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ー余話ー
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❋本編完結作品にも関わらず、お気に入り登録が800を超えました。ありがとうございます。お礼を込めて、お話を投稿しました。良ければ、覗いて見て下さい❋
(ノ*>∀<)ノ♡
エディオルとハルが結婚してから暫くして、“愛でる会”に激震が走った。
「それは、本当の事なの!?」
「本当かどうかは分からないなんですけど、第二騎士団では少し前から噂になっているみたいなんです!どうしたら良いですか!?」
ここは、とある伯爵家の庭園にあるガゼボ。そこには、6人の“愛でる会”のご令嬢が緊急会議をしていた。
第二騎士団とは、主に王都を守護する任務を担っている。その為、近衛、第一に次いでご令嬢達からの人気を得ている。その、第二騎士団では今、とある噂が囁かれていると言う。その噂とは───
『とある美女がよく、氷の騎士─エディオル=カルザイの愛馬に乗馬している。』
『実は、その美女はエディオル=カルザイの……愛人だ。』
「私、その噂を、第二に所属している婚約者から聞きましたの…。勿論、最初は信じられなかったんです!だって、カルザイン様とハルさんの2人の仲の良さはよく知っていましたから!だけど…私、見てしまったんです!」
「何を…見たの?まさか──っ!?」
「昨日、買い物をする為に歩いていたら…カルザイン様の愛馬に…それはそれは綺麗な女性が…乗馬されてたんです!その女性は、周りを気にする事なく…蒼の邸の方へと駆けて行きました!どうしたら良いですか!?」
「「「────」」」
まさかの、“エディオル=カルザインの浮気疑惑”である。
「有り得ないわ──あんな可愛らしいハルさんと結婚しておいて…あんな…蕩けた顔をしておいて───」
どうやら、基本的に“愛でる会”のメンバーは、ハルの方を好意的に見るご令嬢が多いようで、このガゼボに居る6人は
「許すまじ、エディオル=カルザイン」
と、怒りの矛先をエディオルに定めた。
そうして、その6人が向かったのが───
「「カルザイン様が…浮気??」」
「はい、その様な噂が、第二騎士団で囁かれているのです!クラウディア様とアリアナ様は、ハルさんと仲が良いでしょう!?ハルさんは、この事を知っているのでしょうか!?ハルさんは、大丈夫なんでしょうか!?」
「「……」」
そう、6人がやって来たのは、ハルと仲の良いクラウディアとアリアナの所だった。
「えっと?そんな噂、私達は聞いた事は無いわよ?第一騎士団でも、そんな噂はしてないわよ?」
「でも、確かに聞いたんです!カルザイン様が───」
「ん?ディ──エディオルさんが、どうかしたんですか?」
とある令嬢が更に声を上げた時、その令嬢の後ろからハルがやって来た。
「あ、ハルさん、丁度良いところに来てくれたわね。」
「丁度良いところ?」
アリアナがホッとしてハルに声を掛けると、ハルがキョトンとして首を傾げる。
「ハルさん、とある女性が、よくカルザイン様の愛馬に乗っているのを見掛ける─と言う噂?があるそうなんだけど…何か思い当たる事はある?」
「──愛馬に乗る女性??えっと?」
更に首を傾げるハルを、6人の令嬢は心配そうに見詰めながら、恐る恐ると言った感じで口を開く。
「あの…それが…とても綺麗な女性だそうです。白銀の様な長い髪で、アイスブルーの瞳で…妖艶と言うか……」
「アイスブルー…妖艶……あー…」
辛そうに説明をする令嬢とは逆に、その二つの単語にパッと明るく反応するハル。
「えっと…その人は…パルヴァンの人で、私の…親戚?みたいな人で、ノアの事がとっても気に入っているみたいで。エディオルさんが、いつでも乗って良いって…言ってくれてるんです。」
「「「「「そうなんですね!良かったです!!」」」」」
そうして、6人の令嬢は安心して帰って行き
「あのカルザイン様が浮気なんて…絶対に有り得ないよね?」
と、クラウディアとアリアナは笑い、ハルは苦笑した。
*その日の夜*
「俺が…浮気?」
「ビックリですよね?まさかの、その浮気相手が…擬人化したネージュって。ふふっ。」
ハルもエディオルも、時々ネージュが擬人化してノアに乗ってデートをしているのを知ってはいたけど、それが、エディオルの浮気疑惑に発展しているとは…予想外の事だった。
勿論、エディオルのハルに対しての溺愛ぶりは、第一騎士団や近衛騎士団では有名だった為、本人の周りでは噂にすらならなかったのだ。
「第二騎士団か……明日、ちょっと…顔を出してみるか…」
「ん?何か言いましたか?」
「いや、何も。コトネは信じてくれてると思うが…念には念を─と言うからな。俺がどれだけコトネの事を思っているか…教えておこうか?」
「え?」
「その方が、コトネも安心するだろう?」
「え?いやいや、疑ってすらしてないからね?ちゃんと、分かってますからね?」
なんて、ハルの抵抗は、エディオルにとっては抵抗にすらなっていない為に、そのままお姫様抱っこで夫婦の部屋へと運ばれた。
そしてその翌日。
眠るハルを起こさないようにベットから起きて、いつもよりも早い時間に登城したエディオルは、第二で広まっていた噂を父親である第一騎士団長のルイスと、たまたま王都に来ていたゼンに報告をし、急遽、その日は、ルイスとゼンによる第二騎士団の特訓が行われる事になった。
