3 / 42
3_部下の方とも仲良くなりたいです
しおりを挟む
「あれ……?」
私は周囲を見回した。
先程まで濃い霧が掛かっていたのに、今は霧が晴れている。
重かった身体も仮眠を取った直後のようにすっきりしていた。
少し感じていた空腹感も今はない。
なんというか……身も心も元気になっている。
セーブポイントに立つと体力が全回復するゲームを前世にやったことがあるが、そんな感じだ。
「もしかして、霧の判定ではさっきのがOKだったの!?」
さっき氷を食べたとき、私は心の底からレヴィウスを崇めた。こんなに美味しい氷を作ったのはレヴィウスの力だからだ。
それが「この人間はレヴィウスに心酔している」という判定になって、霧の毒がなくなったらしい。
(あれか……AND判定かOR判定か、みたいな話か。私が全身全霊をかけてレヴィウスに心酔している訳ではなくても、どこかひとつのポイントで心酔していれば霧にとっては判定OKになるのね。
私としては助かったけど、それでいいのかしら。魔族の魔法……想像よりもザルなのかもしれないわ)
そんな風に考えていると、私の頭上から羽ばたくような音がする。
「おや。これは……」
「レヴィウス様、あれが生贄の人間ですか?」
「そうだクリムト。シルフィアという女の人間だ。だが、俺の想定とは違う状況になっているな。俺への言葉は偽りで、既に霧で亡くなってしまったのかと思っていたが……」
レヴィウスが上空から舞い降りるのを見るのはこれで二回目だ。
でも、今回は単独ではなく、もう一人男性の魔族を引き連れている。レヴィウスは鷲みたいな羽根を持っているけど、男性はコウモリのような羽根をしていた。
(クリムト、って呼んでた。こっちの魔族はクリムトっていうんだ。
魔族の年齢が人間と同じなのかはわからないけど、レヴィウスよりも五歳くらい年上みたい。レヴィウスは貴族の領主みたいな服装をしてるけど、クリムトは執事みたいな服を着てる。敬語も使っているみたいだし、上下関係があるのかしら……)
舞い降りてきたクリムトは、私を見て険しい顔つきになった。
「人間、貴様……この霊峰の氷を口にしたのか?」
「はっ、はい」
「ここはレヴィウス様の魔力が流れている場所。そんな場所の物を人間ごときが損なうとは! 恥を知れ! レヴィウス様、これ以上ここを汚される前にこの不敬な人間を殺しましょう」
(めちゃめちゃ怒ってるわ……!!)
クリムトは手袋をはめた指先からバチバチと光線のようなものを出している。あれが当たったら死ぬ――と直感で感じる。
やっぱりクリムトはレヴィウスに仕えている魔族だったようだ。
しかもかなり過激派らしい。クリムトは人間を殺すことを何とも思ってなさそうだ。
(せっかく生き延びたのに殺されるなんてイヤ! 何とかしなきゃ。何とか……)
私は近くに降り立ったレヴィウスのもとに走り――彼の影に隠れた。
「こらっ人間! レヴィウス様に近付くとはなんたる不敬か!」
「すみませんクリムト様。ですが、レヴィウス様に私の気持ちを伝えたかったのです!」
「気持ち……?」
怪訝な顔をするクリムトとレヴィウスに、私はぐっと拳を握って声を張り上げた。
