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第一章ー婚約ー
男前?
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「思っていたよりも、早かったな。」
と、穏やかに笑うパルヴァン様とシルヴィア様。
「受けて頂いて、ありがとうございます。」
と、こちらは少し─かなり緊張をしているルイス=カルザイン様とルーチェ=カルザイン様。
はい。私─ハルがエディオルさんからのプロポーズを受けてから3日後。エディオルさんの両親である、ルイス第一騎士団長様とルーチェ様が、エディオルさんと共にパルヴァン領の邸にやって来た。
そう。正式に婚約を交わす為に。
「結婚の日取りですが…エディオル本人が、まだ決めなくて良いと。ハル殿に色々ありましたから、もう少し落ち着いてからで良いと。私も、それで良いと思っていますが、グレン様は…どうでしょうか?」
と、ルイスが尋ねると
「あぁ、こちらもそれで構わない。既に、ハル殿が了承しているから、問題は無い。」
そうなんです。この5年─直近の2年だけでも、私には本当に、本当に色々あって大変だったんです。そんな私にエディオルさんは、結婚は私が落ち着いてからで良いと言ってくれたのだ。
ー本当に、エディオルさんは…優しいなぁー
5年前のあの時のエディオルさんからは…考えられないよね。
兎に角、特に問題無く婚約を結ぶ事ができました。
「それで…ハル殿がカルザイン侯爵家と縁が出来ると言う事で…いくつかの契約を結ばなければいけないのだが…。」
と、パルヴァン様がゼンさんを一瞥すると、ゼンさんが書類をパルヴァン様に手渡す。
「ゆっくり、時間を掛けてもらっても構わないから、それらの書類に目を通してくれ。ルイス殿にとっては、再確認─と言ったところだが。」
ーそうか…ルーチェ様は、私が魔法使いって事は知らないんだよねー
「───え?ハルさんって、魔法使いだったの!?え?聖女様がハルさん付き?え?」
ールーチェ様が、パニクってます。すみませんー
「ルーチェ、少し落ち着こうか?」
「ルーチェ殿、すまないな。エディオル殿も既に知っている事で、知らなかったのはルーチェ殿だけなんだが…元の世界に還っていた聖女の1人、ミヤ様をこちらの世界に連れて来たのがハル殿なんだ。」
「連れて…」
「それと、基本、魔法使いは国の管理下に置かれるのだが…まぁ、色々あって、ハル殿は私とシルヴィアが後見人となっている。勿論、ハル殿が魔法使いと言う事は極秘事項だ。聖女については、召喚した国の管理下に置くとあるが、今回はハル殿が連れて来た─と言う事で、聖女ミヤ様は“ハル付きの聖女”扱いになっている。これも極秘事項になる為、表立っては、ミヤ様は“ウォーランド王国の聖女”のままだ。」
ー改めて、第三者から聞くと…凄い話ですねー
「え?ハルさんって、見た目リスなのに…凄いのね!?え?本当に…エディオルで良いの?」
「ルーチェ…」
「母上!」
「えっと…逆に、こんな私を選んでもらって、嬉しい─限りです…。」
グッと握り拳を作ってルーチェ様に言いました!
「あらやだ!本当に可愛い!!」
「ルーチェ、少し落ち着こうか。」
それからも、テンションの上がったルーチェ様を、ルイス第一騎士団長様が落ち着かせて─を繰り返しながら契約を結び、その後暫く皆で話をした。
「独り暮らし!?」
「はい。あの…私、転移魔法が使えるので、何かあった時や、定期的にもパルヴァンに通える事はできるので、パルヴァン付き薬師でも頑張ろうと思っているんですけど。やっぱり、独り立ちしたいと言うか…。」
チラリとエディオルさんを見る。
「ん?」
エディオルさんは、首を傾げて私を見る。
ーうぅ…本人や、その両親の前で言うのは恥ずかしいけどー
「私、この国と言うか…貴族のルール?がイマイチなので、間違っていたら恥ずかしいんですけど…。えっと…エディオルさんは次男だから…爵位?は継がないんですよね?だから、将来、この世界ででもちゃんと自分の足で立って、エディオルさんを支えていけたら良いな─と思って。その為に今から──」
ーん?ー
話を聞いていたパルヴァン様とシルヴィア様が、ニヤニヤしていて、ルイス第一騎士団長様は優しく微笑んでいて、ルーチェ様は目がキラキラ輝いていて……
「え!?」
何故か、エディオルさんは両手で顔を覆って俯き、何となく体が震えていて、耳が真っ赤だった。
「あれ?私、変な事…言いました?」
「ハルさん、無意識なのね!可愛い!エディの事、そこまで真剣に考えてくれてたのね!?本当にありがとう!!」
「爵位云々は合ってるんだけど、独り暮らし─とは、ハル殿の世界とこちらの世界では、少し考え方が違う気もするから、それに関しては話し合いが必要だね。グレン様、独り暮らしの件はカルザインで話し合っても…構いませんか?あ、勿論、ゼン殿を含めて─で。」
「くくっ。そうだな。申し訳無いが、ゼンは入れてやってくれ。」
「────ルイス第一騎士団長様、ありがとう…ございます。」
