脱走聖女は異世界で羽をのばす

ねむたん

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手作り庭園の浮島

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リディアは手作り庭園の浮島をさらに素敵にするため、街の道具屋や資材店を巡っていた。

「かわいいお庭グッズをたくさん集めて、あの島をもっと素敵な場所にしちゃおう!」
そう意気込んだリディアの手には、淡い黄色の可愛らしいレンガ、植物を絡ませるための蔓用の棚、庭を囲う低い木製の柵、そして白樺で作られた小さな東屋の部品が次々と積み重なっていった。

資材屋の店主はその大量の買い物に驚きながらも、リディアの笑顔に押されて荷物を丁寧にまとめてくれた。

「こんなに揃えたら、どんな庭ができるのか楽しみだね!」
リディアは店主にお礼を言い、メリーちゃんのふわふわの毛に荷物を収納してもらった。

「メリーちゃん、ありがとう! あとでゆっくり休もうね!」
メリーちゃんは「メェ!」と元気よく鳴き、タフィーちゃんも「ぷるぷるん!」と弾みながらリディアに寄り添って歩いていた。

買い物を終えたリディアたちは、秘密基地に戻ることなく、星が落ちる浮島を目指した。メリーちゃんのふわふわ毛が輝き、リディアたちは一瞬で美しい浮島へと転移する。

「やっぱりここ、何度来ても綺麗だなぁ……」
星空を映す泉がキラキラと輝き、リディアはしばし足を止めてその光景に見入った。

「さて、ここから絨毯で手作り庭園の浮島に向かおう!」
リディアは魔法の絨毯を広げると、ふわりと空中に浮かび上がった。メリーちゃんとタフィーちゃんも一緒に乗り込み、ゆっくりと星が落ちる浮島を後にする。

雲海の中を進むと、やがて手作り庭園の浮島が見えてきた。芝生や花々が広がり、火山灰の肥料のおかげで植物たちが元気に育ち始めている。

「ただいまー! ここに全部設置したら、もっと素敵になるね!」
リディアは浮島に着地すると、早速メリーちゃんのふわふわ毛から買ったグッズを取り出した。

黄色いレンガを一つずつ丁寧に敷き、蔓用の棚を島の隅に立てて植物が絡む様子を想像する。低い柵を設置し、白樺の東屋の部品を組み立てながら、リディアの顔には満足そうな笑みが浮かんでいた。

「これでどんどんお庭が素敵になっていくよね! 楽しみ!」
メリーちゃんも「メェ!」と応え、タフィーちゃんは「ぷるぷるん!」と喜びを弾ませていた。新しいアイテムでさらに魅力的な庭園が作られる予感が、リディアたちの心を踊らせていた。

手作り庭園の浮島での作業は、順調に進んでいた。リディアはレンガの小道を敷き終えると、蔓用の棚に植物を絡ませる位置を決めて設置した。
低い柵は庭の端を囲むように配置し、植物たちが風に吹かれる様子を守る役割を果たしている。

「うん、いい感じ! 次は東屋の仕上げだね!」
リディアは白樺の東屋を組み立てるために必要な部品を取り出し、メリーちゃんとタフィーちゃんの手(もふもふとぷるぷる)を借りながら、柱を立てて屋根を取り付けていく。

「よし、あとちょっと!」
最後にリディアは東屋の中にベンチを設置した。ベンチは木製で、白樺の優しい色合いが庭の雰囲気にぴったりだった。

「ついに完成!」
リディアは腕を広げて庭全体を見渡した。芝生が広がる庭の中央には東屋があり、その周りには色とりどりの花や元気に伸び始めた植物たちが彩りを添えている。火山灰の効果も相まって、庭の空気はどこか新鮮で、命の息吹を感じさせるものだった。

「メリーちゃん、タフィーちゃん、見て! すごく素敵なお庭になったよね!」
リディアの声に、メリーちゃんは「メェ!」と喜びの声を上げ、タフィーちゃんは「ぷるぷるん!」と弾んで応えた。

リディアは東屋の中のベンチに腰を下ろし、庭をゆっくりと眺めた。ふわりとした風が吹き抜け、花々が軽やかに揺れる。蔓用の棚に絡みついた植物たちも、日の光を受けて生き生きとしている。

「こんなに素敵なお庭ができるなんて、嬉しいなぁ……」
リディアはベンチに深く座り、達成感に包まれた表情で目を細めた。

メリーちゃんはリディアの隣に座るように毛を揺らしながら寄り添い、タフィーちゃんは庭の小道を転がるように動き回りながら楽しそうにしている。

「このお庭で、またみんなでいろんなことを楽しもうね。たくさんの冒険をして、もっと素敵な場所にしていこう!」
リディアはそう言いながら、ふわりと笑顔を浮かべた。庭は彼女たちの新しい冒険とくつろぎの場として、これからも輝き続ける予感がしていた。
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