「私は一人になってからもレヴィウス様のことを想い続けておりました。レヴィウス様のご尊顔は美しく、その瞳はとても鋭く輝いていて、艶やかな声は耳から離れず。もっとレヴィウス様に近付きたいと願っておりました。この地に流れている魔力はレヴィウス様のもの、自分もレヴィウス様の魔力が欲しいと思い、氷を味わってみることにしたのです。とてもとても美味でした! 人間界でも大人気になること間違いなし。そして、その中でも私はレヴィウス様のことが一番に好き。私はレヴィウス様の魔力も愛しております!!」
私はそう高らかに謳った。
私の言うことの八割程度は嘘なのだが、最後の言葉はまごうことなき本心だ。本物っぽい迫力は出すことが出来たと思う。
クリムトは私の勢いに気圧されたようだが、相変わらず微妙な顔をしている。
「確かにレヴィウス様の魔力は質が高く素晴らしいが、だからといってこの辺りの物を勝手に食べるのはいただけない。やはり人間は野蛮な……」
「魔族のもとに来たのは生まれて初めてなんです! 滅多にないチャンスだと思って、つい先走ってしまいました。あっでもレヴィウス様の魔力を勝手に貪ることが不敬ならばここから追放してくださっても構いません! レヴィウス様のお心は全てに優先されるので……!! 人里に戻ったらレヴィウス様を称える教えを全力で布教するようにします!」
話の流れでさりげなく「私が邪魔ならここから追放してもいいよ」と伝えてみた。クリムトは私を目の敵にしているようだが、それを利用させてもらうことにした。
レヴィウスが私をじっと見つめ、そしてクリムトの方へ向き直って宣言した。
「クリムト。とりあえず今は下がっていろ。この人間の処遇は俺が決める」
「れ、レヴィウス様……!」
「レヴィウス様!! ありがとうございます本当にあなたのお心遣いに、うわぁっ」
どうやら命は助けて貰えそうと見て感謝感激の言葉をレヴィウスに述べるが、言い終わる前に私の身体はグンと浮遊していた。
魔力の泡のようなものに前身を包まれ、私は遥か上空へと飛ぶ。私は自力では飛べないので、レヴィウスに魔力で操作されているようだ。
その後ろからクリムトが追いかけてきていた。
「レヴィウス様! まさかこの人間を居住区に連れて行かれるのですか!?」
「ああ。俺に叛意を持っているならば霧で殺してやろうと思っていたが……どうやら俺を慕っているのは嘘ではないらしい。それならば俺たちの住処に連れて行っても問題なかろう」
「しかし、人間を魔族の住処に住まわせるなど……」
「永遠に住まわせる訳ではない。クリムト、今度各地の魔族の集会があるのだろう。そのときに土産物としてミロワールに人間を引き渡すことを考えている」
「なるほど、あの方は実験用の生き物を欲しがっていましたからね……」
「魔族を殺しにかかる人間だと土産物として不適切だが、こいつ……シルフィアは俺に惹かれているらしい。魔族に好意的な人間ならば上等だろう」
「なるほど。この人間を贈り物にするということですね。ミロワール様には世話になりましたからね」
「まあ、シルフィアの様子を見た上で、やはり贈り物にそぐわないと判断すれば始末すればいい」
「そうですね。流石のご判断ですレヴィウス様!」
(あ、あれ? なんかクリムトとレヴィウスの間で勝手に話が進んでる気がする。私、魔族への贈り物にされるの? ミロワールって誰? 魔族って集会があるの? レヴィウスやクリムトが住んでいるところってずっと高い場所にあるの? 結局魔族に引き渡されて実験台にされるなら人間の街には戻れないってこと? それ以前にやっぱり殺される可能性もあるの?
