しい。」
そう言うと、リュウはキョトンとした顔をして
「俺が言うのもなんだけどさぁ…ハル、それ、甘いよ。罰にも何にもなってないから。」
と、困ったように笑う。
「リュウが自分で過ちに気付いて、そこからちゃんと反省した事を知ってるし、隣国で民の為に浄化を頑張ったのも知ってる。なら、ここで終わりにするんじゃなくて、これからの隣国を、ジークフラン様と一緒に守って行くべきじゃないかな?それに、隣国と接しているパルヴァンに住む私としては…隣国が安定した国になってもらわないと…困るし。」
「ハル…」
「ハル殿は…それで良いのですか?正直、またこちらに戻って来れたから良かっただけで…」
と、宰相様も少し困った顔をする。
「はい。結果論ですけど、ここに戻って来れたから良いんです。それに、元の世界に還った事は、私にとっては良かった事─と言うか、必要な事だったように思うんです。それに、リュウも魔法使いだから、色々契約?を交わすのもアリかな?って。」
「「「契約?」」」
これには、国王様も王太子様はも宰相様も反応した。
「魔法使いは国の管理下に置かれる─って事ですけど、そうじゃなくて、魔法使い同士で監視?し合うような仕組みを作ったらどうかな?って。国の管理下に置かれたとしても、結局は魔法使いの方が力が強い訳だから、最悪の場合、魔法使いが国を操れる─と言う事ですよね?それよりも、同等の力を持つ者同士でルールを作って…お互いが監視し合った方が良いんじゃないかな?って思ったんです。まぁ─魔法使いだって隠されたら…できませんけど。私とリュウの場合はできるし、私としては、魔法使いの先輩が居ると、心強い─と言うのもありますね。」
「──ははっ…」
「エディオルさん?」
「あぁ…笑ってしまってすまない。多分、今のリュウを知ったからには、ハルが動くだろうなと思っていたんだ。だから、ハルらしいな─と思って。」
ー本当に、エディオルさんには何でも見透かされてるよねー
「俺も、ハルの意見に賛成です。それに、魔法使いとしては、ハルの方が上だから、リュウがまた悪い事をしようとしても…ハルが簡単に止めそうだし…ふっ─。」
「エディオルさん?そこ…笑うところじゃないですからね?確かに、リュウが悪さをしそうになったら…遠慮無くいきますけど。」
と、エディオルと2人て笑って─────って!
「すっすみません!」
ー皆に見られているの、一瞬忘れて普通に会話しちゃったよ!?最近、このパターンが多いよね!?ー
焦って謝った後、皆の顔を見てみると…
皆が微笑ましい─みたいな顔をしていた。
ー恥ずかし過ぎる!!!ー
「あー…そう…ですか。今回の一番の被害者のハル殿の要望ですから…私はこれで宜しいかと…。陛下、如何なさいますか?」
宰相様が私に優しく微笑んだ後、国王様に確認する。
「リュウ殿の言う通り、少し甘い気がするが…ハル殿がそれで良いなら─。」
「─だ、そうです。良かったですね?ハル殿。」
「はい!国王様、宰相様、ありがとうございます。」
ペコリと頭を下げてお礼を言ってから、リュウへと向き直る。
「と言う事で、無事に彼女を送り還せたら、魔法使いとして…色々と宜しくお願いしますね。」
「はぁ─。ホント、この国の人間は、皆ハルには甘いな。あ─違うか。ハルの…バックが…か?」
ーん?バックて何?ー
と、首を傾げて考えていると
「…ハルは何も気にしなくていいから。」
と、何故かエディオルさんにフォローされた。
「兎に角。浄化が終わり次第、宮下香を返還します。無事にそれが済んだら…その時は、ハル。魔法使いとして…よろしくな?」
と、リュウは笑った。
隣国の浄化の話が終わると、宰相様は、リュウの処遇について話し出した。
「本人の提案通り、リュウ殿の魔法でカオル=ミヤシタを、元の世界へ還してもらいます。その際、魔力がもつかどうかは分からない─と言う事ですが…リュウ殿本人が、それでも構わない─と言っているので、リュウ殿に何かあった場合、その場に待機させている魔導師に、引き続き魔法陣展開、発動させ、必ずカオル=ミヤシタを送り還す事とします。」
“何かあった場合”
それは、魔力が枯渇したら─って事だよね。枯渇してそのまま放置されたら…死ぬ…よね?
リュウを見ると、その表情は至って穏やかで、宰相様が説明した処遇を受け止めている。
宮下香を召喚したのはリュウで、魔力を与えたのもリュウだけど…。その魔力を悪用して人を狂わせたのは宮下香だ。リュウの命を掛けて迄…しなきゃいけない事なんだろうか?
