FREEDOM〜自由の世界へ〜

神師月一瑠

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第二十四章 再会

12

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 「なるほど。
 良く分かった。下がれ。」

 「はっ!」



エバレルの元に、バリーニャでのミクに関しての報告書が届きました。
ミクには特に親しい友人はいないということ。
 特に、リクやウィリアムとは憎しみ合う関係にあり、幼馴染のカイルの手によって、父親が殺害されたことも…



(では、笛術は関係ないということか?
いや、一瞬で大勢の者を眠らせることが出来るのは、やはり笛術に違いない。
だとすれば、フルートかその周辺の者だと考えるのが妥当だ。
では、誰だ?
 生徒ではなく教師の方なのか?
それと、マルクは一体どこへ?
こんなことなら、いっそのこと、マルクも殺しておけば良かった…!)



エバレルは何事もうまくいかない今の状況に歯噛みするのでした。
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