それ以前に、こんなに高いところに行って私大丈夫なの、魔族にとってはいい環境でも私は気温差とか気圧差とかでどうにかなったりして……。ああ、だめだ……高いところ怖い。前世で階段から落ちたのを思い出しちゃったから、怖い、怖いい……ッ、ウッ……)
色々と言いたいことは山ほどあったが、どんどん高度を増していく恐怖から私は何を言うことも出来なかった。
私は周囲を見回した。
先程まで濃い霧が掛かっていたのに、今は霧が晴れている。
重かった身体も仮眠を取った直後のようにすっきりしていた。
少し感じていた空腹感も今はない。
なんというか……身も心も元気になっている。
セーブポイントに立つと体力が全回復するゲームを前世にやったことがあるが、そんな感じだ。
「もしかして、霧の判定ではさっきのがOKだったの!?」
さっき氷を食べたとき、私は心の底からレヴィウスを崇めた。こんなに美味しい氷を作ったのはレヴィウスの力だからだ。
それが「この人間はレヴィウスに心酔している」という判定になって、霧の毒がなくなったらしい。
(あれか……AND判定かOR判定か、みたいな話か。私が全身全霊をかけてレヴィウスに心酔している訳ではなくても、どこかひとつのポイントで心酔していれば霧にとっては判定OKになるのね。
私としては助かったけど、それでいいのかしら。魔族の魔法……想像よりもザルなのかもしれないわ)
そんな風に考えていると、私の頭上から羽ばたくような音がする。
「おや。これは……」
「レヴィウス様、あれが生贄の人間ですか?」
「そうだクリムト。シルフィアという女の人間だ。だが、俺の想定とは違う状況になっているな。俺への言葉は偽りで、既に霧で亡くなってしまったのかと思っていたが……」
レヴィウスが上空から舞い降りるのを見るのはこれで二回目だ。
でも、今回は単独ではなく、もう一人男性の魔族を引き連れている。レヴィウスは鷲みたいな羽根を持っているけど、男性はコウモリのような羽根をしていた。
(クリムト、って呼んでた。こっちの魔族はクリムトっていうんだ。
魔族の年齢が人間と同じなのかはわからないけど、レヴィウスよりも五歳くらい年上みたい。レヴィウスは貴族の領主みたいな服装をしてるけど、クリムトは執事みたいな服を着てる。敬語も使っているみたいだし、上下関係があるのかしら……)
舞い降りてきたクリムトは、私を見て険しい顔つきになった。
「人間、貴様……この霊峰の氷を口にしたのか?」
「はっ、はい」
「ここはレヴィウス様の魔力が流れている場所。そんな場所の物を人間ごときが損なうとは! 恥を知れ! レヴィウス様、これ以上ここを汚される前にこの不敬な人間を殺しましょう」
(めちゃめちゃ怒ってるわ……!!)
クリムトは手袋をはめた指先からバチバチと光線のようなものを出している。あれが当たったら死ぬ――と直感で感じる。
やっぱりクリムトはレヴィウスに仕えている魔族だったようだ。
しかもかなり過激派らしい。クリムトは人間を殺すことを何とも思ってなさそうだ。
(せっかく生き延びたのに殺されるなんてイヤ! 何とかしなきゃ。何とか……)
私は近くに降り立ったレヴィウスのもとに走り――彼の影に隠れた。
「こらっ人間! レヴィウス様に近付くとはなんたる不敬か!」
「すみませんクリムト様。ですが、レヴィウス様に私の気持ちを伝えたかったのです!」
「気持ち……?」
怪訝な顔をするクリムトとレヴィウスに、私はぐっと拳を握って声を張り上げた。
「私は一人になってからもレヴィウス様のことを想い続けておりました。レヴィウス様のご尊顔は美しく、その瞳はとても鋭く輝いていて、艶やかな声は耳から離れず。もっとレヴィウス様に近付きたいと願っておりました。この地に流れている魔力はレヴィウス様のもの、自分もレヴィウス様の魔力が欲しいと思い、氷を味わってみることにしたのです。とてもとても美味でした! 人間界でも大人気になること間違いなし。そして、その中でも私はレヴィウス様のことが一番に好き。私はレヴィウス様の魔力も愛しております!!」
私はそう高らかに謳った。
私の言うことの八割程度は嘘なのだが、最後の言葉はまごうことなき本心だ。本物っぽい迫力は出すことが出来たと思う。
クリムトは私の勢いに気圧されたようだが、相変わらず微妙な顔をしている。
「確かにレヴィウス様の魔力は質が高く素晴らしいが、だからといってこの辺りの物を勝手に食べるのはいただけない。やはり人間は野蛮な……」