「ハル殿。」
「は…はい!」
リュウの事を考えていると、宰相様に呼ばれて慌てて返事をした。
「ハル殿は、リュウ殿に、何か望む事はありませんか?」
「望む事─。」
リュウをチラリと見てから
「もし、リュウが何事もなく、彼女を送り還せたら─隣国でジン─ジークフラン国王を支えて国を守る事に尽力して…欲しい。」
そう言うと、リュウはキョトンとした顔をして
「俺が言うのもなんだけどさぁ…ハル、それ、甘いよ。罰にも何にもなってないから。」
と、困ったように笑う。
「リュウが自分で過ちに気付いて、そこからちゃんと反省した事を知ってるし、隣国で民の為に浄化を頑張ったのも知ってる。なら、ここで終わりにするんじゃなくて、これからの隣国を、ジークフラン様と一緒に守って行くべきじゃないかな?それに、隣国と接しているパルヴァンに住む私としては…隣国が安定した国になってもらわないと…困るし。」
「ハル…」
「ハル殿は…それで良いのですか?正直、またこちらに戻って来れたから良かっただけで…」
と、宰相様も少し困った顔をする。
「はい。結果論ですけど、ここに戻って来れたから良いんです。それに、元の世界に還った事は、私にとっては良かった事─と言うか、必要な事だったように思うんです。それに、リュウも魔法使いだから、色々契約?を交わすのもアリかな?って。」
「「「契約?」」」
これには、国王様も王太子様はも宰相様も反応した。
「魔法使いは国の管理下に置かれる─って事ですけど、そうじゃなくて、魔法使い同士で監視?し合うような仕組みを作ったらどうかな?って。国の管理下に置かれたとしても、結局は魔法使いの方が力が強い訳だから、最悪の場合、魔法使いが国を操れる─と言う事ですよね?それよりも、同等の力を持つ者同士でルールを作って…お互いが監視し合った方が良いんじゃないかな?って思ったんです。まぁ─魔法使いだって隠されたら…できませんけど。私とリュウの場合はできるし、私としては、魔法使いの先輩が居ると、心強い─と言うのもありますね。」
「──ははっ…」
「エディオルさん?」
「あぁ…笑ってしまってすまない。多分、今のリュウを知ったからには、ハルが動くだろうなと思っていたんだ。だから、ハルらしいな─と思って。」
ー本当に、エディオルさんには何でも見透かされてるよねー
「俺も、ハルの意見に賛成です。それに、魔法使いとしては、ハルの方が上だから、リュウがまた悪い事をしようとしても…ハルが簡単に止めそうだし…ふっ─。」
「エディオルさん?そこ…笑うところじゃないですからね?確かに、リュウが悪さをしそうになったら…遠慮無くいきますけど。」
と、エディオルと2人て笑って─────って!
「すっすみません!」
ー皆に見られているの、一瞬忘れて普通に会話しちゃったよ!?最近、このパターンが多いよね!?ー
焦って謝った後、皆の顔を見てみると…
皆が微笑ましい─みたいな顔をしていた。
ー恥ずかし過ぎる!!!ー
「あー…そう…ですか。今回の一番の被害者のハル殿の要望ですから…私はこれで宜しいかと…。陛下、如何なさいますか?」
宰相様が私に優しく微笑んだ後、国王様に確認する。
「リュウ殿の言う通り、少し甘い気がするが…ハル殿がそれで良いなら─。」
「─だ、そうです。良かったですね?ハル殿。」
「はい!国王様、宰相様、ありがとうございます。」
ペコリと頭を下げてお礼を言ってから、リュウへと向き直る。
「と言う事で、無事に彼女を送り還せたら、魔法使いとして…色々と宜しくお願いしますね。」
「はぁ─。ホント、この国の人間は、皆ハルには甘いな。あ─違うか。ハルの…バックが…か?」
ーん?バックて何?ー
と、首を傾げて考えていると
「…ハルは何も気にしなくていいから。」
と、何故かエディオルさんにフォローされた。
「兎に角。浄化が終わり次第、宮下香を返還します。無事にそれが済んだら…その時は、ハル。魔法使いとして…よろしくな?」
と、リュウは笑った。
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ご了承下さいますようお願いします。
尚、只今感想欄を閉じております。
今後開けるかもしれませんが。
ですので、誤字や脱字などないよう何度も確認をしておりますが、それでも見つけてしまわれましたら申し訳ありません。
その他、ユルユルで設定ございます。
そのあたりをご理解して読んで頂けましたら大変有り難く思います。
よろしくお願い致します!
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