と、ルイス第一騎士団長様の提案に、ゼンさんは少し拗ねた?ように返事をした。
ハルが男前過ぎやしないか?可愛いけど─
と、穏やかに笑うパルヴァン様とシルヴィア様。
「受けて頂いて、ありがとうございます。」
と、こちらは少し─かなり緊張をしているルイス=カルザイン様とルーチェ=カルザイン様。
はい。私─ハルがエディオルさんからのプロポーズを受けてから3日後。エディオルさんの両親である、ルイス第一騎士団長様とルーチェ様が、エディオルさんと共にパルヴァン領の邸にやって来た。
そう。正式に婚約を交わす為に。
「結婚の日取りですが…エディオル本人が、まだ決めなくて良いと。ハル殿に色々ありましたから、もう少し落ち着いてからで良いと。私も、それで良いと思っていますが、グレン様は…どうでしょうか?」
と、ルイスが尋ねると
「あぁ、こちらもそれで構わない。既に、ハル殿が了承しているから、問題は無い。」
そうなんです。この5年─直近の2年だけでも、私には本当に、本当に色々あって大変だったんです。そんな私にエディオルさんは、結婚は私が落ち着いてからで良いと言ってくれたのだ。
ー本当に、エディオルさんは…優しいなぁー
5年前のあの時のエディオルさんからは…考えられないよね。
兎に角、特に問題無く婚約を結ぶ事ができました。
「それで…ハル殿がカルザイン侯爵家と縁が出来ると言う事で…いくつかの契約を結ばなければいけないのだが…。」
と、パルヴァン様がゼンさんを一瞥すると、ゼンさんが書類をパルヴァン様に手渡す。
「ゆっくり、時間を掛けてもらっても構わないから、それらの書類に目を通してくれ。ルイス殿にとっては、再確認─と言ったところだが。」
ーそうか…ルーチェ様は、私が魔法使いって事は知らないんだよねー
「───え?ハルさんって、魔法使いだったの!?え?聖女様がハルさん付き?え?」
ールーチェ様が、パニクってます。すみませんー
「ルーチェ、少し落ち着こうか?」
「ルーチェ殿、すまないな。エディオル殿も既に知っている事で、知らなかったのはルーチェ殿だけなんだが…元の世界に還っていた聖女の1人、ミヤ様をこちらの世界に連れて来たのがハル殿なんだ。」
「連れて…」
「それと、基本、魔法使いは国の管理下に置かれるのだが…まぁ、色々あって、ハル殿は私とシルヴィアが後見人となっている。勿論、ハル殿が魔法使いと言う事は極秘事項だ。聖女については、召喚した国の管理下に置くとあるが、今回はハル殿が連れて来た─と言う事で、聖女ミヤ様は“ハル付きの聖女”扱いになっている。これも極秘事項になる為、表立っては、ミヤ様は“ウォーランド王国の聖女”のままだ。」
ー改めて、第三者から聞くと…凄い話ですねー
「え?ハルさんって、見た目リスなのに…凄いのね!?え?本当に…エディオルで良いの?」
「ルーチェ…」
「母上!」
「えっと…逆に、こんな私を選んでもらって、嬉しい─限りです…。」
グッと握り拳を作ってルーチェ様に言いました!
「あらやだ!本当に可愛い!!」
「ルーチェ、少し落ち着こうか。」
それからも、テンションの上がったルーチェ様を、ルイス第一騎士団長様が落ち着かせて─を繰り返しながら契約を結び、その後暫く皆で話をした。
「独り暮らし!?」
「はい。あの…私、転移魔法が使えるので、何かあった時や、定期的にもパルヴァンに通える事はできるので、パルヴァン付き薬師でも頑張ろうと思っているんですけど。やっぱり、独り立ちしたいと言うか…。」
チラリとエディオルさんを見る。
「ん?」
エディオルさんは、首を傾げて私を見る。
ーうぅ…本人や、その両親の前で言うのは恥ずかしいけどー
「私、この国と言うか…貴族のルール?がイマイチなので、間違っていたら恥ずかしいんですけど…。えっと…エディオルさんは次男だから…爵位?は継がないんですよね?だから、将来、この世界ででもちゃんと自分の足で立って、エディオルさんを支えていけたら良いな─と思って。その為に今から──」
ーん?ー
話を聞いていたパルヴァン様とシルヴィア様が、ニヤニヤしていて、ルイス第一騎士団長様は優しく微笑んでいて、ルーチェ様は目がキラキラ輝いていて……
「え!?」
何故か、エディオルさんは両手で顔を覆って俯き、何となく体が震えていて、耳が真っ赤だった。
「あれ?私、変な事…言いました?」
「ハルさん、無意識なのね!可愛い!エディの事、そこまで真剣に考えてくれてたのね!?本当にありがとう!!」
「爵位云々は合ってるんだけど、独り暮らし─とは、ハル殿の世界とこちらの世界では、少し考え方が違う気もするから、それに関しては話し合いが必要だね。グレン様、独り暮らしの件はカルザインで話し合っても…構いませんか?あ、勿論、ゼン殿を含めて─で。」
「くくっ。そうだな。申し訳無いが、ゼンは入れてやってくれ。」
「────ルイス第一騎士団長様、ありがとう…ございます。」
と、ルイス第一騎士団長様の提案に、ゼンさんは少し拗ねた?ように返事をした。
ハルが男前過ぎやしないか?可愛いけど─
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