「くだらない噂を広げる暇があるなら、訓練でもしてやろう。」
と、ゼンはニッコリ笑った。
❋お気に入り登録、本当に、ありがとうございます❋
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エディオルとハルが結婚してから暫くして、“愛でる会”に激震が走った。
「それは、本当の事なの!?」
「本当かどうかは分からないなんですけど、第二騎士団では少し前から噂になっているみたいなんです!どうしたら良いですか!?」
ここは、とある伯爵家の庭園にあるガゼボ。そこには、6人の“愛でる会”のご令嬢が緊急会議をしていた。
第二騎士団とは、主に王都を守護する任務を担っている。その為、近衛、第一に次いでご令嬢達からの人気を得ている。その、第二騎士団では今、とある噂が囁かれていると言う。その噂とは───
『とある美女がよく、氷の騎士─エディオル=カルザイの愛馬に乗馬している。』
『実は、その美女はエディオル=カルザイの……愛人だ。』
「私、その噂を、第二に所属している婚約者から聞きましたの…。勿論、最初は信じられなかったんです!だって、カルザイン様とハルさんの2人の仲の良さはよく知っていましたから!だけど…私、見てしまったんです!」
「何を…見たの?まさか──っ!?」
「昨日、買い物をする為に歩いていたら…カルザイン様の愛馬に…それはそれは綺麗な女性が…乗馬されてたんです!その女性は、周りを気にする事なく…蒼の邸の方へと駆けて行きました!どうしたら良いですか!?」
「「「────」」」
まさかの、“エディオル=カルザインの浮気疑惑”である。
「有り得ないわ──あんな可愛らしいハルさんと結婚しておいて…あんな…蕩けた顔をしておいて───」
どうやら、基本的に“愛でる会”のメンバーは、ハルの方を好意的に見るご令嬢が多いようで、このガゼボに居る6人は
「許すまじ、エディオル=カルザイン」
と、怒りの矛先をエディオルに定めた。
そうして、その6人が向かったのが───
「「カルザイン様が…浮気??」」
「はい、その様な噂が、第二騎士団で囁かれているのです!クラウディア様とアリアナ様は、ハルさんと仲が良いでしょう!?ハルさんは、この事を知っているのでしょうか!?ハルさんは、大丈夫なんでしょうか!?」
「「……」」
そう、6人がやって来たのは、ハルと仲の良いクラウディアとアリアナの所だった。
「えっと?そんな噂、私達は聞いた事は無いわよ?第一騎士団でも、そんな噂はしてないわよ?」
「でも、確かに聞いたんです!カルザイン様が───」
「ん?ディ──エディオルさんが、どうかしたんですか?」
とある令嬢が更に声を上げた時、その令嬢の後ろからハルがやって来た。
「あ、ハルさん、丁度良いところに来てくれたわね。」
「丁度良いところ?」
アリアナがホッとしてハルに声を掛けると、ハルがキョトンとして首を傾げる。
「ハルさん、とある女性が、よくカルザイン様の愛馬に乗っているのを見掛ける─と言う噂?があるそうなんだけど…何か思い当たる事はある?」
「──愛馬に乗る女性??えっと?」
更に首を傾げるハルを、6人の令嬢は心配そうに見詰めながら、恐る恐ると言った感じで口を開く。
「あの…それが…とても綺麗な女性だそうです。白銀の様な長い髪で、アイスブルーの瞳で…妖艶と言うか……」
「アイスブルー…妖艶……あー…」
辛そうに説明をする令嬢とは逆に、その二つの単語にパッと明るく反応するハル。
「えっと…その人は…パルヴァンの人で、私の…親戚?みたいな人で、ノアの事がとっても気に入っているみたいで。エディオルさんが、いつでも乗って良いって…言ってくれてるんです。」
「「「「「そうなんですね!良かったです!!」」」」」
そうして、6人の令嬢は安心して帰って行き
「あのカルザイン様が浮気なんて…絶対に有り得ないよね?」
と、クラウディアとアリアナは笑い、ハルは苦笑した。
*その日の夜*
「俺が…浮気?」
「ビックリですよね?まさかの、その浮気相手が…擬人化したネージュって。ふふっ。」
ハルもエディオルも、時々ネージュが擬人化してノアに乗ってデートをしているのを知ってはいたけど、それが、エディオルの浮気疑惑に発展しているとは…予想外の事だった。
勿論、エディオルのハルに対しての溺愛ぶりは、第一騎士団や近衛騎士団では有名だった為、本人の周りでは噂にすらならなかったのだ。
「第二騎士団か……明日、ちょっと…顔を出してみるか…」
「ん?何か言いましたか?」
「いや、何も。コトネは信じてくれてると思うが…念には念を─と言うからな。俺がどれだけコトネの事を思っているか…教えておこうか?」
「え?」
「その方が、コトネも安心するだろう?」
「え?いやいや、疑ってすらしてないからね?ちゃんと、分かってますからね?」
なんて、ハルの抵抗は、エディオルにとっては抵抗にすらなっていない為に、そのままお姫様抱っこで夫婦の部屋へと運ばれた。
そしてその翌日。
眠るハルを起こさないようにベットから起きて、いつもよりも早い時間に登城したエディオルは、第二で広まっていた噂を父親である第一騎士団長のルイスと、たまたま王都に来ていたゼンに報告をし、急遽、その日は、ルイスとゼンによる第二騎士団の特訓が行われる事になった。
「くだらない噂を広げる暇があるなら、訓練でもしてやろう。」
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