「魔族のもとに来たのは生まれて初めてなんです! 滅多にないチャンスだと思って、つい先走ってしまいました。あっでもレヴィウス様の魔力を勝手に貪ることが不敬ならばここから追放してくださっても構いません! レヴィウス様のお心は全てに優先されるので……!! 人里に戻ったらレヴィウス様を称える教えを全力で布教するようにします!」
話の流れでさりげなく「私が邪魔ならここから追放してもいいよ」と伝えてみた。クリムトは私を目の敵にしているようだが、それを利用させてもらうことにした。
レヴィウスが私をじっと見つめ、そしてクリムトの方へ向き直って宣言した。
「クリムト。とりあえず今は下がっていろ。この人間の処遇は俺が決める」
「れ、レヴィウス様……!」
「レヴィウス様!! ありがとうございます本当にあなたのお心遣いに、うわぁっ」
どうやら命は助けて貰えそうと見て感謝感激の言葉をレヴィウスに述べるが、言い終わる前に私の身体はグンと浮遊していた。
魔力の泡のようなものに前身を包まれ、私は遥か上空へと飛ぶ。私は自力では飛べないので、レヴィウスに魔力で操作されているようだ。
その後ろからクリムトが追いかけてきていた。
「レヴィウス様! まさかこの人間を居住区に連れて行かれるのですか!?」
「ああ。俺に叛意を持っているならば霧で殺してやろうと思っていたが……どうやら俺を慕っているのは嘘ではないらしい。それならば俺たちの住処に連れて行っても問題なかろう」
「しかし、人間を魔族の住処に住まわせるなど……」
「永遠に住まわせる訳ではない。クリムト、今度各地の魔族の集会があるのだろう。そのときに土産物としてミロワールに人間を引き渡すことを考えている」
「なるほど、あの方は実験用の生き物を欲しがっていましたからね……」
「魔族を殺しにかかる人間だと土産物として不適切だが、こいつ……シルフィアは俺に惹かれているらしい。魔族に好意的な人間ならば上等だろう」
「なるほど。この人間を贈り物にするということですね。ミロワール様には世話になりましたからね」
「まあ、シルフィアの様子を見た上で、やはり贈り物にそぐわないと判断すれば始末すればいい」
「そうですね。流石のご判断ですレヴィウス様!」
(あ、あれ? なんかクリムトとレヴィウスの間で勝手に話が進んでる気がする。私、魔族への贈り物にされるの? ミロワールって誰? 魔族って集会があるの? レヴィウスやクリムトが住んでいるところってずっと高い場所にあるの? 結局魔族に引き渡されて実験台にされるなら人間の街には戻れないってこと? それ以前にやっぱり殺される可能性もあるの?
それ以前に、こんなに高いところに行って私大丈夫なの、魔族にとってはいい環境でも私は気温差とか気圧差とかでどうにかなったりして……。ああ、だめだ……高いところ怖い。前世で階段から落ちたのを思い出しちゃったから、怖い、怖いい……ッ、ウッ……)
色々と言いたいことは山ほどあったが、どんどん高度を増していく恐怖から私は何を言うことも出来なかった。
10
あなたにおすすめの小説
王宮医務室にお休みはありません。~休日出勤に疲れていたら、結婚前提のお付き合いを希望していたらしい騎士さまとデートをすることになりました。~
石河 翠
恋愛
王宮の医務室に勤める主人公。彼女は、連続する遅番と休日出勤に疲れはてていた。そんなある日、彼女はひそかに片思いをしていた騎士ウィリアムから夕食に誘われる。
食事に向かう途中、彼女は憧れていたお菓子「マリトッツォ」をウィリアムと美味しく食べるのだった。
そして休日出勤の当日。なぜか、彼女は怒り心頭の男になぐりこまれる。なんと、彼女に仕事を押しつけている先輩は、父親には自分が仕事を押しつけられていると話していたらしい。
しかし、そんな先輩にも実は誰にも相談できない事情があったのだ。ピンチに陥る彼女を救ったのは、やはりウィリアム。ふたりの距離は急速に近づいて……。
何事にも真面目で一生懸命な主人公と、誠実な騎士との恋物語。
扉絵は管澤捻さまに描いていただきました。
小説家になろう及びエブリスタにも投稿しております。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
余命僅かな大富豪を看取って、円満に未亡人になるはずでした
ぜんだ 夕里
恋愛
傾きかけた家を救うため、私が結んだのはあまりにも不謹慎な契約――余命いくばくもない大富豪の辺境伯様と結婚し、彼の最期を穏やかに看取ることで莫大な遺産を相続する、というものだった。
しかし、人の死を利用して富を得るなど不正義!
