あの味噌汁の温かさ、焼き魚の香り、醤油を使った味付け——異世界で故郷の味をもとめてつきすすむ!

ねむたん

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長い旅路

第14話 船旅への第一歩

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第14話 船旅への第一歩

港町で数日を過ごしたアリアスたちは、外海への旅に向けて次の手を考えていた。そんな時、ガルドが朗報を持って現れた。

「お前たち、いい知らせだ。知り合いの船長に話をつけてやったぞ。」

「本当ですか!?」アリアスが驚きと喜びを込めて聞き返す。

「もちろんだ。だが、ただ乗せてもらうわけにはいかない。乗るからには、手伝いも必要だ。」ガルドは腕を組んで続けた。「ちょうど貨物船が補給品を積んで外海に向かうんだが、乗員が少なくて困ってるそうだ。そこで、料理ができる奴を探していた。」

「料理なら得意です!」アリアスは即答した。

「俺も手伝うぜ。力仕事なら任せてくれ!」カリムが意気込むように言い、レイラもすぐに続いた。「私も何かできることを探してみる!」

「よし、そう言うと思った。」ガルドは満足げに頷くと、港に停泊している大きな貨物船を指さした。「あの船だ。船長には話してあるから、早速挨拶に行け。」

アリアスたちは指定された船に向かい、ガルドが紹介してくれた船長と対面した。屈強な体格の中年の男性で、鋭い眼光の中にもどこか温かみがある。

「お前たちがガルドの紹介の旅人か。」船長は腕を組みながら見下ろすように言った。「聞いた話では、料理ができるそうだな?」

「はい、異国の料理も作れます!」アリアスは胸を張って答える。

「ほう、それは頼もしい。船旅では、うまい飯が士気を左右するからな。」船長は軽く笑った。「ただし、海の上での仕事は甘くない。風と波に振り回される中で料理を作るのは想像以上に大変だ。それでもやる覚悟はあるか?」

アリアスは一瞬考え込んだが、すぐにしっかりと頷いた。「もちろんです。皆さんの役に立てるよう頑張ります!」

「よし、気に入った。」船長は満足そうに頷き、後ろにいる船員に声をかけた。「こいつらに厨房と居住スペースを案内してやれ。」

一行は船内を案内されながら、これからの生活がどのようなものになるのかを実感した。厨房は小さいが設備が整っており、食材も多種多様だ。

「アリアス、ここなら日本風の料理も作れるかもな。」カリムが笑いながら言った。

「そうだね。みんなに驚いてもらえるような料理を考えてみるよ。」アリアスは微笑みながら答えた。

その後、船員たちとの顔合わせが行われ、アリアスたちは正式に貨物船の一員として迎え入れられた。

「さて、出航は明後日だ。それまでに、必要な準備を整えておけ。」船長が一行に告げる。

「はい、よろしくお願いします!」アリアスたちは声を揃えて答えた。

こうして、一行の外海への旅が本格的に始まる準備が整った。船での新しい生活に胸を躍らせつつも、不安も少し混じる。だが、アリアスたちは力を合わせ、この新たな挑戦に向かって一歩を踏み出すことを決意していた。
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