そう考えた私が立てたのは、前代未聞の計画。
「そうだ、遺産が残らないくらい贅沢の限りを尽くしてもらえば、すべて丸く収まるじゃない!」
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
【完結】旦那様!単身赴任だけは勘弁して下さい!
たまこ
恋愛
エミリーの大好きな夫、アランは王宮騎士団の副団長。ある日、栄転の為に辺境へ異動することになり、エミリーはてっきり夫婦で引っ越すものだと思い込み、いそいそと荷造りを始める。
だが、アランの部下に「副団長は単身赴任すると言っていた」と聞き、エミリーは呆然としてしまう。アランが大好きで離れたくないエミリーが取った行動とは。
【完結】人生2回目の少女は、年上騎士団長から逃げられない
櫻野くるみ
恋愛
伯爵家の長女、エミリアは前世の記憶を持つ転生者だった。
手のかからない赤ちゃんとして可愛がられたが、前世の記憶を活かし類稀なる才能を見せ、まわりを驚かせていた。
大人びた子供だと思われていた5歳の時、18歳の騎士ダニエルと出会う。
成り行きで、父の死を悔やんでいる彼を慰めてみたら、うっかり気に入られてしまったようで?
歳の差13歳、未来の騎士団長候補は執着と溺愛が凄かった!
出世するたびにアプローチを繰り返す一途なダニエルと、年齢差を理由に断り続けながらも離れられないエミリア。
騎士団副団長になり、団長までもう少しのところで訪れる愛の試練。乗り越えたダニエルは、いよいよエミリアと結ばれる?
5歳で出会ってからエミリアが年頃になり、逃げられないまま騎士団長のお嫁さんになるお話。
ハッピーエンドです。
完結しています。
小説家になろう様にも投稿していて、そちらでは少し修正しています。
私を簡単に捨てられるとでも?―君が望んでも、離さない―
喜雨と悲雨
恋愛
私の名前はミラン。街でしがない薬師をしている。
そして恋人は、王宮騎士団長のルイスだった。
二年前、彼は魔物討伐に向けて遠征に出発。
最初は手紙も返ってきていたのに、
いつからか音信不通に。
あんなにうっとうしいほど構ってきた男が――
なぜ突然、私を無視するの?
不安を抱えながらも待ち続けた私の前に、
突然ルイスが帰還した。
ボロボロの身体。
そして隣には――見知らぬ女。
勝ち誇ったように彼の隣に立つその女を見て、
私の中で何かが壊れた。
混乱、絶望、そして……再起。
すがりつく女は、みっともないだけ。
私は、潔く身を引くと決めた――つもりだったのに。
「私を簡単に捨てられるとでも?
――君が望んでも、離さない」
呪いを自ら解き放ち、
彼は再び、執着の目で私を見つめてきた。
すれ違い、誤解、呪い、執着、
そして狂おしいほどの愛――
二人の恋のゆくえは、誰にもわからない。
過去に書いた作品を修正しました。再投稿です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる